2017年6月・近況報告その2”韓国の初夏は、青梅の香り”

釜山から、2ヶ月前、 全羅南道(チョルラナンド) 求礼郡(クレグン)に引越した、姉から送られてきた、旬の青梅。5キロの採れたての梅は、部屋いっぱいに香りが満ちるほどの、芳醇さでした。

もうすぐ、7月を迎えようとしています。もう、初夏ということを憚るほど、人の装いも、日中の日差しも夏・本番にひた走っております。それでも、この青梅が街中のスーパーでも、いっぱい盛られる季節は、韓国では、やはり初夏の風物なのです。韓国では、梅のことは、メシルといいます。それを、山のように売っている売り場には、それに呼応して、5キロ、10キロの砂糖の袋が、積まれています。日本でも、漬けておられる方は、すぐお分かりになるでしょうが、皆、この梅を買って、梅酒(メシルチュ)を漬けるのです。

釜山で、開拓教会をしていた、姉夫婦が赴任した、山の中の集落の教会
教会の礼拝堂
求礼(クレ)は、風光明媚で有名な智異山(チリサン)のすそ野に広がる街 教会のすぐ前にある、キャンピングサイト
同じく、バンガロー

私は、これまでもっぱら、漬けた梅酒を分けてもらっていたのですが、今年は送られてきた梅で、自分で漬けてみるつもりです。

7月に入る手前で、ここ暫くのスナップを、備忘の意味も兼ねて、載せておきます。

お客様と廻った、広安里海祭りから
同じく、広安里海祭りから
祭りのキャラクター
海祭りのアトラクション
おなじく、アトラクションの模様
釜山の老舗ライブハウス「MONK」で、上質なJAZZを、堪能。http://cafe.daum.net/clubmonk
広安大橋のイルミネーションを、眺めながら、I-PARKの高層ビルの明かりをバックに、近くの魚市場で、刺身(フェ)を現地調達して、楽しむ人々。
釜山市立美術館にて
フロアーに、展示のドラム缶を使った、オブジェ。
同じく、3階フロアーのサイか恐竜の塑像。
俄か、鉄ちゃんになって、お気に入りの東海線の雄姿を、撮る。(笑)
仕事帰りの、車窓から、暮れなずむ西陽を、照り返す、洛東江(ナクトンガン)の水面(みずも)に浮かぶ、高速道路。
松亭ビーチの夜の風景1
松亭ビーチ夜の風景2
松亭ビーチ夜の風景3

昼の 松島ビーチの雰囲気

昨日、いつもお世話になっている、日本の会社の方に、帯同して、仕事の後に、広安里ビーチに参ったのですが、その折、これまで、何度も仕事で釜山に来られている方が、「ここ、地下鉄で来れるんですか?」と尋ねられました。あいにく、その時は、雨模様の上、いつもは、綺麗にライトアップしている、広安里大橋も消灯していて、ちょっと、残念だったのですが、カジュアルで、海が近く、カフェも沢山ある風情が、お気にいられたようでした。普段は、海運台ビーチのホテルに泊まられたことも、あるはずですが、日本は勿論、中国と、本当にお忙しくされていて、こちらに来ても、仕事のことで、頭いっぱいで、心休まる暇もなかったに、ちがいありません。

ひとときでも、「ここ結構いいな。」と素に戻って、思えてもらえれば、良かったですし、これからも、ちょっとでも、ここの良いところを、見つけて頂ければと、思ってしまいました。7月、また、どんな方と、この街を巡るのか。いつも、緊張もありますが、楽しみです。

追伸 梅を漬けました^^。

砂糖5キロ、梅5キロ、下から、エキスが上がってきていますが、どうなるか。(苦笑)

2016年 2月・釜山のコンベンションの現状から

2月5日頃の、センタム・シティー、ロッテデパートの横から
コンベンション・向いの、私立美術館では、アンディウォーホール展が開催中。
コンベンション・向いの、私立美術館では、アンディウォーホール展が開催中。

2月も半ば過ぎました、いきなり温度と湿度があがり、市中を歩いていても大汗を搔いたと思えば、次の日は、氷点下に冷え込んだり、2月は天候が不安定の日も多かったですが、昨日からは、爽やかな晴天。海運台側のビーチ・サイドのホテルに、お泊りだった方は、対馬までが眺められるような、シチュエーションを、お楽しみになられたのではないでしょうか。

今日・明日は、いつもご利用頂いている、大阪のオーナー経営者さまの、商談通訳&法務関係サポート通訳。韓国での、靴の製造を先代さまの代よりなされている方ですが、日本の規格と韓国の工場との細かい修正のため、頻繁に、私どももご活用頂いております。

これから、ソルラルを迎えるというのに、ちょっと寂しい風情のコンベンション・センター

先日、久しぶりに、センタムのコンベンション・センターに行ってみたのですが、いささか驚いたことが、ありました。「最近、釜山でのコンベンション関係での通訳業務の以来が来ないな・・。」と思っていたこともあったのですが、他地での通訳もあったりしていて、その相関を考える余裕もなかったのです。

