えっ・・・10月 13日? 釜山 now 1

センタムで、続々と建設が進んでいるビル群 綱一本あっという間に、降りてくる作業員に、びっくり

また、更新に大きく時間が空いてしまいました。韓国では、旧盆の秋夕も、遠の昔に過ぎ去り、いつの間にか夜風も涼しい、秋たけなわを迎えています。ストリートでは、1tトラックにりんご(サガァ)を満載した路地売りが、到る所に現れて、なかなかに美味しいです。

何かと、喧しい昨今の東アジアですが、ビジネスの現場におられる方、ここに住む自分達のような者、訪れる観光の方には、それをどうこういう,暇もないというのが、現状ではないでしょうか。それ位、既に、一国では存続できない体制に、経済も形づくられています。

日本では、「ゲゲゲの女房」などの快作もあったようですが、韓国では、引き続き時代劇が強く、今、現在も、ドンイ(同伊)や、[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=6kmKbkPbG9E&feature=related[/youtube]

東方神起のユチョンも出演している、「成均館スキャンダル」と、[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=OULB4qvvvVE&feature=related[/youtube]演出も、イ・ビョンフンの名人芸で魅せる前者と、コミック・漫画を実写しているような新しさと、若い役者の演技も光る後者。おかげで、いやがおうにも、朝鮮の歴史を垣間見ることに。

これも、センタムシティ いけいけ、ドンドンと、 やっています
ミル マッ ククス  水冷麺の そば版

ところで、あれほど混んでいたビーチも、まるで、祭りの後のように、穏やかになってきています。

写真では、わからないのですが、海運台ビーチは、あまりの人を受け入れてきた性か、ビーチが「もう、ちょっとオフにしてーー。」という、ぼやきが聞こえてくるほど、宴の後 といった風情。あれほどいた、「少女時代」なにするものぞと、闊歩していた脚長ビキニ軍団も、消えうせて、10月の釜山国際映画祭までは、暫しの休息といった感じ。

国際映画祭の 舞台の設営 が、 進む海運台ビーチ 9月中旬の風景

といってる間に、釜山映画祭、真っ只中の今日、この頃。光陰矢の如し。

久々に、気温20度台^^の、釜山より

お客様と、食事をした土曜日も、老舗の”サムゲタン”のお店は、一杯だった

この仕事をしていると、毎日、天気予報をみるのが、日課になる。陽のあるなしで、訪れる場所の印象も変わるし、行程の組み立てや、食べ物の献立も変わってくるからだ。

でも、今年は何よりも先に、最高気温に眼がいってしまう。そんな中、日本の気温を眼にする度に、最高37度がずらっと並ぶ数値を眼にすると、体調の維持が大変だろうなと、心底思ってしまう。(勿論、他人事ではなく、自分達が、そうだから。)

先の日曜日は、韓国ではこの夏、3度めのサムゲタンを食べる日・三伏のさんぷくとは、陰陽五行説に基づく選日の一つで、初伏(しょふく)・中伏(ちゅうふく)・末伏(まっぷく)の総称)末伏の日だった。市内にある、どのサムゲタンの店でも、この日は行列ができる程の、にぎわい。コラーゲンと、ジンセンの薬効を手軽に採れる、滋養食として、優れもの。

南浦洞 ロッテ・デパート の 吹き抜け
南浦洞 ロッテ・デパート 売り場 1
南浦洞 ロッテ・デパート 売り場 2
南浦洞 ロッテ・デパート 売り場 3
南浦洞 ロッテデパート屋上から、釜山の港 遠くに広安里大橋や、センタムのビルも見える

過日、同行させて頂いた、30代の女性の方が、「韓国で、ブランド品をみるのも良いけど、日本ではできない事や、ものを見てみたい。」という話を、なにげなく伺った。当たり前のことだけれど、そういう風に言われると、やっぱり無意識で、そういうところを探して、しまいます。釜山でも、大きなインフラの整備にやっきですが、案外、百貨店にいきたいお客様は、多くありません。

女性の方は、船でも来られる外国・釜山の、都市機能やサービス(殊にマッサージや、エステ)を自分なりに上手に使い、知人に逢うきがね(笑)も少ない、日本の他地域よりも、はるかに近い外国を、繰り返し楽しんでおられるようです。

ホンと、点と点を結ぶと、確かに、釜山にはいろんなシーンがありますからね^^。映画や、ドラマのロケが多いのも、新しさと懐かしさが、渾然一体として、海があり、勿論、日本に似ているようで、ハングルの文字が溢れ、釜山訛りの韓国語が飛び交い、それでいて、昔の日本を彷彿するような”熱”が、感じられるからでしょうか。

(現在、TVで放映中の大型時代劇「金首露」キム・スロ・主演は、チ・ソン。ここを、クリック。舞台は、釜山エリアの金海(キメ)。鉄を生産し、海上貿易で煌くように繁栄して約500年間存続したが、歴史の谷間に消えていった伽耶国を初めて取り上げた作品。近世では厳格な、国境の存在を越えて、遥かな古はいかに、果敢に往来していたのかを、ここにいると、より、身を持って、感じられます。)

学生街 の イタリアン・カフェ ワインの値段が、日本並みになり 釜山も今は、ワイン・ブーム

それでも、「豚の頭が、飾ってある市場なんか、嫌い~~。」という方には、見逃せないほど、お洒落で、ラテも旨いカフェが瞬く間に増えたし、上載の南浦洞ロッテデパートは勿論、センタム・シティーエリア、なかでも、新世界デパートなどは、本当に物を買わなくても、空調も良く、快適なSPAもあり、見て歩くだけで楽しい。

