2016 釜山観光は、郊外をめざせ^^

5月も、はや半ばを過ぎ、釜山の日差しも、韓国の南の海浜観光都市にふざわしく、眩くなってきました。

先日、お客様をお連れして、機張の北に位置する、新世界のアウトレットモール、そこからほど、近くの長安寺へと足を伸ばし、デビョン港、松亭ビーチ経由で、海運台へと、小旅行をしてきました。

ここへは、地下鉄ではいけないので、バス、或いは、車で赴くことになります。

韓国は、日本よりも車を持つことでの維持費がかからないのと、最近は、リース形式での車の取得も、一般化しているため、車社会は進む一方。また、郊外の山のなかにド~ンと、副都心という名のニュータウンを力技で造成してしまうので、郊外型のスポットが、どんどん充実してきています。

釜山は、釜の山と書くように、海岸と入り江、お椀を被せたような、低中層の山が連なり、渓谷のような渓流も流れていたり、郊外は意外に多彩な風景を、楽しめるのです。

この、新世界のプレミアム・アウトレット。今回は、お客様と珍しく、東莱待ち合わせでしたので、弾丸・座席バスに乗り、50分程で内陸から、機張のはずれの目的地まで。

釜山でのお仕事の後、おまかせでと言う事でしたので、この時期、気持ちのよい郊外と、定番の南浦洞エリアとは、別の顔の釜山界隈を、楽しんで頂こうと、最近は、東釜山のアウトレットモールに行くのが常でしたので、久々の訪問でした。

それと、こういう郊外型の施設は、平常日はゆったりと使えるので、そこも狙い目なんです^^。

それと時々平常日にも、直営テナントがない、新興・人気ブランドが出張催事を行っていたりして、運がよければ70%オフ・プライスで、ゲットできたりするので、そういう意味でも、ふらっと来て見る価値は、大な場所でもあります。

1008座席バス・この時は、地下鉄1号線の明倫駅(ミョンニュン)近くのバス乗り場から
東莱ロッテ百貨店の向かい側
東莱ロッテ百貨店の向かい側
郊外の畑が広がる、機張のはずれ。
50分ほどで、郊外の畑が広がる、機張のはずれ。
アウトレットモールを、ちょっと過ぎた停留所で、下車。
アウトレットモールを、ちょっと過ぎた停留所で、下車。
まず、駐車情の看板が、お出迎え。
まず、駐車場の看板が、お出迎え。
地下歩道の風情のない通路・緩い坂をてくてくと、歩いていくと、正門が見えてきます。
地下歩道の風情のない通路・緩い坂をてくてくと、歩いていくと、正門が見えてきます。
プレミアム・アウトレット正門
プレミアム・アウトレット正門
相変わらず、瀟洒な佇まい、東釜山モールと較べて、ちょっと大人の空間
相変わらず、瀟洒な佇まい、東釜山モールと較べて、ちょっと大人の空間

 

しっかりと、樹々が配置され、以前よりも、落ち着ける空間に。
しっかりと、樹々が配置され、以前よりも、落ち着ける空間に。
ショッピングだけでなく、憩えるしつらえ、2階の広場
ショッピングだけでなく、憩えるしつらえ、2階の広場
3階のフードコートで、まずは、ランチ。
3階のフードコートで、まずは、ランチ。
気持ちのよい、空間は、そのままに、以前は難があった、フードのクオリティも、向上^^韓定食のチゲも美味しかったです。
気持ちのよい、空間は、そのままに、以前は難があった、フードのクオリティも、向上^^韓定食のチゲも美味しかったです。

お客様は、韓国の市場調査と、企業訪問を兼ねて、釜山に来られておられたので、日本のアウトレットモールの現況の話なども伺いながら、平常日で混みあうほどではない、空間で、のんびり食事できました。食べ物の味が、以前よりぜんぜん良くなっていたのは、嬉しい誤算でした。

