2017年 「釜山」の現状と遅すぎる・新年のご挨拶^^。

よく利用させて頂いている、運転手さんからの、あけおめメールの、小坊主さんの写真^^。
自宅近く、温泉場のカフェストリートにある、焼肉店。

2017年、遅ればせながら、明けまして、おめでとうございます。

ここしばらく、ソウルに較べてくだんの事では、扱いが地味だった釜山の名が、年初から、かなり露出する事となり、政治が一般の人々の交流や、普通に行われている生活を、かなりいびつで偏向的なイメージにつくることに、これまでもあった事ですが、少々うんざりさせられています。中東やアフリカなど、本当に戦場となっている、大量の難民がでているといった事象ではないのに。

平和などは当たり前と思っていて、そのメンテナンスを愚弄していると、すぐ、信じられない状況になることは、私も何度もお客様をお連れした、博物館や記念館の資料でも明らかであるのに。

釜山でも、ひらがなの店名をつけて、招き猫をかざるのがブームだったり、自分が英語や日本語を教えている中高生にも、「君の名は」の上映で話題が持ちきりだったり。それが、今、普通に暮らしている韓国人の日本への認識です。

ですから、わかっておられる方には、「そんなこと、知ってるよ。」と言われることかも、しれませんが、大手のメディアのちょこっと韓国にいるだけで、或いは、日本にいっただけで、訳しり顔に語られる韓国の一面の現状を、鵜呑みにして欲しくないと、思わずにはいられません。

ところで韓国は、実際は、旧暦の正月なので、まだ本当の正月気分では、ありません。そういう意味では、韓国は以前にも書いた記憶がありますが、正月を2度味わえるところです。思い立って、冬の釜山、例えば、機張(キジャン)市場で、”茹でたての蟹を、頬張る旅”なども、良いかも知れません。

ところで去る年の瀬、甥っ子が兵役の入隊で、釜山を出立しました。先週、入隊前に励ましの意もあり、一緒に夕食を取ったのですが、「他にも入隊で暫し会えなくなるというので、仲間や友達との壮行会のスケジュールが、びっしりです。」と、笑っていました。過日、「寂しくなるね、心配だよね。」と言ったら、「皆んな、行くんだから。」と無頓着に言っていた姉も、直前になって、「今、韓国は、不安定な状況だから、なんか心配。」と、今更言い出す、始末。

甥っ子が入隊する北の江原道(カンウォンド)エリアの街へむかって、一家でスノウタイヤを装着した、4駆車で、出て行きました。韓流グループのファンの方なら、自分の好きなアイドルや俳優の入隊見送りで、そういったところまで、行かれた方もいるでしょうが、頭を丸刈りにして入隊です。

バンド活動して、ギターやドラムをやり、私の誕生日でも毎年、演奏してくれた優しい子です。「除隊したら、日本へ行ってグルメツアーしたいから、いいところ探しておいてください。」と、冗談とも本気ともつかず、話していました。少しまえからは、週一で、日本語も勉強していたけれど、一所懸命、フレーズを作って練習していました。

元気で、逞しくなって、帰ってきて欲しいです。

ところで、これも既に昨年の12月の末になりますが、夜になると零下10度の雪景色の北海道から、工業プラントほか、施設の地下埋設技術に定評のある、北海道の企業さま、御一行、総勢40余名の皆様が、韓国への旅も兼ねて、釜山現地企業の視察、面談も含めて訪問されました。

今回の韓国への研修を決めたのは、特に、韓国に限らず、国内にいてはわからない、国外の状況がどんどんと変わっていることを、自社のメンバーに肌で感じて欲しいということが、趣旨だということでした。

たまたま、機縁があり今回は、韓国でといったことだったようですが、皆様、真摯に熱心に工場を見学されておりました。

こういった交流の機会を逃すことなく、積極的に有機的な関係を築いていけるか、これからの韓国にとっても、極めて大切なことだと、身をもって知らしめてられている、昨今でありますが、その橋渡しのサポートをより円滑に行うことも、自分達の重要な役割だと認識して、激動の年となるであろう、2017年に向き合って行く所存です。

頂いた、「六花亭」のお菓子

2016年版”光復路クリスマス・イルミネーション”

釜山では、毎年、この時期になると、南浦を基点とする、光復路ストリートでは、艶やかな電飾に彩られたクリスマス・イルミネーションが、いやがうえにも、冬の港町の風情を引き立てます。 事に昨晩は、寒気のせいか、雪の降らない街と思えないほど、中空に配置されたLEDの灯りが、幻想的な風情で、ここにお越しになっている、日本のお客様も、旅の気分を存分に味わえたのではないかと、思いました。

