珈琲を啜りたくなる、晩秋のプサン。そんな季節に、浸れる身分になりたし。(笑)

 

2018 11 15     西面 NCデパートへ 向かう街路

澄み切った青い空の青と、通りの街路樹が最期の落葉を枝に留めて、そのコントラストが、なんともいえない旅愁の、そう、居ながらにして、いろんな場所の秋の記憶を想起させる、時節を迎えております。

なんと言っても、ここは福岡や下関エリアの対岸ですから、ここにある風景は西日本のエリアでは、珍しくない風景かもしれません。

ただ、一度は船旅のプサン行をお勧めしたいのは、途中にある島々も含めて、そこに人が勝手につくりだす景色ではなく、そこに普通に存在してきた風土が醸す風景、そこに個々の普通の人達が育み、営んできた景色を、感じて頂たいからです。

とはいえ、私もこんなに近いとはいえ、九州にはなかなか行っていません。(笑)日本に行くとしても、ほとんど仕事絡みで、勿論・飛行機、過密スケジュールで、一泊2日。東京・大阪となってしまいますので・・。※今は仕事でもいいから、北海道へ行くのを祈っていますが。(笑)

日韓の仕事をしていれば、いろいろな予定が、急な雲行きの変化で変更します。いや、それはどんなことしていても、そうですね。別に、日韓のことだけじゃない。そう、変わる予定もあれば、変わらず挙行されることも、ある。

で、次の予定に気を取り直し、大体が遠征通訳となるので、体調も調整せねばと、西面まで私用で来てみたのですが、やっぱりここは、若い子がウィーク・デイなのに、一杯^^。

最近は、SNSでのタイムラインで、同時並行でクライアントさま方の案件の進展を捕捉し、込み入ってくる場面では、翻訳や通訳サポートする。また、その刻一刻、変化する状況のなかで、先読みや情報収集しながら、日本の販売元さまと、韓国での販売・流通する韓国の会社が、韓国での売り込み、販路の拡大をする時に、より有機的で効果のある手段に沿うための準備をする。

これは、私どもだけではなく、韓国で仕事をしている日本の会社の方なら、この今も、どこもしている事でしょう。金融が世界を差配するなか、現業部門は、それ自体が実は人の生活に密着に関わっている事なのに関わらず、より厳しい査定のなかでその質を担保しようと、ぎりぎりの営みを続けています。

だから、ちょっと油断すると、今、ニュースで何が言われていること等に、疎くなってしまい、焦ります。例えば、韓流のことなども、私も含めて韓国側の人間のほうが年齢のせい(苦笑)もあるのでしょうが、詳しくなく、日本のお客様に教えてもらったりします。逆に、私が日本のドラマや、ミュージシャンの話をして、日本の方が知らなくて、空振ったり。

実際には、持ちつ持たれつじゃないですが、この西面で若い人が主体で営業する飲食店のように、外側だけじゃなく、中のサービスやコンテンツなども日本のお店をベースに、韓国色をつけたりして、長年この仕事をしてきた人間には感慨があったりしますし、若い人に混じって、使い勝手がよいので利用します。

智異山(チリサン)の麓、全羅南道(チョルラナムド)・求礼(クレ)で、教会をしている、姉さんのところから、届いた”旬”のタンガン柿

私が日本を出る少しまえ、”鈍感力”とかいう本が流行っていた記憶が、かすかにあります。情報を傘にきて、ご時勢ですから・・、という言葉で包み、効率という触媒を添加し、肩書きを添えれば、無理が通る。でも、その状況のなかで、そんな風潮とは一線を画すべく、制約のあるフレームのなかで業務を刷新する。そんな現場に立ち会うと、なんとか、そういう中で必要とされるよう、いい意味での緊張感がでてきます。だから、現状、安心して、韓国とのお取引きをされてください。

もし、それが担保されないような現場でしたら、私は、このBLOGにも、掲載します。だって、本当に皆さん、真剣にお取引しているのですから。

明日から、単発、遠征含めて、ロードが続きます。なんとか、ここで、関わる双方も、そして私も(笑)少しでも、やって良かったいう業務になれば、いいのですが。

アラフィフ・パワーあり、格好よし。私も頑張るぞっと。 (๑•̀ㅂ•́)و✧

”たまたま、釜山”でも、いいんだよ(´-ω-`)・・。

釜山も秋たけなわ(※と言いつつ、街の並木の紅葉も、今日の一雨でかなり落葉・・)もう夜などは、少し肌寒い風情ですが、それでも、釜山っ子は、オープン・テラスや路上にテーブルを並べて、ビールを飲んでいたりします。※寒さには、チュアチュア(寒い・寒い)族と思うくらい、弱いはずなんですが。(笑)※そんな事言っているうちに、もう10月終わって、11月に・・。

