釜山・5月GW真っ只中、秘湯を夢みつつ、”孤独の業務”サブッ☜(◔◞౪◟◔)☞

今日は、5月4日。日本では、ゴールデン・ウィークまっさかり。今時期が、桜の時節を迎えているエリアも、あるので、日本の行楽地は、人人人の波のように、違いありません。韓国は、日本のような連休ではないですし、私どもでは、この日本の連休明けに、お客様がお越しになる予定ですので、この間に、これまでできなかった懸案を、進める機会とばかり、机にむかっておりますが、成果はでることやら・・。(苦笑)

劇的だった、南北首脳会談のあとは、米朝首脳会談も、板門店(パンムンジョン)で開かれる公算が、強いとの話が、流れるなど、オリンピックから韓国の官邸も、休む暇がなく、その舞台の調整に全精力を費やしているようで、少しくは、大きく停滞していた前政権、前々政権の時と比すれば、韓国もやっと少しく未来志向の流れが、本格化している空気が漂い、自分達もより前向きに、仕事をしていく気をもらえている感じです。

ところで、話は前々変わりますが、韓国ではケーブルTVに加入している家が多いのですが、その中で日本のTVの専門チャンネルもあります。私の家では、基本料金のプランでついてくる、チャンネルJに加え、チャンネルWも加入しています。

なぜなら私が見るのは、日本のTVばかりで、日本のドラマを見るのが、好きだからという、単純な理由ですが、殊にチャンネルWでは、リアルタイムに、日本の新しいドラマも、放映しています。「深夜食堂」とか、「孤独のグルメ」は、繰り返し何度も放映するのと、自分も好きなので普通に見ますが、心待ちにしていたのは、なんといっても、「ドクターX」の大門未知子。”私、失敗しないので”というのを、聞くたびに、「フリーランサー」なら、あんなふうに言ってみたいなと、爽快になったものです。ただ、いまだに、シリーズ5を放映していず、見ることができないのが不満。(笑)

その不満を和らげてくれたのが、『99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ』。シナリオも、キャラクターも面白いのはそれとして、松本潤さんが、逆転の新事実を閃いたあとに、放つ、超寒いおやじギャグを、香川照之さん演ずる上役・弁護士だけが、大受けする、リアクション。これ、結構癖になります。

ぜんぜん、関係ない方向に話は逸れましたが、そんなんで、韓流ネタが少ないのは当ブログの特徴でありますが、私どものクライアントさまは、もちろん、ビジネスで韓国とやりとりする方が大半なのですが、さりげなく、韓流や、K-POPを愛好されているかたもおられ、(※世代も、チャングムから、T-ARAまで。)プライベートで韓国語を習っておられる方もいたりするので、逆に申し訳なく思っている昨今。

とはいえ、日本も韓国も表向きは働き方改革などが、進んでいるようで、そのことは、ここ最近も業務の関係で、よく名を聞いたり、面識のあった日本の会社の方が、突然、立て続けに急逝されたり、韓国のクライアント会社でも、大切な中堅社員の方が亡くなって社長さんが会社をたたみたいと落胆したり、まだ30代の方が病死されたりと、何をどうしても避けて通れない、或いは、避けてはいけない事ですが、民間である以上、その原資をきちんと調達しなければ、すなわち、仕事を創出しなければ、根本的な解決は、でてきません。


私どもも、ご他聞に漏れず、自営業の端くれ。”孤独のグルメ”で、井の頭五郎が、徹夜明けやクライアントの無茶ぶりがあった時にも、自分に言い含めるように、よく漏らす常套句、「自分みたいな稼業は、声がかかるうちが、花。」それと劇中、五郎さんが、よくお客様に言われているのが、「井の頭さんは、評判どおり、仕事がはやい。」 本当に、金言だなと思います。

このブログでも、これまで何度も繰り返してきましたが、今ぐらい韓国の日常が、日本のコンテンツを受け入れている時代は、ないです。

さきに、紹介した、チャンネルWでも、日本の方が、韓国で自営業をして定着させた方々、パン屋さん、ロールケーキの店、飲食店etc、その方達が、「ここまで、もう一回やりなさいと言われれば、ちょっと勘弁してと思うこともいっぱいあったけど、日本だったらこれほど、うまくいかなかったと、思います。」と、共通して話しておられました。私からみれば、その方達の勇気にこそ、拍手ですが、一概に特異な事例とも言い切れません。

なんか、本当に話がとりとめなくなっていますが、なんらかの縁や、閃きで、韓国に眼をむけられた貴方さまの直観は、あながち、悪くないのではと、思います。(^^)

本当は、業務以外で、日本の下記リンクに紹介されているような、日本の鄙びた山の温泉宿で、澄んだ空気をたらふく吸って、かけ流しの温泉で足をのばし、山菜料理に舌鼓を打って「極楽、極楽」などと、のたまいたいところですが、ここに縁があってこられるお客様の、”小さな奇跡”のサポートに立ち会えるような・出会いを膨らませて、この5月も頑張るぞと。(笑)

「日本秘湯を守る会」

 

 

 

脱・釜山?刈り上げ様が、国境を越えた日に想う。

元は、フェリーターミナルや、今でも、入管、通関事務所が集まっている、中央(チュアン)にある、”40階段”の周辺は、カフェ、飲食店が並んでいる、憩いの風情。
cafeと並んで、ユニークな骨董屋さん、も。
中央(チュアン)のオフィス街

最近、つとに思うことですが、私どもは釜山を拠点に仕事をしている訳ですが、今、日本のお客様の相手先の会社は、釜山近郊が、半分、それ以外のエリアが、半分となっています。日本から、お客様が来るときは、金海空港があるので、そこからが70パーセントですが、それ以外の時は、私どもが出向き、インチョン・キンポ(空港)で、合流ということも、少なくありません。

韓国内は、KTXがありますので、陸路を使うのが一般的ですが、飛行機の国内線も価格サービスをしていますので、韓国の会社から、それを使って移動して欲しい旨があった時には、何度か利用しましたが、冬季など、遅延が多く、個人的には、陸路を使います。

