食べるが、勝ち^^ 釜山、食道楽。

7月も、あっという間に、半ばです。今日は、昨日の晩からずっと降っている雨が止まず、蒸し暑くなっております。そんな時には、近くに、あるメガ・マートのパッピンス(韓国式カキ氷)。練乳と、小豆たっぷりので、ちょっと嬉しくなる2000w(200円しない・・)のラッキー・デザート。フレンチ・スタイルの凝ったデザートが、大好きな自分達も(笑)、メガに立ち寄る度に、ご用達です。(後で、写真アップします。いつも、食べるのに、夢中で、撮り忘れ^^)

ウォンも安定的に安いなか、リーズナブルに、スタミナ食もガンガン楽しめてしまう、プサンの夏の休日。で、ちょっと、省エネで、プサンに来たつもり、食べ歩きシミュレーションをアップしてみました.

海鮮も、カルビもなんでも、ござれは、釜山の特権、百聞は一見にしかず、どうぞ、舌なめずりして下さいね。

(街が、水槽だらけで、水族館化してますからね。)

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=lIBnp-p_b9U&feature=related[/youtube]

カルビだけでなく、コプチャンも、健在 ^^。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=6SnO-c9pGlI&feature=related[/youtube]

海運台には、ふぐの店が、結構あるんですよ

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=gj05OJouvtk&feature=related[/youtube]

釜山名物 こんなのも、ありか・・、でも、ゴマの風味で。チャンギルム(韓国の胡麻油)は、香りがいいんです。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=DUc5kZHPzZg&feature=related[/youtube]

このお店は、韓国に来て、すぐに、行きました。有名です・・(でも、自分はやっぱりカルビが好き)

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=mKrv9n53yjU&feature=related[/youtube]

オファー頂ければ、美味しいところに、即、お連れ致しますよ~。

「韓国・ミニ農業紀行」 エゴマ 編(密陽・ミリャン)

ここに来る前、業務とは直接関係のない事ながら、自分達が北海道の北辺の、海辺の街にいた事を、頼まれもしないのに、問わず語りに語っております。北海道といえば、農業や漁業等、第1次産業。

北海道のお土産で有名な「六花亭」のお菓子の包紙の絵柄にもなった、開拓農民であり、反骨の画家・坂本直行画伯の素朴な風合いの水彩画にも描かれている、サイロの風景。

自分達が、住んでいた家の 家の窓からの風景’北海道・オホーツクの街)

冬季には全く耕作できない環境の中で、日本の他のエリアより、広く拓かれた原野に、多頭数の牛を肥育(牧畜)する、或いは大型のトラクターで大量の作物を収穫する、北海道の農家のイメージを持たれている方も多いのではと、思います。

そんな中で、私たちが住んでいた海辺の街の郊外で、偶然・隣に、無農薬・有機野菜を作り、40頭弱の完全放牧の乳牛を飼育し、運営している農家がありました。

それが縁で、自分達は図らずも、その、本当に食べれば、口の中に滋味がほとばしる、甘みのある野菜。ジェラート(アイスクリーム)にしても、そのまま飲んでも抜けの素晴らしく良いミルク、地鶏の卵を毎日のように、味わう恩恵を受けました。

Fファームより提供して頂いていた 完全・無農薬の有機野菜 

そこで、その農家のF氏より、さまざまな農業の面白さを伝え聞いたのです。

そのひとつに、韓国での有機栽培や循環農法の話がありました。

当時、韓国の農業に興味があった訳ではありませんでしたが、北辺の大規模な耕作が常識(乳牛なら100余頭、肉牛なら500~1000頭を越える規模が当然)の環境の中で、独自の方向を模索、実践していたFファームを通して、どんどんと、人が人として生きる為の農業の魅力を感ずる事となったのです。

「韓国のミルクは、ノン・ホモだから、美味しいはずだよ。」と、よく語っていた。Fさん。その通り、韓国のミルクはたしかに、Fさんの所のミルクとそっくりな柔らかな甘みがありましたよ・・・。

今回、図らずもお客様のご依頼で、釜山よりKTXで40分弱の、アリラン祭りで知られる密陽(ミリャン)の、エゴマ農家に伺うという話になった時、お電話で、今回、お世話になったキム・ウンソプさんの物腰に触れて、Fさんのことや、お世話になった農家の方々のことを想いだしてしまいました。

