10月5日(水)、釜山を襲った台風、気象情報の数値からも、これまで韓国に向かった台風の中でも屈指の規模だったのですが、これまでは、台風の進路図で、釜山も圏内に入っていたものが、なぜか、日本のほうにそれ続けていたためか、前の日の報道も、拍子ぬけするほどあっさりとしていて、ケーブルTVのNHKが、逐一、同じ台風なのに、現在状況や警戒を呼びかけるアナウンスをするのとは、かなり対照的で、問い合わせも、ご心配のメールをいただくのも、全部、日本のほうからという状態でした。
私どものところは、少し内陸に位置するためと、近くの河川の氾濫を想定し、そのエリアの中では高台の場所を選んでいたので、夜中、雨はかなり降ったものの、「思いのほか今回も、逸れたのかな・・」と思っていた矢先、海岸線の被害の映像が、飛び込んできました。
下は、10月5日午後の、被害が大きくお亡くなりになる方も出た、マリンシティーに隣接する、広安里ビーチを、後片付ける方々の映像です。ビーチから、100メートル内外まで、砂と泥がはいり、ビーチ全体、足の踏み場がない状態でした。満潮と高潮が重なって、小さな津波のように押しよせた感じです。
これまでも、釜山のビーチは、台風の大きな被害の度に改善して、ビーチを整備してきた歴史はあるのですが、やはり自然の力は圧倒的です。蔚山の被害も甚大だというので、釜山の他のビーチもかなりの被害なのは、想像に難くありません。
現在、都市交通などは正常に機能していますが、海岸の景観やお店の復旧は、その場所に応じてまちまちで、少し時間を要するものと、思われます。韓国は、このような自然災害の洗礼を、日本より受けていません。マリンシティエリアで、車が飲み込まれた映像を見れば、あの状況でなんであの道を、閉鎖しなかったのか、もっと、メディアがアナウンスして海岸に寄らないことを訴えれなかったのか、少しく、思ってしまいます。
台風は、過ぎて行ってしまえば、台風一過で、雲ひとつない青空が晴れ渡ります。後片付けに、疲労困憊の方々とのコントラストが、なんともやるせない気分にさせられます。
昨日は、こちらから、台風で順延を申し入れた、東京の飲食店のオーナーさまと、南浦洞を回りました。とにかく、天候は、暑くも寒くもなく、”天高く馬こゆる”に、全く相応しい季節。富平市場(プピョン)中心に回ったのですが、途中の光復路ストリートでは、バッグや小物の可愛いブティックも、結構、充実してきていました。
そこを抜ければ、カオスの極み、国際市場。あいかわらず、何でもあり。不思議と、日本からの、おばさま二人連れを、結構、お見受けしました。
そこから、歩みを進めると、釜山の喰いだおれのエリアのひとつ、富平(ぷぴょん)エリア。
相変わらず、釜山っ子が、老いも若きも豪快に、もくもくと、食べ、喋り、飲んでおりました。またモット、明るく、活気も況して、新しいお店も加わって、いい感じでした。
新たなトレンドいえば、北海道のジンギスカンが、流行りだしていること。もともと、韓国のヤンニョン・プルコギとは、似ていますから、わからないではないですが、眼を引くのは、その呼称。
「北海道式羊肉専門」これまで、日式・・・とうのは、普通にあったのですが、北海道式とは。しかも、日本語の漢字表記。これも、日本に沢山の韓国の人が行った為でしょうか。実際に人が行くと、まがいものは通用しなくなるようで、人気の日本式居酒屋も、建物を綺麗にしても、中のコンテンツがいい加減な店は、例外なく、閑古鳥。
北海道式のあとに、ちいさくカタカナで、「ジンギス」と書かれている暖簾に、なぜか、元北海道人は、しばし感慨を感じました。(笑)
後、台湾カステラのお店に行列が!!なかなか、トレンドを追うのも、大変です。