ところで韓国の人に、そのことを話すと信じてもらえませんが(笑)が、韓国は、北海道とほぼ同等の大きさ。縦に長い日本とは、ちょっと事情が、違います。

特に、現地の駐在の代行業務などが、多くなってきてからは、韓国の相手先企業・会社の方と、実際にお会いするのは、業務で頻繁に2・3ヶ月やりとりした後、などという事例も、珍しくなくなってきている。

 

南浦(ナンポ)の、ブティックが軒を連ねる、ストリート
南浦(ナンポ)のメイン・ストリートの風景。

日本での生活が、長かったので、釜山にいれば、ソウル圏以上に、西日本、また、当方のお客様が多い東京圏に眼がむくのですが、知らないうちに、日長やりとりをさせて頂いているのは、韓国、津々浦々(拠点都市が、多いですが)の会社との、業務になっております。

また、物流の確認・オーダー業務のサポートでは、空港受け渡しのDHLなどの範囲から、トンが基本単位の大型貨物の搬出のオーダーがあり、搬入先は、この業務を始めてから、こんな港もあるのかと知った位に、日本の各地の港に向かっていく。

本日(書いている日)、今日は終日、南北首脳会談の模様が、TV・放映され続けましたが、この先、非核化とか、統一とか、そんなことまでの信憑性は、わからないですが、陸、海、空、の人の行き来きが、少しでも、安全で安定的になることは、良いことであるわけですし、それが担保されれば、周辺国で技術を持っているところは、素人考えでも、ビジネスチャンスになることは、わたしどもの業務事例からも、当然・あり得ると思わざるを得ません。もし、休戦状態が解消され、両国のトップがいうように、”end of war”というのが、本当なら、それだけで、画期的なことに、他なりません。

南浦のロッテ・デパートのカフェから、釜山港・水路、対岸の影島(ヨンド)を、眺む
南浦ロッテ、とにかく、デパート、モール、マートと、釜山のポートサイドの一等地に、巨大に鎮座する店舗内、靴店のディスプレイ。
フロア内、カフェの佇まい。鉄骨を組んで、ディスプレイの枠組みをするのが、最近のトレンドみたいです。

何か取りとめもない記述になってますが、今日、一日は、韓国では、立場の違い、貧富、職業の違い、老若男女、に関係なく、未来へのかすかな希望ようなものを、もったのではないかと、思います。よしんば、嘘でも、政治というものが国民に与えることができるのは、何らかの論理を越えた希望の光のようなもの、ではないかと、柄にもなく思ってしまいました。それにしても、演出がなかなか、うまいなと、不埒に思った次第です。ぺこ <(_ _)>

釜山・3月 新年度を迎えるにあたり。

綿の花 イルガンビーチのカフェの一隅で。

平昌オリンピックの余韻も、序々に鎮まり、気がつけば、釜山は3月も、半ばを過ぎ越しています。華やかな舞台の傍ら、北との関係で仰仰しい報道が、目立つ半島情勢ですが、業務をされている企業間は、ことに製造においては、受注と発注、検品、搬出、確認、クレーム処理を、繰り返す日々が、続いております。

夫々の業種で、扱う商品のスケール、商品の性格も違うはずで、今現在、私どもが業務代行に、携わっている取引は、BtoBに属する形態がほとんどですが、行政からの受注ではなく、7割方は、日本のクライアント(会社・企業)さまが、企業・個人から受注し(営業活動をして)、その成果が、韓国の製造会社に発注することで、成立する取引となっております。

私どもの役目は、クライアントさまの取引による、錯綜のストレスを下げることと、日本の細かいオーダーと、韓国企業とのクッション的なことが、結果的に求められたりします。

広安里ビーチの漁港から、マリンシティを臨む。

丸10年、こういう企業間の仕事に携わってきて言えることは、世情では、刻一刻とすすむ技術革新、金融環境の変遷等、テクニカルな部分に脚光があたりますが、不思議と最近では、もっと何というか、スピリチャルというか”縁”みたいなものの介在をビジネスの分野でも、感ぜざるをえません。業務とはいえ、あっというまに経っていく歳月をかけて、誰もが仕事をされているわけで、ご縁があり携らせてていただいている会社さまや、商品に愛着が湧いてくるのは、いたしかたがないことで、業務をとおして、私たちの見えている世界や、存在するサービスが世にでるまで、どれだけ多くの労力がかけられているか、身をもって知ることになりました。(実際は、そんな悠長な世界ではなく、ふうふういいながら、やっているのが、現実ですが・・)。

東海線ができて、マンション建設がこれから、進むイルガン・ビーチ。この、のどかな光景も、いつまで。

残念ながら、今回の地元のオリンピックで、参画する場面はありませんでしたが、その間も続いていた業務の合間に、かって住んでいた、北海道出身の選手の方々が、堂々とインプレッシブなパフォーマンスと、洗練された応対で、話題をさらっているのをみながら、やっぱり、AIが跋扈する時代にあっても、人と人とが論理を越えたところで、やりとりしているのだなと、たくさんの学びが、ありました。

2017(昨年) 3月・北海道央・視察行時。札幌・藻岩山からの夜景。
同、ニセコ・小樽エリア視察時の、道中、羊蹄山。
余市 ニッカ・ウィスキー博物館での、ひとコマ。
博物館内
小樽運河

韓国は、一足はやく3月から、日本も卒業や配置転換等を迎えて、4月から新年度ですね。私どもも、これまで手をつけてこれなかった、業務のプレゼンテーションの改善・促進、また、業務自体のクライアントさまの満足度(必要性、必然性の明確化)を上げる事等、手をつけて参りたいです。

平昌オリンピック・マスコットと。

-15℃・ソウル遠征{{ (>_<) }}。KINTEXで、ゴルフ資材コンベンション。

本当に、久しぶりに金海から、国内線に乗りました。ソウル・金浦上空。
機窓から、金浦上空2.

