熱帯夜に、ミルミョンを想う(--)

センタム・新世界デパート前 の 現在地からの世界主要都市の方角と距離案内

色々あり、暫く、更新できませんでした。というのに、釜山の日差しは、また、真夏に逆戻り。暦は、いつのまにか、9月に入っています。今まで、ご利用頂いた方は、北限・東京ですので、「あいかわらず、暑い日々、いかがお過ごしですか?」などといえる現況。本当に、この暑さで、皆さん、熱中症はもとより、食中毒に要注意。

ここ暫くは、炎天下の中、歩き、ミルミョンで涼む、といった按配でした。舌が、化学調味料や、添加物キラーとなっているので、ここは!と、納得したところは、繰り返す使うことになる。

いつも、冷え冷えの 東莱・メガマート裏の 伽耶ミルミョンのミルミョン コシの強い麺がうまい

クーラーのない部屋で、これを書いてるせいか、余計に、また、食べたくなってしまう。(笑)

釜山に来てから、後、2ヶ月で、2年になる。こんなインターネットで結ばれた時代なのに、色々な懐かしい人たち、大切な人達との音信も疎遠になってしまった。自分の不徳に他ならないが、自分の現実とそれらの方の現実の乖離の度合い、取り巻く状況の違いを考えると、大切な思い出を、今のこの一時の感興で、壊したくないという、錯誤もはなはだしい、センチメンタルな、体のいい、いい訳に過ぎない。

ただ、現代の一度、席を失うと這い上がるのが、極めて難しい現実と、異国でも十二分に直面している。

豊かさを、物質のみに仮託して、その対価の得失を問わない風潮は、日本だ、韓国だに留まらない。世界の人達の幸せをなんて、白々しい事はいいたくないが、お世話になりながら、お礼のひとつ言えず、ここに来ることとなった方々、また、これまで、このサービスを利用して頂いた方々に、なにやら、とってもお礼がいいたい、熱帯夜であります。

PS そういえば、この間、珍しくお客様を、新世界デパートにひっぱっていった。ひいきの引き倒しはしたくないのだが、新世界は、デパートはひとつの文化なのだという、雰囲気を形づくろうとしている。年寄りも、若者も、勿論、そのスペースの巨大さのみならず、サービスの一寸した対応。到るところに、誰でも腰掛けられるソファを配置して、誰もが、気軽にカンフォートな気持ちに浸れるように、配意されている。

イベント・スペースでのドイツで修行された、著名な女性陶芸家の方の展示だったが、撮影禁止の表示にもかかわらず、こころよく許可してくださった。過日は、携帯を落として、取りに行った時、保管してくださっていた、SPAの係員の方の真摯な対応。。かえって、迷惑になるので、ここまでにしますが、釜山にきたら、是非、遊びに行ってみてくださいね。

釜山の渓流と、「長安寺への小さな旅」

機張の市街を、過ぎてからも、こんな感じの海水浴場が、点在している

残暑、お見舞いといいたい所ですが、きっと、釜山はこの夏、最高の気温だったのでは?と、思える暑さ。「日本では、連日、未だに最高38度を記録するところも、あるんだから、何のこれしき。」とばかりに、ゲイターレード(スポーツ飲料)を、片手に歩いています^^。

今日は、女性の一人旅のお客様に、「釜山の、一押しのところを・・」と言われて、思い立って、長安寺まで足をのばしてみる事に、しました。

電池切れで、途中の素晴らしい海岸の景色は、撮れず・・、鄙びた建物。。

松亭のカフェで、軽く休んで車で、海岸線を機張まで。普段は、立ち寄る竜宮寺ですが、行かれた事があるという事と、暑さを考慮して、漁港の風景のみを楽しんで頂いて、機張市街の、より奥手をめざします。

イタリアンのレストランや、刺身の店、などが、岩礁に逆白波が音を立てて、白くくだける絶好のロケーションに、程よく配置され、古びた石瓦の風情のある、現役の韓屋が、ここそこに立ち並んでいます。

小さなビーチ沿いに立つ、陶芸体験館  

その気持ちよい、海岸の景色を後にして、長安寺に向かう為、山側に車は進路をかえます。そこは、慶州の郊外とは違い、水田ではなく、畑作農家の畑がいい感じで続いています。