そのイルミネーションのもとでは、ストリートの両サイドに、改装されて益々、お洒落になってきている、ブティック、コスメショップ、カフェ、レストランの端整なディスプレイが連なり、それと、相対するような屋台の湯気が、なんともいえない旅情を、地元に住んでいる人間にさえ、感じさせます。

もう12月も半ばを越え、年の瀬も押し迫っていますが、年々、商店街の人々の努力で魅了的になっていっている、南浦洞の冬を、ひとりでも多くの日本の方に、満喫して頂たいと思います。

ところで、そんな中、遠く北海道の会社さまが、韓国の工場視察と交流、ビジネス商談も兼ねて、釜山に総勢40人でお越しになられる際の、面談サポートのオファーをたまわりました。会社の未来を見据えて、この釜山まで皆さんで足を運ばれる。本当に、有難いことです。今日、頂いたメールでも、「北海道はもう、零下の世界です。」と書かれておられました。

おぼろげな南浦洞の幻想的な灯りを見ていると、思い出すのはいつも、かつて知ったる北海道の雪原の夜空に輝く、満天の星の光景です。でもそんな感傷にひたることなく、技術通訳を通して、地元、釜山の企業との末永い機縁になればと、務める所存です。

ともわれ、今の釜山、最高です。^^

釜山の卸売り市場 自由市場&平和市場

11月を迎えてここ釜山も、めっきり秋越えの風情になり、朝・晩は厚手の上着をひっぱり出すような、冴えた空気が、肌を撫ぜる気候になって参りました。韓国では、連日、政権を巡る騒動が喧しく報道されていますが、私どもは、少しずつ、また、ここに足を運んでくださっている方に、影響が出ないことを、何より望んでいます。

どんなに内需重視とはいえ、喜んで、外国からここに来ていた人を、追いやるようなことをしては、観光立国・を掲げていても、本末転倒になってしまいます。夫々の国には、夫々の事情がありながらも、それはそれ、これはこれと、現地にいる私どものような者が、きちんとリアルな情報を、ここに来られる方に、お伝えすることが、より大切になっていると思っている次第です。

さて、今週は、釜山BEXCOで明日より開かれる、2016・釜山国際シューズ・繊維ファッション展示会の機縁で、釜山でリサーチや面談に来られる、極めて熱心に専門靴&小物のモールを主宰されておられる方を、お連れするするため、こちらの靴関係の知り合いも動員(笑)して、面談先をルーティンの業務の合間に当たっておりました。

中央洞の地下鉄駅の改札の手前にいくと、「ビジネス・トリップ・Busan」 といったような、釜山市の宣伝広告を眼にします。海浜都市の風情と、360万都市の機能を使って、観光とビジネスの役に立てて頂きたい。私どもも、このキャッチを昔よく、使っていたものですが、でも、本当にそれに似つかわしい機能が、ここにはあるのです。

また話が脱線してしまいましたが、今回、お客様のリクエストもあり、地下鉄1号線凡一駅(ポミル)を出れば、広がる、自由市場&平和市場を、久々に下見してきました。感じたことは、当たり前のことでしょうが、モードも現在のトレンドを取り入れて、若い方がやっている店が増えていたこと。本日も、これから、靴製造のパーツの工場に出向いての通訳ですが、完成品の情報の最前線は、知らないことも多いので、しっかり勉強したいと、思っております。

個人のかたでも、オーダーで釜山で靴を作ってみたいとういうようなニーズにも、答えて差し上げれるように。

何せ、靴製造は時代が変遷し、昔のようではないにしても、ここ釜山を培ってきた一大業種でありましたから。

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新平工業団地と、多大浦海水浴場

昨日は、服の生地メーカーへの面談通訳で、久々の新平でした。ここは、釜山では古くからの工業団地であり、最近は、金海の新しい工業団地に行くことが多かったので、普段は仕事の最中はそんな余裕はないのですが、昼食の後、少しばかり廻りを撮ってみました。生憎の曇天でしたが、いくばくか、載せてみます。

釜山ノ古くからの工業団地・新平(シンピョン)
釜山ノ古くからの工業団地・新平(シンピョン)

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広めの規格の道路を、トラックが行き交います。
工場の業種は、さまざま、車のパーツ、土木建設のジョイント、原料材の精製バルブ関係、年季の入った佇まいが、高度成長時の韓国の面影を醸しています。