腹ごしらいも済んで、階下へ
腹ごしらいも済んで、階下へ
ちょっと懐かしい、ロイヤル・アルバートの食器
ちょっと懐かしい、ロイヤル・アルバートの食器
花をあしらった場内移動用ミニチュア・列車
花をあしらった場内移動用ミニチュア・列車

 

お客様が、主にゴルフ用品をご覧になられる間に、私は限定の催事を物色(笑)しておりましたら、カンペールという、スペインのデザインブランドの特価の催事があり、お伝えしたところ、「これは、ラッキーでしたよ。」と、カジュアルなシューズを買い求めておられました。本社から来たという催事責任者の方が、デザイン性の高いことを、熱心にPRされていましたので、私も、翌週の全羅道での、企業間親睦の通訳の用途で、その勢いにおされて(笑)ひとつ買い求めました。

ゴルフ親睦会対策のため、活躍してもらう為、買い求めたランペールのシューズ
翌週、全羅道で行われる、企業間のゴルフ親睦会での通訳対策のため、買い求めたランペールのシューズ。

そんなこんなで、思いのほか、ゆったりしているうちに、時間が過ぎたので、タクシーを呼んで、山寺の長安寺(ジャンアンサ)で御参りして、デビョンの港で、イカ焼きを食べながら夕なずむ漁港と、悠然と作業する漁師さんたち、遠くに新装する建設中の6つ星ホテル・コンラッドを眺めたりしながら、松亭ビーチを廻って、海運台に着いた時には、もう、夜の帳が下りていました。

広安里ビーチにて、熊本・九州震災の早期収束を、祈念す。

4月14日の夜半より、熊本で起きた地震は、17日の今日まで、余震が衰えないようで、気がかりだった熊本の方とは、連絡がとれ、気丈に「自分は、仕事で現地にいなかったけれど、家のほうも、小物が散乱したくらいで、大丈夫!。」と言っておられたのですが、その後に、あの大きな余震(本震?ここ釜山でも、揺れを感じました。)・・・。沢山の方を、一瞬に本当に大変な事態に追いやる、天変地異の無情に、言葉もありません。

必死で、救助活動に邁進する、自衛隊のかた、地元・消防団のかた。そして何より、被災された方々。心より、少しでも早く、支援の手が、行き渡り、また、2次災害などから、守られますよう、お祈りいたします。対岸の福岡、山口まで震度5の表示があり、一番近くの外国にある都市として、なにかできぬのか・・。

日本の方は、こういう時、一致団結して、その災害に立ち向かうのでしょうが、あまりに、災害の数も多く、ダメージが計りしれません。もし、一次時的にでも、揺れから逃れて、こちらにこられるというかたが、おられましたら、私どものできるアレンジはいたしますので、ご遠慮なくお声かけください。九州のかたには、これまで業務でも、お世話になり、義理堅く、情のあるご気質を存じ上げているので、何卒、少しでも、体を休める状況になって頂ければと、やるせない気持ちでいっぱいです。本当は、以下の記事を14日未明に、アップする予定だったのですが、あまりのショックで、今日まで、づれこんでいたものです。

以下

4月半ばです。新しい土地や、新しい環境の中で、必至に慣れようと、奮闘中のかたも、多いことでしょう。先日は、沙上(ササン)に靴製造の業務通訳に、赴きました。日本と、韓国の業務の仲介も継続して、させて頂いておりますが、今回はTVショッピングでの商品の販売が、急遽決まり、納期も結構タイトで、慌しい様子でありました。加えて、韓国の製造元も、TVショッピングを控えていて、それなりの応酬(笑)のなかにも、活気が感じられて、うちも、ご利益賜りたいと、チョッと羨ましく思う事、暫し。

