夏は、釜山!海に、山に、旅情と、美味しいが満載^^。

今朝の、釜山は遅れてきた梅雨か、または台風12号の影響か、凄い雷鳴が鳴り響いていました。それでも、今はもう、からりと晴れ上がり、夏本番の海風が、吹き抜けています。

今年の釜山は昨年来、新しい施設や、スポット、ホテルの開業、または、竣工の開始など、オン・シーズンに向けて、日本からの旅の方も含めた、海外のお客様 をお迎えしようと、準備に汗を流しておりましたが、色々と水を差された格好(苦笑)となり、とうとう、夏休みの時節を迎えております。

されど、まさに夏・本番。 ビーチで遊ぶ、寛ぐも良し、新装のショッピングモールで、買い物したり、食べたりも良し、市中の拠点にはかならずある、温泉のチムジルバンで、汗を流すもよし、

釜山の山麓に点在する、(海にもありますが・笑)仏教寺院で、祈りのときを持つも良し、在来市場・海産市場で、溢れんばかりに並んでいる山海の珍味をひやかしながら、焼肉や、刺身を頬張るのもよし、

今の釜山は、色々な嗜好をもった方達に、楽しんで頂くのに、うってつけの場所に、進化している、真っ只中。

とにかく、近い^。 ちょっと、最近のスナップを掲載しますので、釜山の今を、感じてみてください。

影島の国立海洋博物館の整備されたテラスから、釜山港を望む
影島の国立海洋博物館の整備されたテラスから、釜山港を望む
ユニークなデザインが、人目を惹く、博物館の外観
ユニークなデザインが、人目を惹く、博物館の外観
海洋博物館の涼やかなメインのトンネル型水槽展示
海洋博物館の涼やかなメインのトンネル型水槽展示

 

板張りのテラス状に、綺麗に整備された、広安里ビーチの水辺で、寛ぐ人たち
板張りのテラス状に、綺麗に整備された、広安里ビーチの水辺で、寛ぐ人たち
ビーチの砂浜で、占いをする人、皆、結構、見てもらっている
ビーチの砂浜で、占いをする人、皆、結構、見てもらっている

 

釜山郊外、梁山[ヤンサン]の山中に佇む内院寺(ネオンサ)の渓流に、涼を求める人々
釜山郊外、梁山[ヤンサン]の山中に佇む内院寺(ネオンサ)の渓流に、涼を求める人々
内院寺の寺社外観
内院寺の寺社外観
内院寺は、善徳女王の時代から、尼僧に依って、受け継がれてきた由緒あるお寺 整然としたお寺同様、仏様も清廉とした佇まい
内院寺は、善徳女王の時代から、尼僧に依って、受け継がれてきた由緒あるお寺 整然としたお寺同様、仏様も清廉とした佇まい

そんな、今年、2015年・夏。釜山近郊を訪れて頂く方に、釜山の新しいスポットと、古いものとが織り成す、コントラストを味わって頂こうと、当局でも、ささやかながら、キャンペーンを行っております。

7月限定・カムバック・釜山キャンペーン

この機会に、どうぞご利用ください。しっかりと、貴方(貴女)さまをサポートして、想い出にのこる釜山の旅の一助となりますよう、務めさせて頂きます。

慶州も、KTXで30分あまりですから、釜山を拠点として、日帰り観光して、夜は釜山の賑やかなビーチで、大橋のライトアップした夜景をみながら、ビールをごくっと飲み、旅情に浸るというのも、お奨めです^。

若いぞ、楽しいぞ!慶星大・釜慶大駅(キョンソンデブギョンデえき)エリア探訪。

カフェから見る、広安里ビーチと広安里大橋
カフェから見る、広安里ビーチと広安里大橋

今日は、日差しが明るいけれど、それでも、風が強く肌寒い。当局のカンは、名古屋からのお客さまの同行通訳のため、朝早くから、大邱に向かっています。現在、東京の某企業の市場調査を、連日行っています。日本では、韓国経済の停滞が言われていますが、それでもマンションの建設ラッシュ。