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普段は、行くことがない多大浦まで、仕事のあと、足を延ばしてみました。海水浴場前の、綺麗に整備された公園のモニュメント。
白い砂が敷き詰められた浜が、ゆったりと広がっています。上空には、金海空港に着陸する中型機が、いい感じでひっきりなしに、現れます^^。
海水浴場前に林立する、マンション群。

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もう季節はずれとなってきた海水浴場で、行く秋を惜しむかのように、寛ぐ人々。
地下鉄1号線の新平駅までは、2番、11番バスで。これだけの、人が住んでいるエリア、早く、地下鉄の開通が待たれるところです。

新平まで来ましたので、本当に、超、久しぶりに多大浦まで足を、伸ばしました。驚いたのは、年代の違う、マンションやアパートが隙間もなくびっちり建っていたこと。400万都市の割に、案外、田舎っぽい風情もある釜山ですが、内陸の新都市や副都心とは、また、違った形で、都市集積が形成されているのを、あらためて、認識しました。

最近では、皆んなが自家用車を持っているし、バスもあるので、さほどではないのでしょうが、やはり、これだけの人達が住みなしているのだから、早く、地下鉄が通ればいいだろうなと切実に、思いました。

釜山の台風被害状況と、富平(プピョン)エリアの夜。

10月5日(水)、釜山を襲った台風、気象情報の数値からも、これまで韓国に向かった台風の中でも屈指の規模だったのですが、これまでは、台風の進路図で、釜山も圏内に入っていたものが、なぜか、日本のほうにそれ続けていたためか、前の日の報道も、拍子ぬけするほどあっさりとしていて、ケーブルTVのNHKが、逐一、同じ台風なのに、現在状況や警戒を呼びかけるアナウンスをするのとは、かなり対照的で、問い合わせも、ご心配のメールをいただくのも、全部、日本のほうからという状態でした。

私どものところは、少し内陸に位置するためと、近くの河川の氾濫を想定し、そのエリアの中では高台の場所を選んでいたので、夜中、雨はかなり降ったものの、「思いのほか今回も、逸れたのかな・・」と思っていた矢先、海岸線の被害の映像が、飛び込んできました。

下は、10月5日午後の、被害が大きくお亡くなりになる方も出た、マリンシティーに隣接する、広安里ビーチを、後片付ける方々の映像です。ビーチから、100メートル内外まで、砂と泥がはいり、ビーチ全体、足の踏み場がない状態でした。満潮と高潮が重なって、小さな津波のように押しよせた感じです。

 

cimg46111 cimg4612 cimg46131 cimg46141 cimg46151 cimg46181 cimg46261 cimg46271 cimg46361 これまでも、釜山のビーチは、台風の大きな被害の度に改善して、ビーチを整備してきた歴史はあるのですが、やはり自然の力は圧倒的です。蔚山の被害も甚大だというので、釜山の他のビーチもかなりの被害なのは、想像に難くありません。

現在、都市交通などは正常に機能していますが、海岸の景観やお店の復旧は、その場所に応じてまちまちで、少し時間を要するものと、思われます。韓国は、このような自然災害の洗礼を、日本より受けていません。マリンシティエリアで、車が飲み込まれた映像を見れば、あの状況でなんであの道を、閉鎖しなかったのか、もっと、メディアがアナウンスして海岸に寄らないことを訴えれなかったのか、少しく、思ってしまいます。

台風は、過ぎて行ってしまえば、台風一過で、雲ひとつない青空が晴れ渡ります。後片付けに、疲労困憊の方々とのコントラストが、なんともやるせない気分にさせられます。

昨日は、こちらから、台風で順延を申し入れた、東京の飲食店のオーナーさまと、南浦洞を回りました。とにかく、天候は、暑くも寒くもなく、”天高く馬こゆる”に、全く相応しい季節。富平市場(プピョン)中心に回ったのですが、途中の光復路ストリートでは、バッグや小物の可愛いブティックも、結構、充実してきていました。

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そこを抜ければ、カオスの極み、国際市場。あいかわらず、何でもあり。不思議と、日本からの、おばさま二人連れを、結構、お見受けしました。

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そこから、歩みを進めると、釜山の喰いだおれのエリアのひとつ、富平(ぷぴょん)エリア。

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モニュメント的な、日式居酒屋店。また、パワー・アップしていました。
釜山で、火がつき始めている、ジンギスカン。呼び名が、面白い。
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ジンギスカンの店の写真2
いわずと知れた人気店。釜山チョッパル。
ジンギスカン店の写真3 小さな「ジンギス」の暖簾がうける。

