2018釜山・師走 現場から

光復路のクリスマス・イルミネーション。

 

韓国の南部、港町、釜山のイルミネーション。どうでしょう。(笑)

2018年も、とうとう12月も、中盤を迎えております。近況の日韓の懸案は、その事柄をよく見れば、決して、看過できるような楽観的なものではないですが、さりとて、市井で生きている者にとっては、ピントが、かなりずれている風にも思える。

ですから,この2国間での仕事を、今・現在、生業として、それもかなりの労力をかけて行っている人々には、諦感(ていかん)の風が吹き抜ける気もしてくるのですが、だからこそ、私どもでは、これまで以上に、丁寧に落ち着いて、錯綜する情報や憶測・プロバガンダを排した、現地のリアルな、特に、”ビジネスや韓国での事案の遂行”に係わる出来事は、お伝えしていく所存でおります。

以下は、チョッと時間は経ちましたが、11月後半に行われた、日本の製品を、韓国の販売会社が韓国内で、広範囲でプロモーションする業務の、一風景を載せてみました。

これを、アップする12月14日(現在)も、別件の製品のプロモーションのため、釜山市内でお仕事させて頂いておりましたが、政治や経済の動向のみならず、韓国内での製品の販売には届出、認証、許可が、必ず伴うものですが、これも近時、頻繁に、規格が更新されておりいることが、多くなっております。

日本の商品を韓国で扱い、流通に乗せていく過程で、今一度、韓国の販売会社には、しっかり、その旨が確実なのか確認する、また手を介して、自分達でも確認することを、強くお勧めいたします。

韓国内の景気の動向はありますが、これからも、日本の製品・資材を扱われて、韓国の産業や生活の質の向上を求めるニーズに向けて、一定数の韓国の会社・企業・曳いては、個々の人達が、日本の商品を買い求める流れは続いていくものと、現場からは、普通に感じるからです。

※(当時、11月後半・某日)まだ、街路の木々は冬枯れではなく、赤褐色の病葉が粘って晩秋の風情を留めていますが、今朝の釜山は-2度。でも何か、麗らかな気候。そんな風情のある風景とは、裏腹に、一昨日まで、韓国の4道を、日本の販売元さまと、韓国の販売会社のチームと、顧客開拓のプロモーションで、走り廻っておりました。

最近は、釜山を基点とはしていても、広範囲な営業プロモーションに帯同することが多いのですが、そのほとんどが、4年以上はお付き合いさせて頂いた、日韓の会社の共同での新規開拓の営業活動が、本当に紆余曲折ありながら、少しずつ育って(そんな流暢なものではありませんが・・)ひとつの”踊り場”を迎えて、その壁を越えていこうという段階のものに、なります。

1日目、大田をスタートとして、全羅南道・木浦(モッポ)に、到着。移動距離、650キロ。

 

日本の製造元、販売元の担当者さまも、忙しいスケージュールを中での、韓国での販促支援。その前は、中国での業務を終えて、行き着く暇もなく・・。皆さん、ガッツリお疲れモード。

 

宿泊した・木浦(モッポ)のホテルの部屋

 

ここは、韓国の珍島犬、発祥の土地。

 

途中に、天然記念物でもあり、海割れ等とともに、珍島の三宝の言われている「珍島犬」の記念館が、あったので暫し、立ち寄る。放し飼いの犬もいたりしました。※いつも、そうではないと、思いますが(笑)

今回は、全羅道でも、南道での販促活動。”珍島物語”や、”木浦の涙”のエリアです。※以前、お客様に、珍島物語の入った、天童よしみさんのCDを頂いたことが、あります。・・余談(^^)。

やはり、扱う商品のいかんに因らず、エリアごとの特性というものがあります。また、韓国に於いて、様々な兼ね合いから、今時期のプロモーションは、年末商戦とはまた少し違う意味合いで、来季のために非常に重要なのです。

 

ここでは、国の垣根などなく、販売する側は少しでも、信憑性をもたせる。そして、提案。地道なアプローチの積み重ね。日本の販売元の担当の方も、中国現地での、販促活動のあと、この強行軍に参加。さすがに、2日目の夜の会食は、体調を崩して、回避されたり。ビジネスだけではありませんが、本当に、沢山の人の手を介して、すべてのものが、頒布されている現実。 (* ̄ρ ̄)”

 

最終日の夜は、全羅道、南東部の港町、麗水(ヨス)。2012年には海をテーマとした海洋万博(麗水EXPO)が開催されて、インフラも整備され、観光スポットとしての、人気も上がっています^^。

