2016年版”光復路クリスマス・イルミネーション”

釜山では、毎年、この時期になると、南浦を基点とする、光復路ストリートでは、艶やかな電飾に彩られたクリスマス・イルミネーションが、いやがうえにも、冬の港町の風情を引き立てます。 事に昨晩は、寒気のせいか、雪の降らない街と思えないほど、中空に配置されたLEDの灯りが、幻想的な風情で、ここにお越しになっている、日本のお客様も、旅の気分を存分に味わえたのではないかと、思いました。

そのイルミネーションのもとでは、ストリートの両サイドに、改装されて益々、お洒落になってきている、ブティック、コスメショップ、カフェ、レストランの端整なディスプレイが連なり、それと、相対するような屋台の湯気が、なんともいえない旅情を、地元に住んでいる人間にさえ、感じさせます。

もう12月も半ばを越え、年の瀬も押し迫っていますが、年々、商店街の人々の努力で魅了的になっていっている、南浦洞の冬を、ひとりでも多くの日本の方に、満喫して頂たいと思います。

ところで、そんな中、遠く北海道の会社さまが、韓国の工場視察と交流、ビジネス商談も兼ねて、釜山に総勢40人でお越しになられる際の、面談サポートのオファーをたまわりました。会社の未来を見据えて、この釜山まで皆さんで足を運ばれる。本当に、有難いことです。今日、頂いたメールでも、「北海道はもう、零下の世界です。」と書かれておられました。

おぼろげな南浦洞の幻想的な灯りを見ていると、思い出すのはいつも、かつて知ったる北海道の雪原の夜空に輝く、満天の星の光景です。でもそんな感傷にひたることなく、技術通訳を通して、地元、釜山の企業との末永い機縁になればと、務める所存です。

ともわれ、今の釜山、最高です。^^

この時期だからこそ、韓国、いや釜山は使いどき!

ケーブルTVで、1日に一回は、NHKのニュースを見て、日本のメディアの動向も見るとはなしに、見るのですが、ここしばらくは、連日、韓国のことが、トップニュースで流れて、日本の中継で、ソウルでの大勢のデモの様子などを見る、始末でした。

釜山は、韓国第2の都市といっても、そこはある意味、地方都市というのか、また、日々を何とかすることが、何よりの優先順位というのか、普通に全てが、まわっています。身近では、20歳ちょっとの甥っ子が、兵役で入隊するので、そのまえに、何かしてやりたいなと、心づもりしているのですが、とにかく、それにも頑張らなければです。(笑)

そしてそんな中、12月の初旬に、日本の法律の改変から、新たなビジネス・チャンスを読み取った、日本の会社の方をお連れして、釜山近郊を、廻らせて頂ました。

過去にも20年、韓国の工場で資材製作され、中国でも資材製作したが問題があり、色々な兼ね合いから、韓国での製作を思い立たれ、搬送は、釜山港からできるからと、その製作先とのブッキングと、面談業務を承らせていただいたものです。

それぞれの工場に距離があり、かなりタイトな日程ではありましたが、精力的に面談されて、これから、新たなビジネスをするんだという気概を、感じられて、良い具合に進展されればと、思ってしまいました。

 

仕事のことは、納入先を競合に知られたくないとクライアントさまのご要望もあって、あまり書くのは、ご法度なのですが、手前味噌でありますが、韓国での、殊に中部から南のエリアでの、マッチング業務では、これまでの様々な経験からも、私どもは一日の長があると自負しております(笑)。

これまでもそうですが、中国での製造、製作を経験されている方は、リップサービスもあるかと思いますが、皆さん、その違いを口にされます。「本当に、日本と変わらないですね、中国とは、ぜんぜん違いますよ。」と。勿論、日本で長く生活した私には、それはある一側面の事と、重々、わかっていることなのですが、長らく、日本の会社の韓国での製造の中継業務をしていますと、韓国の業者の方々は、約束は守ることを、感じます。結構、愚痴はこぼしても、やりとりをする中で、実質的には、製作依頼の意図に、沿おうと努力されます。