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行列ができていた、台湾カステラのお店
カステラ店の看板
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ここしばらくの、釜山の大ヒット商品は、「釜山オムク」いわゆる、かまぼこ。日本の、食料品の機械メーカーも、結構、参入しています^。

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相変わらず、釜山っ子が、老いも若きも豪快に、もくもくと、食べ、喋り、飲んでおりました。またモット、明るく、活気も況して、新しいお店も加わって、いい感じでした。

新たなトレンドいえば、北海道のジンギスカンが、流行りだしていること。もともと、韓国のヤンニョン・プルコギとは、似ていますから、わからないではないですが、眼を引くのは、その呼称。

「北海道式羊肉専門」これまで、日式・・・とうのは、普通にあったのですが、北海道式とは。しかも、日本語の漢字表記。これも、日本に沢山の韓国の人が行った為でしょうか。実際に人が行くと、まがいものは通用しなくなるようで、人気の日本式居酒屋も、建物を綺麗にしても、中のコンテンツがいい加減な店は、例外なく、閑古鳥。

北海道式のあとに、ちいさくカタカナで、「ジンギス」と書かれている暖簾に、なぜか、元北海道人は、しばし感慨を感じました。(笑)

後、台湾カステラのお店に行列が!!なかなか、トレンドを追うのも、大変です。

釜山~大阪・商談行・道頓堀で、暫し、寛ぐ。

大阪といえば、グリコサイン。でも、わたしが眼を向けていたのは、その上部にある、仕事で関わりのあったメグミルクのサイン。
大阪といえば、グリコサイン。でも、わたしが眼を向けていたのは、その上部にある、仕事で関わりのあったメグミルクのサイン。

10月に、突入しました。巨大台風18号の進路にかかっているのに、今日の釜山は、風がたなびき、天高く晴れ渡っています。日本暮らしが、長かったせいか、天災には敏感になってしまうのですが、被害が少ないにこした事は、ありません。

天気に敏感になるのは、クライアントの方々が、飛行機で来られるせいもあります。時間が遅れる、また、日にちが順延するとなれば、アポも含めて、移動手段の代替対応、宿泊先もおなじく、すばやく、キャンセル、新たなアポ取りを短時間に、完了しなければなりません。

ただ、あの猛暑が過ぎたことは、本当にありがたいですね。

そんな中、先週は、大阪遠征がありました。急な展開で、短期に、アポ取りから、商談資料の作成を、しなければなりませんでした。自分が連れていく韓国の企業と、さきさまの日本の会社にとって、意義のある面談を行わなければ、時間と費用をかけて、行く意味もありません。また、それぞれに色の違う会社と遣り取りをしなければ、クライアントさまが、自分が取引きを行っていく企業との互恵関係を作っていく、腹もきまらない。

無理をお願いして、4社との面談を取り付け、大阪に出向きました。日本は、移動の費用が、韓国よりかさばるので、今回は、南海電鉄、近鉄、市営地下鉄、JRと、大阪市民の足デビューとばかり、難波を起点に、藤井寺、東大阪、東淀川と郊外いちえんを、駆け回りました。

藤井寺に、行く途中、天王寺・あべのハルカスで。
藤井寺に、行く途中、天王寺・あべのハルカスで。

半数以上の会社が、社長さん、自ら、真摯にご対応いただき、大変有難いことでは、ありました。喰い倒れの街、商都。なんか美味しいものをと思っても、仕事となれば、みんな真剣ですから。そんな余裕は、なかなかありません。

それで、今回は、ちょっと値は張りましたが、南海難波駅、徒歩一分のところに宿をとり、道頓堀くらいは、クライアントさまをお連れしようと、思ったわけです。

道頓堀。堀をクルーズする観光の渡し舟にも、人がびっちり乗っていました。
道頓堀。堀をクルーズする観光の渡し舟にも、人がびっちり乗っていました。
道頓堀、にぎわう。
道頓堀、にぎわう。
もっと、これはという、美味しいお店を、見つけなければ(笑)
もっと、これはという、美味しいお店を、見つけなければ(笑)

それにしても、韓国人も、たくさん来ていました。難波のドラッグ・ストアでも、何人もの韓国の若い女の子の一行、熟年のご夫婦と遭遇、友人に頼まれたという商品を必死にさがしておりましたので、説明をして、にわかガイドに(笑)。すると、クライアント企業の営業部長さんが、「カンさん、コン・・・は、どこでしょうか。」と、真顔で聞いているので、ちょっと面食らうと、「お客様に頼まれたので、日本製は、品質がとてもいいらしいです。」と。思わず、営業の鏡だなと、面喰った自分が、恥ずかしくなりました。地方の農協や、農事団体にも、きつい言葉を浴びせられながら、その会社は、地道な懸命な営業で、倍々で、取引額をあげていたからです。