夏に、ソウルをはじめとして、近隣都市からもビーチに沢山のヒトが詰め掛ける釜山では、地元のヒトは、山の渓流に水遊びに行くと、よく聞かされていました。

大地も、雄大な北海道で、大雪山国立公園の渓谷から、富良野や十勝平野のなだりも足繁く通った自分達には、釜山の雑踏の中で、そんな渓谷どこにあるのと、思ったのが、正直でしたが、一度来てすっかり、はまってしまいました。

海辺から、長安寺に向かう道への 交差点での、 逆向きの指示看板

上載の看板の小さな集落を、右手にはいってからの風景も、面白い趣向の郊外のお店や、ツーリスト・ホテル、見事な蓮の花が、溢れんばかりに咲いている池など、なんともまぁ、いい感じで、だんだん緑が深くなっていきます。

渓谷 への 入り口

窓から、入ってくる空気が、一段と冴えているのが、酷暑の中にもはっきりして、聞こえる蝉の鳴き声も、街中のアブラゼミだけから、ツクツクボウシ、ニイニイゼミの声、クツワムシとか、本当ににぎやか。

渓流 で、 川遊び を 楽しむ 人たち

だんだんと、清流で、遊ぶヒト達の歓声と、辺りは一面の緑に包まれて、山寺へ参るには、本当に、あつらえたような光景が、連なっていきます。

「あ~きっと、四国の遍路寺も、こんなシチュエーションのお寺があるんだろうなと、」、両親も行って、一番感激していた四国の巡礼寺のことを、暫し、想ったりしていましたが、もとい、ここは、韓国・釜山。

お寺 の 正門へ 到る  エントリー

昔のひとは、お遍路同様、歩いてここまで、参ったのだろうが、今は特にこの暑さの中では、車でここまで乗りつけられる事が、有難い。色んな弾圧の歴史の中で信仰を守ろうとした人の想いと、霊場というにふさわしい環境と、澄んだ空気が、有難い気持ちにさせてくれる。お客様も、「へ~、いいところですね^^。」と喜んでくださり、2倍に嬉しい気持ちになる。

長安寺 ・ 正門 写真では、ちょい派手めだけれど、実物は、古寺の風情たっぷり
お寺 の マスコット 犬君も、暑さで 一瞥したのみで、お出迎え
渓流から、曳かれた清水 で、 お浄め  気持ちいい ^^

韓国に来てから、まだ数えるほどのお寺にしか参っていないが、このお寺は、本当に、古寺らしいなぁ~と、感じてしまう風合いに、満ちている。 寺のすぐ横にも、手ですくって、そのまま飲めそうな渓流があるのだから、この浄めの水は、格別のおもてなしである。

大有殿 手前の 庫裏

暑さのせいで、人もまばら、これ幸いと、連なる山と寺院とのコントラストを、おのぼりさんのように、無作法にキョロ、キョロしながら、本堂へと進んでいく、

本堂 の 如来 像  、 日本の 仏像さまと、うりふたつ 

本堂では、女性の信徒の方が、敬虔に祈りを捧げておられたので、かなり恐縮して、シャッターを押した。後より、聞いたが、住職さまは真面目な方で、仏像にカメラを向けるのを窘められるそうなので、この熱暑の午後は、幸運だったのだろう。

だが、この古寺を気持ちよく開放して、参拝料もとらず、すみずみまで愛情深く管理されているのが、伝わってきて、信徒さんともども、なんか、そこはかとなく良いなぁ~と、感じてしまった。

本堂 より  山 を 眺める
とにかく、 菩薩 さま

長安寺は、新羅時代(673年)に元暁大師により創建されて双渓寺といわれたが、809年に哀荘王がここを訪れた後、長安寺と改称されました。1592年に文禄の役で焼失したのち、1638年に太義禅師により再建されました。

と、 紹介を引用させて頂きましたが、朝鮮の歴史に疎い自分にも、お気に入りの通度寺と、負けない位の歴史がある訳だから、寺格を感じるのは、当然にしても、流れる空気が、いい。

極楽堂という、 仏舎利をお奉りしているところに、安置されている 涅槃仏像

そのうち、奥手に極楽殿という、なかなか豪奢な雰囲気のする庫裏を、見つけた。仏舎利を、奉納されているところに、しかも涅槃仏という、組み合わせ。 思わずまた、シャッターを押してしまった。