最近では、東京も大雪になるほど、日本も荒天のようでしたが、韓国は、とにかく寒気。この日は、釜山も-5℃でしたが、むかったソウル近郊のイルサンは、日中でも-10℃以下の予報。

いつもお世話になっている、大阪の総合肥料商社さまに、帯同して、韓国では、最大のコンベンション・センター、KINTEXで、韓国での販売を担当している会社のブースでの、商品の説明、販促サポートの通訳をして、参りました。

到着した。金浦空港から、ほど近く、タクシーで向かいます。
手振れ写真で、申し訳ないですが、KINTEX,到着。

ゴルフの資材関連では、最も大きなイベント。販売を行っている、韓国の会社が、京畿道(キョンギド)に、支社を構えて進出したこともあり、ブースのサイズも位置も、頑張って・良いところを確保したというだけに、皆さん、お忙しく走り廻っておられました。

会場入り口
会場の模様。
韓国の会社のブース。肥料や、農薬、また法制上、日本では無理ですが、ドローンを使った散布を提案しています。※当該会社のウェブサイトは、写真をクリック。
ゴルフコースにとって、芝の保全は命。それを、メンテナンスするのが、グリーン・キーパーといわれる方々。
ドローン会社の方が、ドローンによる薬剤散布を説明。
私どものクライアントさまが、扱っている、芝のメインテナンスの肥料薬剤のひとつ。※ご関心ある方は、画像をクリック!!
ご他聞にもれず、韓国はゴルフがとても盛ん。ゴルフ場を、効率的にコンディション良く、管理することには、とても関心が強いです。芝刈り機、カート、土壌整備、芝整備の機械が、所狭しと。

自動球拾い、ロボット^^。

特に、注目されていたのは、打ちっ放しの練習場などで、自動で球を拾い、充電も自動に行うロボット。韓国では、家庭では、このようなロボット掃除機が、結構、普及しているが、それのゴルフ場版といったところでしょうか。芝刈りのロボットもあって、このブースは、盛況でした。

KINTEXのフロアー
KINTEXのフロアー2

私は業務を通じて、何度もクライアントさまに帯同して、ゴルフ場を廻って商品の説明等をする中で、わかった事ですが、ゴルフ場にとって、ゴルフコースのレイアウトの設計と、同等か、それ以上に、グリーン・芝の管理は、ゴルフ場の価値や格を上げる、保全する上で、最重要のものなのです。

今回、ブースを出している韓国の会社が、ゴルフ場のグリーン・メンテナンスを、主力業務とされている会社で、その会社が私どもの日本のクライアントさまである、総合肥料商社さまの肥料や薬剤を扱っている関係で、このコンベンションに参加した訳ですが、その際、それぞれのゴルフ場(C.C)の、グリーン・キーパーと呼ばれている芝の管理者の方々に、自社の製品をプレゼンし、或いは、使ってもらって、データを取ったりする訳です。

ですから、今回も多数のグリーン・キーパーの方が来られていて、競争の激しい韓国のC,Cにあって、効率的に且つ、顧客満足度の高いコースを整備するための資材を、探しておられるのです。

今回はできませんでしたが、そういう方々に、次回はプレゼンのセミナーを開催しようとの話もあって、セミナー・ルームの視察もして参りました。

セミナー・ルーム・この日は、日・英の同時通訳で、セミナーを進行されていました。

話は、全然変わって、不埒で申し訳ないですが、本当のこといいますと、今回の業務の印象は、とにかく、イルサンの寒気が、半端じゃなかったこと。ちょっと、戸外に出て通訳するときに、もう咳き込んでしまって、本当に参りました。

もうすぐ平昌オリンピックが、開幕する訳ですから、冬季オリンピックの風情としては、恵みの厳冬かもしれませんが、オリンピックを契機として、韓国に来られるかたは、暖かな毛糸の帽子とかも含めて、冷え対策、必須です。(笑)

帰路の為、向かった、金浦空港。
飛行機、行きは、大韓航空、帰りは、チェジュ航空。寒気のためか、出発も到着も遅れて、定刻より、40分かかりました。
つい最近知った、平昌(ピョンチャン)五輪・マスコット。

オリンピック、やっと、始まりそうですね^^

追伸

今回、泊まったホテル。イルサン サービスド アパートメント ハイトゥモロー※ホテルについては、写真をクリックしてください。

2018年・1月半ば、今、お伝えしたいこと。”現地業務サポートの日々”

海運台ビーチのNEW YEAR電飾。
同じく、海運台ビーチ。

気がつけば、2018年が(も、ではなく・笑)1月半ばに、なっております。(苦笑)

本当に、昨年中、ご利用頂きました方々は勿論のこと、業務の係わりの中で、お世話になりました方々、また、韓国を、殊に釜山圏へご用向きの皆様へ、心より感謝・御礼申し上げます。当方も、この業務を立ち上げて、足掛け10年目を迎えて、いやがおうでも、様々な局面と向き合い、経験を積んで参りました。何卒、昨年以上に、ご活用賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

韓国は、新年は旧暦が本番ですが、日本のほうは、お正月も遠に過ぎこして、業務モードまっしぐら。仕事の性格上、日本のクライアント様と、韓国の会社、企業様を繋いでいるので、その時差が手にとるように、わかります。

昨年来、7ヶ月余り、日本のクライアントさまを伴って、通っている工場。建物は、一般の民家だったところを繋げて活用しながら、その分野の最先端の機器を備えて、高品質な建設資材製作にかかせない”ダイス”の製造をされています。広安里の大橋を支えるワイヤーは、ここのダイスを使用した、というのが、社長の自慢。
韓国の会社の社長さんが、ずっと意中だった機器を、日本の会社より購入。今、最後の調整作業、たけなわ。

ビジネス現地代行業務を本格化させてからは、日韓の懸案や喧騒に気を配る暇がないほど、日に時には、三桁を越える、事案も業種も夫々全く違う、会社間の業務の遣り取りに、係わらせて頂いており、暮れは31日まで、お正月はもう2日から、クライアントの方々からの、ご指示、お問い合わせ、申し入れ、発送・受け取り確認と、・・暇無しの結果が、今頃の本年はじめての、BLOGの更新と、相成った次第(言い訳もここまで来れば、見上げたもの)です。

