2017年 ソルラル間近の、釜田市場と釜山ロッテ本店。

昔、何度か釜山にお越しになった、在京の飲食チェーンさまのご依頼で、急遽、食材と物品の調達を、依頼されて、ソルラル(旧正月)を迎える最後の週末で、人がごったがえす、西面に隣接する釜田(プジョン)市場に、行ってきました。

当局の現地買い付け、商品発送サービス

オーダーされた物品が、多岐で、商品の質も値段も扱うところで、差が激しいので、かなり調達は難航(笑)しました。加えて、なんせ正月前なので、人、人、人で。

商品の発送を終えてから、正月準備で、食材も人も満載の釜田市場(在来市場)、と、それと対称的な、1月16日に、地下の食品売り場を新装した、ロッテデパート釜山本店を廻ってみました。

ちなみに、寒気が入ったのか、ピリッと底冷えする寒い1日でした。

商品も調達した、いきつけのひとつの生薬店。
皆、買い入れた、沢山の食材の袋を持っていました。

やっぱり、韓国は旧暦の国。これからが、正月本番。
先日行ったチャガルチでもそうでしたが、ここでも、あんこうが目白押し。
タコも大量に、入荷中。
日本なら、上野、アメ横の年末の風景。

盛大にならべられた、韓国のバンチャン(惣菜)
市場を出ると、すぐバックパッカーが。

買い気、満々の人の気に当たってしまい、体も大分、冷えたので、一転、地下の食品売り場が新装したという、ロッテデパートに場所を移すことにしました。

ここも、人がごった返して、いました。カジュアルなリングか、ネックレスのオリジナル仕様か、何か。

地下2階の新装なった食品売り場、世界各国の調味料、オーガニックな食材。

 

本当に、世界各国の調味料が、アイテム豊富に取り揃えられて、いました。日本のものだけでも、こんなに。

カナダから直送のロブスターを、チョイつまむコーナー。20ドルの、その日のウォンレート払い。ほかにも、近時、ワインのラインナップが充実しているせいもあって、タパスなどの立ち飲みスタンドも。

 

正月・商戦をもりあげる・チョゴリ姿のキャンペーンガールも、ひと休み。

デパート内の喧騒から、逃れて、外に出ると。屋台外。寒いせいか、まだ時間が早いのか、いがいに人はまばらでした。

みえずらいですが、過日、お客様がお泊りになった、アーバンホテル。ロッテデパートからも、すぐ。
西面のこの界隈も、新しいホテルが結構、新装しています。

個人的には、西面といえば、NCデパートづいていましたが、色々なことがあったにもかかわらず、また、新たな騒動が、前の騒動をかき消していくのか、釜山ロッテ本店は、いつものように、集客健在。やっぱり、風水なのか、立地なのか、ここはなかなかです。

まるで貸切・今・話題の釜山”そぞろ歩き”

1月も早半ばです。昨日は、釜山での衣料品の買い付け等に、急遽、お越しになった山陰からのお客様と、久々の街中での、商談同行通訳に参りました。

最近は、枕言葉のようになってしまっていますが、「釜山、大丈夫でしょうか。」とのお尋ねから、お問い合わせが、御座いました。大使や、総領事の一時帰国や、ネットやメディアの報道からすれば、当然のこととも、思いますが、少しでも、時間に猶予があるときは、私どもでは、実地に検証してから、お客様をお連れします。

政治的懸案で作られた官製の争議(それだけに、恐ろしいのですが)と、本当の紛争とはわけが、違います。

お客様の安全(車の往来以外に、今の釜山に、普通にしていれば、どんな危険があるのか、よくわかりませんが)には、充分に配慮しつつも、それを逆手にとって、ゆったりと混み合わない、港町情緒を、感じて頂けたらと、お時間に猶予があるとのことでしたので、自由に散策させて頂きました。

たまたま、近くにようがあって下車した、地下鉄1号線「草梁」駅。 日本領事館の、最寄り駅。
そのすぐそば、在来市場、「草梁市場」の風景。
草梁市場 2
草梁市場 3
草梁市場 近くの和食の店