そうだからか、一度、そのことを知った日本の会社・事業主さまも、かなり長期に渡る、おつきあいを、されております。来年は、アメリカの新体制もあり、経済のブロック化が進む兆候も多々見られ、より以上の激動の年になりそうです。

近くて、生活の水準が近く、日本の製造の規格にも慣れている、ここを、もっと活用していただければと、政治の報道ばかりが先行するメディアを見ていると、それを逆手に取って、賢く活用されている日本の方も少なくないだけに、悔しい気持ちもあるのです。

何度も、手前味噌の話で失礼ですが、そのような用向きには、韓国での目的を端的にお伝え下されば、もちろん、寄り良い面談にするため、密なやり取りは必須ですが、韓国内のことは、全て、こちらで、安価にオールインワンで、セッテイングできます。

是非とも、インバウンドの需要が益々増加する日本にあって、その企画の一環で、韓国の会社・工場を活用されることを、現場にいつも足しげく通っている人間としては、この2016年の集大成、そして、2017年のはじまりの時期に、プッシュさせて頂きました。

ところで、近時、偶然にこちらがご案内するお客様が、西面の釜田(プジョン)市場近くの、イビスアンバサダー西面(釜山シティセンター) に宿泊されることが多く、この間来られた日本の会社の方も2日目に、「早朝から、市場の灯りがいっぱいで、明日の朝、あそこでトッポギとか、韓国の屋台フードを食べたり散策してみたい。」と、言われてなにか、嬉しくなりました。

HÔTEL IBIS AMBASSADOR BUSAN CITY CENTRE
イビス西面 レストラン
Suite Room

前にイビスに取材に行った時も、広報の方が「韓国のひとより、日本のお客さまが在来市場での散策や、買い物を楽しんでくださいます。それは、嬉しいことです。」と言っていたのを、思い出したからです。

この時期、寒さのなかで、湯気が漂い、こうこうと輝く裸電球は、旅情の風情を醸します。 お仕事でも、ふと思い立った旅でも、この時節の港町・釜山。お見逃しなく^^。

映画「国際市場」再び。40階段と、印刷所街から垣間見る、釜山の秘史。

2016年も、いつのまにか、日本でいえば、師走を迎えております。

このブログをアップするのに、手間取るうちに、韓国ではご存知のように、体制に大きな変化がありました。少しでも早く、安定した状況になって欲しいものです。

ところで、私どもの仕事のほとんどが、業務での通訳や翻訳以上に、リサーチに費やされます。ですので、案外、街で目にするもの意外の、流りものには気をつけていないと、すぐ疎くなったりしてしまいます。

それでも、そういう業務で明け暮れてきましたので、釜山の街を、当たり前ですが、日常として、日々ずーっと見てきましたし、今でも見ております。

映画「国際市場」(日本版「国際市場で、こんにちは」)のことは、公開前から、日本の・著名旅行比較サイトで、釜山の紹介をさせて頂いた時にも、いち早く、とりあげさせて頂きましたし、この映画を見た方からの好評は、色々なところで眼に耳にしてきました。

なんで、今、この映画のことをとお思いでしょうが、こういう時期だからこそ、釜山に来られるご予定がある方に、この映画をご覧になってから、お越しになっていただきたいと、先日、久方ぶりに、TVでこの映画を見て、しみじみ思ったからです。

ところで過日。業務で、中区の印刷所に用もあったのですが、他地区から流入する人波で、ごった返す、光復路ロッテ・デパート方面の喧騒を避けるのが本音で、久方ぶりに、「40階段」の辺りに、足を向けていました。

40階段 
40階段
朝鮮戦争、当時の、40階段。40階段文化館の展示写真より
40階段の説明
40階段の説明
昔の釜山の日常を表した、塑像と、40階段
昔の釜山の日常を表した、塑像と、40階段