今年はなかなかに、ここ釜山も厳冬で、そういう意味では、平 昌・冬季オリンピックを来月に控えて、それらしい雰囲気を醸すうえで良いことかも知れませんが、そういう祭典が形無しに感じられるほど、この半島を巡る懸案?が喧しく、それにともない、日本の会社と、韓国の会社の橋渡しの業務をしている身としては、両国の温度差や世相も十分に、考慮にいれて、業務にあたることを、これまでも、そうでしたが、これまで以上に、心がけております。

関東・関西を主に、日本、全国で、収納、新たな土地活用を提案する、評判のいい企業さまの、備品アイテム。
この会社の、収納スペースは、仕様が良好で評判が良いですが、この製造も。

私どもが、今、サポートさせて頂いているお客様は、日韓双方とも、小から中堅規模の会社が多く、皆さんが本当に必然があって、国を跨いで、ビジネスをされている訳で、日本もアベノミクスで、大企業は株高で、内部留保をかなり膨らませておられたりするようですが、私どもの現場では、今のところ、日本から機械を買われて、生産性を上げようとされている韓国の会社、また、韓国の会社で製品をつくり、日本でそれを使って、サービスの向上やシェア拡大を全国展開で図っておられる会社さまなど、双方向、まさに、それぞれの市場で売り上げを伸ばせば、取引の量やアイテム数も増える、逆ならば、いわずもがなという、真剣勝負の現場。

DHLを使った金型・サンプルの遣り取りから、工業機械では、故障品の修理箇所の把握、修理部品の取寄せ、本体修理の搬送、コンテナの搬出、見積もり、協議、搬出日の想定。それに、トラブルへの対応。実際に、製造業を他国とされておられる方なら、ご存知かとは思いますが、株高やBitcoinバブルで湧く一部の世相とは、真逆な、こてこてにリアルな世界のサポートと、なります。

業務が業務なだけに、守秘義務の固守は絶対であり、加えて、これまでも、日本と韓国で、永らく取引きをされていて、ここ暫くで問題が顕著になって、わたしどもに打開を申し入れられたお客様がほとんどでありますので、業務のアウトソースは、まかり成りません。

業務の手間暇、煩雑さを考えると、なかなか負担は大きいですが、不確定な要素も抱えもつ、日韓の会社が取引をされておられる、これは、私どもにとっても、実に有難いことなのです。ですので、遣り取りをされておられる会社さま、双方から折半のような形で、料金を頂戴することで、会社さまの負担を極力あげないよう、なんとか務めております。

もう何年も、毎年、かならず来られて、地元の親戚の方とチェサをされている、お客様を今年も、山のお墓まで、ご案内しました。

なぜ、今、こんな内輪のことを、大事な私どもにとって、唯一の発信媒体である、BLOGで申すかというと、本当に手前味噌ですが、色々な局面をこなすスキルをつけるために、ビジネス通訳が主業務ではありましたが、個人さまの同行通訳、観光通訳、個人さまの現地代行(翻訳・遣り取り)業務、土地収用、相続関係、国際結婚の婚姻関係の破綻、問題等の仲継、現地親族との係争・関係改善の仲介、厳しく、事が事だけに最後は回収しきれなかった業務までありましたが、ひとつ、ひとつの業務を愚直にこなす中で、日韓という2国間の仲介を行ううえでの、言葉で言い表すのは、難しい匙加減を、いやがおうでも、身につけざるを得なかったからです。

おりしも現在、時代の大転換期を迎えて、それを取り巻く状況・問題も、一括りでは対応できない、加えて、机上での妄想や空論は全く、意味をなさない、やりとりに遅滞やタイミング損を重ねて起こしていれば、一挙に会社の存続にも波及する中小の会社さまにとって、韓国、現地で信頼をおけて、双方のビジネス・コミニュケーションを担保するスキルは、社会一般の認識はどうあれ、いまこそ、必要なことだと、日々業務しているなかで、痛感するからです。

日本の一部の世論のなかでは、韓国との関係に極論を述べられる方も、少なくないようですが、良きに悪しきに、この東アジアが経済を先導する時代なのは、中国はもちろんのこと、極東ロシアや、中央アジアとの交易話も、身近に入ってくる、ここ釜山(釜山港が、入管の手数料や入管手続きのスピード化等、企業努力して、利便性を図り、頑張っていること等もあり。)にあっては、メディアで交わされるマクロな視点の話以上に、日本のクライアントの方が、韓国の取引先との関係の保全と、自社のビジネス機会を損なうことのない取引のバランス、業務の遅滞を回避することにつながる情報を、日夜、携えることしか、頭にないのが現状です。

面白みのない、私どもの業務の話に終始いたしましたが、偶然、このBLOGを読まれているかたは、もとより、韓国の会社との遣り取りのスムーズさを欠き、せっかくビジネス自体は成り立つのにと、懸念されている、または、不安や機会損をされている、お知り合いがおられましたら、当方のことを、お知らせ願えましたら、本当に嬉しいです。

2018年、これまで以上に激動の年になるやも知れませんが、それにめげず、あわよくば逆手にとって、業務を遂行していく所存です^^

ここは、何処?(笑)業務遅滞等で、日本のクライアント企業さまとの関係改善のため、韓国側の社長・専務さんに帯同した折、立ち寄った、スカイ・ツリーの頂上展望台。

国を越えた、製造業の現場に、想う事。

太宗台(テジョンデ)の突端にある、灯台からみる、釜山の海。

更新の時間が取れず、機を逸した感がありますが、過日は日本を直撃した台風の余波で、釜山でも、海岸沿いを、風速20メートルの風が吹いて、注意を喚起を、アナウンスする音声が、パトカーからか、或いは、市のスピーカーから流れていました。

また、台風の影響は、私どもが係わっている業務の機器等の、搬出遅滞にもなっていて、お客様への状況説明等、ほぼサポート業務に明け暮れる感じでした。

日本でも、そんな中、大きな選挙も終わって、また、日本と韓国の仲介業務(通訳・翻訳を介する)を主たる業務としている私達も、少し落ち着いて業務に、集中できるのではないかと思いますが、昨日来、久方ぶりにウォン・円が逆転しています。ここしばらくは、大体1:1できていた訳ですが、日韓といえば、色々なことがある訳ですが、やっぱり、そこに目がいってしまいます。