家を新しくすれば、車をそしてインテリアをと、みたいな感じで、ますます、日本の生活用品や、暮らしを彩る、普通使いできるもののニーズはうなぎのぼりです。

日本に、わんさか行っている韓国の人達が、何を買っているかは、容易に私どもには想像できます。日本が、買い手から、売り手に颯爽と、変わったのですね。

韓国(韓国人)は、市場が、小さい、中国人みたいに金を使わない。といいますが、インテリアや、チョッとオリジナルなライフ・スタイル・グッズを扱っておられる、店主さま、会社のかたなら、ほとんどの日本人の眼がむいていない、今こそ、韓国・現地に信頼できる窓口を置いて、スポットで商ってみるのは、ありだと思います。

韓国も、痩せても枯れても(笑)、国民所得がアジアでは、日本の次位までに、http://bit.ly/1E0QKm4 名目上ではあるにせよ、伸ばしています。

韓国の企業が、日本で苦戦するよりはずっと、日本のモノは、韓国で売れます。※印(自社製品を、ミニマムに紹介した一枚ものの韓国語HPページなら、お写真3枚と紹介文で、一万円チョッとで、作成いたします。お問い合わせください。)

またもし、これを読んでいる方で、ご関心があられる方は、扱っておられる商品のお写真と概括をメールででも、お送りください。一発で、韓国内市場での可能性の有無を、お返事いたします。

ご質問&お問い合わせフォームへ

わたしどもは、現地で、伝聞ではなく、毎日、刻々と変わる状況のなかで、それが為、ジェット・コースターのように様相が変わり、まったく、不条理な理由で揺れ動く世情を相手に、仕事をしてまいりました。

ごたくや、欺瞞を並べている、いとまもない中で、必要として頂けるクライアントさまに、オーバー・デリバー(料金以上の価値)を提供する、ということをモットーに、今日まで、業務をさせて頂いております。どうぞ、ビジネス・トリップとまでは、申し上げませんが、そんな観点からも、釜山渡航をしてみるのも、面白いと思われます。

 

話が,大幅に、横道に逸れましたm(>o<)m

 

広安里ビーチまで来たついでに、若者の集う学生の街、釜山地下鉄2号線の慶星大・釜慶大駅(キョンソンデブギョンデえき)エリアを、探索してみることに、します。

慶星大・釜慶大駅地上
慶星大・釜慶大駅地上
慶星大・釜慶大駅街メイン・ストリート
慶星大・釜慶大駅街メイン・ストリート
人気といわれている、カフェが入るテナント・ビル
人気といわれている、カフェが入るテナント・ビル
開店直後から、きっちり、キャンドル・サービスで、お出迎え
開店直後から、きっちり、キャンドル・サービスで、お出迎え
店の入り口
店の入り口
店の入り口付近の様子
店の入り口付近の様子
グリーン・グレープのフレッシュ・ジュースと、パニーニのランチプレート?で、見た目以上に、手抜きなく、サラダのドレッシングも、ココットのスープも、ジュースも美味^^
グリーン・グレープのフレッシュ・ジュースと、パニーニのランチプレート?で、見た目以上に、手抜きなく、サラダのドレッシングも、ココットのスープも、ジュースも美味^^
店内の雰囲気
店内の雰囲気

思いのほか、お腹もいっぱいになったので、ちょっと、東京でいえば、下北沢と吉祥寺を混ぜて、ちょっとラフに仕上げたような、このエリアの探索へ、GO。

ちょっと、ユニークなファサードの、お店。
ラーメンと カレーの 店
ラーメンと カレーの 店
インド・カリーの店
インド・カリーの店のメニュー看板
スパニッシュ・ドーナツのカフェ・・・スパニッシュ・ドーナツって??
スパニッシュ・ドーナツのカフェ・・・スパニッシュ・ドーナツって??
紹介したカフェの姉妹店の看板 こちらのほうが、スタイリッシュ・タイプそう。。
紹介したカフェの姉妹店の看板 こちらのほうが、スタイリッシュ・タイプそう。。
ラーメン専門店・日本スタイルのラーメンの店多し。
ラーメン専門店・日本スタイルのラーメンの店多し。
チョングッチャンのお店・噂では、かなり美味しいらしい。
チョングッチャンのお店・噂では、かなり美味しいらしい。
チェーンの寿司店
チェーンの寿司店
ポテト・フライに、こだわったビア飲み処、今、市中ではやっている、スモール・ビアという形態の店の発祥とも言われているとか。
ポテト・フライに、こだわったビア飲み処、今、市中ではやっている、スモール・ビアという形態の店の発祥とも言われているとか。