これも後に、この仏さまを撮られることを、住職様がことの他嫌がるという事を聞き、これも暑さの賜物^^と、有難く手を合わせた次第です。

お寺 の  横 を 流れる 清流
お寺 の 駐車場に、放し飼いされている、ロバ君 沢山の人に写真を撮られても、だまってサービスして、ポーズをとっていた
お寺 近くに 連なる  露天

お寺、付近には、風情のある民宿(韓国では、民泊)、地鶏を使った、参鶏湯や、山菜を使った韓定食のお店も、結構あり、今回は他のエリアのお店に予約を入れていたが、「こんな場所で、食事をしない手はないぞ。」などと、お客様と、能天気に語りあいながら、釜山の雑踏(センタム)にむけて、帰途につきました。

長安寺 門前の  韓屋の 宿屋 の  入り口 
韓屋 の  宿   2

半島の南・プサンの正しい夜(広安里ビーチ)

広安里ビーチ 8月 16日 月曜の 夜 1

日本なら、お盆もあける時節。子供達の夏休みも、順に終わりに近づき、釜山のビーチも少しづつ落ち着いてきた感じがして、これから、来られる方に、晩夏に美味しいビールを飲んでいただくところ。と、久々に広安里ビーチに、やってきた。

49番バスを終点で降りて、 ビーチに着くと サンポ-ニャの 心地よい音が迎えてくれた

月曜だけれど、ビーチには程良い活気が漲っていて、煌々と光る海鮮ビルの灯りを右手に、眼前にはライト・アップされた大橋が、横切る。予想された光景だけれど、波の音をバックに聞く、南米のフォークロアは予想外の展開だった。 沖には、ナイト・クルーズの船がこれも煌々と、明かりをつけて、ゆったりと浮かんでいる。

尼僧も、キャピ・キャピのギャルも、仕事帰りのビジネスマンも、勿論、半ズボンにTシャツのカジュアルな装いの観光客も、海風のストリートを、思い思いにひやかしている。

ビーチ の 左手の  淡いマンションの灯り と、人々

特級ホテルが、立ち並ぶ海運台の昼は、釜山の顔だか、一山越えてとなりのここは、まさに、ナイト・ビーチ。多国籍な国ではないのに、非日常なアジアのビーチの異国情緒が、ムンムンしている。

広安里ビーチ 8月16日 月曜日の 夜 2

ビーチをそぞろ歩きながら、これも思い思いにスピーカーから流れる、ブルース、ポンチャック、Kpop、フォーク。その摩訶不思議に渾然一体となって、さざ波のなかに溶けていく感覚。歩くスピードなのにも、かかわらず、オープンな店の中で、グラスを傾けて、語り合う人達が、飾り窓のような妖しさと、そんな淫靡ではない陽性な楽しさを醸して、次から次へと続き飽きることがない。

大箱 の カフェ (ビアホール) の  熱気
”似顔絵を描く 人達”  韓国人は、絵を描く人が多い  覗いてみると、とても上手だった

そんなこんな、しているうちに、ビーチの反対側のはずれまで、来てしまっていた。コーヒー・ショップで、テイク・アウトの、アイスオレを買い、ビーチへと降りていくコンクリートのベンチに腰を下ろして、右・左に旋回しながら、遠ざかっていく、クルーズ船を眺めたり、薄くもやがかかったヨット・ハーバー側の建築途中の高層ビルを、あてどなく見ていたら、いきなり、4ビートの生のジャズ・ドラムのサウンドが、響いてきた。

1970年代のオールディズのノリだが、さすがは、jazz好きな 韓国のシティ・バンド ・・
音以上に、若い 元気がある!! 息が切れない 気持ちのいい トロンボーン

「今日は、雨が降らなかったら、これから2時間演ります。皆さん、もっと前に寄ってください。」と、慣れた声色で、ナレーション。でも、ここは、ライブ・ハウスじゃないから、見ている客層もさまざま、そしてナンテいってもバックは波の音も果てなく続く波濤。演奏と、お客さんのギャップも楽しいが、ガンガン・プレイしていく。

