釜山、短期滞在のすすめ 1^^と、韓国語音声

南浦洞の金曜日の 屋台より

ここしばらく、韓半島もいろいろな事がありましたが、そのことは別にして、普段どおりに賑わっています。

街にたつ警官の表情は、いくぶん締まって見えますが、それでも、職務質問が依然より厳しくなったとか、そういううこともなく、それとて、今行われている、統一地方選と相まって、普段より巡回は多いのかなという感じです。

夏になれば、ここ釜山は、完全に、ヘフンデ・ビーチを基点として海浜観光がピークを迎えます。慣れてしまえば、穴場のビーチや、ポイントも見つけたりできるように、なります。

歩行者を優先とした都市づくりではないので、街場では、びしっと、気を張ってあるかないと、やばい(笑)です。

が、都市機能と、海の郊外の往来が極めて近距離なのは、出色で、郊外に行くと、思いもかけない、ゆったりとした時間も過ごせます。

料理が得意、好きな人は、短期滞在を、低額なコンドミニアムで過ごせば、海産物、生薬、旬の野菜が安くて、満載の、初夏の市場で食材を、調達して、開放的な海の街を、自由に満喫するのも、なかなかです。

で、その時に、ちょっとした韓国語を実地で使ってみる。 ダイレクト・メソッドではないけれど、韓国語を学習している方には、腕だめしとしても、実益的にも有意義じゃないでしょうか。

と、いうことで、久々に韓国語の音声を配信します。最近、日本人が韓国語を習得すると、自分が考えていたよりも、大きなメリットがあることに気づきました。(笑)

とにかく、短期滞在の基本は、買い物から、

具体的な買い物編 サンプル 1 左を押して、そのまま聞くこともできますし、MP3ですので、右クリック保存で、例えば、MP3プレイヤーにいれて、何度も聞いて、頭にインストールする事もできます。

釜山周辺は、穴場が結構あり、短期滞在すると色んなものも、見えてきます。韓国のコンテンツが(時代劇等^^)お好きな方なら、言わずもがなですが、なんといっても、美療に徹底的にこだわるお国柄だけに、そのアプローチも、進展しているし、アイデアも面白いですよ。

まだまだ、円高基調ですし。

天候不順は、農家にとっては大変でしょうが、都市生活者には、凌ぎやすく快適です。

通訳の虎の穴(--)

金海空港 国際線ターミナル(国内線と近いのが、ここの、いいところ)

昨日は、通訳担当のカンは、2週間に渡る咳と熱の続く風邪の病み上がりで、九州の企業の方の工場視察等で、釜山の郊外の工業団地へと赴いた。

そんな状況を、神様が見越したのか、4件連続で観光通訳の依頼が、直前で立ち消えになるなどする中・・、風邪だけではなく、黄砂の性もあるのかもしれないが、漢方や薬膳を補填して、仕事に備えるのだが、直りきらない。

今回の仕事は、エンジニアの方をサポートする技術交渉での通訳だけに、専門用語や概念を理解できないと話にならない。それだけに、「チョッと、無謀じゃないか。」と言ったのだが、本人はトライするという。

頂いたわずかな資料と、相手先の韓国の会社のHPから用語を抜き出し、泥縄の一夜漬けを始めて、家を出て行った。

来られる方が、飛行機の席を確保するのが大変なほど、福岡~釜山便は盛況のようだ。

釜山より50分ほどの、昌原というところにある工業部品の工場で、1日を過ごして、お心遣いで頂いた、九州のお土産を手にして帰ってきた。通訳業の難しさを、今回は心底感じたそうだ。同行された方のご配慮と、韓国の会社(精密部品を扱っている工場だが、ログ仕立ての社屋や花壇でとても、可愛らしい^^)の工場長?のかたが、日本語を解する方で助けられたと、言う。

言葉ができうる事は、便利で必然性の高いことだけれども、そればかりでは当然のことながら、致し方のない事を、何度も繰り返し言うので、「実地で、そのような機会を与えられたのは、ラッキーだったなぁ。」というと、頷いていた。

日本も今、事業仕分けなどで、喧しいが近視眼的な視点で、事を捉えてほしくないと、感じる。日本人しか持ち得ないもの(偏狭的にでなく)は、外から見ればよくわかる気がする。ドッグイヤーと言われる時代の中で、今は、カオスで淀んでいるかもしれないが、心が狭くならない限り、器の大きなネオ日本の視座は、必ずでてくると、この仕事を通して出会った方に、習っている気もする。