難波、界隈。
難波、界隈。

その夜、ホテルのフロントにおられた、韓国人のスタッフのかたに聞いた、ホルモン焼きの店で、食事をして、いささかでも、道頓堀で、大阪気分を、味わいました。今回、実際に取引することが決定している、会社を含めて、計5軒、やはり、あとは、びっちり、商談でありました。

ラピッドは、やっぱり便利。帰りの、南海難波駅。
帰りの、南海難波駅。
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特急ラピート・南海電鉄。すこぶる便利です^^

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仕事から、ちょっと外れるのですが、今度はぜひ、時間を作って神戸に行きたいと、密やかに思っています。神戸の風情になにか、引かれるのと、以前、神戸からきた素敵なお客様(30代の、自分の仕事を天職だと、語っておられた)の記憶も、あるのかもしれません。

私が見てきた、韓国の中小企業と、日本に韓国人が向かう訳。

釜山は、今、絶好の行楽シーズンを迎え、麗らかに晴渡っております。そんな中、いつものことながら、事前リサーチ。日本に商談に行く、得意先の韓国の会社のための、アポ取り等、休日などは、ありません。(笑)

釜山の金海空港の国際線ターミナルも、拡張が必要なほど、常ににぎわっており、九州から北海道まで、日本への直行便も便数を増やす現況です。大阪の得意先の方からは、「大阪は、中国人以上に、韓国の人で、びっちりだよ。」と言われたりします。

かくいう私も、今週の中日は、大阪に行って、商談、面談、リサーチです。大阪見物など、する暇もなく、びっちりの日程でしょう。地理音痴の自分。私を頼りに出向く韓国の会社を慮って、訪問ルート、ホテルどりの場所、面談スケジュールづくり、地図と首っぴきの、この数日。(苦笑)

公開しているブログには、思い切って書けないのがもどかしいですが、本当に沢山の韓国人が、日本の商品の買い付けに、日本を訪問しています。もちろん、日本の企業さまにしては、相手は、韓国だけでなく、全アジア、ロシア、etcでしょうから、日本の企業さまにコンタクトするのは、ひと苦労。担当者の出張、または多忙をかいくぐって、面談を取り付けなければいきません。

まさに、今、現在は、「隣は何をする人ぞ。」の時代が、益々、色濃い。インバウンドとか言っても、外国人を相手にしない人には、いったい、なんなのですか?といったような感じでしょう。私も、係累は、海外との遣り取りとは、全く関係がない人達なので、時折、不思議な感覚に襲われます。

話が、逸れてしまいまいましたが、ようは日本の少し後を面白い位,似かよって、韓国の消費性向は進んでいます。そして、人々の購買意欲は、相当に旺盛です。キーワードは、韓国もやはり高齢化で、高齢でも、働かなくてはならない人が増えていることです。日本と政治的に問題があっても、韓国では商売となれば、どんどん日本にいきます。それと、ひとつ、少なくない経験から、申せば、韓国の新興の会社にしても、日本の会社との取引で、※(個人商店のような会社も含めて)、私が扱ってきた範囲で、決済で問題をおこすようなところは、皆無だったということ。

私が長らく仕事をご一緒させて頂いている、韓国の会社は、中・小のオーナー企業です。いろいろトラブルに大変だと思う事例もみてきて、その社長さん達が、自分にどう考えても瑕疵がない重大なトラブルでも、激昂しないケースをみていて、その時、思わず理由を聞いたら、「喧嘩してしまったら、取引できなくなるからね。」短気な私には、身につまされる言葉でした。

財閥も大きく、横柄というイメージもあるかと思われる韓国の会社ですが、新しい時代の胎動で、中小の会社のオーナー経営者の挑戦もはじまっており、おなじような日本の企業さま(規模は、大抵、日本の企業さまがひと回り、いやふた回り大きいですが)と、ながらく取引して、いろいろな問題はありながらも、この時代に生き残りをかけて、今日も走り廻っているのを、眼前でみてきて、こっちもオーバー・サービス(泣き笑い)。でも、そういうラインが、ここそこと育っていけば、楽ではないけれど、生き残り、業務を通じても、お互い、行き来きすることで、チョッとした張りにもつながる・・かと。

韓国、国は大きくないですが、それでもかなりの数の人達がいます。そしてここでも、いろいろな意味で、日本の商品力や丁寧さは、いまこそ求められている。あやかりたいです^^。