日曜日の40階段エリアは、中区の近隣のオフィス街が休日なので、ひっそりとした佇まい。それでも、国内外の観光客の方達や、カップルがちらほらと。

塑像2
塑像2
40階段を、上から。
40階段を、上から。

40階段を、上って少しのところの、ビルの5階に、中区の歴史を紹介する小さな記念館があります。

文化館がある道路に昇る、螺旋階段。
遠くに、釜山港を垣間見て。
旅人のための、カフェ・・どんなカフェなんだろう。
とにかく、斜面に軒を連ねているので、階段と階段がその隙間を埋める、釜山の路地の風景。
40階段記念館のあるビルの入り口、ここの5階。

 

たくさんの日本の方が、この地にいた時代もありました。
朝鮮動乱の避難民の群れ、韓国全土の避難民が、取るものもとりあえず、この釜山にあてどなく、押し寄せました。
映画「国際市場」の動乱から避難するシーンとあまりにも、酷似していたスチール。
戦乱のなかの、子供の写真。この、笑顔がなにか、心にのこりました。
避難の生活のなかで、開講されていた、青空学級の模様
韓国全土から、釜山に避難してきた中で、釜山では色々な文化人が、絶望的な状況のなかで、希望の灯を点すべく、文化活動をしていました。この周辺に夥しい、印刷所が集まっているのは、そういった活動の出版を支える為、でもあったことを、今回、はじめて、知りました。
本当に、この一帯の通りは、まさに印刷所ストリート。歩を進めていくと、ノスタルジックな輪転機の音が、どこからともなく聞こえてきます。

日本は、師走で忙しいなかとは思いますが、韓国は陰暦ですので、日本でいえば11月。

釜山出身の映画監督が、その主人公夫婦に、自分の父と母の名前を託して、丹精をこめて撮った映画「国際市場」のおかげで、韓国全土から釜山に人がたくさん来ましたが、今一度、日本の方にもご覧いただき、違った側面から、またこの地を感じて頂ければと、過渡期を迎えている今だからこそ、切に思いました。

斜面に連綿と家が続く、釜山の街並みは、一気に押し寄せた避難民に依るものでもあります。
今では、こんなカフェが軒をつらねています。
釜山も、クリスマスツリーが、街のいたるところに。
歩き廻って、フッと入ったコムタンの専門店は、老夫婦が営む、滋味が溢れる味わいでした。

 

NCデパートの「BUTTER」は、やっぱり面白い!

今日の釜山は、穏やかな風情。昨晩は、木枯らしというには、底冷え感のない風が、いちょう並木の見事な紅葉(黄色)を、はらはらと落葉させて、歩道は黄色い絨毯のような景色でした。

昨日の、東北の地震は驚きました。被災地のかたは、さぞやご不安だったと思います。

韓国も、いろいろと喧伝されていますが、ここ釜山は、私のまわりも、仕事関係も影響はあまりなく、普段どおり、せわしなく、人々が行きかっています。こちらに、来られるかたは、あまり、ナーバスにならず、これから、初冬を迎える・釜山界隈を満喫して頂たく思います。

当局もここ暫く、日本の主要都市圏で、ビジネスを展開されている企業さまが、こちらで資材製造をされることを目的に、お越しになる商談のサポートを、しております。できれば、折り合って、ビジネスの展開にお役に立てられれば良いな、と思いながら、面談の準備等しておりますが、昨日、別件で西面に行った折、暫く、行ってなかった、NCデパートに、12月を迎えるとあって、どんなディスプレーしているか、覗きに(笑)行ってみました。