桜が、強風と雨で、葉桜と移行する時節。釜山は、海浜観光の幕開けへと、本格的に入っていきます。

そこで、当事務局でも、現在、春の観光キャンペーンとして、一人でも多くの方に、今一度、この釜山を楽しんで頂くべく、特別価格で、ガイド通訳サービスをご提供いたしております。釜山を熟知する通訳の案内で、気ままな一人旅でも、仲良しコンビ、トリオの愉快な道中にでも、高齢の親御さん、小さな子供さんを伴った旅にでも、ご活用されては、いかがでしょうか。

春の観光キャンペーン・ページへ

以上

今日、17日・広安里ビーチに赴いた際、撮った写真を、載せて置きます。海開けの準備に、海の砂を土運船で運んだり、パワーショベルでビーチの砂を均したり。光も淡く、人々が楽しげに寛ぎながら、歩いていました。それを眺めながら、いま、被災されている方に、少しでもこのような、心を安らげる時が戻るときの早からんことを、大切なひとを失った心の傷、復興までの困難な苦痛を、和らげる希望の陽が差し込むことを、ただいま、それだけしかできぬ身として、祈念させて頂きました。

 

2016 4月初旬・釜山・西面(ソミョン)探訪・・

ここ釜山も4月を迎えました。釜山の桜も、まさに、今日が盛りと、咲き誇っていることでしょう。

一昨日、釜山の繁華街、西面(ソミョン)出向いた時、いくばくか、写真を撮って、みました。

とにかく、若者率の高い場所ですが、NC効果もあってか、個性的でお洒落なブティックや、小体な飲食店が、もとは、昔ながらの工務店街だったところにまで、進出し、その古ぼけた家屋をも逆手にとって、若い人達ならではの装飾で、あらたなストリートが形成されて、いました。

現存する、工務店の油にまみれた風情と、レトロ・チックなブティックが、軒を並べているさまは、韓国人が本来持っている、バイタリティ溢れる気質が、垣間見えて、興味深い光景でした。

ここ、西面もスクラップ&ビルトを繰り返しながら、日本の方が来られても、けっこう楽しめる仕様になってきています。

繁華街は、猥雑さもほどよくあって、それでいながら、使えるお店や、高揚させてくれるダイナミズムがあってこそ、楽しめますね。

使い勝手のよい、ビジネスホテル・クラスの宿も、新装して増えております。ちょっと、リフレッシュに、西面の街でも闊歩しに、いらして見ては、

いかがですか^^。

釜山・温泉場(オンチョンジョウ)の桜とカフェストリート

釜山 温泉場・河川敷遊歩道の桜
釜山 温泉場・河川敷遊歩道の桜
釜山 ・温泉場河川敷遊歩道の桜 2
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釜山 ・温泉場河川敷遊歩道の桜 3

とうとう、また桜の季節が、やってきました。家の近くの、温泉場(オンチョンジョウ)遊歩道の桜並木も、一斉に色づき、釜山の春も一気に、本格化してきました。

この数年で、このリバーサイドは、高層マンションが立ち並び、それに呼応するように、カフェやバー、飲食店ストリートが、新たに形成され、賑やかになっています。この河は、下っていけば、ほどなく、センタム・シティを横手に見ながら、ヨットの係留場を抜けて、海へと抜けていきます。

釜山 ・温泉場カフェ・ストリートの夜桜
釜山 ・温泉場カフェ・ストリートの夜桜
パティシエが作る、果物を素材としたムースが、美味しい cafe L'essai
パティシエが作る、果物を素材としたムースが、美味しい cafe L’essai
フランボワーズ ムースをお客様と、このあとは、美味しくて、マンゴーとチーズのムースを追加^^
フランボワーズ ムースをお客様と、このあとは、美味しくて、マンゴーとチーズのムースを追加^^

