秋冬(チュソク)中も、観光都市・釜山は、しっかり稼動!!

賑わう、チャガルチ場外市場
チャガルチ市場 2
国際市場近くの、韓定食の老舗で、お客様との昼食
丁寧に供されている、ミッパンチャン(및반찬)

業務の兼ね合いで、BLOGをアップするのを遅延しているうちに、ここ釜山は、秋冬(チュソク)の大型連休を迎えております。この時期は、日本でも、大型連休が目白押しであり、日韓関連のビジネスをしている方は、その前、そして、その後の日程を、スムーズにする為、慌しく動かれておりました。

私どもも、荷物の搬入、確認、調整、日本のクライアントさまが、現地で、無駄足を踏まないために、当該・行政機関の方との打ち合わせ、商談・相手先との連絡・段取り組み等、こういう時期だからこそ、慎重に丁寧に、業務を進めておりました。

今は、予約サイトや、予約アプリが大変便利(※例えば、「トラベルコ」とか)になっておりますが、韓国は何と言っても、人の繋がりで動いている社会。こういう繁忙期こそ、受け入れさきの準備でも、地元で、無理をお願いしたりするわけですが、誠意のある対応を、頂いております。

韓国も、日本以上に、短い間に時代が代わっていて、秋冬(チュソク)とはいえ、実家の訪問は、そこそこに、今年は、10日以上の連休になる会社もあるそうで、毎年、更新している訳ですが、過去最大の国外渡航者数となるそうです。

それに対して、海浜観光都市・釜山は、市中に、5つも本格的なビーチを抱え、カフェや、アウトレット・ショッピング・モール、新装のバジェット・ホテルも増えて、便利で快適に滞在できるようになってきてる訳ですが、案外、この状況下・穴場かもしれませんね(笑)何より、気候が最高。海風に醸される、旅情も、本当に気持ちがよく、食欲の秋さながらに、山海の珍味が、在来市場にも、うず高く、積まれております。

少し前に、訪れた、梁山・霊鷲山”通度寺”
大雨の後で、パワーショベルで、復旧作業していましたが、癒される風情でした。

今、世界はどこでもそうでしょうが、釜山も、どんどん変わっていっています。ここの、ビーチやショッピングモールは、週末になると、本当に人で賑わいますが、それは、ビーチの景観保全や向上、交通インフラの整備を、どんどん進めているからです。

ですから、いらしたお客様に、「日本で喧伝されていることとは、全然に違うんですね。」と言われる度、その点で、自分達に、ここが有意義にご利用頂けるよう場所になっていってることを、充分に伝える力がないのが、いささか恨めしいのも、事実です。

松島(ソンド)ビーチ。スカイウォークのみならず、かつて存在した、ロープウェイを、スケルトンの現代仕様で、復活させ、ポート・ビューも、満喫。

2・3日前、私どもの居住エリアから、ほどないところに、釜山の若者・ご用達の繁華街、西面(ソミョン)があるのですが、もともとリニュアルの激しい激戦区ですが、本当に、ラーメンのお店が増えていて、日本語のお品書きで日本のお店・仕様の店内で、若いカップル、男女の友達同士、が、自分達の日常に、既に必須のアイテムとして、当たり前の面持ちで、夫々がオーダーしたラーメンのスープを飲み較べるのを見ていて、これが近未来のここの風景なのだなと、不意に思ってしまいました。

センタムの新世界デパートに、隣接する新世界センタムシティーモール内、サムソンの家電を、新しいライフスタイルに、呼応して展開する、エレクトリック・マート。

 

釜山では、ワンルーム・マンションのアパートの建築もすごく増えていて、その自分の城を彩るインテリアのニーズが、爆発的に広まっています。写真は、インテリア・スピーカー。
韓国でも、ドローンは、様々なところで使われています。色々な種類のドローンが、陳列されています。
何のロボットなのか・・

この秋冬(チュソク)開けには、韓国で展開されている太陽光発電に付随する、より精巧な素材製作の為、必要な特殊機器の設置、稼動の行程のサポート通訳を控えておりますが、本当に一度、釜山にお越しになって頂ければ、或る意味、今が一番自然に、日本の商品を自然な形で多岐に渡って、韓国が受け入れているという事が、戯言ではなく、ご理解頂けるかと思っております。

「エッ、この時期に、何故、韓国へ~。」と思われるむきにも、敢えて、韓国、いや、いや、

釜山へ、ようこそ!!です。 どんどん、秋めいてきましたね^^。

南浦の光復路にある、カカオトークのキャラクター・グッズ・ショップより。日本では、LINE、韓国ではなんといっても、SNSは、カカオトーク。愛想のないキャラの人も、SNS内では、これらのキャラクターが当人になりかわって、泣き・笑い・踊り。現実に、ご当人にお会いすると???とにかく、ショップも盛況です。

 