そして、その近くで発見した、不思議な空間。ジャンク系の極みというか(すみません)、カフェあり、ワイン・バーあり、工房あり、フレンチ・ビストロあり、そして、舞台劇場あり。

文化横丁と、書いてある、ここが、入り口らしい。
文化横丁と、書いてある、ここが、入り口らしい。
この小路を、通って、本当は入るみたい。自分は、裏手から、入ってしまったが。
この小路を、通って、本当は入るみたい。自分は、裏手から、入ってしまったが。
自分は、ここから入った、工房と、ワインバーが、両脇に。
自分は、ここから入った、工房と、ワインバーが、両脇に。
かなり、インパクト強しで、営業してはいるのだろうが、一人で入るのを、珍しく躊躇。
かなり、インパクト強しで、営業してはいるのだろうが、一人で入るのを、珍しく躊躇。
CIMG1111
でも、確かに興味は、ひくよね。ここのエリア、前、来た時より、ずっと面白くなってるわ。

きっと、知る人ぞ、知るという場所なのだろうが、知ろうとせず、いろいろと妄想するのが、楽しい気も。

慶星大・釜慶大駅(キョンソンデブギョンデえき)エリア。若さあり、気のある店も多いし、なかなかに、楽しい場所ですね。前に来た時に、食べたイタリアンのお店も健在だったけど、それ以上に、使えるお店が蜜集しているのが、嬉しい。広安里ビーチからも、ほど近いし、足繫く通うことになる・・・そんな、暇もなしか(TдT)。

プサン の 冬 を 歩く

  日本は、2015年も2月を迎えて、既にいろいろなことが始動している現況でしょうか。

ここ釜山は、これから旧暦の正月を迎えますが、当局はここ暫く、日本の著名な旅行ポータルサイトの依頼を受けて、釜山の観光地とホテルの紹介記事作成のため、釜山の市中を再検索するため、連日歩きまわっております。

釜山・冬柏公園のベイエリアにできた、海を眺めながら軽食からディナーまで楽しめるスポット。ザ・ベイ101
広安里ビーチ 1
広安里ビーチ 1
広安里ビーチ 2
西面の地下商店街・大賢プリモール
大賢プリモール2
大賢プリモール2

土臭く、いにしえからの大陸の匂いを放つ、海の街と、新しいベイエリア・リゾートの顔。そのコントラストを、少しでもお伝えできればと、思いながら、なかなか難しいです。^

螺旋 の ように 時は流れる ?

2013・11・15 カフェが、立ち並ぶ広安里ビーチ。白い壁と、シンプルな佇まいが、優しい緩やかな時を 醸す Cafe にて

 

2013年も、11月半ば。晩秋から、初冬に、ここ釜山も向かっています。入り組んだ入江状の海岸線、海と街が驚くほど近く、近年、インフラも着々と整備されてきた、韓国の海の玄関と言ってても、いいこの街。天然の温泉もあり、屋台の湯気や、チゲ鍋が、旅情を掻き立ててくれる、オススメの季節なのですが・・

LCCも、エアアジア(成田)やエア・プサン、北九州からのスターフライヤーに加えて、この秋からは、ピーチ(関空)が就航と、高速船ビートル・コビーも含めて、益々アクセスが、便利になっている中、ご存知のとおり、真逆の風が吹く。そんなことしてるうちに、エアアジアも突然、撤退。スターフライヤーも、来年3月で運行中止となった。