NCまでの、道すがら、今の釜山のストリート。
NCまでの、道すがら、今の釜山のストリート。
NC外観1
NC外観1
NC外観2
NC外観2
NCのファンシー・ショップ「BUTTER」のクリスマス・ツリー(笑)
NCのファンシー・ショップ「BUTTER」のクリスマス・ツリー(笑)
こちらも、「BUTTER(バター)」風、サンタクロース
BUTTER(バター)に行けば、お目にかかれる、オリジナル・キャラクターグッズの数々。

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cimg48241NCデパート西面は、かなりの広さのスペース一杯を、ユニークなオブジェで飾り、各所にソファーを配置していて、大人も子供時代に戻れるような、楽しい気分になる空間です。いくたびに、オブジェや趣向が、刷新されていることにも、驚かされます^^。

インテリア雑貨店の「モダンハウス」は、もっとファミリーモードなクリスマス・オブジェで、彩られていました。

インテリア雑貨店の「モダンハウス」のエンタランス。
インテリア雑貨店の「モダンハウス」のエンタランス。
ダウンライトのペンダント照明が、いい感じ。
クリスマス仕様で、家のなかも、明るく。

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ちょっとと、思っていても、2時間位あっという間に、時が経ってしまいました。

思った以上にリフレッシュできましたので、また仕事、頑張ります^^。

釜山で、ブーツを。オーダーメイドブーツ続編^^。

暫く、ぐずついた天気が続いていた釜山も、今日は、久しぶりに青空が見えています。韓国の騒動が一瞬にかすむように、大きなニュースが世界を駆け巡っていますが、この間も、急遽、ソウル、光州と、日本の部品メーカさま、食品機械メーカーさまに帯同して移動しておりました。

ソウルの街中には入っていないので、デモの状況はわかりませんが、釜山はTVでの騒動が嘘のように、まったく普通に、皆が夫々の日常を送っています。

昨日は、釜山にもどってすぐ、頼まれていた物品の買い付け代行と発送のため、過日も赴いた自由・平和市場に行きましたが、先回、話していた「皮ブーツのオーダーメイド」。皮の色は、 黒、こげ茶等、3色ほどですが、本皮のブーツが、170,000ウォンほど、納期3日弱で作ってもらえます。これから、冬へと季節が向かうなかで、マストアイテムのブーツ。腫れやすい、ふくらはぎの圧迫感も、オーダーならではのソフトなフィツト感で、既製のものとは、一味違った壱品が、手軽に手に入るのは、”靴の街”の市場だからこそ。

釜山での用向きに、当方の半日ガイドでもご利用の際には、ついでがてらに、時間を無駄にすることなく、お連れします(笑)。どうぞ、ご活用ください。当局、お問い合わせフォームへ

遠目で申し訳ないですが、こんな感じのブーツ。
工場直販 の ブース。
ブーツに限らず、いろんな革靴が、所狭しと。

売り込みは、これ位にして、冬を迎える自由市場のインテリア・ブースの雰囲気を、少し、お伝えします。

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今が盛りの釜山のカフェブーム、それに牽引されて、すべての業種での店づくりが劇的に変化するなかで、市場の品揃えも、どんどん変わっていっています。

可愛いらしい、小物も目白押しで、つい私も、マトリーシカ・スタイルのマグネットの小物を買ってしまいました。

4個で、10,000ウォンでした。
4個で、10,000ウォンでした。

釜山の卸売り市場 自由市場&平和市場

11月を迎えてここ釜山も、めっきり秋越えの風情になり、朝・晩は厚手の上着をひっぱり出すような、冴えた空気が、肌を撫ぜる気候になって参りました。韓国では、連日、政権を巡る騒動が喧しく報道されていますが、私どもは、少しずつ、また、ここに足を運んでくださっている方に、影響が出ないことを、何より望んでいます。

どんなに内需重視とはいえ、喜んで、外国からここに来ていた人を、追いやるようなことをしては、観光立国・を掲げていても、本末転倒になってしまいます。夫々の国には、夫々の事情がありながらも、それはそれ、これはこれと、現地にいる私どものような者が、きちんとリアルな情報を、ここに来られる方に、お伝えすることが、より大切になっていると思っている次第です。