でも、日本の前に、うちの視座を何とかしなければ・・。(--)

釜山の、外国人。

最近、購読しているメ-ルマガジンの誌上で、かって、世界をバイクと車で1周し、砂糖などの先物市場の高騰を予測し、かつ、中国投資への徹底誘引などを説いて、常に投資の世界で脚光を浴びている、ビル・ロジャースが、なにげないインタビューの中で、面白いことを言っていました。

インタビュアーが、中国語の習得を薦め、上海、北京の進化をスポークスマンのように説く彼に、フト「それでは、アメリカを離れたあなたが、何故、中国ではなく、シンガポールにすんでいるのですか?。」と尋ねたところ、「中国の汚染が、かなりの勢いで進んでいるからだ。」と、答えていました。単なる伝聞ですが、かなり示唆的だったと思います。

この間、韓国政府が支援する、在釜山・外国人向けのセミナーに行ってきました、現在プサンに合法的に滞在する外国人は、17万人位だそうです。この日も、ダントツに多い中国系の人、ロシア系、それに日本人等、かなりの方が参加されていました。日本よりも、内外国人への対応が遅れていた韓国もできうるだけの手段で、より沢山のルートを作ろうとしているようです。

上載の病院は、韓国の身内が昨年、心筋梗塞で倒れたのを救ってくれたり、別の身内が腎臓透析等で、ずっと、通院しているキリスト教系団体の運営する病院です。たまたま、そんな事がご縁で、そこの医療関係の方に、週に何度か個人的に、うちのほうで、語学教授したりしておりました。

国家戦略と個人の関係は、相半するところがありながら、大きな流れであることは疑いありません。いつも思うことですが、日本人が持っているサービスや顧客対応の水準は、外国でこそ、まさに今、必要とされていることと、痛感しています。 釜山も桜が終わりましたが、これから、海浜観光にも打ってつけのシーズンに入ります。ゴールデン・ウィークも、もうそこまで、来ていますね。

釜山の名物、西面のデジ・クッパ通りで、元気に働くアジョモ二。

海運台ビーチの、月曜日の昼下がり。

海運台ビーチのはずれで、 釣りを楽しむ人々

晴天の釜山。一気に気温が上がり、汗ばむ陽気となった。月曜日のビーチ。普段は、あまりいかない、ビーチのはずれを、旅人・気分で歩いてみる。

のどかな感じの、遊覧船 乗り場

開発が進む、釜山。ここ、海運台も例外ではない。ホテルと並んで、外国人向けのコンドミニアムや、マンションも建てられているビーチサイド。そこから、少し歩を進めると、よそ行きじゃない釜山のおおらかな景色が、顔を覗かせる。海の街で、育った自分には、なんとはなく、懐かしい光景だ。

車がひしめく、雑踏をちょっと中に入れば・・

釜山の沿岸は、入り江や点在する小島、広安里(カアンリ)大橋等の、大型造形物とのコントラストで、クルーズする人の眼を楽しませる。今日は、本当に春のうららという感じ・・。

浅瀬だと思われるビーチに、小型の漁師船の船着場が、あった。
今まで、何度も、このビーチに来ていたけど、気づかなかった・・

チョッと、欧風の風情を醸す、釜山を訪れる人の人気も高い場所。それはそれで、いいけれど、こんな風景を見るとなんか、ホッとしたりする。

パラダイスホテルの、ビーチサイドのベンチから。

ひさかたぶりに、プライベートで海運台をぶらっとした後、懐かしい映画をみていたような気分で、缶コーヒーを飲んだ。

釜山でお昼を・・

通度寺の入り口。

2010年も、3月も半ばを過ぎた。今日は、ひさびさに、釜山も晴れ渡った。もうすぐ、桜が咲く時期なのである。その割には、まだ街行く人の装いも、春って気がしない。今頃、日本でも新しい年度に向けて、人の往来が激しくなる頃だろう。3月29日は、日本の父親の3回忌になる、由あり日本ではお詣りできないが、その日は父親も気に入ったであろう・通度寺(トンドサ)へ行こうと思う。その頃は、釜山の桜の花は、何分咲きだろう。