金海サイエンス工業団地 ・路線も拡張し続け、”元気なLCC”「エア・プサン」本社も拠を構える。
工業団地の佇まい 1

私が韓国に戻ってきた9年前は、円・1:ウォン・1,6でした。

それだからこそ、韓流ブームもありましたが、日本から沢山の人が、来られたのだと思います。

それが、今は1:1。少し前は、1,2 : 1まで逆ザヤになっていた時も、あります。

何をそんなわかりきった事を、書くかということですが、ほぼ10年近くこの仕事をしてきて、とくにビジネスに於いては、いろいろな要素が絡みあいますが、値段があう、あわないは、仕事の流れとして、色々なことには眼をつぶれる、大人の方でも、それは、看過できない条件なのだと、つど、知らしめられてきたからです。

そんな中、このところ日本のメディアの以下のような記事が、よく目につくようになっていました。それは、今、そのことが、私どもの業務とも、少なからぬ係わりが、あるからです。

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3771/1.html

上に挙げている記事が、云々ではありませんが、今、韓国では、というより私が業務をする廻りでも、将来を見据えて、日本の商品を扱いたいという、企業家精神を持っている中小の会社が、結構あります。※(勿論、皆というのではなく、たまたま、私どもが、日本と韓国の会社のサポート通訳をしているからというのも、ありますが。)

そして、何度か顔を合わせて、業務が終わって食事をする時に、よく耳にするのは、「・・さん(日本の会社の社長さん)が、引退されたら、この機械の製造は、どうなるんですか。」かなり本気で、韓国側の社長さんが、聞いています。

これまで、私どもも、サポート通訳をする中で、本当にこの自分達が見ている街、インフラ全般、個々の家庭の生活空間を、彩るインテリア、生活用品を、製造するために、さまざまな機器、機械が必要なのを、そして、それを造る会社があることを、実際に知って、ビジネスという厳しい、判断のひとつ、ひとつが、成果を大きく左右する行為の中で、結果的に補完しあっている現実に、触れて参りました。

私どもが、お世話になった、かなり大手の自動車製造のパーツの会社でも、韓国で複数社で製造を依頼していたのが、かなり治安が悪く、駐在のかたが危険であっても、中米に発注を移していたり、以前、韓国での製造を経験されている会社が、日本での法律の改正などで、新たな商品の製作を求めて韓国に来られて、こちらが複数社の訪問先を開拓して、見積もりを詰めても、なかなか折り合いがつかなかったり、様々な要素はありますが、詰まるところ、金額の問題でありました。

以前より、韓国jでは”モメチョッタ”(体によい)の伝統があり、日本のかたに、パッケージにして、送ったものです。滋養・補身によく、保存にも便利な、お粥、ワカメスープと、ここには、でていませんが、生薬を抽出した薬茶のパック。抵抗力が落ち、風邪がなおらず、臥せっていたそうですが、体が大分、楽になって動けるようになったそうです。

私どもが、携わった仕事の70%以上は、広義の意味で、全て、製造業のサポートでした。韓国への技術移転や、継承となると、抵抗感もあるのでしょうが、わたしどもが扱ったケースでも、日本のトレンドからは洩れて、省みられなかったところを、熱心に製品の向上を求めている国外の企業が探しみつけて、そのうち、韓国の会社からオファーあった日本の会社、オーナーさまから、問い合わせを受けたのが、事のはじまりでした。

韓国でも、一般の人達は、勿論のこと、日本製は今でも多大な信頼がありますが、機械や機器を扱う方々には、それ以上の或る種の、信仰さえあります。表向きは、ドイツ製をもてはやしますが、その実、その他のもっと広い”モノ”という意味合いで、日本製を信頼していますし、それに関わる、メディアでは絶対に語られない、製造業の”武勇伝”でみたいな韓国の中の”日本製”にまつわる裏話を、聞いたりすることも、ありました。

しかしながら、幾多の歴史が物語るように、全て、変わらないものなどなく、国やエリアの役割も変化していくことは、止めることはできない、ようなモノの感覚を、この小さな”現場”でも感じています。

その国が固有にもつ事情、そこで会社や個人が生き延びていく状況は、その国をチョッと眺めてみていても、わからないのでは、ないでしょうか。

記事とは、全然、関係ありませんが、韓国の伝統のポジャギをインテリアに活用したブティック。ポジャギの教室も、やっています。
ポジャギ・ブティックその2

話が脱線して、とりとめもなくなりましたが、この数日後も、新しい機器を、日本から購入した会社と、その特殊機器を提供した日本の会社の方と、その設置にあたっての問題解決の糸口を見つけるため、シビアな工程のサポートを、させて頂ます。

それぞれが、それぞれの立場で生き残りをかけて、懸命の取り組みをしているわけですが、こういう事例が、その作業の過程で、実を結ぶことができれば、国を越えてこれまで継承されてきた技術や、経験が、所を変えて再生することにも、繋がるかなと。ここでまた、ひとつ、そういう事案をサポートするスキルを身につけるために、必要な知識やスキルをしっかり勉強させて頂く所存です。

 

 

 

 

秋冬(チュソク)中も、観光都市・釜山は、しっかり稼動!!