アリラン 祭りの街 密陽 の 概観
密陽  の  概観 2

密陽(ミリャン)は、映画「密陽」http://www.youtube.com/watch?v=J4NH0dsXzug&feature=fvw(洋題 シークレット・サンシャインとして、主演女優のチョン・ドヨンが、2007カンヌ国際映画祭で、最優秀主演女優賞を獲得、共演も、実力派ソン・ガンホ)でも、知られた小都市です。

山口県から来られて、ご自身も退職後10年間、農業をされているお客様(84歳で、お一人で、来られるバイタリティ。アジアの色々な地域に行かれているそうです。)の、”エゴマ”の栽培農家を紹介して欲しいというご依頼が、今回のことの発端でありました。

釜山駅から、KTXに乗り、ほどなく、密陽駅に到着。

迎えに来て頂いた、キムさんの車で、早速、キムさんの畑へと迎いました。韓国料理では、サム(包む)例えば、ご飯や刺身をエゴマの葉にくるんで、テンジャン(韓国味噌)や、ヤンニョンを添えて、食べる。エゴマの葉を醤油漬けにして、ご飯をくるんで食べる。本当に、極、身近な食材なのです。

密陽市 キム・ウンソプさんの エゴマ菜園  1

実に、コンパクトな規模の菜園なのですが、キトサン”エゴマ”というブランドを構築し、家族のみの小規模菜園だけで、キムさんは、年間600万円弱の純収入を挙げておられるそうです。キムさん曰く、「あんまり、大きかったら、手間がかけられないし、かかりすぎる、規模はこれで充分。」

土や作法の安全性、商品へのこだわりもさることながら、インターネットの直販ショップhttp://malgun.net/(キムさんのサイト)、http://www.mirpia.kr/(キムさんのような農家が、共同で運営している、こだわり農作物の、直販モール)で固定のお客様を増やし、かた崩れしたものは、ソウルの市場に卸す。

農法の視察の為、ニュージーランドやオーストラリアにまで、行かれたりする。また、啓蒙活動にも熱心で、自分のお仲間は勿論のこと、エゴマの栽培方法についても、サイト内での丁寧な解説をされている上、問いあわせの電話が全国からあるとの事でした。

特に、印象に残っているのが、サービスの勉強の為、カリスマ・タクシーで有名な京都のMKタクシーのセミナーに参加された時の、お話で、「本当に、勉強になった・・機会があれば、あなたも行かれたらよい。」と話されていたことです。生産から、販売まで、一貫して、てがける方の佇まいに、FTAなどで喧しい農業の、ひとつのあるべき姿を垣間見た気もしました。

韓国は、もともと文献をひもとけば、農業国家であり、京都などの伝統的な野菜の保存方法と極めて似通った、食養の知恵を、これまで、ここかしこで、たびたび眼にして参りました。お昼に、キムさんがエゴマを卸している、畜産農協の飲食店で韓牛を頂きながらあらためて、その事を感じる想いがしました。

キム・ウンソプ さん の 菜園 2

チャングムの国の 海の街(釜山)で

韓国食をベースに、有機農家や有志の方の協力で運営していた、薬膳レストラン(北海道・道北)

W杯・・韓国代表のアルゼンチンとの対戦でのよもやの大敗に、”残念”という言葉もなく周囲の人達も呆気にとられた虚脱感の中で、初夏のお祭りは、終焉しそうな気配です。

そんなお祭り騒ぎだった中で、うちの2名は、ここに来た当初から業務のひとつとして、是非、こちらに来るお客様に、”韓国(釜山)でしか、できない事”のひとつとして、ご提供したかった、漢方治療を含めた壮健・美療サポートを、医療観光コーディネーターの登録も終え、本格的に稼動することと、なっている現況です。

すでに、幾人かの慢性疾患の方を、以前からのリサーチと、意見交換を重ねていた韓医院のほうへお連れし、チックでお困りの中年女性や、歩行困難だった70代の女性の方が、2度の加療で、飛躍的に改善し、「こんなに、効果が凄いなんて知りませんでした。」と、本当に嬉しい初めての成果を体験致しました。

自分自身が、手前味噌ながら、漢方の症や薬方を独学して、それが高じて「仙道(タオ)」までかじって、自らの難知性疾患の回復に望み、友人や、知人の先端治療が匙をなげた内臓疾患の治癒をサポートできた経験からすれば、充分に想定できた事ではありました。

