あっという間に、8月です。そして、いわずもがな、ここ釜山も、熱暑の夏を迎えています。
日本でも、軒並み熱帯夜の日々の中、毎日、お仕事に、また、其々の諸業務に頑張っておられている事と、思います。”でも、この暑いさなか、周りが”だれている”間に、しっかり準備や、調査をして秋からの掻き入れに備えなければ”・・単なる、独り語りになってしまいましたが、確かにあぶらぜみが、かまびすしいこの期間が、釜山はハイ・シーズン。韓国・全土から、週末にはどっと人が、このビーチ目がけて、訪れます。(本日、8月4日は、公式発表海運台ビーチで、80万人)
巷では、オリンピックもスタートして、開幕直前まで、さほど盛り上がってなかった、ここいらでも、緊急避難(避暑)に駆け込む冷麺屋でさえも、メダリストの横顔、韓国版を放送するTVを見入って、盛り上がっていました。こちとらは、それを横目に、日本選手の活躍をチエックするのですが、日本選手自体は、本当に頑張っていますよね。でも、いかんせん、柔道の、殊に、指導者達の体たらくには、怒りを禁じえません。”敗軍の将、兵をかたらず”、ではないけれど、4年間、準備期間があるわけですよね。
しかも柔道は比較的、バック・アップ体制も、恵まれているはずだろうに・・。だって、指導者というかバック・アップ、スタッフの仕事って、ようは、技術・コンディショニング・そして、諜報戦のはず。きっと、民間の海外担当の経験のあるスポーツマインドを持ったビジネスマンを入れて、指導者層の意識を刷新しないと、「いつまでたっても、同じことさっ・・」てなことに、なりかねない。やれ、ルールが変わった、選手のモチベーションが・・、いいかげんにしてくださいよ。やられたら、やり返す、それだけですよ。あ~、ご託を並べて、すっきりした。(笑)
最近、時にこちらの小さな事業主の方から、緊急で、通訳の依頼を頂いたりします。「いやさ、前には日本にいって、相手もしてくれなかった日本の大きな会社から、急にコンタクトがあってさ・・。」
そうです。日本の会社は、手をこまねいて、いません。メディアの好奇の対象とは別に、日韓の現実の経済と相対して、日本のコンテンツの優位性で、韓国の市場を開拓しようとしています。
韓国の子供たちも、幼年の頃より「韓国は資源のない国だから、技術を習って、世界にものを売らなければ、ならない。」と教わっていくようですが、40代の日本人の自分達も、嘗て、そういわれてきたのを、ここにいて、思い出します。なんだかんだいって、ここには日本の通ってきた道を、今一度、繰り返し見るような場面が、そこここに溢れています。
確かに、コンテンツ・ビジネスが世界を席巻して、ファイナンスの知識や抽象化された国際戦略を頭に置くことなく、単純に物事を進めることは、為替差を考えると無謀でしょう。
でも、韓国のような、日本のちょっと前で、しかもIT環境は日本に引けを取らない国では、生活の質を彩る、”モノ”が、日本の商品の中では、絶対的に、ここでは渇望されています。
美容室でも、ヘアダイやパーマやカラーリングの原液は、ほとんど、日本性だし、日本のファッション雑誌は、いまだに、人気です。インテリア、エクステリアまで、含めると・・これ以上は、企業秘密(笑)になりますので、ここでは書けませんが、日本企業のもつ商品力が、リテイルの分野では、絶対的に優位です。これを読んで、商品を廃棄しようとか、投売りしようとしている方がおられましたら、一度、格安航空でここに遊びがてら、様子を見に来てください。真摯に、ご案内いたします。
あと3年位は、生活の質の部分で、日本企業の商品に絶対的優位性があると思います。
トイレも、韓国では、ここにきたばかりの頃は、Daelim(デリム)が多かったのが、TOTOの文字を眼にする事が多くなりました。(現地法人化しています。)
上載は、最近、韓国に視察に来られる、日本の企業の方を必ず連れていく、広安里ビーチの気だるい昼下がりの模様^^ですが、その目の前を、”Sappro”の文字を大きく配した、ビール会社のトラックが、日本のように行き交います。アサヒは、すでに先行して、韓国でもブランド化しているところに、当然のごとく、キリン・サントリーも、参戦です。(韓国でも激戦の飲食業。そこを相手に、殊に、日本で地ビールのノウハウを持っておられるところが、イタリアンのレストラン相手に卸しても、面白いかと思いますが・・)。
やられたら、やりかえす^^。トム&ジェリーのように。 これが、2012年のテーマ?です。
とにかく、サッカー、頑張れ!!日本。