さあ、これから、釜山の1番、いい季節のはじまりです。

2016 3月後半。桜満開前の、海の街

釜山では、桜が咲くまえに、その前哨戦のように、木蓮の白い花が市中にそこここで、見られます。

これが、咲くと、次は雲海のように、市中で桜花が咲き乱れる時節と、なります。

今日、福岡~釜山の高速船ビートルに関連して、こんな記事を、眼にしました。早いもので、就航25周年だそうです。

日本から、海路で行ける外国の定期便、しかも、日に複数便があるのは、この海峡間だけでしょう。

新たなフェリーターミナルが、昨年、中央洞から釜山駅裏に拠を移して以来なぜだが、、めっきり、フェリーターミナルに行く機会が減ってしまっていて、これを見ていたら、九州に堪らなく、いきたくなりました、大宰府の辺りも、今頃、いい感じだろうなぁ。

韓国の、原子力発電所関連の、施設につとめて3年目になる甥っ子が、この1週間ほど前、飛行機で福岡から入り、長崎、湯布院と、初めての、日本旅行に行ってきて、ハウス・テンボスが気にいったようでした。

話が逸れましたが、この間、海運台、松島方面へと、行ったときの写真を、スライド・ショーにまとめました。

釜山にも、少しでも多くの方が、高速船でも、フェリーでも、飛行機でもよいので、来て頂ければ良いなと、心より思っております。

3月半ば、海運台・ふらっと散策。

釜山も、3月を迎えました。今年の冬は何かと天候が不順だったのですが、ここに来て、爽やかな青空が続くようになり、底冷えも,なりを潜めてきました。久々に、商談通訳で向った海運台で、仕事のあと、束の間、散策。

海運台へ向う、道すがら、車中よりマリーン・シティを望む
マリーン・シティを通り抜け、海運台に出た、辺り。
ウィーク・デイで、まだ人も少ない、ビーチ・サイド。
2016年3月半ばの、タルマジの丘の様子
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釜山ーカルメギ(釜山市の市鳥)かもめも、寛いで、日向ぼっこ。
海運台のど真ん中、絶好の位置に、立ち現れた、新装「東横イン」
海運台のど真ん中、絶好の位置に、立ち現れた、新装「東横イン」
ザ・ベイ101から、グランドホテル界隈
ザ・ベイ101から、グランドホテル界隈

昨年から、年々、増え続ける、オンシーズン対策に、大量の砂を補充し、灌漑を本格的に施して、海運台では益々リゾート気分が況しています。

上載の写真でもあるように、ビーチのど真ん中に、東横インの海運台2棟目のホテルもオープンして、さぞかし海側の部屋から見える、オーシャンビューは、絶好のことと思います。それにしても、いい場所^

卒業式の南浦洞のひとコマ。

釜山、ロッテ・デパート光復路店屋上からの、釜山
釜山、ロッテ・デパート光復路店屋上からの、釜山
釜山ロッテ・デパート光復路店・からの風景2
釜山ロッテ・デパート光復路店・からの風景2

2月の後半に入り、青空が広がる、釜山らしい天気が、戻って参りました。お客様の通関業務の代行で、港の方まできましたので、南浦洞まで足をのばして、みました。最近業務が、金海だったり、工場のある郊外だったりしておりましたので、新しいお店のチエックも兼ねて。

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光復路ストリート
卒業式の日で、若い子で、いっぱいのPIFF広場
卒業式の日で、若い子で、いっぱいのPIFF広場
PIFF広場の風景2
PIFF広場の風景2

チャガルチ市場の入り口向かう側にある、PIFF広場はいつも賑わっていますが、平日だというのに、人でごったがえして、いました。中国の団体さんかと、思いましたが、それ以上に、市中の学校が一斉に卒業式だったようで、その流れだったようです。

短期観光、滞在なら、やはり何かと便利な、南浦洞エリア。新装、改装のホテルも、ちらほらと。屋台のバリエーションも、ピタ、タコス、ケバブなども増えて、どれも、にぎやかに、人が集っていました。