さて、今週は、釜山BEXCOで明日より開かれる、2016・釜山国際シューズ・繊維ファッション展示会の機縁で、釜山でリサーチや面談に来られる、極めて熱心に専門靴&小物のモールを主宰されておられる方を、お連れするするため、こちらの靴関係の知り合いも動員(笑)して、面談先をルーティンの業務の合間に当たっておりました。

中央洞の地下鉄駅の改札の手前にいくと、「ビジネス・トリップ・Busan」 といったような、釜山市の宣伝広告を眼にします。海浜都市の風情と、360万都市の機能を使って、観光とビジネスの役に立てて頂きたい。私どもも、このキャッチを昔よく、使っていたものですが、でも、本当にそれに似つかわしい機能が、ここにはあるのです。

また話が脱線してしまいましたが、今回、お客様のリクエストもあり、地下鉄1号線凡一駅(ポミル)を出れば、広がる、自由市場&平和市場を、久々に下見してきました。感じたことは、当たり前のことでしょうが、モードも現在のトレンドを取り入れて、若い方がやっている店が増えていたこと。本日も、これから、靴製造のパーツの工場に出向いての通訳ですが、完成品の情報の最前線は、知らないことも多いので、しっかり勉強したいと、思っております。

個人のかたでも、オーダーで釜山で靴を作ってみたいとういうようなニーズにも、答えて差し上げれるように。

何せ、靴製造は時代が変遷し、昔のようではないにしても、ここ釜山を培ってきた一大業種でありましたから。

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新平工業団地と、多大浦海水浴場

昨日は、服の生地メーカーへの面談通訳で、久々の新平でした。ここは、釜山では古くからの工業団地であり、最近は、金海の新しい工業団地に行くことが多かったので、普段は仕事の最中はそんな余裕はないのですが、昼食の後、少しばかり廻りを撮ってみました。生憎の曇天でしたが、いくばくか、載せてみます。

釜山ノ古くからの工業団地・新平(シンピョン)
釜山ノ古くからの工業団地・新平(シンピョン)

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広めの規格の道路を、トラックが行き交います。
工場の業種は、さまざま、車のパーツ、土木建設のジョイント、原料材の精製バルブ関係、年季の入った佇まいが、高度成長時の韓国の面影を醸しています。

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普段は、行くことがない多大浦まで、仕事のあと、足を延ばしてみました。海水浴場前の、綺麗に整備された公園のモニュメント。
白い砂が敷き詰められた浜が、ゆったりと広がっています。上空には、金海空港に着陸する中型機が、いい感じでひっきりなしに、現れます^^。
海水浴場前に林立する、マンション群。

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もう季節はずれとなってきた海水浴場で、行く秋を惜しむかのように、寛ぐ人々。
地下鉄1号線の新平駅までは、2番、11番バスで。これだけの、人が住んでいるエリア、早く、地下鉄の開通が待たれるところです。

新平まで来ましたので、本当に、超、久しぶりに多大浦まで足を、伸ばしました。驚いたのは、年代の違う、マンションやアパートが隙間もなくびっちり建っていたこと。400万都市の割に、案外、田舎っぽい風情もある釜山ですが、内陸の新都市や副都心とは、また、違った形で、都市集積が形成されているのを、あらためて、認識しました。

最近では、皆んなが自家用車を持っているし、バスもあるので、さほどではないのでしょうが、やはり、これだけの人達が住みなしているのだから、早く、地下鉄が通ればいいだろうなと切実に、思いました。

釜山 知らず・・・中秋。(台風被害後の松島ビーチの、現在)

