”韓流前夜”・・事変の中での韓流・気まぐれ回顧譚。

例年なら、のどかな、今時期の釜山のビーチ。※2018年の松亭ビーチより

ここ、九州の対岸に位置する釜山は、2月も末日を迎えようとする時節を迎えて、大分に、暖かくなってきました。暖かいというのには、語弊があるというなら、韓国にせよ日本にせよ、南部に位置する場所ゆえに、春めいてきたということ。

でも、今年はちょっと様相が違うことは、いうまでもありません。しかし、それがここだけではなく、発生源の中国は無論のこと、対岸の日本、ことに、まだ、大地一面が真っ白な雪に覆われ、流氷が海を一夜にして埋め尽くすような時季の中にある北海道でさえ、同じ状況に置かれているということ。

今日も、東アジア全域で、未知のウイルスとの攻防の最前線に、沢山の方があたっておられる事と思います。そんな中、日本でももっとも寒いエリアといわれている、道東の街、”北見”の病院で勤務している友人の事が心配になりLINEを送ったところ、「遊びに行きたいと思っていたけど、ちょっと当分、無理みたいだぁ~。」と、返ってきましたので、チョッとひと安心。

本当に、致し方無いですが、度重なる、・・叩き、・・・売運動の後に、この大事変。今回のことは、事の発端はいざ知らず、直接、防疫にあたれない、自分のような立場の者は、全力で今事態の収拾にあたっている方々を、気持ちだけでも、後方支援をしなければならない訳ですが、そんな中、ふと韓国ブログでありながら、なぜ、もう長らく韓流のことに、一斉触れなくなっていったのか、ちょっと書いておこうかなと、気まぐれに思ったので、備忘した次第です^^。

そんな私の想いなんかは、本当はどうでも良い事なんですが、私が好むと好まざるに関わらず、今の若い方が、双方、色々な状況下を臆することなく交流され、いやまったく、それが当然のように韓国語を学んだり、また、留学までされたり、結婚をされたり、また韓国で暮らすことを選択されたり、した大きな契機を生んだのは、まさに韓流あってこそ、だと言っても過言じゃない訳です。※今、現在も進行形ですね。

上載の「シュリ」が公開された時、当時、日本で生きてゆく、”よすが”を見出すのに、必死だった私に、どれだけ多くの当時廻りにいた方(もちろん、日本の方)に、「韓国って、すごいんだね。」と、紅潮した面持ちで、声をかけられ、肩を叩かれんばかりだったことが、突如起こったことを、思い出します。※映画の公開年代を見れば、私の日本との縁もどれくらいか、バレバレになりますが。

当時、20代だった私のような世代の韓国人にとってでさえ、映画といえば、絶大な人気を誇っていたのは、いわゆるメジャーだったのは香港映画で、男達の挽歌シリーズなどの、チョウ・ユンファ、アンディ・ラウ・ レスリー・チャン などが、もてはやされていて、韓国映画はもちろん見ますが、マイナーな存在だった訳です。

その後の日本でおきたこと事は、言わずもがな。今の韓流・第2世代の親御さん、特にお母さんの世代。とにかく、昼も夜もなく、3度の飯よりヨンさま・さまのような、おばさまが、私に通販で遠方から取り寄せたビデオを解説つきで手渡され、休みの日に、終日、まとめて見て、(※とにかく、交通事故と病院のシーンが多い・」笑)感想話でひと盛り上がりして、返却ということも、日常茶飯事

今思えば、今にしてみれば、古き良き時代だったのでしょうか。

ちなみに、ここに戻ったときに、日本でそれだけの韓流ブームがあったことや、ぺ・ヨンジュン氏が神であったのを、 感覚的に知っている韓国人は、 自分の家族や知り合いを含めて、皆無でした。

終の棲家だと思っていた日本(北海道)を、どうしてか出ることになり、故郷に戻って今にいたる訳ですが、何かを揶揄するんでも、毛嫌いをするのでもない、ただ単に、いつの間にか韓国のトーンが私には、疲れるものになっていたのです。

知らぬが仏で、知らないほうが良かったことを知ってしまって、元に戻れないからだと、いうのとも違う。若いからこそ惹かれる、外連味や大仰さやレトリックについていけなくなったから、そんなんでもない。

なんというか、お互いが美化することも、殊更に貶めることもなく、あんまり浅薄な都合できめつけることもなく、当然違う場所で、違う事情で生きてきて、わからないのは、当然。

とここまで書いてきて、全く取り留めもない内容ですね。

あまりそんな事も意識した事もないんですが、日韓夫婦としても、日本・韓国の双方で、ゆうに20・ウン年を過ぎ越してきた身として、今、何か去来するものをチョット・メモっておきたかったのですが、すべったですね^^。どうか、お許しください。

とにかく、この東アジアに生きる人間として、お互い、なんとか、この難局乗り越えましょう。( ๑˃̵ᴗ˂̵ )