変り行く・沙上(ササン)の、工業団地を歩く・初秋。

沙上にある、工業部品、資材、を扱う会社の集積団地
沙上にある、工業部品、資材、を扱う会社の集積団地
日本の会社の商品を扱う、会社も多数あります。
日本の会社の商品を扱う、会社も多数あります。

 

やはり、暑くも寒くもない、今の時期は何をするにしても、楽ですね。

昨日もそうでしたが、ここ最近、金海市と河を挟んで、対岸に位置する沙上(ササン)に来る機会が、多いです。金海空港から、ほど近く、また、空港からは、無人運転の電車・金海軽電鉄で結ばれ、地下鉄2号線に連動する。そこからは、全国に向かってバスが、発進する西部バスターミナルとも、すぐ連携。

昔は、町工場が軒を連ね、軽工業地域で、空気があまり良くなく、そんなには、来ない場所だったのですが、通訳をするようになってからは、来ることが多くなりました。ここ最近は環境が改善され、歩道を広くしたり、空港からのゲートウェイで外国人の出入り、また、周辺の大学の学生、工場労働者として、特に金海に定着しつつある、東南アジアの人々と、なかなかにアクティブになっていて、地元の社長さんがた(いまでも、工場が多いので、社長さんが沢山いるエリアです・笑)も、口を揃えて、「最近は、本当にかわったなぁ~」と、認めるほど。

それと、安くて美味しい飲食店が、多いです。もとは、歓楽的な飲み屋街ばかりだったのが、”若い街”になりつつあります。

日本のメディアの記事を見ると、韓国は経済が大変だと、いうことですが、大変ながら、このような工場地帯にくると、エネルギッシュに動き回る人達が多くて、自分も、頑張ろうという気になります。

私の仕事も、単に言葉を仲介するだけではなく、現場・工場にきて、なにげない話から、日本にこんなもの扱っている会社あるだろうかとか、日本語を社員に教えてくれとか、いろいろとありました。いまも、工場とか、現場にいって対応することが多いため、机の上でわからなくなると、実地に現場へ行って、アイデアをもらいます。

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ポーターと呼ばれる、青い軽トラックが、突っ走り、中・小企業のオーナーが乗るドイツ車や、レクサスが忙しなく行き交う中、なかなか韓国・釜山も、元気だぞと思ってしまいました。あやかりたいですね^。

日韓企業交流会で、全羅道。順天湾国家庭園へ

韓国側の企業が、保有するゴルフ場のホテルから
韓国側の企業が、保有するゴルフ場のホテルから
深い森に包まれた、綺麗なゴルフ場
深い森に包まれた、綺麗なゴルフ場

既に、ここ釜山も6月を迎えております、先週はその業界(耐火物関連)では、日本・韓国とも夫々、10指に入る規模で事業を行っておられる会社の、40年続いている交流イベントの通訳として、全羅道に行ってきました。私としては、これが3回目のご依頼で、これまで日本と韓国で持ち回り、多いときには、年2回も、開催されていたそうです。

神妙な面持ちで、日本企業の方の到着を待つ、韓国側の方々
神妙な面持ちで、日本企業の方の到着を待つ、韓国側の方々 金海空港にて

国際情勢も、まめぐるしく変わり、日韓の状況はそれ以上に大幅に変転してきた中で、40年にわたり交流を絶やさなかった双方の会社。こういう交流セミナーといいますか、今回は、2泊3日の日程で、勿論、双方の近々の業績、或いは、事業計画、情報の交換等、お堅い話もありますが、顔が見える交流をすることによって、名ばかりの交流ではなく、実際的な業務での信頼、国際間の企業同士でビジネス・チャンスの共有、リスク・ヘッジをされている現場を、見させて頂ました。

それと、個人的には、私自身、ゴルフは門外漢でしたが、現在、長らく、一緒にお仕事させて頂いている会社さまが、ゴルフ場のメインテナンスをされていたり、顧客さまからのご要望で、ゴルフ場での会合等のため、ゴルフ場の紹介、およびセッティングを希望されたりと、実地にゴルフ場での通訳を求められることが、俄かに増えてきそうでしたので、双方の社長さま、或いは、関係の方々がゴルフを楽しみながら交流するという、今回のような現場は、とても貴重な経験でありました。

ホテルの自室からの、ゴルフ場の眺め
ホテルの自室からの、ゴルフ場の眺め
部屋には、ゴルフ場のホテルらしく、ゴルフ漫画がおいてありました^
部屋には、ゴルフ場のホテルらしく、ゴルフ漫画がおいてありました^

