海だ、畑だ、新春から、釜山・市場、三昧の旅。(゚¬゚)

釜山郊外、機張に近い、 テビョン港の冬の風景。
デビョン港から、竜宮寺方面へ向かう、道すがら。
デビョン港から、竜宮寺方面へ向かう、道すがら2

西暦の新年は、もう正月の 三ヶ日 を過ぎて、早くも色々なことが急ぎ足で、進展して行っているように、見受けられます。釜山に関していえば、旧暦で正月を迎えますので、新年が明けたというモードではないですが、朝の冷え込みは、まさに冬の風情という感じです。

元日から、麗らかな晴天が続きいていましたが、今日は、雨。それもあって、このブログを更新しています。

釜山は海の街ですから、青空が続きますと、やっぱり部屋などに閉じこもっているよりは、海辺のほうに行きたくなります(笑)。そんなんで、久しぶりに、元日には、思い立って、機張は、蟹(カニ)・蟹(カニ)といえば、機張と言われる位、有名な機張市場の様子を見に行ってみました。

私の住んでいる東莱エリアから、機張へは、以前はバスに乗れば一時間超は、優にかかったのですが、東海線ができてからは、車の渋滞も関係なく、車体の揺れも少なく、20分一寸でいく事ができます。
利用者も多いですが、通路部も広いので、快適です^^。
機張駅。東海線の駅は、ほとんどが新装され、駅周辺も含めて、綺麗に整備されています。
機張駅から。駅周辺も、前より俄然、整備され、一新されています。
同じく、駅から、階下の光景。
駅前に見つけた、バッグなど、皮製品を作っている工房。
皮製品の工房2
2019・1月1日の機張市場 1
2019・1月1日の機張市場 2

2019・1月1日の機張市場 3

2019・1月1日の機張市場 4
2019・1月1日の機張市場 5
2019・1月1日の機張市場 6
2019・1月1日の機張市場 7
2019・1月1日の機張市場 8
2019・1月1日の機張市場 9
2019・1月1日の機張市場 10
2019・1月1日の機張市場 11
2019・1月1日の機張市場 12
2019・1月1日の機張市場 13
2019・1月1日の機張市場 14
2019・1月1日の機張市場 15
2019・1月1日の機張市場 16

この間の、東釜山ロッテモールでもそうですが、この機張市場も人でびっちりでした。禍福はあざなえる、何とかではないですが、昨年6月より国を挙げて勃発した・・運動のあだ花と言えば、語弊がありますが、休日は無論のこと、やたらモールや市場での人混みが、頻繁になった気がします。公共交通機関の、込み具合もそう。

昔に、日本にいた時も、安近短レジャーに、人が向かうようになっていったトレンドがありました。釜山といえば、従来、夏場は他のエリアからもビーチ観光などで、人が殺到するような処でしたが、もの凄い勢いで日本に行く人が増えた時期から、年々、流入する人が減っていったりしていました。

近場の日本に行くことが、憚れるような状況のなかで、私どもが係わっていた会社の取引や、相対的な日韓の関係にブレーキがかかるなかで、(大手のメディアでは、日本から来る人は、増えたと書いている向きはありますが、私どもは現場におりますので、採算は大きく後退しているのは、自明なことです。)国内の、こういった所に、足を向ける人が増えていることは、今の時代の潮流を考える意味で、見逃せないことだと、最近、つとに思ってしまいます。


竜宮寺、入り口付近の車列。
竜宮寺、入り口付近の車列。
何とか、松亭ビーチに着きました。

3日は、仕事の関係もあって、内陸の新都市(釜山郊外)の 梁山[ヤンサン] に行った帰り、久しぶりに、 亀浦市場(クポシジャン) ※地下鉄2号線も、覘いて見ました。

地下鉄2号線、 亀浦(クポ)駅 。
亀浦(クポ)駅 周辺。
釜山の市場の中でも、ディープ・コリアという雰囲気を有している亀浦 界隈。 洛東江(らくとうこう、ナクトンガン) に、隣接して、その河向かうは、金海の都市近郊・農家がひしめくエリア。
以前あった、平屋の雑居した家屋は、取り払われ、鉄道と分離する壁面には、このエリア歴史と、功労者等の表記が観光に供する形で、描かれていました。
 亀浦(クポ)駅 から、 亀浦(クポ)市場までの、道すがら。
亀浦(クポ)市場に、到着。
海の幸の機張市場と対称的に、ここ 亀浦(クポ)市場は、山の幸、満載。
スーパーよりも、安くて、粋がいい。

滋養・強壮に役立つ、どじょう、鯉、ぬたうなぎ、すっぽん等、淡水の食材も。
場所が、河口近くで、淡水と海水が入り混じっているような漁場が、近いだけに、そんなところにいる物たちも。
体が暖まる、粥や、豚(テジ)クッパ、ユッケジャン、ソルロンタン、トガニタン、食材が溢れているので、安くて、中味も充実。

さっき偶然見た記事で、近時・1年間で、台湾から訪日した人の数が、450万、日本から台湾を訪れた人の数が、250万だと書いてありました。私が、ここに来た頃は、それを凌ぐような数の日本の方が、ここにも来ていましたから、仕方ないとはいえ、寂しい気もしました。