韓食を求めて・・

”下記のへジャンククではなく、タラを使ったもの” 南浦洞の韓食店にて。

いつの間にか、あっという間に、バンクーバー五輪が行われている。韓国の選手は、大健闘しているのだが・・。案外、冬季の五輪の性か、まわりは、淡白なリアクション。やっと、連日の金で、少し盛り上がってきた感じ。(SBSが放映権を独占して、KBSもMBCも放映できない上、その演出が、チョットばかり?しょぼいのにも一因が・・。ワールド・ベースボールリーグ時の方が、全然盛り上がっていたなぁ。)

ショートトラックの接近戦での強さは、韓国の”ミリ単位で見切る”車の運転を彷彿とさせるし、5000メートルでの最後まで垂れないスタミナは、韓国のスタミナ食の賜物のようにも、感じる。とにかく、アジアではパワフルで通っていたが、体躯の飛躍的な向上と、期を同じくして、世界レベルで炸裂しているのは興味深い。

街中でも、背の大きくないアジョマが、他のヒトはお構いなしにぶつかり、大声で話すのに較べて、背が一段と高い若い大学生位の、殊に、男の子達は、すれ違ってもさっと身をかわすし、ちょっと言葉をかわしても、なかなかスマートで、親切。アジアも、どんどん変わっていることを、裏打ちされた気もしました。あ・・また、横道にそれちゃった。

ところで、釜山近郊の、海浜観光への個人旅行の起点でもある、西部バスターミナルのある沙上(ササン)に、昨日行った折、ふと小さなへジャンククのお店が目に付いた。一見のお客ではなく、いかにも食べつけてると言った風情の近隣のオフィス?の制服を来た一団が、ぞろっと入って行った。

唐突だけれど、韓国料理の魅力は、見た目の繊細よりも、食べた後に感じる、体の奥からじわじわと、沸き起こってくる滋味に、その真骨頂があると思っている。それなのに、釜山に来て以来、オモニがたまに振舞ってくれる家庭料理を除いては、どこで食べても??がつく事が、自分に中では多かった。

間違えてもらっては困るのだけど、決して、普通に、釜山は,食のまずしい街ではない。それどころか、街に食材は溢れかえっていて、食材のバリエーションも市場を覘くまでもなく、海のもの、山のものとも豊富で、メニューのアイデアには事欠かない。イタリアンのレストランなどは、極めて食材を調達しやすいだろう。

でも、ここは、韓国。陰陽五行で彩られた韓食を食べたいじゃないですか^^。海外の韓国レストランで、韓食の魅力にはまり、日本にいる時から、韓国料理の滋養とその効用を説いてきた身(笑)には、期待が大きすぎるのが、その要因だとは解っている。それでも、とにかく、理屈ではなく確信が欲しい。。

そんな中、その食堂のへジャンククの色を見た時、「来た~」と思った。財閥系が元締めのチェーン店が多くなり、ソウルの特級ホテルのレストランから、”韓食のレストランが消えた”なんて記事もいつぞやかは、見た。経営の観点から、価格をあげられず、利益率の点で、イタリアンや日本食のレストランが増えているような話は耳にするし、現に、そのとおりの状況を眼にもしている。

で、そのへジャンクク・軽めのテンジャン(韓国味噌)で味付けされた、髄からのエキスの深いコクと、抜けのいい喉越しは、その店の仕事が、手抜きのないプライドのあるものである事が窺われた。やっぱり、この一仕事の違いが、韓食に限らないかもしれないが、「カムサ(感謝)」というか、食文化に繋がっていくのだ・・と、勝手にひとりごちて、最後の一滴までしっかりと夢中で、味わった。

通度寺(トンドサ)への道すがら

オリンピック中継を見る暇はなく、今日は、釜山近郊の韓国3大名刹のひとつ、通度寺(トンドサ)に下見に行って来た。(報告は、後日^^)前の晩、永らく透析治療を受けながら、厳しい闘病を続けている、義兄が一時、昏睡状態に陥って、救急病院へ駆けつけた翌日。寺院の厳かな本堂で、久方ぶりに、その平癒とこれまで自分達を支えてくれた方々の顔を思い出しながら、3帰の礼で仏舎利が安置されていという異国のお寺で膝まづいた。堂を吹き抜ける風は、久方ぶりに、懐かしいオホーツクでの、まだ大変ながらも、日本の家族と、心ある人達と紡いでいた日々を想い起こさせた。

韓国、釜山。数奇な運命でここに来たけれど、縁なくしてはここにいないのだから。ここに来る、日本の方にも、少しでも、元気になって帰ってもらいたい。

老圃洞(ノポドン)バスターミナルの食堂

帰り際、以前から眼をつけていた、老圃洞(ノポドン)のバスターミナルにある食堂に、入った。コクのあるキムチ鍋。だんだん、当たりがよくなってきたと、気持ちを震い起こした。TVの下に流れる、小さなテロップには、ハングルまじりで、「スキージャンプ予選で、日本の葛西が142.5m」と流れていた。彼もまた、北海道人だ。