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南浦洞エリアの路地
海老&蟹の専門店 海が眼の前の場所柄、活きがいいですよ。
海老&蟹の専門店 海が眼の前の場所柄、活きがいいですよ。

2016年 2月・釜山のコンベンションの現状から

2月5日頃の、センタム・シティー、ロッテデパートの横から
コンベンション・向いの、私立美術館では、アンディウォーホール展が開催中。
コンベンション・向いの、私立美術館では、アンディウォーホール展が開催中。

2月も半ば過ぎました、いきなり温度と湿度があがり、市中を歩いていても大汗を搔いたと思えば、次の日は、氷点下に冷え込んだり、2月は天候が不安定の日も多かったですが、昨日からは、爽やかな晴天。海運台側のビーチ・サイドのホテルに、お泊りだった方は、対馬までが眺められるような、シチュエーションを、お楽しみになられたのではないでしょうか。

今日・明日は、いつもご利用頂いている、大阪のオーナー経営者さまの、商談通訳&法務関係サポート通訳。韓国での、靴の製造を先代さまの代よりなされている方ですが、日本の規格と韓国の工場との細かい修正のため、頻繁に、私どももご活用頂いております。

これから、ソルラルを迎えるというのに、ちょっと寂しい風情のコンベンション・センター

先日、久しぶりに、センタムのコンベンション・センターに行ってみたのですが、いささか驚いたことが、ありました。「最近、釜山でのコンベンション関係での通訳業務の以来が来ないな・・。」と思っていたこともあったのですが、他地での通訳もあったりしていて、その相関を考える余裕もなかったのです。

地下鉄内などで2年位前までは、盛んにコンベンションの宣伝を見受けたのですが、最近は気のせいか、そういう広告も、減っていた気がしておりました。それで、向かうと、ガランとした佇まいで。第2センターまで、増設されて、いたのに。

ちょっと、寂しい風情では、ありました。コンベンションも、ビジネスである以上、イベントを引いて採算をとることは、大変なことなのかもしれません。が、調べてみれば、ソウルは無論のこと、大邱市(デグにも満たないイベントの誘致状態。

ちょっと、悔しいですね。インフラは、色々と整ってきているのに。そして、釜山の持っている環境のポテンシャルは、決して、恵まれてないものではないのに。

新世界デパート・アイス・アリーナで、スケートに興じる風景を眺めながら、ランチする人々
新世界デパート・アイス・アリーナで、スケートに興じる風景を眺めながら、ランチする人々
冬の広安里の海を、クルーズする、ティファニー21
冬の広安里の海を、クルーズする、ティファニー21
冬の広安里ビーチ
冬の広安里ビーチ
刺身センター側から見た、広安里ビーチ
刺身センター側から見た、広安里ビーチ

過日、韓国の企業に20年以上、日本の企業との取持ち役を務めておられた方(日本の方です)に帯同して通訳に参った際、地元の企業にレクチャーしておられた中で、「物(機械設備)だけではなく、それを活用するソフト(人的・教育)が大切だから、そのこととセットで投資を考えてください。」と何度も、強調されていたのを、思い起こしました。

一時期、日韓の様相が、あまりにも現実を無視して変転していた時、正直、あまりにも利己的な理由で、色々なひとの生活を平気で暗転させる決定をする諸々に、失望にも似た気持ちを抱えておりましたが、そんな折、

NHKのドキュメンタリーで、日本がバブル期に、故郷創生と言って、地方自治体に、当時の政権が自由に使える、1億円のお金を配った時、この釜山の対岸にある、対馬の老境にあったリーダーの方々が、日本から見れば、辺地で日本からの人の訪問が減り、人口も減るなか、若い人達が居残れるような道をつけようと、まだ今ほど交流がさかんでなかった時節に、60キロの海のむこうには400万(当時)の市場(釜山)が、拡がっていると、それを元手に、釜山とのフェリーの定期便を運行する会社を作った。という、話を見て、すごく感動もし、何か、救われる思いもいたしました。