凡一駅下車の自由市場で、2時間ほど見て周り、運よくご入用の商品を買い付けることができたので、南浦洞界隈の衣料品店も漁りつつ、釜山観光と相成りまして。

まずは、歩いてすぐの、釜山の中華街。この界隈は、中国の方のお店は、勿論、ロシアの方、フィリピンバーなど、混成していて、夜には、歓楽街の顔も持っているところです。

草梁からちょっと歩くと、釜山の中華街、 「上海ストリート」

沢山の中華料理店が、軒を連ね、中国人学校もあったりします。

昼のランチは、その中の外観、綺麗なレストランで。点心と蝦チャーハン、坦坦麺。お味は、???中華街の美味しい店。課題は、つきぬ(苦笑)
釜山・中華街の変遷を紹介している、新設された、案内スペース

中華街を後にして、その向い側は、KTX釜山駅、なんか盛大に太鼓の音とかして、”すわ市民団体のデモか”と、身構えたのですが、さにあらず、釜山オムク(かまぼこ)祭りのイベントでした、沢山のオムク(かまぼこ)の屋台テントが、出展していました。※写真は、お客様に何かと、説明していて、漏れです。ごめんなさい。

ここからは、タクシーで、南浦洞へ、光復路ストリートを,いつものように散策。

 

ブティックや、装飾小物、カフェ、レストランが連なる、緩い坂道を歩いていきます。

この赤いお店は、ハンバーグレストラン。とんかつが、大きく先行しているお国柄ですが、ハンバーグの店も最近は増えています。日本のファミレスなどは、大うけするでしょうが、なかなか・・苦笑。
音楽が大好きな人が多いので、楽器店やライブハウスも市中に結構あります。^

坂道を上がりきって、また少し歩いて見下ろすと、国際市場の裸電球が並ぶ、小路が見えてきます。さて、国際市場へ。

ちょっと、のどが渇いたので、ロッテリアで、一休み。

暮れなずむ国際市場、こんなに空いて、のんびり見て歩くのは、本当にひさしぶり^^。

この写真では、わからずらいですが、この界隈きっての人気ホテル。

そんなこんなで、BIFF広場に出てきました。ここは、相変わらずですが、ローカルに盛りあがっていました。いつも、行列作っていた中国の人もまばら、徐徐に戻って来られていた日本の人の影はみえず・・でも、だから、貸切。(泣き笑い)

どの屋台も盛況。老若男女、屋台のおでんと、トッポキ等は、かかせません。マンドウも。(日本で、いえば餃子)
釜山といえど、そこは真冬、皆、重装備で服がかさばり、隙間がない。

屋台の喧騒を見ながら、大通りを渡ると、そこは、釜山の魂、チャガルチ市場。

郊外の工場や、企業や会社訪問が業務のメインになっていたので、実は数ヶ月ぶり。

あんこう、旬なのか、店じまい近くの時間帯でしたが、粋がよいのが、沢山。日本では、鍋でしょうが、ここでは、コチジャンのヤンニョンであえて頂く、アグチムが、メイン。韓国でも人気のある、TV「深夜食堂」の宣伝に来られた、小林薫さんが、とても気に入っておられたとか。
太刀魚(韓国名 ガルチ)も、てかてかに光って。美味しいですよ。

お客さまの携帯には、会社の同僚やご家族から、「大丈夫か??」のメールやSNSの問いが結構来ていたのですが、最後は、ここのあまりにもメディアの喧騒とは、かけ離れた風情に、かえすのも疲れてしまったようで、「本当に、ぜんぜん、何もないんですね。」と、最後は、刺身をほお張り、居合わせた地元の方とも、身振り手振りで酌を交わしたりして、夜は更けていきました。