2009年の金剛山公園の桜と、昔の韓屋

このブログを縁あり、読んで頂いている方も、転勤や新天地へ行かれる方も多いと思われます。今日は、脱線してそんなお忙しい中で、ちょっと一息できる、釜山や韓国の旅に関しての面白いHPを、2点紹介させて頂ます。まずは、釜山を味わうという意味では、何といっても、釜山でお昼を・・を、はずせません。このHPを見つけた時、タイトな日韓関係の言説が多い、webの世界で、こんな風に、ほっくりと、釜山を取り入れることもできるのかと、有難い気持ち(笑)になりました。あぁ、こんなライフ・ワークいいなぁ・・と、ホント思ってしまいました。もうひとつは、旅行のページというHPの中の、韓国旅行記なんですが、気負いなくでも、ホント旅が好きなんだなって感じがいいんです。文章も洒脱で・・。でも、ほんとの釜山エリアって、こんなとこかもしれませんね^^。

釜山の怪、朝鮮半島「奇譚」。

自宅から一番近い、在来市場 東莱市場のなかにある 古い「廟」

今日も、雨が降っている釜山からです。

ところで、ここ、釜山にいると、国境という壁は厳然としてあるけれど、やっぱり大陸への登竜門なんだなと、事あるごとに、思います。なぜなら、やはり生活しているうちに、中国との関係(たとえば、中国から生薬を運ぶ人の話)や、ロシア地域にまで到る、朝鮮族の人達の往来の話を聞くともなしに、耳にするようになるからです。

韓国によく来る方は、周知のことでしょうが、釜山の市内ではコンビ二の数ほど、と言ってよいほど、キリスト教の教会が、多く、韓国に来てすぐに、牧師である義姉夫妻が開拓教会の設営をする手伝いに、駆り出されて、色々な経験をしました。(ちょっと、日曜がくるのが、怖いときもありました 笑)。とはいえ、仏教の信徒はそれよりも多く、釜山市内、近郊のお寺にいけば、仏教の作務衣を着て、お参りにくる熱心な在家信者の方を沢山みかけます。 (このブログでも、順番に、この近郊の名刹のルポを書いたりします。)

その上で、儒教、道教の文化がいり混じります。

東莱市場から マウルバス 6番の途上で、見た路地より

釜山に来て、この家(上載の写真は、関係ありません^^)で寝た初めての晩に、萱葺きの原初的な農耕の村を背景にした、これまで見たこともない風景の中で、笠をかぶって一人、こちらを見て笑う少女の異常に鮮明に、記憶に残る、夢を見ました。後で、折々に見ることになった、近代化する前の朝鮮の村落の写真が、まさにその風景だったのには、驚きました。(勘違いをして欲しくないので、はっきり言いますが、自分はオカルトマニアでもなんでも、ありません。)

ただ仙道などを、生半可に齧(かじ)ると、気には敏感になり、不思議な思いをする事は多いのですが、やはり、島国にはない、独特の歴史を内包しているのを体感したのかもしれません。

自分も言葉がもっとわかれば、中国の道教とは、また似てるようで違う、韓国の国仙道の話などを、ガンガン読んでみたいのですが、今は相棒のご機嫌をとりながら、少しずつ探求していくつもりです。(相手は、プロの通訳なんで、敷居が高いです・・なかなか。ナンテ。)

儒学者の なのか?堂に祭られていた。肖像。

言葉は、一朝一夕で、身につくものではないのですが、アイデアのある方は、通訳を使ってショート・カットするのが、或る意味、(費用対効果的に)賢い選択だと最近つとに思います。何せ、時(タイム)はお金以上ですから、自分らの年代になると。

釜山 富裕層? エリア探訪2

光陰、矢の如し。古臭い(笑)使い古された格言ですが、もう、3月を迎えました。このブログでは、私どもと同様に、たまたま、釜山に或いは、何らかの偶然で、韓国に興味を持たれて、釜山を、または韓国をどう活用しようかと思われる方への何がしか、ということで書き連ねております。

現実、これまで、通訳・ガイドサービスをご依頼頂いた方から、色々なアイデア或いは、改善点を、その度毎に、示唆され、それをできるだけ詰めていくという事を、繰り返して参りました。韓国に来られる方は、今の現状を打開しようとか、何か自分のできることの中で、新しいことを吸収しようという気持ちが強いことを、肌で感じております。その意味では、費用や距離的負担を考えれば、自分のアイデアを為すのには、面白いところかも、しれません。