ところで、生憎、2日目の早朝からの予定であったゴルフ・コンペは、激しい雨天で最終日に順延され、その代わりにゴルフ場のある山の袂にある、順天(スンチョン)を、特に、順天湾自然生態公園を、訪れることと、なりました。

今回,内心、秘かに楽しみ(そんな余裕も、ありませんが・笑)していたのが、実は、この順天の自然公園。2013年に、順天湾国際庭園博覧会をここで開催した順天市。工場の誘致や、カジノを作って誘引するとかではなく、順天湾というラムサール条約にも加盟する干潟を基点として、人と自然が触れ合う、街自体が大きな庭園となることを目指して、住民が一丸となって街づくりを行っているところとして、韓国でも俄かに知られてきている、スポットなのです。

そのメイン施設でもある、順天湾国家庭園には、今年は6月に入る前の段階で、訪問者数が200万人を突破しているとのことでありました。

雨のなか、背広を着たビジネスマンの方々とともに、にわかガイドよろしく、公園を散策。

下のスライド・ショーに、その模様を少しだけ。

今、韓国もその地方の特性や、風土・文化を掘り起こして、地域を作っていこうという気分が、静かに盛り上がってきております。その中でも、順天の試みは、ユニークで人づてに聞いてはいましたが、こんな機会に訪れることになるとは思っていず、ゴルフ・コンペの準備をなさっていた、韓国の企業の担当者さまには、申し訳ないことですが、私にとっては、ちょっとした雨の僥倖でした。

庭園は広大で、その間を、上載のスライドショーにも登場する、無人運転のカート、スカイキューブが、一行の注目の的になり、いち早くそれを見つけた、日本の会社の社長さまが、「あれなんだろ。乗りたいね。」と、周囲の雰囲気をなごませるトーンで、仰られたことを覚えています。

こういう集いの通訳では、ことにチョッとしたジョークを丹念に訳すことに、留意しています。通訳を配することで、夫々の方が本来持っているパーソナリティが、身内受けだけでなく、皆んなで共有できると、ビジネスの一環のイベントではあっても、流れる空気が全然ちがってくるのです。

近い国ではあっても、それぞれ、しきたりや文化も微妙にちがうなかで、人としてお互いを認識しあう、泊まりがけのイベントでは、10時間超も通訳しっぱなしの状況のなかで、無になって、そういう笑いもおこるような状況に、貢献できたかなというとき、それが通訳の醍醐味ではあります。

釜山が拠点ではありますが、この数年、他の地域への遠征がつとに増えましたが、新たな韓国を知って頂く為にも、また日本からのお客様と、ここ順天を再訪したいと、強く思いました。

滞在した、クラブハウス・ホテル
滞在した、クラブハウス・ホテル
最終日、霧煙る早朝から、かなり短縮して、トップ同士のマッチ・プレー
最終日、霧煙る早朝から、かなり予定を短縮して、トップ同士のマッチ・プレー
連日の日程で、お疲れのなかのプレー。池ポチャのとき、キャディさんがいう「はい、カエルのエサになりました。」等に、皆さん、なごやかな雰囲気で、ラウンド。
連日の日程で、お疲れのなかのプレー。池ポチャのとき、キャディさんがいう「はい、カエルのエサになりました。」等に笑いながら、皆さん、なごやかな雰囲気で、ラウンド

ビジネスの現場では、皆さん、大変シビアな状況で仕事をしていて、わたしも何度も、深刻なトラブルに直面した状況下での通訳を体験してきましたが、切磋琢磨しつつも、お互いに生かしあうこと、これもひとつの大切な知恵だと、無事終了してホッとしながら、思いました。

2016 釜山観光は、郊外をめざせ^^

5月も、はや半ばを過ぎ、釜山の日差しも、韓国の南の海浜観光都市にふざわしく、眩くなってきました。

先日、お客様をお連れして、機張の北に位置する、新世界のアウトレットモール、そこからほど、近くの長安寺へと足を伸ばし、デビョン港、松亭ビーチ経由で、海運台へと、小旅行をしてきました。

ここへは、地下鉄ではいけないので、バス、或いは、車で赴くことになります。

韓国は、日本よりも車を持つことでの維持費がかからないのと、最近は、リース形式での車の取得も、一般化しているため、車社会は進む一方。また、郊外の山のなかにド~ンと、副都心という名のニュータウンを力技で造成してしまうので、郊外型のスポットが、どんどん充実してきています。