今、エア・プサンは、市中のバス広告の宣伝でも、プサン~札幌直行便、就航を熱心に、告知しています。私には、かつて住みなした忘れられない北海道の道都。雪祭りだけではなく、これから、この釜山からも、これまで以上に、北海道を知る人々が、増えることなのでしょう。

ケーブルTVでも、鳥取・宮城・青森・長崎・沖縄、日本の温泉地と・・などの紹介は、ひっきりなし。

自分達も、努力すべきではありましょうが、釜山として、どんなふうに、場当たり的でない人の誘致をしていくのか、またしているのか、気になるところでは、あります。

新世界デパート地下・入り口
新世界デパート地下・入り口
新世界デパート1階売り場
新世界デパート1階売り場

 

番外・大阪商談・珍道中編(笑)

写真を、撮る余裕もなく、ここはどこ?みたいですが、一応、関空連絡通路。
写真を、撮る余裕もなく、ここはどこ?みたいですが、一応、関空連絡通路。

韓国も、陰暦の新年・ソルラルが明けて、本格的に新年がスタートしております。

ソルラルの直前には、釜山のお世話になっている会社の社長さん・営業本部長さんと、かねてよりアポイントを依頼されていた、大阪の企業を訪問・面談(商談)しました。

日本の爆買の影響もあってか、担当者さまが多忙のようで、2ヶ月程を要して、やっと面談にこぎつけたものです。

日本行きの飛行機は満席で,機内では、自動車関連機器の通訳で、ご指名頂いたエージェントの方を偶然お見かけし、思わず、大きな声でお名前をお呼びだてしまい、びっくりさせるという、生来の天然ぶりを露呈させた、珍道中(笑)スタートでありました。

かつて知ったる日本とはいえ、私が知っているのは、東。この西日本の商業の街、そして、現在、釜山に来られるクライントさまの7割を数える都市。難波までの、ラピート(南海・空港特急)の車窓から、暫し、眺めておりました。

韓国側の企業は、韓国のゴルフ場の芝・管理などから、その資材を日本から入れて、韓国に流通している現・売り上げは20億余りのベンチャー企業。社長さんは、まだ若いですがこれまでも、色々な商売を経験されていて、私が日本で、ちょっとドラッグ・ストアーに入って、ものを見ていても、「それ何。」と、質問してきます。営業本部長の方は、今日は、フィリピン、明日は、ベトナムと、寝るまも休むまもなく、東奔西走。そして、今は、大阪と(笑)。

そんな一行を、心強くサポートして頂いたのは、上記の資材の仕入れ先である大阪の、生産・販売をしている商社の営業マンのOさん。学生時代から、上海へ留学されそこで中国の方と結婚され、中国語はぺらぺら。そのうえ、タフで中国、韓国、ロシアと、やはり東奔西走。それでありながら、古きよき日本人のおもてなしの気配りができる方。私たちが、別会社に行く案件ながら、「何々さんのここでの案件なら、うちができる事は、しますから、遠慮なく言ってください。」と、急な訪問で多忙にも係わらず、粋に、お仕事をされている姿は、学ばせていただく事、大でした。

これも、ここはどこという、一枚ですが、大阪・淀屋橋界隈。仕事なので、道頓堀にもいけず・・
これも、ここはどこという、一枚ですが、大阪・淀屋橋界隈。仕事なので、道頓堀にもいけず・・
関空から発つまえに、これいったい何。という一枚。ドラマの「仁」の大ファンだったので。大阪ガスのCM
関空から発つまえに、これいったい何。という一枚。ドラマの「仁」の大ファンだったので。大阪ガスのCM

商談は、なごやかにすすみ、なかなか、ホテルがとれず、Oさんに取って頂いた淀屋橋の東横イン。そこからは、韓国のベンチャー組(笑)が、ゴルフのアウトレット・ショップ・目に付いた気になるお店と、Oさんが案内し、私は通訳と。でも、お仕事・熱心ではあるんです。