広安里から、センタム移動の車窓から
広安里から、センタム移動の車窓から

韓国の南の東、ここ釜山も、だんだん秋が深まっています。

地下鉄チャガルチ駅から、地上にあがると、秋の果物が満載。
地下鉄チャガルチ駅から、地上にあがると、秋の果物を満載。
焼き栗の 香り。。
焼き栗の 香り。。

お世話になっている、日本の方々も、韓国の取引先との親睦のゴルフ・コンペや、また、ご家族の小旅行等で、海のまちの秋を楽しんでおられるようで、その段取りもポツポツさせて頂いております。

南浦洞駅上、すぐ。のこのホテル、使い勝手もいいようですよ。
南浦洞駅上、すぐ。のこのホテル、使い勝手もいいようですよ。

 

また、最近、少し嬉しいのは、南浦洞で、日本の女性の姿や声がまたちらほらと、見かけ、聴こえるようになったこと。2人連れ、3人連れで、楽しそうに、あっちの店、こっちの店と、行きかったり、小旅行用のトランクケースをひいて、結構、でこぼこしているところもある、釜山の路を懸命に歩いているのを見ると、ぐっときてしまいました。大事な季節の大事な時間に、ここに来ることを選択してくれて、有難うです(泣)と、暫し、その背中を見送ってしまいました。

釜山市内で、日本の家庭料理と崩し割烹のお店をする方の、備品の通関の件で、中央洞まできたので、くるっと南浦洞を流して、被害が大きかったと言われた松島ビーチが、どんな状態かを、確認してきましたので、釜山に来られるかたは、参考にしてください^^。

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PIFF広場、平日なのに、なかなかのにぎわい。
PIFF近く。スマホのカバーを売っている、露天。量感、陳列の極み。

 

PIFF 結構、人気のあるコロッケ乃至は、ピロシキ。の店。

若者向けの飲食店が軒を連ねる、仲小路。
若者向けの飲食店が軒を連ねる、仲小路。
ぬいぐるみ の 露天。韓国の女の子は(も)、ぬいぐりみが大好き。そして、量感陳列。
ぬいぐるみ の 露天。韓国の女の子は(も)、ぬいぐりみが大好き。そして、量感陳列。
とにかく、最近は、日本語の店名をつけるのも、流行り。いろいろ、おかしいのありますよ、居酒屋「白髪」とか。
とにかく、最近は、日本語の店名をつけるのも、流行り。いろいろ、おかしいのありますよ、居酒屋「白髪」とか。
ようは、丼ものの店。最近は、すくなくなりましたが、広安里の漁港近くの、コソゼニ・・・コンビ二と、書いたつもりが。大抵、指摘するひとが、いない。ケンチャナヨ~。
南浦洞、散策して疲れたら、チョッと行って、みてください。空いてるので。
南浦洞、散策して疲れたら、チョッと行って、みてください。空いてるので。
店内は、落ち着きます。音響も、ちょうどよく。穴場。
店内は、落ち着きます。音響も、ちょうどよく。穴場。
アメリカンダイナーみたいな雰囲気、椅子が図抜けて、座りやすい。 かっぱ寿司、隣接。

バスで、チャガルチから、10分内で、松島ビーチへ。

高潮の被害の凄さを、物語るこの店の他は、ほぼ見事に、復旧していました。
高潮の被害の凄さを、物語るこの店の他は、ほぼ見事に、復旧していました。

松島ビーチについては、流入物の撤去は終え、波と夥しい流入物に引き剥がされた、サーフェスの修繕は途上でしたが、景観、海上遊歩道の使用も問題がなく、復旧作業の迅速さに感心するばかりでした。

釜山の台風被害状況と、富平(プピョン)エリアの夜。

10月5日(水)、釜山を襲った台風、気象情報の数値からも、これまで韓国に向かった台風の中でも屈指の規模だったのですが、これまでは、台風の進路図で、釜山も圏内に入っていたものが、なぜか、日本のほうにそれ続けていたためか、前の日の報道も、拍子ぬけするほどあっさりとしていて、ケーブルTVのNHKが、逐一、同じ台風なのに、現在状況や警戒を呼びかけるアナウンスをするのとは、かなり対照的で、問い合わせも、ご心配のメールをいただくのも、全部、日本のほうからという状態でした。