手前味噌ですが、そのお陰で、ガイド担当のカンも、毎日、沢山の宿題を抱えて、スキルアップに励んでおります。思いたったが吉日、釜山で試したい事のある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください^^。

ここ暫く、釜山も天候がすぐれません。前回の海辺の街・”統営”の写真も、カメラマン?不在の行程もあって、後日にアップします。

外車といえば、ドイツ車の多い釜山で、初めて見たフェラーリ
このエリアで、釜山で初めて、フェラーリを見る ^^

で、先回の続きの、海運台ビーチから、少し奥まった、冬柏エリアからマリーナまでのエリアの雰囲気です。

「KRAZE BURGER」 ドリンクと合わせて1万ウォンする高級ハンバーガーチェーン^^

釜山でも、これから520メートルと高級高層マンションの建築予定、このエリアでも480メートルのマンションが建築中?予定との話が、かなりあります。実際に居住地として定着するのか、それとも、投機の対象なのかは、今の段階ではわかりませんが、なんといっても、海辺と都市機能が近いのは、潜在的なメリットに違いありません。

高層マンションの近くで、釣りを楽しむ人々

釜山には、珍しい? 高級ギャラリー^^

今回の冬季オリンピックピックでも、ひと際、海辺の街バンクーバーの夜影の美しさは、特筆ものでした。シドニーも、海の街で、サキュラー・キィ・ダーリング・ハーバー・マンリーetcと、ベイエリアは、本当に魅力的だったのを覚えています。

釜山は、香港などをモデルにしていると、言われているけれども、ホテル観光の先進地の九州圏を後ろに控えている事もあり、色々な交流の中で、5年後はかなり違った顔を持つだろう事は、間違いありません。 個人的には、単に、お洒落で綺麗な街になって欲しいですが、資産を持たれている方には、また、違った活用もありそうですね。 この写真を撮っていても、到るところのマンションの守衛の方に、やんわりと「ダメ~」ってされる事も、多かった分、セキュリティも、なかなかです。

建造が、急ピッチで続くマンションと、 マリーナ

昨年は、このエリア付近で、ヨットのアメリカズ・カップのセレモニーが行われたはずです。ディスカバリー・チャンネルで特番が放映されて、チャガルチの市場のアジョマとのコントラストで釜山らしさを演出していましたが、とにかく、エネルギッシュにどんどん行っています。笑)

マリーナに停泊する、クルーザー  もとオリンピック競技上のあった場所らしい
マリーナ の 対岸

陰宅(死者の家)が残っている 国で。

宣寧郡の小さな集落より

今日、通訳ガイドのカンは、ご依頼の方と、韓国のご先祖の墓所を訪ねて、釜山から高速バスで内陸に1時間半ほどの宣寧郡(ウリョン郡)に、赴いた。 韓国のお墓は、詳しいことはわからないが、法律で所在を厳しく指定されている日本とは異なり、個人が土地(主に山等)選んで購い、そこに故人を埋葬する。

韓国は、中国に準ずる位、風水が盛んなところだ。先日もお正月のおり、10年かけて編纂したという、晋州姜氏の系譜の立派な装丁の書籍を、カンの実家で見せてもらった。そこには、本当に沢山の墓所の写真と所在地、そして、道教と儒教の風習が入り混じっていることの名残を表す、死者の為の家「陰宅」も多数、掲載されていた。

風水に詳しいかたは、ご存知かもしれないが、生きている人間が住む家は、「陽宅」になる。体を、治す為に、昔かじった仙道(タオ)の本の中で、見た風習がここでは今も生きているのを、実感した。この釜山も、ちょっと郊外の山際にいけば、こんもりと小さく盛られた墓所を、結構、眼にすることができる。

ご依頼の方は、60歳で急逝された、とても仲の良かった叔父さんが、生前「韓国の先祖の墓にはいりたい」と言っていたのを、どうしても忘れる事ができず、墓の所在と状況を確認しにきたという、30半ばの女性のかただった。

まずは、その墓所が簡単に見つかるのかが、問題だったのだが、途中でその場所のことを尋ねた地元のアジョマが「そのエリアなら、最近の洪水のときに流されたかもしれんよ。」(アジョマ・・笑)の言とは裏腹に、親切なタクシー運転手のおじさん(アジョシ)が、その意図を察して、誠意を持って探してくれて、案外、早く見つかったそうだ。