それでも、日本とは異なり長きに渡って、漢方医(韓医)専門の公式な養成課程をもっている、この国ならではの治病を、脈診の妙、概観から気を読み、それに的確に処置を施すのを、目の当たりにして、日本に一番近い外国の持っている、知恵や技術を、こんなに簡単に往来できる時代だからこそ、活用して頂ければと、改めて思っております。

韓国ドラマの宮廷女官チャングムの誓いhttp://www.youtube.com/watch?v=h00fty5agSc&feature=relatedやホジュン~宮廷医官http://www.youtube.com/watch?v=qvFOcoKz3JM&feature=relatedへの道を待つまでもなく、脈々とその伝統と、治病のデータを積み重ねている。

もし、釜山において、観光がてら、その治療の妙を経験されたい方は、気軽に左載のファームからでも、お問い合わせ可能です。また、より重篤な症状や、長患いをされておられる方には、このブログ以外の方法でも、じっくり日本における漢方のイメージとは少しく違う、アジアの風土とアジア人の体をベースに醸成してきた”韓方”の奥の深さをお伝えしたいと、思っています。

激突・アジアのラテンVSリアル・ラテンで、海運台ビーチは臨戦態勢^^

2010年6月17日 海運台ビーチの昼下がり

WBCや冬季五輪の時と違い、サッカのワールド・カップは、韓国でもお祭りだ。2002年の日韓ワールド・カップで、すっかり味をしめてしまったのか、子供達もすっかり浮き足だっている。日本代表が、殊勲の勝利をあげた為に、ソウルの友人からも祝福のメールを貰ったが、お国柄がでるだけに、なかなか子供でなくても、ワールド・カップは面白い。

今のところトトカルチョなら、日本の勝利以外はほぼ順当だった。ブラジル、北朝鮮戦では、内心、サプライズがあるかと、大穴狙いだったが、ブラジルの目が醒めるようなパス廻しに、サッカーのアートを見ているようで、ヨーロッパのサッカーとは、流れてる血が違う醍醐味を、久方ぶりに堪能してしまった。と同時に、真っ向勝負で、王者ブラジルに渾身の力を傾けて臨み、最後までひたむきにボールを追い続け、一矢を報いた北朝鮮の選手のガッツ・ポーズが妙に、心に残った。

ところで釜山も、まさに夏へと突入し、木曜日の昼というのに、海運台ベーチは3時過ぎると、ぞくぞくと赤いシャツを着た若者が、集結し始めた^^。普段、勉強ばかりしていて、ストレスが溜まっているのか、海に入りなれていない若い女の子が、浅瀬のビーチで溺れかかって、男の子に引っ張りあげられている光景もちらほら。

その横では、今夜の一大決戦。アルゼンチンVS韓国戦を、海運台ビーチで応援するイベントの準備が、現代グループ主催?で、黙々と進められている。今夜は、海風吹き抜けるこのビーチが、真っ赤に染まることだろう。

廻りのコンビ二も、山のように缶ビールを積み上げ、飲食店もメニューを絞って、殺到する客との臨戦態勢に,スタッフの表情も高揚している。なんとも活気ある雰囲気。巨大スクリーンが、設置されたステージで、この饗宴に酔いしれようと、待ち構えている。

初戦が、満点の出来だっただけに、地元の期待もひとしおだ。韓国人のキャラからいって、アルゼンチンだからと言って、臆することはないだろう。似非予想屋の眼から見ても、予選で、ブラジルに匹敵するほど印象度の高かった”オランダ”のサッカーを、ヒディングから叩きこまれ、ほぼ仕上がったのが、今の韓国代表。

ただ、今回のアルゼンチンは、何か違う。マラドーナ効果ではないが、ベンチの雰囲気が、圧倒的にいい。自分が、単に、昔、アルゼンチン・サッカーのファンだったからと、いうのではなく、何か韓国は、南米に分が悪い予感がするのだ。FWが飢えた狼のように、殺到した直前の南アVSウルグアイの展開・・。それと秀才軍団の韓国が、天才の血にどう、対応するのか。前試合の、FWと左サイドの淡白さが気にかかる。

現在の韓国は、徴兵と家族の期待をがっしり背負った男子と、足は長くてSラインに長けてはいるが、とっても我侭な女の子が織り成す国だ。笑)だから、その意味でも、逆境になってからの、喰らい突きが、コリア・インサイダーを自認する自分としては、最大の焦点だ。