2013-11-15 15.50.01
Cafe TOKIWA その2・・

全ては、過渡期なのでしょうが、”今”という時を愚弄するなら、その果を受けるのは、その日、その日を懸命に生きている普通の人々。

私どもが、何度も足を運んで、博物館等で見た歴史には、この釜山にも、過去には沢山の日本人が住んでいて、ここの人達と普通の生活のなかで、生業を真面目にこなし、そして時代の波に揉まれるように、その全てを戦果のなかで放逐し、無一文で引き上げていったようなさまざまの普通の人達。

明治から昭和初期までの、丹念に残されたほとんどが手書きで記された沢山の手紙や、文書には、思いもかけない場所で、現代の自分達に、祖先が懸命に生きてきた証を伝えてくる。

歴史は、幾重にも折り重なる、人々の声なき声に裏打ちされて、未来へと見えない糸のようなもので、それを扱う人達を、それにふさわしい場所にいざなう。

まさに、今、過渡期の風景を 物見ではなく、身を持って体験させられていることを、痛切に思った、2013年、晩秋です。

2013-11-17 07.47.54

日本と韓国の現状は、現状として、それだけに、困っておられる方(わたしたちも、まさにそうでしたが(苦笑))も、また継続的にここと、係わりを持ち続けていかなければならない方も、おられる事と思います。

上載の写真は、先週くらいに、親族の法事に赴かれる方の、同行通訳に、隣町、馬山に行った時に、その一族の方々のお墓のある山の近辺で、撮った写真です。

その時に、韓国の親族の方が、「日本にいる親族が、こうやって熱心に法要に、毎年来られるから、自分達もお墓を綺麗に維持、管理することとなった。」と、笑いながら、語っておられました。

2013-08-08 16.15.217
釜山 郊外の 古刹に お客様と 訪れたときの 一コマ

いつの間にか、師走も、もう目の前。冬の、海の街に、御用の向きには、ご遠慮なく、お声かけください。

チャガルチ市場から、見た、影島(ヨンド)の街並み

 

 

 

 

 

草食系? & 工場 &暑い夏の名残り

(通訳 カン記)

本当に、暑い夏でした。日本では、いまだ30℃の数字を、散見しますが、皆様、なんとか乗り切っておられますか?

昨日は釜山駅近辺での、短時間のビジネス通訳のあと、来週来られる予定のお客様の件で、水営、広安里、中央洞とリサーチと確認業務をして廻った。

こんな時に、ひょこっと、フックのある店や、人が繰り返し訪れている店などに、実際、入ってみたりする。

広安里ビーチサイド の 本格窯焼きクリスピーピザも 楽しめる イタリアン・レストラン
外国人比率の高まりもあって、洋風インテリアの注文家具工房 の ショールームも ちらほら・・

ところで、先日は久々の、工場だった。何だか、少しく懐かしい光景を、想い出してしまいました。

というのは、昨年の秋から、今年の春の間は、日本でも、韓国でも、知らない人は誰もいない、大手製菓企業の業務提携で、久しく、釜山の郊外の工場へ日参していたからだ。

起業秘密(笑)と思いながら、通い詰めた記念にパチリ・・「うちの機材は、古いから秘密でもなんでもないよ。」と、笑っていってくれた言葉が、うれしかった記憶・・

冬の時期に、アイスの製造。そこでも、日本から派遣されていた、30代そこそこの社員の方が、正月休みもほとんど無い状態で、釜山の街中をほとんど見る暇もなく、夢中になって、-40℃の倉庫にジャンバーも着ないで、韓国の規格と日本の規格の狭間で、へこたれもせず、頑張っていたのを、想い出します。(最後は、昼休みの合間に、バドミントンをして、工場で一番うまい人を、あっさり打ち負かして、女子社員のアイドルになってましたよ。。。)

飛行場の近く、金海に今回、お供した、総合資材商社の端正な出で立ちの、20代後半の若い社員の方も、「この間は、中国でした。上海は、国際都市という感じで、そうでもありませんでしたが、地方の工場のところは、ちょっと、怖かったです。」と、おだやかに、話されていました。でも、その肩には、大きな案件を抱えて。