宜寧郡(ウリョン郡)の墓所近く。

見つかった墓所
宜寧郡にて。

ご依頼の方は、既に日本に帰化されて、おられるのだが、12年まえに、叔母さんに連れられて、そのお墓に来た時が、訪韓の最後だと言っておられた。「この12年で、韓国も変わりましたね・・。」この足で、半年間、中国語の勉強をしに、北京へ行かれるらしい。

「叔父さんの影響から、行った国の先々で、沢山、韓国人がいることにおどろきました・・世界中に韓国人がいるんです。」その話を聞いて、自分もオセアニアで、そして、日本で出会った、タフで、それぞれの地で懸命に頑張っている、コリアン、の事を想い出した。 もし、興味のあるかたは、「コリアン世界の旅」と言う、秀逸で、興味深い・ルポルタージュがあるので、お勧めします。 コリアン世界の旅

韓食を求めて・・

”下記のへジャンククではなく、タラを使ったもの” 南浦洞の韓食店にて。

いつの間にか、あっという間に、バンクーバー五輪が行われている。韓国の選手は、大健闘しているのだが・・。案外、冬季の五輪の性か、まわりは、淡白なリアクション。やっと、連日の金で、少し盛り上がってきた感じ。(SBSが放映権を独占して、KBSもMBCも放映できない上、その演出が、チョットばかり?しょぼいのにも一因が・・。ワールド・ベースボールリーグ時の方が、全然盛り上がっていたなぁ。)

ショートトラックの接近戦での強さは、韓国の”ミリ単位で見切る”車の運転を彷彿とさせるし、5000メートルでの最後まで垂れないスタミナは、韓国のスタミナ食の賜物のようにも、感じる。とにかく、アジアではパワフルで通っていたが、体躯の飛躍的な向上と、期を同じくして、世界レベルで炸裂しているのは興味深い。

街中でも、背の大きくないアジョマが、他のヒトはお構いなしにぶつかり、大声で話すのに較べて、背が一段と高い若い大学生位の、殊に、男の子達は、すれ違ってもさっと身をかわすし、ちょっと言葉をかわしても、なかなかスマートで、親切。アジアも、どんどん変わっていることを、裏打ちされた気もしました。あ・・また、横道にそれちゃった。

ところで、釜山近郊の、海浜観光への個人旅行の起点でもある、西部バスターミナルのある沙上(ササン)に、昨日行った折、ふと小さなへジャンククのお店が目に付いた。一見のお客ではなく、いかにも食べつけてると言った風情の近隣のオフィス?の制服を来た一団が、ぞろっと入って行った。

唐突だけれど、韓国料理の魅力は、見た目の繊細よりも、食べた後に感じる、体の奥からじわじわと、沸き起こってくる滋味に、その真骨頂があると思っている。それなのに、釜山に来て以来、オモニがたまに振舞ってくれる家庭料理を除いては、どこで食べても??がつく事が、自分に中では多かった。

間違えてもらっては困るのだけど、決して、普通に、釜山は,食のまずしい街ではない。それどころか、街に食材は溢れかえっていて、食材のバリエーションも市場を覘くまでもなく、海のもの、山のものとも豊富で、メニューのアイデアには事欠かない。イタリアンのレストランなどは、極めて食材を調達しやすいだろう。

でも、ここは、韓国。陰陽五行で彩られた韓食を食べたいじゃないですか^^。海外の韓国レストランで、韓食の魅力にはまり、日本にいる時から、韓国料理の滋養とその効用を説いてきた身(笑)には、期待が大きすぎるのが、その要因だとは解っている。それでも、とにかく、理屈ではなく確信が欲しい。。

そんな中、その食堂のへジャンククの色を見た時、「来た~」と思った。財閥系が元締めのチェーン店が多くなり、ソウルの特級ホテルのレストランから、”韓食のレストランが消えた”なんて記事もいつぞやかは、見た。経営の観点から、価格をあげられず、利益率の点で、イタリアンや日本食のレストランが増えているような話は耳にするし、現に、そのとおりの状況を眼にもしている。

で、そのへジャンクク・軽めのテンジャン(韓国味噌)で味付けされた、髄からのエキスの深いコクと、抜けのいい喉越しは、その店の仕事が、手抜きのないプライドのあるものである事が窺われた。やっぱり、この一仕事の違いが、韓食に限らないかもしれないが、「カムサ(感謝)」というか、食文化に繋がっていくのだ・・と、勝手にひとりごちて、最後の一滴までしっかりと夢中で、味わった。

