一昨日の木曜日、釜山の繁華街、南浦の光復路通りを歩いていると、花束をもった若い子達と、何度も行き交った。
今、日本より一足早く、韓国では、卒業シーズンなのだ。
うちの甥っ子も、ひとり、今回、高校を卒業する。
雲ひとつない、写真を撮るには、絶好の日和だが、海風がまだかなり肌寒く、春という感じは、まだしない。
龍頭山(ヨンドゥサン)公園を降りて、国際市場に迎い、大ヒット映画「国際市場」の舞台となった店、”コップニネ”に、むかう。
過日、地元の新聞で、その店主が映画になることで、少しでも他のエリアから釜山ひいては、国際市場に、人が来てくれればいいな・・という素朴な想いから、自店を映画のぶたいに提供したそうなのだが、新名所になったことで、買い物をするわけでもなく、ただ写真を撮るひとだけが跋扈して、周りの店からは苦情がでて、しまいには、家主に家賃を引き上げられるという、踏んだり蹴ったりの顛末を明かしていたのを、チラッと目にしていたので、気が引けながら、すばやく(苦笑)撮影した。
店主が市に対して、「来る人を整理する人くらい、何とか就けて欲しい。」といっていたが、整理のひとが、今は、一生懸命、人だかりが流れるように整理していた。