私どものところは、少し内陸に位置するためと、近くの河川の氾濫を想定し、そのエリアの中では高台の場所を選んでいたので、夜中、雨はかなり降ったものの、「思いのほか今回も、逸れたのかな・・」と思っていた矢先、海岸線の被害の映像が、飛び込んできました。

下は、10月5日午後の、被害が大きくお亡くなりになる方も出た、マリンシティーに隣接する、広安里ビーチを、後片付ける方々の映像です。ビーチから、100メートル内外まで、砂と泥がはいり、ビーチ全体、足の踏み場がない状態でした。満潮と高潮が重なって、小さな津波のように押しよせた感じです。

 

cimg46111 cimg4612 cimg46131 cimg46141 cimg46151 cimg46181 cimg46261 cimg46271 cimg46361 これまでも、釜山のビーチは、台風の大きな被害の度に改善して、ビーチを整備してきた歴史はあるのですが、やはり自然の力は圧倒的です。蔚山の被害も甚大だというので、釜山の他のビーチもかなりの被害なのは、想像に難くありません。

現在、都市交通などは正常に機能していますが、海岸の景観やお店の復旧は、その場所に応じてまちまちで、少し時間を要するものと、思われます。韓国は、このような自然災害の洗礼を、日本より受けていません。マリンシティエリアで、車が飲み込まれた映像を見れば、あの状況でなんであの道を、閉鎖しなかったのか、もっと、メディアがアナウンスして海岸に寄らないことを訴えれなかったのか、少しく、思ってしまいます。

台風は、過ぎて行ってしまえば、台風一過で、雲ひとつない青空が晴れ渡ります。後片付けに、疲労困憊の方々とのコントラストが、なんともやるせない気分にさせられます。

昨日は、こちらから、台風で順延を申し入れた、東京の飲食店のオーナーさまと、南浦洞を回りました。とにかく、天候は、暑くも寒くもなく、”天高く馬こゆる”に、全く相応しい季節。富平市場(プピョン)中心に回ったのですが、途中の光復路ストリートでは、バッグや小物の可愛いブティックも、結構、充実してきていました。

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そこを抜ければ、カオスの極み、国際市場。あいかわらず、何でもあり。不思議と、日本からの、おばさま二人連れを、結構、お見受けしました。

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そこから、歩みを進めると、釜山の喰いだおれのエリアのひとつ、富平(ぷぴょん)エリア。

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モニュメント的な、日式居酒屋店。また、パワー・アップしていました。
釜山で、火がつき始めている、ジンギスカン。呼び名が、面白い。
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ジンギスカンの店の写真2
いわずと知れた人気店。釜山チョッパル。
ジンギスカン店の写真3 小さな「ジンギス」の暖簾がうける。

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行列ができていた、台湾カステラのお店
カステラ店の看板
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ここしばらくの、釜山の大ヒット商品は、「釜山オムク」いわゆる、かまぼこ。日本の、食料品の機械メーカーも、結構、参入しています^。

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相変わらず、釜山っ子が、老いも若きも豪快に、もくもくと、食べ、喋り、飲んでおりました。またモット、明るく、活気も況して、新しいお店も加わって、いい感じでした。

新たなトレンドいえば、北海道のジンギスカンが、流行りだしていること。もともと、韓国のヤンニョン・プルコギとは、似ていますから、わからないではないですが、眼を引くのは、その呼称。

「北海道式羊肉専門」これまで、日式・・・とうのは、普通にあったのですが、北海道式とは。しかも、日本語の漢字表記。これも、日本に沢山の韓国の人が行った為でしょうか。実際に人が行くと、まがいものは通用しなくなるようで、人気の日本式居酒屋も、建物を綺麗にしても、中のコンテンツがいい加減な店は、例外なく、閑古鳥。