”行楽の秋”などと、使い古された言葉ですが、この釜山の界隈も、そうとしか言えない、秋が持つ彩どりに満ちた風情が、陽の光が、そんな世界とは、一線を画して、忙しない・日々を送っている輩(笑)にも、時の移ろいを感じさせる、今日、この頃。

そんな中、仕事の前は、新たなジャンルの時はできるだけその沿革、つっこんだ商談の時には、自分もその業務の一員になるべく、拙いながら・場の雰囲気づくりも考慮しながら、できうるだけ準備する、これの繰り返しです。

それが厭だというのとは、真逆な話で、以前は結構それが、大変だと感じていた時期もあったり、現場での自分の至らなさに、歯噛みする思いも幾度もあったりもしたのでしょうが、色々な、自分のような個人ではどうしょうもない事の連続の事どもを経て、今は、それが心底、有難いと思えたりする。

何せ、本当に近いとは申せ、色々なコミュニケーションの手段もある時代に、ここまで身体を運んで、お越しくださるのですから。

フォト・ウエディングのアテンド通訳時、スタジオから。

フォト・ウエディング、また別の、スタジオ。4組のフォト・ウエディングに係わらせて頂き、皆さん、本当にお綺麗で、その日のために準備して、かなりハードな撮影でしたが、仕上がりが本当に、楽しみです。ソウル・プサン。チェジュとスタジオの選択肢があるなか、プサンで挙行された方々。末永くお幸せに。韓国フォトウェディング情報館

新規のお取引の、商談の束の間、夜の海運台ビーチへ

本当に、残酷なほど(笑)時代が流れているのが、この仕事をしていても如実に分かります。

このブログを始めた時のタイトルは「ふらっと、プサンそぞろ巡り通信」なんぞでしたが、どんどん、そんな悠長な事案ではなく、真剣なビジネスでの案件が占める事となり、可笑しかったのは、日本のクライアントさまが「カンさん、自分、食事は本当にどっかの定食でいいから、100円とはいわない、50円でいいから、商品の買値のほうで考慮してもらって、とにかく決めて欲しい。」可笑しいなんて言えない切実な場面。本当に、わかります。でも、韓国側はそれはそれで、やっぱり遠方から来てもらったとの思いがあり、もてなしたい。

合理性や、機能性を重んじて、スピード感を持ってドライに、タイトに、それでないと生き残っていけない、そんな時代。

だから本当にできることなら、夫々が実のある商談にしようと、フラフラになります。そんな長い攻防のなかで、不思議とお互いの人となりを知るためにか、結構、色々な話になったりも、します。どうして、その会社にはいったのか。奥さん(彼女)との、なれそめは。子育て談義、部下とのコミュニケーションの話。家族の話。もちろん、商品・サービス・業務の話がメインですが、商習慣も会社の風土や手法も違うなか、必死で歩み寄ろうと気を通わせようと粘る。

私は通訳ですから(笑)、大変なのは、双方の交渉者の方なのですが、(※私も楽に、仕事をしている訳じゃないですけど。(ノ∀゚*))自身も、終われば、精根尽き果てます。

さて、11月です。釜山のコンベンションでのサポート通訳等、準備しなければならない案件など、控えております。今だから言えますが、これまで案外、仮想敵(爆笑)は、私のなかでソウルだったんです^^。それは、何といっても首都ですし、韓国の中では最新のモードも、商品の仕入れも、ビジネスの案件も、あちらのほうが一日の長はあるでしょう。

それでも、日本なら東京と比して、大阪も負けずおとらず知名度も高く、人も沢山訪れている。それに較べて、なんか違うことでばかり名が馳せて。

でも、ソウルの市中に、こんなにビーチあるんかい、近郊にこんなに農家があり、採れたての海の幸があり、そんな飯ネタあるんかい、フェリーで直行で日本など、いけるんかい・・。(酔っているわけではないので、先に非礼詫びさせて頂ます。)

海運台の高層ビル群、建設が進んでいます。

持って行き方の是非など、私にはよくわかりませんが、釜山の知名度がいまいち?にせよ、釜山も変わっていっていますよ^^。

でも、もういいです。用事があるから、釜山にくる。それもまた、逆に考えれば、縁があったればこそ、来られる。だから、そういう用事を作ってくれた、人・こと・もの。それに深く頭を垂れて、11月スタートです。

張遠征の時に、買い求めた、日本にいる時は、相棒のように据えまくった、せんねん灸。ほぼ、10年ぶりに邂逅。これでまた、働くぞ~~。