地下鉄内などで2年位前までは、盛んにコンベンションの宣伝を見受けたのですが、最近は気のせいか、そういう広告も、減っていた気がしておりました。それで、向かうと、ガランとした佇まいで。第2センターまで、増設されて、いたのに。

ちょっと、寂しい風情では、ありました。コンベンションも、ビジネスである以上、イベントを引いて採算をとることは、大変なことなのかもしれません。が、調べてみれば、ソウルは無論のこと、大邱市(デグにも満たないイベントの誘致状態。

ちょっと、悔しいですね。インフラは、色々と整ってきているのに。そして、釜山の持っている環境のポテンシャルは、決して、恵まれてないものではないのに。

新世界デパート・アイス・アリーナで、スケートに興じる風景を眺めながら、ランチする人々
新世界デパート・アイス・アリーナで、スケートに興じる風景を眺めながら、ランチする人々
冬の広安里の海を、クルーズする、ティファニー21
冬の広安里の海を、クルーズする、ティファニー21
冬の広安里ビーチ
冬の広安里ビーチ
刺身センター側から見た、広安里ビーチ
刺身センター側から見た、広安里ビーチ

過日、韓国の企業に20年以上、日本の企業との取持ち役を務めておられた方(日本の方です)に帯同して通訳に参った際、地元の企業にレクチャーしておられた中で、「物(機械設備)だけではなく、それを活用するソフト(人的・教育)が大切だから、そのこととセットで投資を考えてください。」と何度も、強調されていたのを、思い起こしました。

一時期、日韓の様相が、あまりにも現実を無視して変転していた時、正直、あまりにも利己的な理由で、色々なひとの生活を平気で暗転させる決定をする諸々に、失望にも似た気持ちを抱えておりましたが、そんな折、

NHKのドキュメンタリーで、日本がバブル期に、故郷創生と言って、地方自治体に、当時の政権が自由に使える、1億円のお金を配った時、この釜山の対岸にある、対馬の老境にあったリーダーの方々が、日本から見れば、辺地で日本からの人の訪問が減り、人口も減るなか、若い人達が居残れるような道をつけようと、まだ今ほど交流がさかんでなかった時節に、60キロの海のむこうには400万(当時)の市場(釜山)が、拡がっていると、それを元手に、釜山とのフェリーの定期便を運行する会社を作った。という、話を見て、すごく感動もし、何か、救われる思いもいたしました。

今、エア・プサンは、市中のバス広告の宣伝でも、プサン~札幌直行便、就航を熱心に、告知しています。私には、かつて住みなした忘れられない北海道の道都。雪祭りだけではなく、これから、この釜山からも、これまで以上に、北海道を知る人々が、増えることなのでしょう。

ケーブルTVでも、鳥取・宮城・青森・長崎・沖縄、日本の温泉地と・・などの紹介は、ひっきりなし。

自分達も、努力すべきではありましょうが、釜山として、どんなふうに、場当たり的でない人の誘致をしていくのか、またしているのか、気になるところでは、あります。

新世界デパート地下・入り口
新世界デパート地下・入り口
新世界デパート1階売り場
新世界デパート1階売り場

 

5月10日 釜山市立美術館。

釜山市立美術館 の エンタランス

ここ釜山も、この頃は晴天が続いていて、暑からず、寒からず、いい気候になっています。先日、大阪から来られた、若いお客様と、センタム・シティで、新世界デパートを回ったついでに、絵がお好きだというので、コンベンション・センターのあるベクスコの横にある、市立美術館にお連れしました。

この新しい市立美術館へは、私自身も、はじめてでした。最近何かと、この新しい商用エリアのセンタム・シティに仕事でも、プライベートでも来る事が増えました。ちょうど、時期がよく、モネ・マチス・ピカソ・コロー・シャガルー等、かなりの出展の催事と聞いてはいたのですが、昔の市立美術館のイメージしかない自分には、どうかな?という一抹の不安も、ありました。

エントランス の モニュメント

なかに入ると、まだぴかぴかで落ち着いた風情の、なかなかいい雰囲気でした。しかも、平常日だった為、お客さんも少なめ^^。ご一緒頂いた方も、「綺麗ですね^^。」と言ってくださいました。

絵も釜山に来てからは、ゆっくり見る余裕もなかった為、思いのほかの本格的な展示に、楽しい時間でした。コローや、クールベ、ドガ、ルノアール、以外にマチスが点数が多く、展示室の雰囲気も落ち着いていて、贅沢な感じ。

特設展は、3階だったのですが、他の階でも同時に、アメリカ現代アート企画展や、日中の現代アートの展示も、ありました。

韓国らしく、アジアの画家の展示も多いのですが、ベトナム画家の素晴らしい作品が、印象的でした。Tu Duyenという方でした。

その後は、同行の方が「お腹空いちゃった・・。」と言うことで、お気に入りの焼肉店での、カルビタン定食で、遅い昼食、

こういうちょっと贅沢で、元気がでる髄のスープを、安価で気軽に楽しめるのは、韓国のいいところ。ちょっと、暫くぶりで、ほっとできる釜山の昼下がりでした。

気候が、いいですね、今の釜山は。