不思議と、工場づいている私には、錆びた機器群が、想い出だったりします・・・

日本の若い人を・・・いいますが、渡航してこちらで仕事をしにくるような、若い社員の方は、本当に頑張っています。

釜山も、やっと、朝、晩は、涼しい風が吹くようになりました。私も、ビートルにでも乗って、また日本で、美味しい「刺身と天ぷらの盛り合わせ定食」でも食べたいですね。※フェリーターミナルは、日本帰りのツアーの韓国のおばちゃんで、賑やかでした。

次から、次へとできる カフェ・カフェカフェ・・ 釜山では、スタバは、肩なしです(笑)

 

ただの ”おじさん” になってしまった 日

台風15号 の 広安里 海岸(1)

日本にいた頃、そこは北海道だったので、どんなに暑い夏であっても、お盆を過ぎると、本当に不思議なほど、ス~ッと涼やかな一陣の風が、秋の到来を誘うように吹き抜け、それが夏の終焉を告げていた。

でも、ここ釜山は、韓半島の南。九州の対岸。一度、収束しかかった猛暑も、台風一過で息を吹き返したように、真夏日に逆戻り。それでも、もう暦は8月も末日を迎えている。

台風15号 の 広安里 海岸(2)

台風の日は、1日中、すべての報道は台風一色となった韓国。釜山は進路から逸れたが、それでも余波で、ビートルも飛行機も運休した。招かざる休日。

台風のまえの、雲たなびく、NZの空のような 広安里ビーチ
台風前の 広安里ビーチ (2)

 

台風前の 広安里ビーチ(3) 昼も夜も 趣向をこらしたアトラクションで、盛り上がる

世界を、夜、昼となく、飛び回るバイヤーのお客様から、「韓国、色々・大丈夫ですか?」とメールがあった。そのひとは、それこそ、仕事になるなら、戦乱の地を厭わず、物資調達に向かう人だけに、その文字の裏に潜む緊張と、真摯さを想い、恐縮した。

海雲台の 夕暮れ 前

この間も、台風を含めてキャンセルが続く中で、日本での飲食店開業のため、釜山の店をリサーチに来られた、オーナーと建築デザイナーの方がおられた。これまでも、そういう方を幾人もご案内したが、少しでも参考になるならと、海を越えてリサーチに来られる気概に感じ入った。やはり、これまでも素晴らしいコンセプトを形にされてきた方だと、お名刺に小さく刻まれているurlより、確認する事ができた。”喜助デザイン

現代と、サムソンが牽引しているように見えても、その国のブランドを決するのは、そればかりではない筈なのだ。どこから、どんな弾が飛んでくるかわからない、Web3.0と呼ばれている現況の中で、誰が何に踊らされているかだけは、立場上、きっちり把握せねばと、痛感した一連のできごとで、あります。

ところで、韓国グルメ。ひとつだけ、アドバイス。韓国に来て、焼肉を食べるのは勿論、大変結構ですが、本当に、滋味溢れる「韓定食」を食べたいなら、まず、チェーン店には入らないこと。

結構、暴論かもしれません。でも、自分達が繰り返し使うのは、やっぱり、今では無数にあるWeb上の情報に乗らない、小体な、家族で、または料理の上手なおばちゃんが家庭料理のように、さりげなく、しかも本当に低価格でふるまう、韓定食の食堂。

写真では、わからず、食べたら納得。海雲台SAVEゾーンそばの食堂の「韓定食」の佇まい

色々あった時に、広安里に行くのは、明るいビーチなのもさることながら、行きつけの、腰の曲がった、ハルモニがやっている、韓定食の店で、ジョンゴルやチゲを食べるためでもある。序々に韓国本来の味わいを感じられる店が、少なくなる中で、そういう店を発見できた時の嬉しさは、チョッとした僥倖なんです。。

取り合えず、現状として、釜山に御用のかたは、ひとまず、安心してお越しください。

通度寺(トンドサ)の弥勒菩薩さま ”日韓は 本当しゃあないなぁ・・・”

釜山の6月。夏のはじまりに、日本人の独り言・・

”夜のビーチ”から、昼間も憩えるビーチに変身中の ”広安里ビーチ”