ご精読、心より感謝致します。何卒、ポッチっと宜しくお願い申し上げます。

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えっ・・・10月 13日? 釜山 now 1

センタムで、続々と建設が進んでいるビル群 綱一本あっという間に、降りてくる作業員に、びっくり

また、更新に大きく時間が空いてしまいました。韓国では、旧盆の秋夕も、遠の昔に過ぎ去り、いつの間にか夜風も涼しい、秋たけなわを迎えています。ストリートでは、1tトラックにりんご(サガァ)を満載した路地売りが、到る所に現れて、なかなかに美味しいです。

何かと、喧しい昨今の東アジアですが、ビジネスの現場におられる方、ここに住む自分達のような者、訪れる観光の方には、それをどうこういう,暇もないというのが、現状ではないでしょうか。それ位、既に、一国では存続できない体制に、経済も形づくられています。

日本では、「ゲゲゲの女房」などの快作もあったようですが、韓国では、引き続き時代劇が強く、今、現在も、ドンイ(同伊)や、[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=6kmKbkPbG9E&feature=related[/youtube]

東方神起のユチョンも出演している、「成均館スキャンダル」と、[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=OULB4qvvvVE&feature=related[/youtube]演出も、イ・ビョンフンの名人芸で魅せる前者と、コミック・漫画を実写しているような新しさと、若い役者の演技も光る後者。おかげで、いやがおうにも、朝鮮の歴史を垣間見ることに。

これも、センタムシティ いけいけ、ドンドンと、 やっています

ミル マッ ククス  水冷麺の そば版

ところで、あれほど混んでいたビーチも、まるで、祭りの後のように、穏やかになってきています。

写真では、わからないのですが、海運台ビーチは、あまりの人を受け入れてきた性か、ビーチが「もう、ちょっとオフにしてーー。」という、ぼやきが聞こえてくるほど、宴の後 といった風情。あれほどいた、「少女時代」なにするものぞと、闊歩していた脚長ビキニ軍団も、消えうせて、10月の釜山国際映画祭までは、暫しの休息といった感じ。

国際映画祭の 舞台の設営 が、 進む海運台ビーチ 9月中旬の風景

といってる間に、釜山映画祭、真っ只中の今日、この頃。光陰矢の如し。

韓流の恐怖(‘-‘*& 韓国語 音声 vol 4

百貨店内の 服売り場のブース
百貨店内の 服売り場のブース

この間のプサンでの事故の後、釜山を訪れる日本人の多数の方が、慰霊に現場を訪れて、鎮魂の祈りを捧げている事を、聞き、自分も、実際にその姿を眼にいたしました。現地までは、行かなくとも、釜山に降り立った、多数の方が、その事に触れ、哀悼の時を持ったことを、数々のブログを読ませて頂く中で知りました。

オセアニアに行った時は、自分の事をアジア人なんだと認識し、ここに釜山に来て、「日本人」なんだと改めて、思わされた経緯で、グローバルにリンクする経済環境の中、自国の文化や教育と、個人が異文化なかで、切磋し、修練することの技術の必然性を身をもって経験する毎日。(^^;

久々に「お試し版 聞くだけ 実践 韓国語 「服屋」編を、アップします。

服屋 編 1 <--ここを、クリックして下さいね。

既に、死語になりつつある韓流。 でも、いわゆる韓国の映画や俳優さんのファンになって、韓国に来られるようになった方は、どの位、おられるのだろう。 (カルビを食べて、韓国に興味を持った、自分のような人間もいるが・・。)とにかく、その怒涛のパワーで押し寄せる”韓流族”の動きは、凄い。

日本にいた時にも、その方達にお世話になったが、そういった方達は、それを契機として、韓国語を学び始め、実際、必ず、一度は韓国の地を踏んでおられる。 見出しに、恐怖と書いたが、そこにはチョッとした羨望もある。一部には、先鋭化した、チョッと怖い方も、おられるかもしれないが、私達が知る限り、普段は、しっかり自分の家庭や、仲間を大切にしている、情の深い方達だった。

そのおひとりは、オホーツクの街で、私達が小さな韓国語講座をしていた時に、40キロ離れた郊外まで、吹雪の日も週1回の夜9時からの、授業を1度もかかさず通って来られた。60を過ぎているとは、信じられない若々しい、上品な方だった。

その方は、パク・シニャンという俳優さんのファンだった。ある時、その俳優さんが夕張支援の為、夕張を訪れるという情報を、私達がキャッチしたので、その方に伝えると、350人限定の競争率の高いイベントだったらしいのだが、「長距離の運転は得意でないの~。」と言っておられてたのに、早速250キロの道を迎われたそうだ。そして、なんとそこでまた抽選で、5名の方が、本人に直接・歓談できたらしいのだが、その5名にも残って、直接、話をし、握手をする事ができたと、嬉々として語っておられた。