トロンボーンのソロの、迫力もたいしたもの。思わず、”じゃがたら”にも在籍した村田陽一のプレーを思い起こした。この雰囲気で、これをするかい。広安里、やるじゃん。シドニーのサキュラー・キィにも、負けてないぞ。(この、勝ち負けって何?苦笑)もう、時間がやばいので、とにかく、振りきるように、帰途につくことに。

もときた場所では、フォークロアの演奏が、デュオからトリオに増えて、沢山のヒトがベンチに浜辺に腰を下ろし、耳を澄ますように、聞き入っていた。総立ちだった、ジャズ・セッションとは、まさに対照的な、それでいて贅沢な静かな時間が流れていた。。

久々に、気温20度台^^の、釜山より

お客様と、食事をした土曜日も、老舗の”サムゲタン”のお店は、一杯だった

この仕事をしていると、毎日、天気予報をみるのが、日課になる。陽のあるなしで、訪れる場所の印象も変わるし、行程の組み立てや、食べ物の献立も変わってくるからだ。

でも、今年は何よりも先に、最高気温に眼がいってしまう。そんな中、日本の気温を眼にする度に、最高37度がずらっと並ぶ数値を眼にすると、体調の維持が大変だろうなと、心底思ってしまう。(勿論、他人事ではなく、自分達が、そうだから。)

先の日曜日は、韓国ではこの夏、3度めのサムゲタンを食べる日・三伏のさんぷくとは、陰陽五行説に基づく選日の一つで、初伏(しょふく)・中伏(ちゅうふく)・末伏(まっぷく)の総称)末伏の日だった。市内にある、どのサムゲタンの店でも、この日は行列ができる程の、にぎわい。コラーゲンと、ジンセンの薬効を手軽に採れる、滋養食として、優れもの。

南浦洞 ロッテ・デパート の 吹き抜け
南浦洞 ロッテ・デパート 売り場 1
南浦洞 ロッテ・デパート 売り場 2
南浦洞 ロッテ・デパート 売り場 3
南浦洞 ロッテデパート屋上から、釜山の港 遠くに広安里大橋や、センタムのビルも見える

過日、同行させて頂いた、30代の女性の方が、「韓国で、ブランド品をみるのも良いけど、日本ではできない事や、ものを見てみたい。」という話を、なにげなく伺った。当たり前のことだけれど、そういう風に言われると、やっぱり無意識で、そういうところを探して、しまいます。釜山でも、大きなインフラの整備にやっきですが、案外、百貨店にいきたいお客様は、多くありません。

女性の方は、船でも来られる外国・釜山の、都市機能やサービス(殊にマッサージや、エステ)を自分なりに上手に使い、知人に逢うきがね(笑)も少ない、日本の他地域よりも、はるかに近い外国を、繰り返し楽しんでおられるようです。

ホンと、点と点を結ぶと、確かに、釜山にはいろんなシーンがありますからね^^。映画や、ドラマのロケが多いのも、新しさと懐かしさが、渾然一体として、海があり、勿論、日本に似ているようで、ハングルの文字が溢れ、釜山訛りの韓国語が飛び交い、それでいて、昔の日本を彷彿するような”熱”が、感じられるからでしょうか。

(現在、TVで放映中の大型時代劇「金首露」キム・スロ・主演は、チ・ソン。ここを、クリック。舞台は、釜山エリアの金海(キメ)。鉄を生産し、海上貿易で煌くように繁栄して約500年間存続したが、歴史の谷間に消えていった伽耶国を初めて取り上げた作品。近世では厳格な、国境の存在を越えて、遥かな古はいかに、果敢に往来していたのかを、ここにいると、より、身を持って、感じられます。)

学生街 の イタリアン・カフェ ワインの値段が、日本並みになり 釜山も今は、ワイン・ブーム

それでも、「豚の頭が、飾ってある市場なんか、嫌い~~。」という方には、見逃せないほど、お洒落で、ラテも旨いカフェが瞬く間に増えたし、上載の南浦洞ロッテデパートは勿論、センタム・シティーエリア、なかでも、新世界デパートなどは、本当に物を買わなくても、空調も良く、快適なSPAもあり、見て歩くだけで楽しい。

