昨日来ここ韓国ではウィルス禍の狂騒のなか、人知れずそれ以上の懸案に放り込まれたひと群れの人達、また、家族達がいます。
それは在韓邦人、という人達です。それは、他人事ではなく、私もその家族のひとりであり、これまでもそうでしたが、どこまでこんな事が5GだAIだ、グローカルだパーマネント・トラベラーだという時代に続くのか、いつも仕事を通しても、日常でも、思ってきました。
ネット内では、この間まで、「福岡~ソウル間、往復8,000円、やすっ、日本でセミナーやるより、コスパいいよ。」とか元気に言っておられた方もいました。
昨日は、これは伝聞でしたが、韓国内のTVのインタビューの話だそうですが、観光できた方が、急遽決まった日韓の措置で「日本に、本当に無事入れるのか、緊張しています。」とすごい表情で語っていたそうです。
私どもの業務の歴史の中でも、ついぞなかった類の規制だけに、いい加減な情報で動いたり、伝えたりできませんし、査証に関しては、その国の個別の判断、いわゆる、現場での通達の判断も、対象者によって一律ではないので、他人事でないこともあり、緊張しながら、情報の収集にあたっていました。
家人も自分が日本人であり、当時者という事もさる事ながら、韓国におられる他の方のブログを読み、切実に、また時にユーモラスに、「日本に行って、2週間隔離、韓国に帰って2週間隔離。行って帰って、一ヶ月隔離、とほほ・・「」などと書いておられるのを読んで、励まされていたようでした。
その中でも、やはり、日本にいる親族の方からの一本の励ましの電話、今、日本も大変な状況にいる中でも、やはり家族だから、お互いを案じあう気持ちに、心細さを、紛らされている方が、多くいるようでした。
でも、皆がそうではありません。本当に、それがどこで、何をしている方、すべてにあてはまる事ではありますが、どんな状況で、どんな理由を秘めて、この韓国に渡ってこられたか、わかりません。それは、私たちも、そうでしたが、業務を介して、さまざまな事案に接してきましたので。
私も、家人に、「福岡の船まだ空いてるよ、荷物まとめて、何やってんの。」と言ったら、「俺もうこの身体で、バックパッカーで泊まり歩くとか、放浪するとかできないわ。」と、何言ってるんだかと、呆れていました。
今回のコロナ禍が、どこまで続き、いったいどこまでの影響を、私たちの暮らしにもたらすのかは、今の段階では知るよしもありませんが、グローバル化とか、海外にいくことも、あるいは短期的にでも海外で居住することも、そんなに特別なことではなくなっていたことが、一点、あっという間に変わってしまうことがあることを、知らしめられ、計らずも、今まで当たり前と思っていたことの尊さを、気づかされているように、思えてしまっています。
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