ここ釜山は、6月迎え、一気に夏モードに突入しております。福岡や下関よりわずか300キロ弱の、この海のむこうの隣街から見ていても、あの災害のあと、懸命に頑張っておられる東北の方、支援しておられる全国の有志の方を尻目に、迷走する国家が、痛々しい気持ちです。

ここで生活して3年目だが、日本にいたときは、硬直的で閉鎖的だと思えた、ある種の秩序だった日本人の習俗・風習、それ自体が、カオス的な大陸の無秩序さの名残を残す、だけれども、依拠するシステムや憧れる生活の方向性が極めて、日本と変らない、この国の街で、まさに「日本ブランド」という価値なのだなと、身を持って体感しています。

とはいえ、尚更、ここにいて感じることは、間違いなく、これからさき、大勢は、本当に”アジア”の世紀。

長らく、完成途上だった高層ビルも、続々完成している”センタム”エリアの今。

その時に、きっと「日本ブランド」が、ただ汎用性(すなわち、便利で、性能がよく使いやすい)を標榜しても、”細かさ”をDNAに持つ日本人が、イニシアチブを取れる場面は、限定的だと、思われる。

もうすでに、これを読んで頂いている方は、ご存知でしょうが、汎用性については、この韓国は勿論、どこのアジア諸国の若者も、日本人を凌駕して、死ぬ思いで学習しています。おそらく、企業的な(大量・大規模生産)的な視座では、制度に関係なく、日本人(いや、人間が本来もつ)の「変りりたく」ないという習性が続く以上、”変化こそ生き延びる視座”とプログラミングされたアジア諸国の人々が、累々と侵食していく感は、既知の日本を懐かしむ方には、脅威以外の何ものでないのかも知れません。

なにさまな、おこがましいことを書いてるかと、お思いでしょうが、”貧富の差は当然”という事と、”取らなければ取られる”というのが常道、という社会で暮らしていると、かなりの”呆けもの”でも生き延びる為に、当然、肝に銘じて、微々たる己のリソースでも、何とか磨きをかけて、単なる使い捨て状態を脱し得なければ、存続さえも、ままならなくなる、と思ってしまうものです^^。

広安里大橋を、眺めながら寛ぐ 人たち。
ビーチで、寛ぐ人々 2
在プサンの外国人も、多い プサンのビーチ・リゾート

韓国では、今、現在、連日、大学で、高騰する学費をめぐって、学生がデモをしています。デモをどう捉えるかは、別にして、合理性を盾に、”怒り”を表さない美徳を、逆手に取られる愚かさだけは、もし、日本が変化し、大量生産。大量消費のスパイラルから軸をうつして、コンテンツ国家の魅力で、日本コンテンツを黙していても応援してくれる”擁護者”を創っていくことの必要性を、誰もが心の奥で、認めているとすれば、断じてかわらなければならないことだろう。

過剰なまでの上昇圧力と競争。欧米とは違い、人がひしめくアジアでは、例外なく、その軛(くびき)はついて回る。だからこそ、その必要性と闇を、アジアの中でいち早く体現した、日本人の持つ感性を、堂々と差し負けないで、提示すれば、いいと思う。ある意味では、”いいひと”と思われなくても・・・

訳のわからないことを、列記しましたが、備忘録由、お許しください。

昼下がり の ビーチで、憩う カップル達・・

ところで、サイドバーにつけている、動画。ひとつは、いわずと知れた押尾コータロー^^。韓国も、ヒップホップやガールズグループが席巻する一方で、ひそかに、ギターブーム。うちの高校生の甥っ子も、日本のアコースティックギタリストにはまり、この間は習いはじめてから2ヶ月で、見事に押尾氏の黄昏(たそがれ)を、披露してくれた。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=tCRKD1gbroI&feature=related[/youtube]

もう、ひとつは、イ・ソラ。「パラミ・ブンダ」(風が、吹く)を、はじめて聞いたとき、アイリッシュ・ミュージックマニアの自分達は、韓国の歌手の歌を聴いている気がしなかった。と、同時に、くしくも押しつぶされそうな困難に際して、懸命に怒りと悲しみを堪えて頑張っているひとと、是非、日本で聞いてみたいと思ってしまった。