韓国が得点するとすれば、セット・プレー。前半に、韓国が得点していなければ極めて苦しい展開になる。

なんちゃって、のように見えながら、あの場面で、一息をいれてキーパーとゴールを確認した、日本の本田のような異質さを、韓国のFWが持ち合わせているか。今日は、パク・チソン頼みは通用しない。

韓国のお祭りは、続くか、どうか、今夜にかかっている。

釜山、短期滞在のすすめ 1^^と、韓国語音声

南浦洞の金曜日の 屋台より

ここしばらく、韓半島もいろいろな事がありましたが、そのことは別にして、普段どおりに賑わっています。

街にたつ警官の表情は、いくぶん締まって見えますが、それでも、職務質問が依然より厳しくなったとか、そういううこともなく、それとて、今行われている、統一地方選と相まって、普段より巡回は多いのかなという感じです。

夏になれば、ここ釜山は、完全に、ヘフンデ・ビーチを基点として海浜観光がピークを迎えます。慣れてしまえば、穴場のビーチや、ポイントも見つけたりできるように、なります。

歩行者を優先とした都市づくりではないので、街場では、びしっと、気を張ってあるかないと、やばい(笑)です。

が、都市機能と、海の郊外の往来が極めて近距離なのは、出色で、郊外に行くと、思いもかけない、ゆったりとした時間も過ごせます。

料理が得意、好きな人は、短期滞在を、低額なコンドミニアムで過ごせば、海産物、生薬、旬の野菜が安くて、満載の、初夏の市場で食材を、調達して、開放的な海の街を、自由に満喫するのも、なかなかです。

で、その時に、ちょっとした韓国語を実地で使ってみる。 ダイレクト・メソッドではないけれど、韓国語を学習している方には、腕だめしとしても、実益的にも有意義じゃないでしょうか。

と、いうことで、久々に韓国語の音声を配信します。最近、日本人が韓国語を習得すると、自分が考えていたよりも、大きなメリットがあることに気づきました。(笑)

とにかく、短期滞在の基本は、買い物から、

具体的な買い物編 サンプル 1 左を押して、そのまま聞くこともできますし、MP3ですので、右クリック保存で、例えば、MP3プレイヤーにいれて、何度も聞いて、頭にインストールする事もできます。

釜山周辺は、穴場が結構あり、短期滞在すると色んなものも、見えてきます。韓国のコンテンツが(時代劇等^^)お好きな方なら、言わずもがなですが、なんといっても、美療に徹底的にこだわるお国柄だけに、そのアプローチも、進展しているし、アイデアも面白いですよ。

まだまだ、円高基調ですし。

天候不順は、農家にとっては大変でしょうが、都市生活者には、凌ぎやすく快適です。

5月10日 釜山市立美術館。

釜山市立美術館 の エンタランス

ここ釜山も、この頃は晴天が続いていて、暑からず、寒からず、いい気候になっています。先日、大阪から来られた、若いお客様と、センタム・シティで、新世界デパートを回ったついでに、絵がお好きだというので、コンベンション・センターのあるベクスコの横にある、市立美術館にお連れしました。

この新しい市立美術館へは、私自身も、はじめてでした。最近何かと、この新しい商用エリアのセンタム・シティに仕事でも、プライベートでも来る事が増えました。ちょうど、時期がよく、モネ・マチス・ピカソ・コロー・シャガルー等、かなりの出展の催事と聞いてはいたのですが、昔の市立美術館のイメージしかない自分には、どうかな?という一抹の不安も、ありました。

エントランス の モニュメント

なかに入ると、まだぴかぴかで落ち着いた風情の、なかなかいい雰囲気でした。しかも、平常日だった為、お客さんも少なめ^^。ご一緒頂いた方も、「綺麗ですね^^。」と言ってくださいました。

絵も釜山に来てからは、ゆっくり見る余裕もなかった為、思いのほかの本格的な展示に、楽しい時間でした。コローや、クールベ、ドガ、ルノアール、以外にマチスが点数が多く、展示室の雰囲気も落ち着いていて、贅沢な感じ。

特設展は、3階だったのですが、他の階でも同時に、アメリカ現代アート企画展や、日中の現代アートの展示も、ありました。

韓国らしく、アジアの画家の展示も多いのですが、ベトナム画家の素晴らしい作品が、印象的でした。Tu Duyenという方でした。

その後は、同行の方が「お腹空いちゃった・・。」と言うことで、お気に入りの焼肉店での、カルビタン定食で、遅い昼食、

こういうちょっと贅沢で、元気がでる髄のスープを、安価で気軽に楽しめるのは、韓国のいいところ。ちょっと、暫くぶりで、ほっとできる釜山の昼下がりでした。

気候が、いいですね、今の釜山は。

握らないで、のせる ?