食事も、Oさんがセッティング或いは、案内してくれたのですが、何んと言っても、食い倒れの街、大阪。美味しいはずですが、韓国一行はなぜか、「塩辛い、塩辛い。」と言う。これは、このまえ、東京に行ったときも、韓国から連れていった人たちが、特に汁物が主なのですが、「しょっぱい・しょっぱい。」と、水を飲んだりしてるのです。私も、日本にいけば、まずは食べることが、楽しみなのですが、やはり、時に塩辛く、感じたりしました。

いまや、世界に冠たるグルメ大国の日本。「なにか、自分達が塩のつよい店を選んで入っているのかね。」などと、冗談みたく話していましたが、うらをかいせば、日本からのお客様には、韓国の食べ物が、味気ないことがあるのかもしれないなと、秘かに、学習したひとこまでも、ありました。

韓国組は、ロイズのチョコレートを「自分達、もう日本に来れない人みたいな、買い方だなと。」自から、大笑いしながら、おみやげに、買い込み、大阪の会社から買い受けた試供品を、山てこに手に持って、金海の空港で通関にかかり、足止めされるオチで、大慌ての大阪行きは終了しました。

釜山~関空は、フライトも安定していて、ひと寝入りする間もなく到着します。まさに、連日、色々な状況が劇的にかわり、明日がどうなるかもしれない、激動の時代。

為替の兼ね合いから言っても、物価からいっても、まさに東アジアも一商圏というような現況のなか、日本と韓国の一介の取持ち役として、仕事ができればと、あらためて思いました。

2015年末から2016年、新春・釜山歳時記

業務は、なおざりにしていませ んが、不具合でテキストだけは復活させたけれど、写真はみな飛んでしまったショックから(笑)立ち直り初めの、更新です。

長らく、ブログを更新せずうちに、年は明け、既に1月も半ば。今日は、冬という文字がピッタリの、終日、みぞれまじりの北風が吹き荒れておりました。その中、金海空港で、日本からのお客様をお迎えして、郊外の会社での通訳でした。

釜田市場の新鮮な食材で、作られた、韓国の市場のバンチャン(お菜)のお店
釜田市場の新鮮な食材で、作られた、市場のバンチャン(お菜)のお店
市場では、薬膳に使う、手軽な生薬も簡単に、手に入ります。
市場では、薬膳に使う、手軽な生薬も簡単に、手に入ります。

 

前から言っていましたが(それほど、更新していたか?苦笑)2016年は新しい釜山が、たち現れると、言っていましたが、粛々とその作業は進んでおります。色々と言われる韓国ではありますが、世界に吹き荒れるテロの嵐を勘案すれば、ここはものの数ではなく、ソウルのごく一部の映像だけが流れる日本のTVのニュースと、この南の海の街、プサンの現実とは、かなり温度差があります。

プサンは、ゆるいです^。この間、西面のロッテ・デパート地下のショッピング・モールのフレッシュ・ジュースのカフェで、お客様にと、生ジュースをオーダーしていてたら、店長とおぼしき男の人が、「日本からの、お客様ですよね。是非、日本のかたには、新作のグレープ・ジュースを飲んでいただきたい。」すごくにこやかに、応対され、二人で、「このジュース美味しいですね。」というと、「作り余りがありますので」といって、もう一杯サービスしていただきました。

一事が、万事そんな感じ。今、プサンでも、小体な割烹(カッポー)が増えてきています。日本での、割烹や小料理屋さんのサービスをいたく気にいる、こちらの人は多く、そんなお店をしてみたいという人が、焼き鳥、居酒屋の次のトレンドとして、次々と現われています。

