5月も、はや半ばを過ぎ、釜山の日差しも、韓国の南の海浜観光都市にふざわしく、眩くなってきました。
先日、お客様をお連れして、機張の北に位置する、新世界のアウトレットモール、そこからほど、近くの長安寺へと足を伸ばし、デビョン港、松亭ビーチ経由で、海運台へと、小旅行をしてきました。
ここへは、地下鉄ではいけないので、バス、或いは、車で赴くことになります。
韓国は、日本よりも車を持つことでの維持費がかからないのと、最近は、リース形式での車の取得も、一般化しているため、車社会は進む一方。また、郊外の山のなかにド~ンと、副都心という名のニュータウンを力技で造成してしまうので、郊外型のスポットが、どんどん充実してきています。
釜山は、釜の山と書くように、海岸と入り江、お椀を被せたような、低中層の山が連なり、渓谷のような渓流も流れていたり、郊外は意外に多彩な風景を、楽しめるのです。
この、新世界のプレミアム・アウトレット。今回は、お客様と珍しく、東莱待ち合わせでしたので、弾丸・座席バスに乗り、50分程で内陸から、機張のはずれの目的地まで。
釜山でのお仕事の後、おまかせでと言う事でしたので、この時期、気持ちのよい郊外と、定番の南浦洞エリアとは、別の顔の釜山界隈を、楽しんで頂こうと、最近は、東釜山のアウトレットモールに行くのが常でしたので、久々の訪問でした。
それと、こういう郊外型の施設は、平常日はゆったりと使えるので、そこも狙い目なんです^^。
それと時々平常日にも、直営テナントがない、新興・人気ブランドが出張催事を行っていたりして、運がよければ70%オフ・プライスで、ゲットできたりするので、そういう意味でも、ふらっと来て見る価値は、大な場所でもあります。
お客様は、韓国の市場調査と、企業訪問を兼ねて、釜山に来られておられたので、日本のアウトレットモールの現況の話なども伺いながら、平常日で混みあうほどではない、空間で、のんびり食事できました。食べ物の味が、以前よりぜんぜん良くなっていたのは、嬉しい誤算でした。
お客様が、主にゴルフ用品をご覧になられる間に、私は限定の催事を物色(笑)しておりましたら、カンペールという、スペインのデザインブランドの特価の催事があり、お伝えしたところ、「これは、ラッキーでしたよ。」と、カジュアルなシューズを買い求めておられました。本社から来たという催事責任者の方が、デザイン性の高いことを、熱心にPRされていましたので、私も、翌週の全羅道での、企業間親睦の通訳の用途で、その勢いにおされて(笑)ひとつ買い求めました。
そんなこんなで、思いのほか、ゆったりしているうちに、時間が過ぎたので、タクシーを呼んで、山寺の長安寺(ジャンアンサ)で御参りして、デビョンの港で、イカ焼きを食べながら夕なずむ漁港と、悠然と作業する漁師さんたち、遠くに新装する建設中の6つ星ホテル・コンラッドを眺めたりしながら、松亭ビーチを廻って、海運台に着いた時には、もう、夜の帳が下りていました。