大都市にも拘らず、海運台ビーチは、勿論のこと、序々に郊外にはリゾートを意識した施設も、チェジュ島のような観光客価格ではない、生活者プライスで、使うことができる。

加えて、郊外のゆるさと、新都市のギャップに、自分はソウル一極集中が、お題目として語られる中で、釜山の新たな伸びしろを、感じています。

先日の不動産情報のニュースでも、ソウルのマンション・バブルは峠を越えて、アメリカのサブ・プライム問題のような悲劇が、いたるところで、叫ばれ初めていますが、韓国の企業自体は、東南アジア・ロシア圏・南米でも順調にシェアを拡げているので、釜山でも、逆にシンガポールをモデルにした高層アパート、一辺倒の都市開発でなく、サービスを基軸にした商品開発に、投資が、傾斜していくと思います。

ちなみに、地価の上昇率は、海運台エリアを含めた釜山の海岸エリアが、韓国の他の地域が、軒並み、地価やマンション価格を下げている中、安定的な値を維持しているようです。(韓国の不動産専門・チャンネルから)

凡一洞(ボミルドン)の 問屋街にある 伝統韓式 の 喫茶店の入り口

久々に、チャガルチ市場の裏手を除いてみると、沢山の地元のアジョマや、アジョシが、市場でさばいた・刺身をつまみに、海風が時折、吹き抜けるなか、一杯やっている、相変わらずの光景にでくわしました。

欧米人のバック・パッカーも、沢山いて、それを面白そうに眺めています。時代は、どんどん変遷していますが、この画も、かなりディープで、でも、厳然とたくまくしく息づいている、釜山の旅のひとコマだな~と、それはそれで思ったりしてしまいます。

釜山港湾の風景を 肴 に、刺身と酒と喋りを楽しむ”老若男女” in チャガルチ

真夏の世界遺産 慶州・・仏国寺編

今日は、大阪よりお越しのグループと、暑い日差しの中、新羅の古都、慶州(キョンジュ)へ足をのばした。世界遺産の石窟庵(ソックラン)、仏国寺(プルグッサ)があり、いわずと知れた名跡の街であるが、最近は、「善徳女王」の大ヒットで、また一段と訪れる方が増えた。ここより、動画へ。

BGMを聴きながら、真夏の 仏国寺ツアーへ、どうぞ^^ここを、クリック=> Rylynn.mp3

暑さにも、拘わらず、老圃洞(ノポドン)・バスターミナルは、旅行者でいっぱい
シートがワイドで、一人旅にも、カップルにも配慮された、高速バス内(勿論、涼しい)
高速を、降りて、 慶州市街地へ

今日は、予定を変更して、午後2時過ぎから急遽、慶州に行く事になり、とても主要箇所全部は巡れないので、善徳女王班(笑)と、寺跡班に分かれて、動くことと、なった。最近は、高速バスも新型車両が増えて、シートの、リクライニングもかなり自由で、快適になっている。皆さん、ひと寝入りしている間に、慶州(キョンジュ)に到着した。

観光都市「慶州」にしては、意外にこじんまりした、バス・ターミナル

世界遺産ばかりではなく、国立公園が各所に点在するこの街は、高層建築規制がなされていて、市街地をちょっと抜ければ、見渡すかぎり連綿と続く、水田の風景。石瓦の、一般住宅の屋根。

車窓から、KORAIL( 韓国鉄道公社)慶州駅
慶州 の 一般住宅

既に、午後4時をまわり、一路、仏国寺へむけて、タクシーをひた走らせる。

仏国寺 入り口すぐ近くの ユースホステル

のどかな風景を、抜けて、ほどなく、世界遺産の寺、仏国寺へ到着した。

寺門に、いたる 道すがら

蝉の啼く声が、じ~じ~っと、さざめく、公園をぬけると、参道の道は、陽は未だ高いとはいえ、夕方の為か、意外に静かだった。 それでも写真を見ると、結構、人はいるのだが。

仏国寺 の 入り口前
寺門 の 入り口 2
韓国のお寺の守り神 四天王に、 礼を捧げて、本堂へとむかっていく

ここいらに、来たときに、なぜか一気に滝のような汗が噴出した。同行された、皆さんも、同様である。邪気が、祓われたと、思う事にするも、単に、熱中症ではと、年齢を自覚させられる。