それを、きっかけに、その後、オホーツクを舞台に韓国映画が撮影された折には、その撮影スタッフのサポート・ボランティアにも参加し、そこで覚えたばかりの韓国語で撮影スタッフとも、楽しい時間を過ごしたらしい。勿論、エキストラで、ばっちり出演も果たした。

韓国映画 おいしいマン <===ここを、クリック 監督キム・ジョンジュン 出演 イ・ミンギ、池脇千鶴、チョン・ユミ

自分達の、突然の釜山転進後、映画の地元キャンペーン・チームのスタッフのひとりとして、ソウルにいらした折も、元気な声で話されていた。そのうち、私達が、こちらでの基盤もない、日々の諸々にかまけて、ご無沙汰していたのだが、この間、メールを頂いた。

「私、この間検査を受けたら、悪性だったの。でも、先生、私がんばりました。韓流見ながら。本当に、韓流、さまさまです。ありがとうですよ・・。」

この方だけではない、もうひとりの30半ばの生徒さんは、心臓にペース・メーカーをされながら、韓国語を勉強されていた。この間も、「また再手術で、ペース・メーカーを、入れ替えたんです。独学は、大変だけど、頑張ります。今は、無理だけど、いつか韓国に行きたいです。」と、近況を伝えて下さった。

その方達に、「向こうから、Webサイトで音声送るから~。」と言って、果たせなかった約束の性もあっての、音声です。 何かの、役に立ててくださいね。

韓国ドラマ「IRIS」&”ユニクロ”

韓国のオリジナル・ブランド 足がぐっと、長く見えるジーンズです!!
韓国のオリジナル・ブランド 足がぐっと、長く見えるジーンズです!!

西面・ロッテデパート地下 クリスピー・クリーム

西面・ロッテデパート地下のクリスピー・クリーム

釜山の 西面には、ユニクロのテナントが2軒!!
釜山の 西面には、ユニクロのテナントが2軒!!

唐突ですが、釜山でも、ユニクロが、アツイ(爆)!!若者は、手に手にキャノンの一眼レフを持って、写真を撮るのが、ナウい(この言い方が、チョッとびっくりの古さだけど。) 最近では、トヨタのRAV4のコマーシャルが、盛んに登場。 それと、EUと、FTAを締結させて、一気にワインの値段が落ち、消費量もうなぎのぼり。 まさに、少し前の日本を見ているようです。

でも、それだけではない。  驚くのは、こちらの若い人の体躯のいいことだ。特に、TVに、出ているようなタレントなど、だけじゃなく、普通に背が高い。 しかも、足が長い。 体をつくるのは食だから、食にもその理由は勿論あるだろうが。 民族の違いというにしても、前の世代の人は、日本人より大きい訳じゃないから・・。しかも、韓国の若者も、餅が大好きなのに。(たしかに、餅の品質はいいです。)

で、何が言いたいかというと、たとえば、同じウエストのジーンズでも、丈が長い。笑) 日本では、そうなれば、その店で裾あげするのが、普通だが、韓国では、市中にかなりある、洋服のなおしで、して貰うか、自分でする。

韓国では、ジーンズのアイテムが多いので、ユニクロで買うまでもないのだが、ワンストップでショッピングできる性か、すぐ店員さんが張り付かず(こっちでは、店の中で仁王立ちしている場合も多いから^^)、お客さんがじっくり品物を選べる気安さからか、平日でも、お客さんがいっぱい。 日本では、あまりユニクロを使いたがらなかった、ガイド担当のランニョンも、ユニクロに行きたがる。

体躯だけではなく、お客さんが好むサービスも、国や民族を超えて、進展している。 (だから、逆の視点から、釜山を歩くと新たな発見があったりする。そして、すでに、それを見つけて動いてる日本のヒトも、増えている。)

昨日、こちらのTVで特集していたのは、現在、韓国でも久々の海外ロケで話題を集める韓流ドラマ「IRIS」の効果で、ロケ地になった秋田に、沢山のヒトが行って入る事だ。

それも、韓国人ではなく、日本の各地から。「二・三本・・イ・ビョンホン」さすがに、強いですね。それに、広告の女王、キム・テヒのタッグ。

韓国ドラマ「IRIS」 から

確かに暫く、内向きで低調だったように見えた韓国ドラマにあっては、久々に、世相・世状も反映していて、ロケも、日本、中国、ハンガリーと、贅沢。ここ、釜山もばっちり重要なシーンで使われている。海からのプサンタワーが、結構凛々しい。(あ~、こうやって、お客様は、ここに入って来られるんだなぁ~と、ちょっと感慨もあり。)

また、港での通関のシーンなどは、現在の貿易の最前線が垣間見えて、楽しい。(誰も、そんな事で見ている訳じゃないと、思うけど。)それにしても、はじまったばかりのドラマの効果が、リアルタイム(いや、それ以前から)にあらわれているのは、凄い。 それだけ、ファンというのは、強力だということなのか。