キムジャンと、李明博(大統領)という男

釜山 海運台(へウンデ)ビーチ通り の カフェから
釜山 海運台(へウンデ)ビーチ通り の カフェから

この間、朝鮮日報を読んでいたら、品質は日本産に、量とコストでは中国産に押される「キムチ」というのが、あった。

今年は、この釜山も、寒が入るのが早くて、キムジャンの作業も、前倒しになっているようだ。キムジャンは、いわゆる、もともと、昔は日本でも田舎の親元が漬物を大量につけて、離れている子供や、兄弟の家に送ったように、大量にキムチを漬ける初冬の一大行事。

でも、あまりにどこでも取り上げていて、それを話題にするのも、気乗りしない位、韓国の生活と、キムチは切っても切れないものだ。以前見た、日本の映画「かもめ食堂」で(韓国の子供達に見せても、好評だった)・・おにぎりは、日本人のソウル(魂の方)フード・・と言っていたが、キムチは韓国人の”血”そのものだろう。

ここで生活している人間としては、リアルな韓国・釜山を感じて欲しいので、旅で訪れただけでは、見えない視点から、ここにあるものをお伝えしたいのだが、次にアップした在来市場の動画でも、明らかなように、やっぱり、キムチの材料で満ちあふている。(動画中、プサン市場といっているが、プジョンの間違い、返す返す、本当に何を言ってるのか自分(。-人-。))

西面エリアの中にある、在来の釜田(プジョン)市場の昼の風景 <-動画リンクです。

も、はっきり言って、これが、釜山!!  とも言えない。

韓国のトップ、イ・ミョンバク大統領は、風貌に似合わず伝説のビジネスマンとして、知る人には知られている。

この釜山でも、はっきりと、トップ主導の、都市戦略が進んでいるのが、わかる。(この間の痛ましい事故の時も、半島事情通の第一人者・黒田勝弘氏は、韓国の都市機能が集中しているソウルではなく、地方都市の釜山で起きたことだと、やんわり擁護していたけれど。)

とにかく、似ているようで、やはり違う日本と韓国。 ヨーロッパに篭絡されて、ロハスしてるばかりではしてないけど(´▽`))、かなり、いかんなと、肌で感じてる次第です。

で、写真 へフンデの事だったんだけど、本題に入らないで、終わってしまった。

韓国ドラマ「IRIS」&”ユニクロ”

韓国のオリジナル・ブランド 足がぐっと、長く見えるジーンズです!!
韓国のオリジナル・ブランド 足がぐっと、長く見えるジーンズです!!

西面・ロッテデパート地下 クリスピー・クリーム

西面・ロッテデパート地下のクリスピー・クリーム
釜山の 西面には、ユニクロのテナントが2軒!!
釜山の 西面には、ユニクロのテナントが2軒!!

唐突ですが、釜山でも、ユニクロが、アツイ(爆)!!若者は、手に手にキャノンの一眼レフを持って、写真を撮るのが、ナウい(この言い方が、チョッとびっくりの古さだけど。) 最近では、トヨタのRAV4のコマーシャルが、盛んに登場。 それと、EUと、FTAを締結させて、一気にワインの値段が落ち、消費量もうなぎのぼり。 まさに、少し前の日本を見ているようです。

でも、それだけではない。  驚くのは、こちらの若い人の体躯のいいことだ。特に、TVに、出ているようなタレントなど、だけじゃなく、普通に背が高い。 しかも、足が長い。 体をつくるのは食だから、食にもその理由は勿論あるだろうが。 民族の違いというにしても、前の世代の人は、日本人より大きい訳じゃないから・・。しかも、韓国の若者も、餅が大好きなのに。(たしかに、餅の品質はいいです。)

で、何が言いたいかというと、たとえば、同じウエストのジーンズでも、丈が長い。笑) 日本では、そうなれば、その店で裾あげするのが、普通だが、韓国では、市中にかなりある、洋服のなおしで、して貰うか、自分でする。

韓国では、ジーンズのアイテムが多いので、ユニクロで買うまでもないのだが、ワンストップでショッピングできる性か、すぐ店員さんが張り付かず(こっちでは、店の中で仁王立ちしている場合も多いから^^)、お客さんがじっくり品物を選べる気安さからか、平日でも、お客さんがいっぱい。 日本では、あまりユニクロを使いたがらなかった、ガイド担当のランニョンも、ユニクロに行きたがる。

体躯だけではなく、お客さんが好むサービスも、国や民族を超えて、進展している。 (だから、逆の視点から、釜山を歩くと新たな発見があったりする。そして、すでに、それを見つけて動いてる日本のヒトも、増えている。)

昨日、こちらのTVで特集していたのは、現在、韓国でも久々の海外ロケで話題を集める韓流ドラマ「IRIS」の効果で、ロケ地になった秋田に、沢山のヒトが行って入る事だ。

それも、韓国人ではなく、日本の各地から。「二・三本・・イ・ビョンホン」さすがに、強いですね。それに、広告の女王、キム・テヒのタッグ。

韓国ドラマ「IRIS」 から

確かに暫く、内向きで低調だったように見えた韓国ドラマにあっては、久々に、世相・世状も反映していて、ロケも、日本、中国、ハンガリーと、贅沢。ここ、釜山もばっちり重要なシーンで使われている。海からのプサンタワーが、結構凛々しい。(あ~、こうやって、お客様は、ここに入って来られるんだなぁ~と、ちょっと感慨もあり。)

また、港での通関のシーンなどは、現在の貿易の最前線が垣間見えて、楽しい。(誰も、そんな事で見ている訳じゃないと、思うけど。)それにしても、はじまったばかりのドラマの効果が、リアルタイム(いや、それ以前から)にあらわれているのは、凄い。 それだけ、ファンというのは、強力だということなのか。