下記の内容とは、一切関係ありません。 南浦洞のファミレスの、面白い広告。

この間赴いたセミナーとは、別の養成セミナーに通訳のカンは、毎、土曜日行っている。通訳のオファーがあれば休むしかないが、たえず、新たな情報をいれていかなければ業務で、お客様に還元できない。 で、またそこに行けば、思っていなかった、新たな情報に出会えたりする。具体的な話は、もう少し形になってからしたいと思います。

ところで昨晩、日本の会社がノウハウを提供したという、回転寿司の店に行ってきた。根っからの寿司好きのせいか、「韓国で、寿司なんかたべなくても。」と強情を張ってこれまで、ほとんど一度も食べなかったのだけれど、さすがに辛抱たまらなく、行くことにした。

看板が、ハングルだという以外は、まさに店のファサードから、日本の回転寿司!!という感じで、お客さんは勿論、全部地元の韓国人というなか、システムの説明も接客も、いわゆる日本の飲食チェーンの雰囲気そのまま。一皿、1500won均一という料金体系は、各百貨店にある回転寿司コーナーよりは、割安の設定。で、特徴は、握る人がいない。全て、学生アルバイトとおぼしき裏方が、載せるのである。昔、シドニーで行った華僑経営の回転寿司では、ワーキング・ホリデーの日本人の学生が、とんでもない不慣れな手際で、握っていたのだが、それさえもない。

寿司自体は、外国なのだから、評価をするのは割愛するけれど、ここまで人件費を下げたいのかなと、思ってしまった。とにかく、超高学歴社会から生まれてくる発想を、垣間見る気がした。

帰りに、自分が日本人だと気づいて、寿司についての意見を求められたが、しゃりについて触れただけで、店を後にした。お客さんの入りは、悪くないし、ビジネスという観点からすれば、けちをつける気持ちもない。日本の企業体も、これまでの韓国企業との学習体験から、パッケージにして深入りしない、ノウハウのみの販売をしているのかもしれない。本当の江戸前のお寿司は、日本人さえその実態がわからなくなってきているのだから、そこに食文化をもとめるという向きも、時代錯誤だろう。

でも、クオリティーコントロールにおける、チョッとの差。これがこれからの、勝敗を分けると思う。その点で、国民性や文化の差で外国でのビジネスが難しいのは痛いほど、わかるけど、日本人の細かさや人材の均一性は、かなり危ういと言われている現在、尚、優位性があるのは、自明です。勇気があり、金融屋ではない、ビジネスとして真剣に外食産業を捉えている経営者には、今が、この韓国は絶好機であると思います。

うちも、そのお役に立てればと、手前味噌ですが、チョッと思ってしまいました。

通訳の虎の穴(--)

金海空港 国際線ターミナル(国内線と近いのが、ここの、いいところ)

昨日は、通訳担当のカンは、2週間に渡る咳と熱の続く風邪の病み上がりで、九州の企業の方の工場視察等で、釜山の郊外の工業団地へと赴いた。

そんな状況を、神様が見越したのか、4件連続で観光通訳の依頼が、直前で立ち消えになるなどする中・・、風邪だけではなく、黄砂の性もあるのかもしれないが、漢方や薬膳を補填して、仕事に備えるのだが、直りきらない。

今回の仕事は、エンジニアの方をサポートする技術交渉での通訳だけに、専門用語や概念を理解できないと話にならない。それだけに、「チョッと、無謀じゃないか。」と言ったのだが、本人はトライするという。

頂いたわずかな資料と、相手先の韓国の会社のHPから用語を抜き出し、泥縄の一夜漬けを始めて、家を出て行った。

来られる方が、飛行機の席を確保するのが大変なほど、福岡~釜山便は盛況のようだ。

釜山より50分ほどの、昌原というところにある工業部品の工場で、1日を過ごして、お心遣いで頂いた、九州のお土産を手にして帰ってきた。通訳業の難しさを、今回は心底感じたそうだ。同行された方のご配慮と、韓国の会社(精密部品を扱っている工場だが、ログ仕立ての社屋や花壇でとても、可愛らしい^^)の工場長?のかたが、日本語を解する方で助けられたと、言う。