通度寺(トンドサ)への道すがら

オリンピック中継を見る暇はなく、今日は、釜山近郊の韓国3大名刹のひとつ、通度寺(トンドサ)に下見に行って来た。(報告は、後日^^)前の晩、永らく透析治療を受けながら、厳しい闘病を続けている、義兄が一時、昏睡状態に陥って、救急病院へ駆けつけた翌日。寺院の厳かな本堂で、久方ぶりに、その平癒とこれまで自分達を支えてくれた方々の顔を思い出しながら、3帰の礼で仏舎利が安置されていという異国のお寺で膝まづいた。堂を吹き抜ける風は、久方ぶりに、懐かしいオホーツクでの、まだ大変ながらも、日本の家族と、心ある人達と紡いでいた日々を想い起こさせた。

韓国、釜山。数奇な運命でここに来たけれど、縁なくしてはここにいないのだから。ここに来る、日本の方にも、少しでも、元気になって帰ってもらいたい。

老圃洞(ノポドン)バスターミナルの食堂

帰り際、以前から眼をつけていた、老圃洞(ノポドン)のバスターミナルにある食堂に、入った。コクのあるキムチ鍋。だんだん、当たりがよくなってきたと、気持ちを震い起こした。TVの下に流れる、小さなテロップには、ハングルまじりで、「スキージャンプ予選で、日本の葛西が142.5m」と流れていた。彼もまた、北海道人だ。

人は、意味もなく、外国へは、行かない!?

松亭ビーチ 

韓国では、2月13・14・15日が、旧暦の正月でした。渡韓して、2度目の旧正月を過ごしました。

昨年は、実家(通訳のカンの)から東莱にある忠烈祠(チュンニョルサ)で、釜山のそこここに残る日本と半島の史実を、獏、と感じたりしていましたが、今回は本格的に、これから、半島でも風光明媚されている、このエリアのどこに、お客様をお連れしようか、オモニのてづからのカルビチムや、お餅を腹いっぱい食べながら、考えていました。

足掛け10年、骨身を削って(笑)磨いた、日本でのスキルをさて置いて、ここ釜山で始めた通訳ガイドサービス。2009年は、実践を重ねながら、お客様が望んでいることを、肌身で感じることと、釜山という土地が持っている、「匂い」をどうにかして掴みたい・・。そんなところ、だった気がします。当たり前のことだけれど、小手先で売り込まれても、自分の大切な休日に「あ~、釜山まで、行ってみようかな・・。」などと、思えないと感じるからです。

当初の予想に反してと言えば、語弊があるのですが、私どもに通訳・ガイドをご依頼いただいた方は、渡韓歴が、皆さん、3回以上はあったりする方で、加えて、これまで、他の通訳サービスやガイドサービスを、利用された経験もある方、だったりします。中には、7回以上の渡韓歴を持たれている方もおり、そういうお客様を通して、伝聞とはまた違った角度から、日本人が、韓国或いは釜山を、今後、どのように活用していくのかというような視座を与えられたりしています。

去る1月末日頃、韓国に来てから、2度目の大きなPCのダメージにより、日本から持ってきたデータ等を、全部無くしてしまいました。 はじめは、がっかりしましたが、これをいい機会と、捉え、じわじわと見えてきた、「釜山とその近郊の魅力」と、自分達のサービスで、みなさまが受けとれる”物”は何かを、もっと具体的に提示するつもりです。(現在、HPの更新ができないのですが、新HPは、現在作成途中です。きちんと、営業しておりますので、問いあわせフォームより、お気軽になんなりと、お申しつけください。)

キジャンまでの風景 バスの窓から

韓国なんか、”絶対いきたくない”(笑)と思っている方までは、無理かもしれませんが、「なんか、ちょっと、2・3日で、異国の風に吹かれて、いままでの流れを変えたい!。」と、思っている方に、なんらかの良い刺激を感じて貰えるような時間を提供したいと、思っています。 隠しテーマは、「運が良くなるプサンの休日」とでも、しておきましょう。  ちなみに、個人的には、海運台を起点として、郊外のキジャンまでの、300万都市の喧騒から、のどかで風情のある海辺の景色がお気に入りです^^。

キジャンまでの 風景 バスから 

これから、まだまだ、開拓しますよ。