賑わう、チャガルチ場外市場
チャガルチ市場 2
国際市場近くの、韓定食の老舗で、お客様との昼食
丁寧に供されている、ミッパンチャン(및반찬)

業務の兼ね合いで、BLOGをアップするのを遅延しているうちに、ここ釜山は、秋冬(チュソク)の大型連休を迎えております。この時期は、日本でも、大型連休が目白押しであり、日韓関連のビジネスをしている方は、その前、そして、その後の日程を、スムーズにする為、慌しく動かれておりました。

私どもも、荷物の搬入、確認、調整、日本のクライアントさまが、現地で、無駄足を踏まないために、当該・行政機関の方との打ち合わせ、商談・相手先との連絡・段取り組み等、こういう時期だからこそ、慎重に丁寧に、業務を進めておりました。

今は、予約サイトや、予約アプリが大変便利(※例えば、「トラベルコ」とか)になっておりますが、韓国は何と言っても、人の繋がりで動いている社会。こういう繁忙期こそ、受け入れさきの準備でも、地元で、無理をお願いしたりするわけですが、誠意のある対応を、頂いております。

韓国も、日本以上に、短い間に時代が代わっていて、秋冬(チュソク)とはいえ、実家の訪問は、そこそこに、今年は、10日以上の連休になる会社もあるそうで、毎年、更新している訳ですが、過去最大の国外渡航者数となるそうです。

それに対して、海浜観光都市・釜山は、市中に、5つも本格的なビーチを抱え、カフェや、アウトレット・ショッピング・モール、新装のバジェット・ホテルも増えて、便利で快適に滞在できるようになってきてる訳ですが、案外、この状況下・穴場かもしれませんね(笑)何より、気候が最高。海風に醸される、旅情も、本当に気持ちがよく、食欲の秋さながらに、山海の珍味が、在来市場にも、うず高く、積まれております。

少し前に、訪れた、梁山・霊鷲山”通度寺”
大雨の後で、パワーショベルで、復旧作業していましたが、癒される風情でした。

今、世界はどこでもそうでしょうが、釜山も、どんどん変わっていっています。ここの、ビーチやショッピングモールは、週末になると、本当に人で賑わいますが、それは、ビーチの景観保全や向上、交通インフラの整備を、どんどん進めているからです。

ですから、いらしたお客様に、「日本で喧伝されていることとは、全然に違うんですね。」と言われる度、その点で、自分達に、ここが有意義にご利用頂けるよう場所になっていってることを、充分に伝える力がないのが、いささか恨めしいのも、事実です。

松島(ソンド)ビーチ。スカイウォークのみならず、かつて存在した、ロープウェイを、スケルトンの現代仕様で、復活させ、ポート・ビューも、満喫。

2・3日前、私どもの居住エリアから、ほどないところに、釜山の若者・ご用達の繁華街、西面(ソミョン)があるのですが、もともとリニュアルの激しい激戦区ですが、本当に、ラーメンのお店が増えていて、日本語のお品書きで日本のお店・仕様の店内で、若いカップル、男女の友達同士、が、自分達の日常に、既に必須のアイテムとして、当たり前の面持ちで、夫々がオーダーしたラーメンのスープを飲み較べるのを見ていて、これが近未来のここの風景なのだなと、不意に思ってしまいました。

センタムの新世界デパートに、隣接する新世界センタムシティーモール内、サムソンの家電を、新しいライフスタイルに、呼応して展開する、エレクトリック・マート。

 

釜山では、ワンルーム・マンションのアパートの建築もすごく増えていて、その自分の城を彩るインテリアのニーズが、爆発的に広まっています。写真は、インテリア・スピーカー。
韓国でも、ドローンは、様々なところで使われています。色々な種類のドローンが、陳列されています。
何のロボットなのか・・

この秋冬(チュソク)開けには、韓国で展開されている太陽光発電に付随する、より精巧な素材製作の為、必要な特殊機器の設置、稼動の行程のサポート通訳を控えておりますが、本当に一度、釜山にお越しになって頂ければ、或る意味、今が一番自然に、日本の商品を自然な形で多岐に渡って、韓国が受け入れているという事が、戯言ではなく、ご理解頂けるかと思っております。

「エッ、この時期に、何故、韓国へ~。」と思われるむきにも、敢えて、韓国、いや、いや、

釜山へ、ようこそ!!です。 どんどん、秋めいてきましたね^^。

南浦の光復路にある、カカオトークのキャラクター・グッズ・ショップより。日本では、LINE、韓国ではなんといっても、SNSは、カカオトーク。愛想のないキャラの人も、SNS内では、これらのキャラクターが当人になりかわって、泣き・笑い・踊り。現実に、ご当人にお会いすると???とにかく、ショップも盛況です。

 

2017年6月・近況報告その2”韓国の初夏は、青梅の香り”

釜山から、2ヶ月前、 全羅南道(チョルラナンド) 求礼郡(クレグン)に引越した、姉から送られてきた、旬の青梅。5キロの採れたての梅は、部屋いっぱいに香りが満ちるほどの、芳醇さでした。

もうすぐ、7月を迎えようとしています。もう、初夏ということを憚るほど、人の装いも、日中の日差しも夏・本番にひた走っております。それでも、この青梅が街中のスーパーでも、いっぱい盛られる季節は、韓国では、やはり初夏の風物なのです。韓国では、梅のことは、メシルといいます。それを、山のように売っている売り場には、それに呼応して、5キロ、10キロの砂糖の袋が、積まれています。日本でも、漬けておられる方は、すぐお分かりになるでしょうが、皆、この梅を買って、梅酒(メシルチュ)を漬けるのです。

釜山で、開拓教会をしていた、姉夫婦が赴任した、山の中の集落の教会
教会の礼拝堂
求礼(クレ)は、風光明媚で有名な智異山(チリサン)のすそ野に広がる街 教会のすぐ前にある、キャンピングサイト
同じく、バンガロー

私は、これまでもっぱら、漬けた梅酒を分けてもらっていたのですが、今年は送られてきた梅で、自分で漬けてみるつもりです。

7月に入る手前で、ここ暫くのスナップを、備忘の意味も兼ねて、載せておきます。

お客様と廻った、広安里海祭りから
同じく、広安里海祭りから
祭りのキャラクター
海祭りのアトラクション
おなじく、アトラクションの模様
釜山の老舗ライブハウス「MONK」で、上質なJAZZを、堪能。http://cafe.daum.net/clubmonk
広安大橋のイルミネーションを、眺めながら、I-PARKの高層ビルの明かりをバックに、近くの魚市場で、刺身(フェ)を現地調達して、楽しむ人々。
釜山市立美術館にて
フロアーに、展示のドラム缶を使った、オブジェ。
同じく、3階フロアーのサイか恐竜の塑像。
俄か、鉄ちゃんになって、お気に入りの東海線の雄姿を、撮る。(笑)
仕事帰りの、車窓から、暮れなずむ西陽を、照り返す、洛東江(ナクトンガン)の水面(みずも)に浮かぶ、高速道路。
松亭ビーチの夜の風景1
松亭ビーチ夜の風景2
松亭ビーチ夜の風景3