本堂に前に、開けた広場にある 社務所
本堂境内にいたる、高床式の 寺門(老朽化の為、この石段は、閉鎖中)

汗を、拭きつつ、いつも写真で見る、この石段の門を見上げる。世界遺産ということで、信仰の対象のお寺というより、文化遺産の側面が、強いのかと思ったが、敷居の高さもなく、次第に、そこはかとなく厳かな気分になってくる。

迂回した通路から、境内 の 中へと 入っていく
まず、眼に飛び込んできたのが、この 石塔(釈迦塔)

z  

多宝塔 (新羅式異型石塔の傑作らしい )
韓国 の 仏寺 の 中央に、かならず鎮座する 大雄殿
優しいお顔 を した 如来像

韓国の仏教は、アジアの中でも、原初的な大乗仏教の姿を、今に伝えていると、繰り返し、自著の中で、瀬戸内寂聴さんが、かつて、書かれていた。その真偽は、さておき、普段が激しい競争と喧騒の中に生きる韓国の人が守り続けた、癒し場としての仏寺。韓国のお寺が、山に位置しているのは、偶然ではなく、仏教弾圧から、身を守る為であったと、いう。

何故か、この時期に咲いている、紫陽花を傍らに、より上部へと

韓国に来てから、お寺に来ることが多くなった。お寺が好き~というより、不思議とお寺を廻って帰ってきた日は、色々な経緯で悩まされていた、過去のいやな記憶を思い起こす事が少ない事に気づいたのだ。

観音堂 日本人の観音信仰の深層 韓国に来てから 本当に感じている

とにかく、最後に観音殿を、お参りする。この、仏国寺の観音さまは、それは綺麗な面持ちの、仏像だ。祈りを捧げる対象の仏像さんだが、ここの観音さまは優しさというよりアートがかった、ちょっとクール・ビューティな像である。自分の、ぶれた写真より、是非、じかに対面して頂たい。

石積み 逆縁で業を背負った 子供の為、存命の肉親が石を積むというが・・
出口 手前 の 茶屋

暑い中、写真のお好きな方たちは、思い思いに三脚を立てて、撮影されていたが、そのお陰で、少しく、自分もカメラに、収める事ができた。帰りに、「新羅ミレニアムパーク」を堪能(笑)された方々と、合流して、一同、爆睡の中、高速バスで、釜山に戻り、南浦洞で、暑気ばらいの、参鶏湯を食した。

本当に、お疲れさまでした。

今度は、是非、民族村や、海印寺(ヘインサ)にも、撮影にも、よいのでお連れしたいです。

世界遺産のお寺というが、そこかしこに、絢爛とか豪奢といういうものに、毒されていない、仏教の系譜を肌で感じることが、できた。

真夏こそ、ハングル^^ 海運台で、ハングルを喋ろう

押し寄せた人の熱気のせい?ではないだろうが、蒸気で「白く煙る海運台」は、少し涼しい風が吹いていた。

昨日の昼過ぎの空き時間に、1日の日曜日に、300万人の入場が発表された、海運台ビーチに早速行ってみた。週明けの月曜日だが、ウェスティン・朝鮮ホテルの裏手の駐車場もびっちりで、さすがに渋滞、冷房が、がっちり効いていて快適な座席バスを、早々に飛び降りた。

欧米系の人が多い、普段の海運台と違い、東南アジア系の人や、インドの人が目立っていた

夏の海運台ビーチは、地元人は避ける人も多いが、昨年から見ても、早い時期から、今年は国際色がとみに豊かだ。とはいえ、アジアのビーチ。自分も,こんなパラソルで埋め尽くされた海岸をみたのは、初めてだ。

ぼ~っとする程に暑い、午後1時の西面より40分あまりかけて、降り立ったビーチは予想外に涼しかった。同じ釜山でも、やはり海は海である。

普段は、滞在する外人で、いっぱいのこのカフェ・バーも、喧騒明けの昼間で、静かに佇む
普段は、活気のある呼び声で、パワーいっぱいのアジョマも、店先で暑さと疲れで、うたた寝していた

とにかく、四季おりおりに変わるビーチの表情は、飽きることがない。

で、強引ですが、そんなストリートも、ハングルができれば、もっと楽しい。音声を聞きながら、あなたも夏の釜山へショート・トリップしてみてください。  本当に、釜山に来た時、役にたちますよ^^

通訳・カン ランニョンの 聞いて・つぶやく韓国語音声・街歩き編 ここをクリック !!