北海道式のあとに、ちいさくカタカナで、「ジンギス」と書かれている暖簾に、なぜか、元北海道人は、しばし感慨を感じました。(笑)

後、台湾カステラのお店に行列が!!なかなか、トレンドを追うのも、大変です。

私が見てきた、韓国の中小企業と、日本に韓国人が向かう訳。

釜山は、今、絶好の行楽シーズンを迎え、麗らかに晴渡っております。そんな中、いつものことながら、事前リサーチ。日本に商談に行く、得意先の韓国の会社のための、アポ取り等、休日などは、ありません。(笑)

釜山の金海空港の国際線ターミナルも、拡張が必要なほど、常ににぎわっており、九州から北海道まで、日本への直行便も便数を増やす現況です。大阪の得意先の方からは、「大阪は、中国人以上に、韓国の人で、びっちりだよ。」と言われたりします。

かくいう私も、今週の中日は、大阪に行って、商談、面談、リサーチです。大阪見物など、する暇もなく、びっちりの日程でしょう。地理音痴の自分。私を頼りに出向く韓国の会社を慮って、訪問ルート、ホテルどりの場所、面談スケジュールづくり、地図と首っぴきの、この数日。(苦笑)

公開しているブログには、思い切って書けないのがもどかしいですが、本当に沢山の韓国人が、日本の商品の買い付けに、日本を訪問しています。もちろん、日本の企業さまにしては、相手は、韓国だけでなく、全アジア、ロシア、etcでしょうから、日本の企業さまにコンタクトするのは、ひと苦労。担当者の出張、または多忙をかいくぐって、面談を取り付けなければいきません。

まさに、今、現在は、「隣は何をする人ぞ。」の時代が、益々、色濃い。インバウンドとか言っても、外国人を相手にしない人には、いったい、なんなのですか?といったような感じでしょう。私も、係累は、海外との遣り取りとは、全く関係がない人達なので、時折、不思議な感覚に襲われます。

話が、逸れてしまいまいましたが、ようは日本の少し後を面白い位,似かよって、韓国の消費性向は進んでいます。そして、人々の購買意欲は、相当に旺盛です。キーワードは、韓国もやはり高齢化で、高齢でも、働かなくてはならない人が増えていることです。日本と政治的に問題があっても、韓国では商売となれば、どんどん日本にいきます。それと、ひとつ、少なくない経験から、申せば、韓国の新興の会社にしても、日本の会社との取引で、※(個人商店のような会社も含めて)、私が扱ってきた範囲で、決済で問題をおこすようなところは、皆無だったということ。

私が長らく仕事をご一緒させて頂いている、韓国の会社は、中・小のオーナー企業です。いろいろトラブルに大変だと思う事例もみてきて、その社長さん達が、自分にどう考えても瑕疵がない重大なトラブルでも、激昂しないケースをみていて、その時、思わず理由を聞いたら、「喧嘩してしまったら、取引できなくなるからね。」短気な私には、身につまされる言葉でした。

財閥も大きく、横柄というイメージもあるかと思われる韓国の会社ですが、新しい時代の胎動で、中小の会社のオーナー経営者の挑戦もはじまっており、おなじような日本の企業さま(規模は、大抵、日本の企業さまがひと回り、いやふた回り大きいですが)と、ながらく取引して、いろいろな問題はありながらも、この時代に生き残りをかけて、今日も走り廻っているのを、眼前でみてきて、こっちもオーバー・サービス(泣き笑い)。でも、そういうラインが、ここそこと育っていけば、楽ではないけれど、生き残り、業務を通じても、お互い、行き来きすることで、チョッとした張りにもつながる・・かと。

韓国、国は大きくないですが、それでもかなりの数の人達がいます。そしてここでも、いろいろな意味で、日本の商品力や丁寧さは、いまこそ求められている。あやかりたいです^^。