昼の 松島ビーチの雰囲気

昨日、いつもお世話になっている、日本の会社の方に、帯同して、仕事の後に、広安里ビーチに参ったのですが、その折、これまで、何度も仕事で釜山に来られている方が、「ここ、地下鉄で来れるんですか?」と尋ねられました。あいにく、その時は、雨模様の上、いつもは、綺麗にライトアップしている、広安里大橋も消灯していて、ちょっと、残念だったのですが、カジュアルで、海が近く、カフェも沢山ある風情が、お気にいられたようでした。普段は、海運台ビーチのホテルに泊まられたことも、あるはずですが、日本は勿論、中国と、本当にお忙しくされていて、こちらに来ても、仕事のことで、頭いっぱいで、心休まる暇もなかったに、ちがいありません。

ひとときでも、「ここ結構いいな。」と素に戻って、思えてもらえれば、良かったですし、これからも、ちょっとでも、ここの良いところを、見つけて頂ければと、思ってしまいました。7月、また、どんな方と、この街を巡るのか。いつも、緊張もありますが、楽しみです。

追伸 梅を漬けました^^。

砂糖5キロ、梅5キロ、下から、エキスが上がってきていますが、どうなるか。(苦笑)

2017年 6月の、近況報告 その1。

6月も後半を迎えています。釜山は、連日の晴天。6月は、季節も良いし、韓国の政情も、徐々に安定していっているので、実は、ちょっと期するところもあったのですが、前半は海でいえば、べた凪のような感じで、チョッと肩透かしのような状況でした。

後半は、ルーティンの業務を、より、お客様サイドに立って、改良しながら、なかなか実情が伝わらない、韓国でのビジネスをメインとして、それに連関する地域情報を、挙げていきたいと思っています。

これまでも、このBLOGで、釜山は、海の街とか、海浜観光都市とか、いろいろと、宣って(のたまって)きましたが、本当に、それは確かなことで、釜山にとって、釜山港は、欠くべからざる最重要な存在です。

日本の報道でもなされた通り、韓国の最大手の海運会社、韓進海運の破産などがあり、釜山港、ひいては、釜山の海運関係にも多大な被害がでると、韓国内のメディアでも大きく報道されましたが、地元にいても、廻りに関係者がいなければ、なかなか、その現状はわからないのが、実情です。

過日ですが、日本の物流会社さまの視察同行で、釜山新港の貨物ターミナルや、その流れで、造船ドックのある巨済島(コジェトウ)の方まで、巡ってまいりました。

一般に、観光や所用で、訪れる方々が目にするのは、かつての旧港で、世界第5位の荷役扱いを、主にこなしているのは、郊外の、加徳島(カドクト)というところに、1997年より、稼動しはじめた、総事業費は9兆1542億ウォン(初期投資)の、釜山新港のほうで、韓国の3大プロジェクトのひとつと、位置づけられた国家戦略規模の事業と、言われております。

釜山港について、関心ある方は、以下の、リンクをご参照ください。

・http://bit.ly/2tfvG8B

http://bit.ly/2se5lJx

空港で、関係社さまを、ピックして、釜山新港方面へ。
車窓より、工業団地を横に見やりながら。
巨大なコンテナ・バースに、立ち並ぶ、ガントリー・クレーン。
コンテナ・バース2

今回は、他用で釜山に来られていた、担当者の方が、急遽、訪問のスケジュール調整と同行通訳をご依頼下さったわけですが、それにしても、ガツンと全ての造りに、重厚感が、感じられる場所でした。かなり、前向きな意見交換が、なされて、これからも継続的に、打ち合わせをされていくことと、なりました。

その後は、駆け足で、釜山と、韓国2番目の規模を持ち、風光明媚でもあり、大型船舶の建造ドックを持つ、巨済島に、2010年に、開通した巨加大橋を、渡って入りました。

釜山と、巨済島を繋ぐ、巨加大橋を渡り。
橋から、見える、点在する島々
入り江も多く
入り江と入り江の間に、集落や、別荘地が。

だんだん、表敬訪問する、巨済市庁に近づいていく、道すがら。
うまく、撮れませんでしたが、造船の街でもある、巨済市。面白いことに、イスラム圏、東南アジア、中国と、結構、様様な国から来られた工場労働者の方が、定住しているのか、街中でも目にしました、また、多国籍仕様のお店なども。

巨済島といえば、海釣りや、遊覧クルーズ、或いは、今は懐かしい、”冬ソナ”ブームの聖地・最終回の地の、孤島、外島クルーズと、観光の島のイメージ色濃い場所ですが、ビジネスの現場に同行する事の多い身としては、韓国にとっての海は、これまで、他のことは後回しで、経済成長を進めてきた国家戦略が、色濃く垣間見える場所だと、そのスケールから、感ぜずにはいられませんでした。

巨済島の観光地図
クルーズ船、釣り船の出港地や、連絡所の案内。
訪れた、巨済市役所。
巨済市庁舎2

短時間でしたが、巨済市役所を訪問し、担当の方とお客様のお引き合わせを、致しました。余談ですが、ここは、韓国の新大統領、文在寅(ムン・ジェイン)氏の生まれた、ところ。市庁舎でも盛大に、その儀礼の幕とかが、かかっているかと思ったのですが、意外に、こじんまりと、これまでの足跡などが、掲示されていました。

市庁舎のロビーにて、文在寅大統領の足跡紹介。

不思議と、これまで巨済島に来ることは、少なかったのですが、自分達の知らないところで、韓国がどんなふうに、国を運んできて、どこに行こうとしてるのか。体感させられた、機会でした。それにしても、釣りをする方には、堪らないエリアでしょうね^^。タイや、ひらめや、スズキ等、ガンガン釣れるそうですから。