 

 

 

半島の南・プサンの正しい夜(広安里ビーチ)

広安里ビーチ 8月 16日 月曜の 夜 1

日本なら、お盆もあける時節。子供達の夏休みも、順に終わりに近づき、釜山のビーチも少しづつ落ち着いてきた感じがして、これから、来られる方に、晩夏に美味しいビールを飲んでいただくところ。と、久々に広安里ビーチに、やってきた。

49番バスを終点で降りて、 ビーチに着くと サンポ-ニャの 心地よい音が迎えてくれた

月曜だけれど、ビーチには程良い活気が漲っていて、煌々と光る海鮮ビルの灯りを右手に、眼前にはライト・アップされた大橋が、横切る。予想された光景だけれど、波の音をバックに聞く、南米のフォークロアは予想外の展開だった。 沖には、ナイト・クルーズの船がこれも煌々と、明かりをつけて、ゆったりと浮かんでいる。

尼僧も、キャピ・キャピのギャルも、仕事帰りのビジネスマンも、勿論、半ズボンにTシャツのカジュアルな装いの観光客も、海風のストリートを、思い思いにひやかしている。

ビーチ の 左手の  淡いマンションの灯り と、人々

特級ホテルが、立ち並ぶ海運台の昼は、釜山の顔だか、一山越えてとなりのここは、まさに、ナイト・ビーチ。多国籍な国ではないのに、非日常なアジアのビーチの異国情緒が、ムンムンしている。

広安里ビーチ 8月16日 月曜日の 夜 2

ビーチをそぞろ歩きながら、これも思い思いにスピーカーから流れる、ブルース、ポンチャック、Kpop、フォーク。その摩訶不思議に渾然一体となって、さざ波のなかに溶けていく感覚。歩くスピードなのにも、かかわらず、オープンな店の中で、グラスを傾けて、語り合う人達が、飾り窓のような妖しさと、そんな淫靡ではない陽性な楽しさを醸して、次から次へと続き飽きることがない。

大箱 の カフェ (ビアホール) の  熱気
”似顔絵を描く 人達”  韓国人は、絵を描く人が多い  覗いてみると、とても上手だった

そんなこんな、しているうちに、ビーチの反対側のはずれまで、来てしまっていた。コーヒー・ショップで、テイク・アウトの、アイスオレを買い、ビーチへと降りていくコンクリートのベンチに腰を下ろして、右・左に旋回しながら、遠ざかっていく、クルーズ船を眺めたり、薄くもやがかかったヨット・ハーバー側の建築途中の高層ビルを、あてどなく見ていたら、いきなり、4ビートの生のジャズ・ドラムのサウンドが、響いてきた。

1970年代のオールディズのノリだが、さすがは、jazz好きな 韓国のシティ・バンド ・・
音以上に、若い 元気がある!! 息が切れない 気持ちのいい トロンボーン

「今日は、雨が降らなかったら、これから2時間演ります。皆さん、もっと前に寄ってください。」と、慣れた声色で、ナレーション。でも、ここは、ライブ・ハウスじゃないから、見ている客層もさまざま、そしてナンテいってもバックは波の音も果てなく続く波濤。演奏と、お客さんのギャップも楽しいが、ガンガン・プレイしていく。

トロンボーンのソロの、迫力もたいしたもの。思わず、”じゃがたら”にも在籍した村田陽一のプレーを思い起こした。この雰囲気で、これをするかい。広安里、やるじゃん。シドニーのサキュラー・キィにも、負けてないぞ。(この、勝ち負けって何?苦笑)もう、時間がやばいので、とにかく、振りきるように、帰途につくことに。

もときた場所では、フォークロアの演奏が、デュオからトリオに増えて、沢山のヒトがベンチに浜辺に腰を下ろし、耳を澄ますように、聞き入っていた。総立ちだった、ジャズ・セッションとは、まさに対照的な、それでいて贅沢な静かな時間が流れていた。。