2017年 「釜山」の現状と遅すぎる・新年のご挨拶^^。

よく利用させて頂いている、運転手さんからの、あけおめメールの、小坊主さんの写真^^。
自宅近く、温泉場のカフェストリートにある、焼肉店。

2017年、遅ればせながら、明けまして、おめでとうございます。

ここしばらく、ソウルに較べてくだんの事では、扱いが地味だった釜山の名が、年初から、かなり露出する事となり、政治が一般の人々の交流や、普通に行われている生活を、かなりいびつで偏向的なイメージにつくることに、これまでもあった事ですが、少々うんざりさせられています。中東やアフリカなど、本当に戦場となっている、大量の難民がでているといった事象ではないのに。

平和などは当たり前と思っていて、そのメンテナンスを愚弄していると、すぐ、信じられない状況になることは、私も何度もお客様をお連れした、博物館や記念館の資料でも明らかであるのに。

釜山でも、ひらがなの店名をつけて、招き猫をかざるのがブームだったり、自分が英語や日本語を教えている中高生にも、「君の名は」の上映で話題が持ちきりだったり。それが、今、普通に暮らしている韓国人の日本への認識です。

ですから、わかっておられる方には、「そんなこと、知ってるよ。」と言われることかも、しれませんが、大手のメディアのちょこっと韓国にいるだけで、或いは、日本にいっただけで、訳しり顔に語られる韓国の一面の現状を、鵜呑みにして欲しくないと、思わずにはいられません。

ところで韓国は、実際は、旧暦の正月なので、まだ本当の正月気分では、ありません。そういう意味では、韓国は以前にも書いた記憶がありますが、正月を2度味わえるところです。思い立って、冬の釜山、例えば、機張(キジャン)市場で、”茹でたての蟹を、頬張る旅”なども、良いかも知れません。

ところで去る年の瀬、甥っ子が兵役の入隊で、釜山を出立しました。先週、入隊前に励ましの意もあり、一緒に夕食を取ったのですが、「他にも入隊で暫し会えなくなるというので、仲間や友達との壮行会のスケジュールが、びっしりです。」と、笑っていました。過日、「寂しくなるね、心配だよね。」と言ったら、「皆んな、行くんだから。」と無頓着に言っていた姉も、直前になって、「今、韓国は、不安定な状況だから、なんか心配。」と、今更言い出す、始末。

甥っ子が入隊する北の江原道(カンウォンド)エリアの街へむかって、一家でスノウタイヤを装着した、4駆車で、出て行きました。韓流グループのファンの方なら、自分の好きなアイドルや俳優の入隊見送りで、そういったところまで、行かれた方もいるでしょうが、頭を丸刈りにして入隊です。

バンド活動して、ギターやドラムをやり、私の誕生日でも毎年、演奏してくれた優しい子です。「除隊したら、日本へ行ってグルメツアーしたいから、いいところ探しておいてください。」と、冗談とも本気ともつかず、話していました。少しまえからは、週一で、日本語も勉強していたけれど、一所懸命、フレーズを作って練習していました。

元気で、逞しくなって、帰ってきて欲しいです。

ところで、これも既に昨年の12月の末になりますが、夜になると零下10度の雪景色の北海道から、工業プラントほか、施設の地下埋設技術に定評のある、北海道の企業さま、御一行、総勢40余名の皆様が、韓国への旅も兼ねて、釜山現地企業の視察、面談も含めて訪問されました。

今回の韓国への研修を決めたのは、特に、韓国に限らず、国内にいてはわからない、国外の状況がどんどんと変わっていることを、自社のメンバーに肌で感じて欲しいということが、趣旨だということでした。

たまたま、機縁があり今回は、韓国でといったことだったようですが、皆様、真摯に熱心に工場を見学されておりました。

こういった交流の機会を逃すことなく、積極的に有機的な関係を築いていけるか、これからの韓国にとっても、極めて大切なことだと、身をもって知らしめてられている、昨今でありますが、その橋渡しのサポートをより円滑に行うことも、自分達の重要な役割だと認識して、激動の年となるであろう、2017年に向き合って行く所存です。

頂いた、「六花亭」のお菓子