言葉ができうる事は、便利で必然性の高いことだけれども、そればかりでは当然のことながら、致し方のない事を、何度も繰り返し言うので、「実地で、そのような機会を与えられたのは、ラッキーだったなぁ。」というと、頷いていた。

日本も今、事業仕分けなどで、喧しいが近視眼的な視点で、事を捉えてほしくないと、感じる。日本人しか持ち得ないもの(偏狭的にでなく)は、外から見ればよくわかる気がする。ドッグイヤーと言われる時代の中で、今は、カオスで淀んでいるかもしれないが、心が狭くならない限り、器の大きなネオ日本の視座は、必ずでてくると、この仕事を通して出会った方に、習っている気もする。

でも、日本の前に、うちの視座を何とかしなければ・・。(--)

釜山の、外国人。

最近、購読しているメ-ルマガジンの誌上で、かって、世界をバイクと車で1周し、砂糖などの先物市場の高騰を予測し、かつ、中国投資への徹底誘引などを説いて、常に投資の世界で脚光を浴びている、ビル・ロジャースが、なにげないインタビューの中で、面白いことを言っていました。

インタビュアーが、中国語の習得を薦め、上海、北京の進化をスポークスマンのように説く彼に、フト「それでは、アメリカを離れたあなたが、何故、中国ではなく、シンガポールにすんでいるのですか?。」と尋ねたところ、「中国の汚染が、かなりの勢いで進んでいるからだ。」と、答えていました。単なる伝聞ですが、かなり示唆的だったと思います。

この間、韓国政府が支援する、在釜山・外国人向けのセミナーに行ってきました、現在プサンに合法的に滞在する外国人は、17万人位だそうです。この日も、ダントツに多い中国系の人、ロシア系、それに日本人等、かなりの方が参加されていました。日本よりも、内外国人への対応が遅れていた韓国もできうるだけの手段で、より沢山のルートを作ろうとしているようです。

上載の病院は、韓国の身内が昨年、心筋梗塞で倒れたのを救ってくれたり、別の身内が腎臓透析等で、ずっと、通院しているキリスト教系団体の運営する病院です。たまたま、そんな事がご縁で、そこの医療関係の方に、週に何度か個人的に、うちのほうで、語学教授したりしておりました。

国家戦略と個人の関係は、相半するところがありながら、大きな流れであることは疑いありません。いつも思うことですが、日本人が持っているサービスや顧客対応の水準は、外国でこそ、まさに今、必要とされていることと、痛感しています。 釜山も桜が終わりましたが、これから、海浜観光にも打ってつけのシーズンに入ります。ゴールデン・ウィークも、もうそこまで、来ていますね。

釜山の名物、西面のデジ・クッパ通りで、元気に働くアジョモ二。

ついに、満開・釜山の桜”市民公園のマジック”

釜山 市民公園 の 桜 その1

桜・散る花・・。今日は、時間がない中、自宅から、徒歩3分の温泉場(オンチョンジョン)の桜が、まさに満開なのを、なんとか、フォローアップしにやってきました。2000年の、IMF不況の嵐、吹き荒れる中で、背に腹変えられぬ状況の中、施工された公共事業として創められ、毎年整備され続けている河川敷の市民公園。

いつも、沢山の人が、自分の体を維持するべくウォーキングしています。日本の人以上に、思い思いのスタイルで老若男女歩いている様は、壮観ですが、それ以上にここは、冬の数ヶ月を除いた1年中、色々な花が続々と楽しめるように、計画的に整備されています。

満開 の 桜の下で、将棋にうち興じる、アジョシ。
数え切れないほどの桜の木が、何キロも連なっている。

個々人が、自発的に、ゴミを散らかしたりしないという習慣は、日本とはチョッと違う(笑)感じですが、それを凌駕する勢いで、イベントなどで、とんでもなく散らかったゴミが、朝10時位までには綺麗に片付けられていたり、台風で目茶苦茶に散乱したゴミが、1日で消えうせる、”マジック”に内心、驚嘆していました。

そしてじきに、その正体は、年配の方たちで構成される公園管理事務所の人たちだと、判明したのです。それ以来 、その方たちが、綺麗にゴミを拾い、花を植えたり、コニファーを植えたり、下草刈りするのを、みるともなく見てきました。昨年は、「なんで、プサンにこんなに桜の樹木があるの?。」と、びっくりしたのですが、今年は、また違った視点で、百花繚乱に咲く、桜を見やりました。

高層マンションの裾を、雲海のように彩る