釜山は、釜の山と書くように、海岸と入り江、お椀を被せたような、低中層の山が連なり、渓谷のような渓流も流れていたり、郊外は意外に多彩な風景を、楽しめるのです。

この、新世界のプレミアム・アウトレット。今回は、お客様と珍しく、東莱待ち合わせでしたので、弾丸・座席バスに乗り、50分程で内陸から、機張のはずれの目的地まで。

釜山でのお仕事の後、おまかせでと言う事でしたので、この時期、気持ちのよい郊外と、定番の南浦洞エリアとは、別の顔の釜山界隈を、楽しんで頂こうと、最近は、東釜山のアウトレットモールに行くのが常でしたので、久々の訪問でした。

それと、こういう郊外型の施設は、平常日はゆったりと使えるので、そこも狙い目なんです^^。

それと時々平常日にも、直営テナントがない、新興・人気ブランドが出張催事を行っていたりして、運がよければ70%オフ・プライスで、ゲットできたりするので、そういう意味でも、ふらっと来て見る価値は、大な場所でもあります。

1008座席バス・この時は、地下鉄1号線の明倫駅(ミョンニュン)近くのバス乗り場から
東莱ロッテ百貨店の向かい側
東莱ロッテ百貨店の向かい側
郊外の畑が広がる、機張のはずれ。
50分ほどで、郊外の畑が広がる、機張のはずれ。
アウトレットモールを、ちょっと過ぎた停留所で、下車。
アウトレットモールを、ちょっと過ぎた停留所で、下車。
まず、駐車情の看板が、お出迎え。
まず、駐車場の看板が、お出迎え。
地下歩道の風情のない通路・緩い坂をてくてくと、歩いていくと、正門が見えてきます。
地下歩道の風情のない通路・緩い坂をてくてくと、歩いていくと、正門が見えてきます。
プレミアム・アウトレット正門
プレミアム・アウトレット正門
相変わらず、瀟洒な佇まい、東釜山モールと較べて、ちょっと大人の空間
相変わらず、瀟洒な佇まい、東釜山モールと較べて、ちょっと大人の空間

 

しっかりと、樹々が配置され、以前よりも、落ち着ける空間に。
しっかりと、樹々が配置され、以前よりも、落ち着ける空間に。
ショッピングだけでなく、憩えるしつらえ、2階の広場
ショッピングだけでなく、憩えるしつらえ、2階の広場
3階のフードコートで、まずは、ランチ。
3階のフードコートで、まずは、ランチ。
気持ちのよい、空間は、そのままに、以前は難があった、フードのクオリティも、向上^^韓定食のチゲも美味しかったです。
気持ちのよい、空間は、そのままに、以前は難があった、フードのクオリティも、向上^^韓定食のチゲも美味しかったです。

お客様は、韓国の市場調査と、企業訪問を兼ねて、釜山に来られておられたので、日本のアウトレットモールの現況の話なども伺いながら、平常日で混みあうほどではない、空間で、のんびり食事できました。食べ物の味が、以前よりぜんぜん良くなっていたのは、嬉しい誤算でした。

腹ごしらいも済んで、階下へ
腹ごしらいも済んで、階下へ
ちょっと懐かしい、ロイヤル・アルバートの食器
ちょっと懐かしい、ロイヤル・アルバートの食器
花をあしらった場内移動用ミニチュア・列車
花をあしらった場内移動用ミニチュア・列車

 

お客様が、主にゴルフ用品をご覧になられる間に、私は限定の催事を物色(笑)しておりましたら、カンペールという、スペインのデザインブランドの特価の催事があり、お伝えしたところ、「これは、ラッキーでしたよ。」と、カジュアルなシューズを買い求めておられました。本社から来たという催事責任者の方が、デザイン性の高いことを、熱心にPRされていましたので、私も、翌週の全羅道での、企業間親睦の通訳の用途で、その勢いにおされて(笑)ひとつ買い求めました。

ゴルフ親睦会対策のため、活躍してもらう為、買い求めたランペールのシューズ
翌週、全羅道で行われる、企業間のゴルフ親睦会での通訳対策のため、買い求めたランペールのシューズ。

そんなこんなで、思いのほか、ゆったりしているうちに、時間が過ぎたので、タクシーを呼んで、山寺の長安寺(ジャンアンサ)で御参りして、デビョンの港で、イカ焼きを食べながら夕なずむ漁港と、悠然と作業する漁師さんたち、遠くに新装する建設中の6つ星ホテル・コンラッドを眺めたりしながら、松亭ビーチを廻って、海運台に着いた時には、もう、夜の帳が下りていました。