大都市にも拘らず、海運台ビーチは、勿論のこと、序々に郊外にはリゾートを意識した施設も、チェジュ島のような観光客価格ではない、生活者プライスで、使うことができる。

加えて、郊外のゆるさと、新都市のギャップに、自分はソウル一極集中が、お題目として語られる中で、釜山の新たな伸びしろを、感じています。

先日の不動産情報のニュースでも、ソウルのマンション・バブルは峠を越えて、アメリカのサブ・プライム問題のような悲劇が、いたるところで、叫ばれ初めていますが、韓国の企業自体は、東南アジア・ロシア圏・南米でも順調にシェアを拡げているので、釜山でも、逆にシンガポールをモデルにした高層アパート、一辺倒の都市開発でなく、サービスを基軸にした商品開発に、投資が、傾斜していくと思います。

ちなみに、地価の上昇率は、海運台エリアを含めた釜山の海岸エリアが、韓国の他の地域が、軒並み、地価やマンション価格を下げている中、安定的な値を維持しているようです。(韓国の不動産専門・チャンネルから)

凡一洞(ボミルドン)の 問屋街にある 伝統韓式 の 喫茶店の入り口

久々に、チャガルチ市場の裏手を除いてみると、沢山の地元のアジョマや、アジョシが、市場でさばいた・刺身をつまみに、海風が時折、吹き抜けるなか、一杯やっている、相変わらずの光景にでくわしました。

欧米人のバック・パッカーも、沢山いて、それを面白そうに眺めています。時代は、どんどん変遷していますが、この画も、かなりディープで、でも、厳然とたくまくしく息づいている、釜山の旅のひとコマだな~と、それはそれで思ったりしてしまいます。

釜山港湾の風景を 肴 に、刺身と酒と喋りを楽しむ”老若男女” in チャガルチ

韓国ドラマ「IRIS」&”ユニクロ”

韓国のオリジナル・ブランド 足がぐっと、長く見えるジーンズです!!
韓国のオリジナル・ブランド 足がぐっと、長く見えるジーンズです!!

西面・ロッテデパート地下 クリスピー・クリーム

西面・ロッテデパート地下のクリスピー・クリーム
釜山の 西面には、ユニクロのテナントが2軒!!
釜山の 西面には、ユニクロのテナントが2軒!!

唐突ですが、釜山でも、ユニクロが、アツイ(爆)!!若者は、手に手にキャノンの一眼レフを持って、写真を撮るのが、ナウい(この言い方が、チョッとびっくりの古さだけど。) 最近では、トヨタのRAV4のコマーシャルが、盛んに登場。 それと、EUと、FTAを締結させて、一気にワインの値段が落ち、消費量もうなぎのぼり。 まさに、少し前の日本を見ているようです。

でも、それだけではない。  驚くのは、こちらの若い人の体躯のいいことだ。特に、TVに、出ているようなタレントなど、だけじゃなく、普通に背が高い。 しかも、足が長い。 体をつくるのは食だから、食にもその理由は勿論あるだろうが。 民族の違いというにしても、前の世代の人は、日本人より大きい訳じゃないから・・。しかも、韓国の若者も、餅が大好きなのに。(たしかに、餅の品質はいいです。)

で、何が言いたいかというと、たとえば、同じウエストのジーンズでも、丈が長い。笑) 日本では、そうなれば、その店で裾あげするのが、普通だが、韓国では、市中にかなりある、洋服のなおしで、して貰うか、自分でする。

韓国では、ジーンズのアイテムが多いので、ユニクロで買うまでもないのだが、ワンストップでショッピングできる性か、すぐ店員さんが張り付かず(こっちでは、店の中で仁王立ちしている場合も多いから^^)、お客さんがじっくり品物を選べる気安さからか、平日でも、お客さんがいっぱい。 日本では、あまりユニクロを使いたがらなかった、ガイド担当のランニョンも、ユニクロに行きたがる。

体躯だけではなく、お客さんが好むサービスも、国や民族を超えて、進展している。 (だから、逆の視点から、釜山を歩くと新たな発見があったりする。そして、すでに、それを見つけて動いてる日本のヒトも、増えている。)

昨日、こちらのTVで特集していたのは、現在、韓国でも久々の海外ロケで話題を集める韓流ドラマ「IRIS」の効果で、ロケ地になった秋田に、沢山のヒトが行って入る事だ。

それも、韓国人ではなく、日本の各地から。「二・三本・・イ・ビョンホン」さすがに、強いですね。それに、広告の女王、キム・テヒのタッグ。

韓国ドラマ「IRIS」 から

確かに暫く、内向きで低調だったように見えた韓国ドラマにあっては、久々に、世相・世状も反映していて、ロケも、日本、中国、ハンガリーと、贅沢。ここ、釜山もばっちり重要なシーンで使われている。海からのプサンタワーが、結構凛々しい。(あ~、こうやって、お客様は、ここに入って来られるんだなぁ~と、ちょっと感慨もあり。)

また、港での通関のシーンなどは、現在の貿易の最前線が垣間見えて、楽しい。(誰も、そんな事で見ている訳じゃないと、思うけど。)それにしても、はじまったばかりのドラマの効果が、リアルタイム(いや、それ以前から)にあらわれているのは、凄い。 それだけ、ファンというのは、強力だということなのか。