東海線で、いく、日光海岸と、釜山の勢力図の変動。

東海線(安楽)駅、乗り場。開放的で、いかにも、海の観光都市、気分にさせてくれる、お洒落なデザイン。
日光(イルガン)駅乗り場から下る、エスカレーター。モダンな新駅舎を、お年寄りも、都心を目指して、多数利用されています。
東海線・現在の終点、日光(イルガン)駅

連日、晴天が続いている、釜山。日中の日差しが強くても、海風がまだ、涼しいのは、外廻りが多い身としては、有難いです。先回のブログでも、紹介しましたが、街中は、年季の入った一軒屋、古いアパート・テナントビルは、どんどんと取り壊されて、後は、新たなテナントビル、分譲アパートになって行ってます。

釜山も、少子・高齢化が進んでいて、釜山市、自体の人口は、10年前単位で見れば、かなり減っていると思うのですが、案外、物件埋まっていっています。賃貸は、一人暮らし用物件が、地下鉄駅の近くを中心に、かなり増えている状態で、ようは、家族、別住み化が、新しいビルの顧客を担ってくれている、という感じでしょうか。※そんな、安易な話では、実際はないのでしょうが。

日光海岸エリアの地図。駅から、海水浴場まで、歩いて5分弱^^。
今、現在、建っているマンション。まだまだ、これから、建設が進んでいる途上。

ところで、代わり映えもなく、なんで、このような展開にとぼしい話を、このBLOGでなんども話をするのかと申しますと、釜山で今、居住されている日本の方なら、わかって頂けるかと思うのですが、例えば、韓国でこれから必要になるものは、日本でそれなりに、お仕事されてきた方なら、もう、わかりきっていることですが、それぞれのジャンルで”タイムマシン・ビジネス”だと、いうことです。

きっと、中国やその他・アジアの新興国でも、日本産の暮らしの質を向上させる商品群は、多大なニーズがあるのでしょうが、韓国は、そのラグが一番短く、通貨や所得の関係から、売価も、まだ低所得の地域よりも、悪くても、日本においての売価のスライドで、売ることができる。(※これも、そういう場合が、多いということで、それほど、単純ではありませんが。)

いわゆる、大きな会社を運営して、沢山の従業員の方の生活が、懸かっているような利幅は、難しいかもしれませんが、守秘義務と、いらない事を書いてお客様に叱られた事もありますので、書けませんが、私どもの現地代行のサービスを、本当に巧く活用して、毎月、びっくりする位の収益をあげている、規模は小さな・オーナー経営の会社の事例を、目の当たりにしておりますので、”韓国か・・・と、お思いのかたに、実際の現場の最前線で、2国間の商いに携わるものとして、シェアさせて頂ます。

またまた、道草してしまいましたが、日光海水浴場。今回の東海線開通のインパクトは、韓国が未来に向けて、どういうふうに、国を廻していこうとしているか、例えば、釜山エリアなら。もう、このエリアは、”なんせ、かんせ、海が近いんです””その海の近くに、結構の人が住んで、いるんです。”それを、徹底活用していこう、もっと、下世話な話をすれば、地価の低かった田舎街を、郊外の海近い人気住宅地にしてしまおう(^^)という、魂胆(笑)が、いやおうでも垣間見えます。

だって、海近くて、釜山の都心まで、32分。しかも、駅近。その鉄道も、地下鉄1号線の旧車両と違い、ピッカピカ。また、地上を走るので、子供達も我先にと争って、景色を眺めている。車が増えすぎて、渋滞する途中の幹線を尻目に、遅滞することもない。

日光(イルガン)小さな商店街の中にある、大繁盛している、ヨルム(野菜の水キムチ)・ククスの店。
夏には、嬉しい・水キムチ。
自分で切って、ククスにのせて、頂ます。韓国の田舎のハルモニの味わい。一日に、この小さな店で、何百食でるのか。

そういう訳で、一気に、便利になったのですから、水面下では、いろんな人間模様が、韓流ドラマ張りに乱れとんで、いるのでしょうが、街に流れる空気は、なかなかにのどかで、街のひとも、忙しなくなく、なんか良い風情。

で、名物、ククス店で腹ごしらいして、目的の海水浴場に向かいました。漁港と、海水浴場が隣接して、市中のビーチと違って、開発はまだ、これからで、”海水浴場”といった感じですが、それだけに、縛りがゆるく、人々が楽しんでいる、空気感が、自然で見ていても、なごんでくる感じ。

小型のテントを張って、おもいおもいに、海を楽しむ人々。
シャワー・トイレも、しっかり完備。
ビーチの後ろに、見えるマンションが、もっと増えていくのでしょう。
刺身や、海鮮の網焼き、釜山界隈ならではの、お店は、もちろん。

小体なビーチですが、入り江とはいえ、外海の波がまっすぐ入ってくる角度のなのか、松亭(ソンジョン)ビーチより、波が強い感じ。海のパワーが、感じられました。ちょっと、ニュージーランド北島の、ケリー・タールトンとかを、想いだすような風情がありました。

そんな中、とっても気に入ってしまった。海カフェを、発見しました。

本格的な焙煎カフェ(ロースタリー・カフェ)で、中の調度も、アンティークをところどころに配意しながら、作り込み過ぎてはない、でもお洒落で、スタッフさんも、すごく覇気があり、きびきびお仕事されていて、でも、海の開放感は、最大限に味わえる。

これが、そのカフェ。波打ち際まで、20m余といえば、オーバーか、いや、それにしても。海際。
スペシャリティ・コーヒーは、チョッと贅沢なカップで、味わえます。
テレビ・ドラマの舞台にもなったようで、撮影風景の写真が、ディスプレイされています。

窓辺の席から、撮った写真。本当に、海が近いでしょ。^^

東海線は、最終的には、蔚山につながる予定ですが、釜山と蔚山という、340万余と、120万の2都市の、この路線沿いに、都市沿線、住宅地が繋がっていくことなのでしょう。