 

海辺には、整然と沢山の海鮮(海鮮だけでは、ないですが)屋台が、並んでいます。
屋台自体も、廻りも綺麗で、海の街の風情を楽しみながら、食事を楽しめます。

麗水(ヨス)で、泊まったホテルの部屋

BLOGの更新が滞り、情報の伝達の媒体の体をなしていない事を、申し訳なく思っておりますが、私どもだけでなく、日韓のビジネス、或いは用向きがある方達の行き来は今日のこの今も,普通に為されており、ビジネスに関しましては、2019年に向けた取り組みのため、この12月期は、韓国で広範囲で、商品を販売する向きには、本当に大切な時節となっております。

過日行われてばかりの、別件の商品のプロモーション前の、勉強会。
ここに至るまでも、紆余曲折ありながら、双方の熱意が実って、ここまできました。
この頃は、どこの現場にいっても、自分より歳下の方々との、お仕事になります。年の功ではないですが、意識的に何かを足していかなければと、見かけはどうあれ(笑)務めております。

先日の懇親会でも、お若い社員の方に、「カン・セム※(通訳の呼称は、とくに使わないので、適等(笑)に先生と、いわれたりしています。)は、明日は休みですか。」と言うので、「明日は、呼ばれてないので、休みですよ。」といったら、「いいなぁ、羨ましい。」と言われました。皆さん、商品の発表会の準備も大変ですが、それからの販売が、本番なのです。

とにかく、ファイト!!と、心より思いました。

追伸 クリスマス・シーズンの南浦・光復路でその風情を盛り上げる、バイオリンの、バスキングの音色。雪はないですが港街の12月も、良いですよ^^。

2018年・1月半ば、今、お伝えしたいこと。”現地業務サポートの日々”

海運台ビーチのNEW YEAR電飾。

同じく、海運台ビーチ。

気がつけば、2018年が(も、ではなく・笑)1月半ばに、なっております。(苦笑)

本当に、昨年中、ご利用頂きました方々は勿論のこと、業務の係わりの中で、お世話になりました方々、また、韓国を、殊に釜山圏へご用向きの皆様へ、心より感謝・御礼申し上げます。当方も、この業務を立ち上げて、足掛け10年目を迎えて、いやがおうでも、様々な局面と向き合い、経験を積んで参りました。何卒、昨年以上に、ご活用賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

韓国は、新年は旧暦が本番ですが、日本のほうは、お正月も遠に過ぎこして、業務モードまっしぐら。仕事の性格上、日本のクライアント様と、韓国の会社、企業様を繋いでいるので、その時差が手にとるように、わかります。

昨年来、7ヶ月余り、日本のクライアントさまを伴って、通っている工場。建物は、一般の民家だったところを繋げて活用しながら、その分野の最先端の機器を備えて、高品質な建設資材製作にかかせない”ダイス”の製造をされています。広安里の大橋を支えるワイヤーは、ここのダイスを使用した、というのが、社長の自慢。

韓国の会社の社長さんが、ずっと意中だった機器を、日本の会社より購入。今、最後の調整作業、たけなわ。

ビジネス現地代行業務を本格化させてからは、日韓の懸案や喧騒に気を配る暇がないほど、日に時には、三桁を越える、事案も業種も夫々全く違う、会社間の業務の遣り取りに、係わらせて頂いており、暮れは31日まで、お正月はもう2日から、クライアントの方々からの、ご指示、お問い合わせ、申し入れ、発送・受け取り確認と、・・暇無しの結果が、今頃の本年はじめての、BLOGの更新と、相成った次第(言い訳もここまで来れば、見上げたもの)です。

今年はなかなかに、ここ釜山も厳冬で、そういう意味では、平 昌・冬季オリンピックを来月に控えて、それらしい雰囲気を醸すうえで良いことかも知れませんが、そういう祭典が形無しに感じられるほど、この半島を巡る懸案?が喧しく、それにともない、日本の会社と、韓国の会社の橋渡しの業務をしている身としては、両国の温度差や世相も十分に、考慮にいれて、業務にあたることを、これまでも、そうでしたが、これまで以上に、心がけております。