ただ、この5Gだ、AIだ、格差社会だという時代に、市場が息を吹き返し、躍動しているのを見て、単純に、少し元気をもらいました^^。

韓国 短期滞在のすすめ 2  亀浦(クッポ)市場で、コングクス

空港1階にある 韓国の伝統工芸(磁器)の売店

昨日は、金海空港へ、よく行く国際線のターミナルではなく、国内線のターミナルへ人を送りに行った。国内の場合、最近はもっぱら、釜山駅からKTXを使用する方が、断然多いので、今回、釜山に来てからは初めての事であった。 済州島へ行かれる方を、お送りしたのだが、6月という時期のせいもあってか、月曜日の午前というのに、物凄い人の数である。サングラスに、ミニスカートの女の子も、これみよがしに闊歩していて、華やかにオンシーズンの幕開け、といった感じ

済州へは、フェリーもあるのだが、これなら、エア・プサンの収支が良いのも頷けた。30分あまりのフライトであっというまに、チェジュである。釜山を、基点にすると韓国の南岸の海浜観光は、ホンと便利なんだなと、あらためて思った。

東莱に、帰る途中、いつも場違いな感じで、いきなり、トンネルを抜ける忽然として、山を越した郊外に、新装のマンションが立ち並んでいるエリアがある。地下鉄駅では、徳川(トクチョン)。2号線と3号線の交差するエリアで、こういうエリアは案外、その便利さもさる事ながら、マンション価格の高騰を見越して、買われる事も多い。

一気に、韓国でマンションの購入を考える人は、そう多くないかもしれないが、半年とか、1年以上の短期滞在を繰り返す方には、その方の才覚やビジョンによっては、そんなに非現実的な話ではない、時代である。

因みに短期の滞在の方には、例えば、韓国での賃貸マンションは、月払い(ウォルセ)とチョンセ(2年契約の、退出時、全額保証金返金制度)がとられている。詳細は、ここを参照

亀浦市場 入り口

で、話が横道に逸れてしまったが、そのエリアに亀浦(クッポ)という市場がある。いつも、金海空港にむかう道すがら、気になっていたのだが、これまで、なかなか立ち寄る機会がなかった。 写真が、ピンぼけな為、全然そのニュアンスが伝わらないが、とにかく、旬の、はじけるように瑞々しい、地物の野菜のオンパレード。釜山市中にある、名だたる市場と比較しても、値段が廉価で、ものがいいのは圧巻である。勿論、大型マーケットで流通している野菜などとは、値段も含め較べものにならない。

野菜だけは、北海道で本物の有機無農薬の逸品の素材を、常に扱わして貰っていた経験で、体がその真偽に反応する。その点からも、それにかなり近い、良質な気を内包している野菜は、いつも市場を漁っている自分にもここが、初めてだった。

考えてみれば、ここよりほど近い、金海のエリアは、都市近郊の野菜農家が、ハウス栽培も含めて、かなりの規模で耕作している訳だから、当たり前といえば、そうなのだが、車がサーキットのように、テール・トゥ・ノーズでデッドヒートし、建設重機が、林立する360万都市の傍らで、廉価でこの素材を手に入れことができるのは、なんといっても、降って湧いた、束の間の至福みたいなものである。

写真を、撮るのも忘れて、野菜の匂いを鼻いっぱいに吸い込む。

マヌル(にんにく 漢方名 大蒜) の  山

奥に入り込んでいくほど、ここが島国ではなく、大陸と陸続きのアジアである事を、改めて、想起させるに、まさにふさわしい市場。(あまり、深くはいると、ショッキングな卸もあるので、ほどほどに・・) 自分は、たまたま15年前、ニュージーランドにいった折に、韓国人と知り合い、その後、シドニーに流れて、在豪韓国人のエリアで韓国人の友人に助けられたりしながら、韓国人と結婚した。それまでは、自分にとって韓国は、あまり興味も縁もない国であった。 唯一の接点は、漢方であり、それも単純に中華圏で代替できると思っていた。

2000年に、韓国が日本文化禁止(そんな時代が、あったんだな・・)を解いて、一躍、大量の日本人が訪れるところと、なった。始めは、その異質性が好意的に、受け取られていたが、今では、好意的な人を凌駕するほどの嫌韓の声も高い。

その変遷は、まさに自分の心の中のコリア、そのものである。

人には、向き不向きがある。嗜好も、人それぞれである。

釜山を、足で歩くうちに見えてきた風景は、ある意味、アメリカのブラグマティズムを強力に志向するように見せながら、それ以上にそれを底辺でガッチリ包含する、諸子百家(紀元前3世紀)の時代から亜細亜が熟成させてきた、アジアのリアリズムが形作ってきた独特の規範の中で、生きている人達の実相のようなものである。

それは、現代、日本で生まれ暮らし、似ているようで、似ていないなどと、形容するしかない自分には、ついぞわからぬ感覚かもしれない。

市場のちょっと奥まった角地にある、”逸品”のコングクス が 食べれるお店 

本当に、日差しが南国という感じで、暑気あたりになりかけて、フッと入った、コングクス のお店。とにかく、もし、亀浦市場に行く事が、あったら、見つけてみてください。

で、もとプロからの、韓国食の逸品店の、見つけ方(笑)

まず、チェーン店には、入らない。(込んでいるお店、だからといって、味も一級とは限らない。)

お店は、やや古め。常連とおぼしきアジョシ(若者にあらず)が、何故か差し向かいで座り、静かに食べていて、

静かにさっていく。 込む時もあるかもしれないが、騒々しくない。 店主の方の雰囲気が、さりげなく、上品。

不思議に、ふらっと入りたくなった時が、縁。(笑)無理に、みつけようとしても、見つからない。日本向けの情報誌には、あまり出ていないが、異邦人がはいっても不愉快になる事はない。

よければ、釜山歩きのご参考にしてください。