美味しかった、生ジュース^^

年初、早々5日の日、「霊験あらたかな、お寺に連れていって欲しい」とうことで、密陽(ミリャン)郊外の山腹に佇む表忠寺(ピョチュンサ)に白羽の矢を立て、赴きました。私の廻りでも、「長年、売りに出して売れなかった家が、ここにきた翌日に売れた。」とか、「客足が落ちて途方にくれていた飲食店に、おきゃくさんが戻った」とか(笑)。ちらほらと、耳にしていたためと、私がこのお寺の千手観音さまを、気に入っているためです。

それは、それとして、韓国の山寺の素朴さと、山裾の折り重なる山々の風景が、そこはかとなく心を癒す、お寺です。いつも、一見の参拝者の為にも、「南無阿弥陀仏、観世音菩薩ーーー。」真剣に読経される、お坊さま。その読経が響くなか、本尊さまをまえに手を合わすのは、なかなかに、安らげる時間です。

釜山から、バスで小1時間、密陽(ミリャン)郊外の山腹に佇む、表忠寺(ピョチュンサ)
釜山から、バスで小1時間、密陽(ミリャン)郊外の山腹に佇む、表忠寺(ピョチュンサ)2016  1月5日
空気が澄む、山々を望みながら。
表忠寺(ピョチュンサ)3
表忠寺(ピョチュンサ)3
表忠寺(ピョチュンサ)に向かう手前にある、渓流、辺りは、避暑時節の民泊が軒を連ねている。

 

それと、もう時期はずれですが、クリスマス時の、西面・NCデパートのインテリア・コーナー。西面のもうひとつの顔として、そして、デート・スポットとしてすっかり定着した、NCデパート西面店ですが、相変わらず遊び心・満載。旅をテーマにしたり、子供むけにアレンジしたり、固定観念を配したクリスマス・デコレーションで、インテリアコーナーは、色とりどり、多種歳々のクリスマス・ツリーの森と化して、おりました。

ここが、出来て以降、私・自身、西面にくることが、めっきり増えましたし、となりの釜田も公園ができるなど、綺麗になり地下道、地下商店街との連携も相まって、とても楽しくなってきています。

NCデパート西面店のインテリア・コーナー、クリスマス時(1)
NCデパート西面店のインテリア・コーナー、クリスマス時(2)
NCデパート西面店のインテリア・コーナー、クリスマス時(3)

本当に、脈絡ありませんが、要はいいたいことは、ますます、釜山が使いがってもよい街になっているということなんです。

私が、住んでいるエリア内、ちょっと、ディープな盛り場・蓮山洞ロータリーにある、落ち着くロースタリー・カフェ。ダルディー・コーヒー店内。
私が、住んでいるエリア内、ちょっと、ディープな盛り場・蓮山洞ロータリーにある、落ち着くロースタリー・カフェ。ダルディー・コーヒー店内。
ダルディ・コーヒー店内(昼間)
ダルディ・コーヒー店内(昼間)
たまたま、すいていましたが、普段は、終日、老若男女のお客様で、混み合います。それを、感じのよい店主が、ほぼ一人で切り盛りしています。
たまたま、すいていましたが、普段は、終日、老若男女のお客様で、混み合います。それを、感じのよい店主が、ほぼ一人で切り盛りしています。

懸案だった登記の案件も、ひと段落して、今年の透視図を描く時。

目まぐるしく移り変わる昨今の、東アジアの状況ですが、近くて、文化が違う、でも似ている、けど、ちょっと違うなと思いながら、でも、コンビ二も、そこかしこにあり、使い勝手の良いカフェ・PCの使用が容易な環境で仕事してもよし、温泉チムジバンでのんびりもでき、帰ろうと思えば、LCCの飛行機でも、船でもすぐ帰られる。

また、沢山でなくても、ここで何かをしようとされる、日本のお客様に、変わりゆく、この街をゆる~く使って欲しいです。本年も、みなさまに取ってよいお年となりますよう。何卒、よろしくお願いもうしあげます。