関東・関西を主に、日本、全国で、収納、新たな土地活用を提案する、評判のいい企業さまの、備品アイテム。

この会社の、収納スペースは、仕様が良好で評判が良いですが、この製造も。

私どもが、今、サポートさせて頂いているお客様は、日韓双方とも、小から中堅規模の会社が多く、皆さんが本当に必然があって、国を跨いで、ビジネスをされている訳で、日本もアベノミクスで、大企業は株高で、内部留保をかなり膨らませておられたりするようですが、私どもの現場では、今のところ、日本から機械を買われて、生産性を上げようとされている韓国の会社、また、韓国の会社で製品をつくり、日本でそれを使って、サービスの向上やシェア拡大を全国展開で図っておられる会社さまなど、双方向、まさに、それぞれの市場で売り上げを伸ばせば、取引の量やアイテム数も増える、逆ならば、いわずもがなという、真剣勝負の現場。

DHLを使った金型・サンプルの遣り取りから、工業機械では、故障品の修理箇所の把握、修理部品の取寄せ、本体修理の搬送、コンテナの搬出、見積もり、協議、搬出日の想定。それに、トラブルへの対応。実際に、製造業を他国とされておられる方なら、ご存知かとは思いますが、株高やBitcoinバブルで湧く一部の世相とは、真逆な、こてこてにリアルな世界のサポートと、なります。

業務が業務なだけに、守秘義務の固守は絶対であり、加えて、これまでも、日本と韓国で、永らく取引きをされていて、ここ暫くで問題が顕著になって、わたしどもに打開を申し入れられたお客様がほとんどでありますので、業務のアウトソースは、まかり成りません。

業務の手間暇、煩雑さを考えると、なかなか負担は大きいですが、不確定な要素も抱えもつ、日韓の会社が取引をされておられる、これは、私どもにとっても、実に有難いことなのです。ですので、遣り取りをされておられる会社さま、双方から折半のような形で、料金を頂戴することで、会社さまの負担を極力あげないよう、なんとか務めております。

もう何年も、毎年、かならず来られて、地元の親戚の方とチェサをされている、お客様を今年も、山のお墓まで、ご案内しました。

なぜ、今、こんな内輪のことを、大事な私どもにとって、唯一の発信媒体である、BLOGで申すかというと、本当に手前味噌ですが、色々な局面をこなすスキルをつけるために、ビジネス通訳が主業務ではありましたが、個人さまの同行通訳、観光通訳、個人さまの現地代行(翻訳・遣り取り)業務、土地収用、相続関係、国際結婚の婚姻関係の破綻、問題等の仲継、現地親族との係争・関係改善の仲介、厳しく、事が事だけに最後は回収しきれなかった業務までありましたが、ひとつ、ひとつの業務を愚直にこなす中で、日韓という2国間の仲介を行ううえでの、言葉で言い表すのは、難しい匙加減を、いやがおうでも、身につけざるを得なかったからです。

おりしも現在、時代の大転換期を迎えて、それを取り巻く状況・問題も、一括りでは対応できない、加えて、机上での妄想や空論は全く、意味をなさない、やりとりに遅滞やタイミング損を重ねて起こしていれば、一挙に会社の存続にも波及する中小の会社さまにとって、韓国、現地で信頼をおけて、双方のビジネス・コミニュケーションを担保するスキルは、社会一般の認識はどうあれ、いまこそ、必要なことだと、日々業務しているなかで、痛感するからです。

日本の一部の世論のなかでは、韓国との関係に極論を述べられる方も、少なくないようですが、良きに悪しきに、この東アジアが経済を先導する時代なのは、中国はもちろんのこと、極東ロシアや、中央アジアとの交易話も、身近に入ってくる、ここ釜山(釜山港が、入管の手数料や入管手続きのスピード化等、企業努力して、利便性を図り、頑張っていること等もあり。)にあっては、メディアで交わされるマクロな視点の話以上に、日本のクライアントの方が、韓国の取引先との関係の保全と、自社のビジネス機会を損なうことのない取引のバランス、業務の遅滞を回避することにつながる情報を、日夜、携えることしか、頭にないのが現状です。

面白みのない、私どもの業務の話に終始いたしましたが、偶然、このBLOGを読まれているかたは、もとより、韓国の会社との遣り取りのスムーズさを欠き、せっかくビジネス自体は成り立つのにと、懸念されている、または、不安や機会損をされている、お知り合いがおられましたら、当方のことを、お知らせ願えましたら、本当に嬉しいです。

2018年、これまで以上に激動の年になるやも知れませんが、それにめげず、あわよくば逆手にとって、業務を遂行していく所存です^^

ここは、何処?(笑)業務遅滞等で、日本のクライアント企業さまとの関係改善のため、韓国側の社長・専務さんに帯同した折、立ち寄った、スカイ・ツリーの頂上展望台。