言葉の通じない”隣町”を楽しむ 夏!!

帰宅途中の、東莱の週末の風景

もう、暦は8月を指している。今日から、韓国は全国的に、3日間程度のサマー・ホリデー。MBCの夜のニュースでは、海運台ビーチの客の入りが300万人と、発表されていた。俄かには、信じがたいが、本当に凄い活気である。まさに、夏のプサンの面目役如といったところ。

そんな中、今日、自宅に戻ると、先週いらしたお客様からの、EMS郵便が届いていた。昨秋、このブログを始める機縁ともなった、福岡(博多)の方々が今年は、猛暑の暑さの中にお越し下さった折の道中のお写真を、CD-Rにいれて送って下さったのだ。

同じ病院で働くかたが、年に一度、もう幾年も、16人余りのメンバーで、この釜山を、訪れておられる。今回も、来られたのは福岡発の高速艇ビートル。前回、南浦洞でお別れする時、自分達が名残り惜しそうにしていたのを、気取られたのか、「来年も、また必ず来ますから・・。」と仰られていて、また秋には、お顔が見えるかもしれないな~と、思っていた。だから、それは、とても嬉しかったのだが、ただ・・。

丁度、火を噴くような暑さが3日間続いた後だっただけに、散策とショッピングが目的との仰せ。どうしたら、この暑さを、巧く出し抜けるかが、心配になった。夜はメンバーの方が、TVで放映されていたという機張(キジャン)の趣向も、雰囲気も、なかなか韓国風情たっぷりのレストランへの逆指名がかかっていたので、ショッピングの合間に必ず、お気に入りの伝統韓国茶店で、喧騒からひととき逃れて、釜山の大人の昼下がり(笑)を感じて頂きたいと思っていた。

冷製の 韓国伝統茶 で、 南浦洞の 暑~い午後を、皆さんとひと涼み

チャガルチで、お刺身を堪能されて、もう、軽~く、できあがっている皆さんと、再会。でもそれを、喜んでいる暇もなく、案の定、熱波が、わが一団を、襲ってきた。

「あっつ~~。」

「いや、今日は、ここ暫くの中ではチャガルチは風が吹いて凌ぎやすいですよ~。」

などと、誤魔化したりして^^、エスケイプするエアコンのあるコンビ二や、スーパーを眼で追いながら、週末の南浦洞の雑踏を、麦藁帽子を露天で調達しつつ、真夏の巡行。

地下商店街では、青磁の骨董を所望されているのに、店主不在、留守中のテナントが勃発。まわりのお店の方が、急遽、代理店主、宜しく、販売してくださったりと、釜山らしさを堪能?しながら、今年はなんとかお茶屋さんに辿り着く。 で、皆さんに喜んで頂き、チョッと胸を撫で下ろす・・。”素・・” 韓と和の折衷されたいいお店です。

機張 の 韓国伝統 黄土造りの レストランの 全景を模した看板

そんなこんなしながら、釜山鎮市場にはお連れできず・・機張のレストランへ。松亭(ソンジョン)を抜けて、機張に行くルートは大好きな行程なのだが、場所がわからずにパニックに陥ったタクシーの運転手さんの、「やめて、止めて。by 竹中直人」 状態の暴走パワー満載の運転で、油汗をも垂れ流がしながら、なんとか機張、到着。

鴨肉と、無農薬自家製 野菜の 伝統メニュー の レストラン

ついてみると、そこはちょっと茅葺屋根と黄土の壁が、なんとも韓国のいにしえの懐かしさを醸しだす、まさにウェルビーィングなフックのある、素晴らしい韓定食のレストラン。鴨肉料理と、自家製を含めた野菜を釜焼きする、独特あるいは、伝統を再現したコンテンツ。

レストランの 名物料理 オリファントカマグイ  (鴨の黄土釜焼き)
タンホバクユファンオリ (カボチャと鴨肉のロースト) 美味という以上に、滋味をいただく 献立

鴨肉料理の由縁と、効能等は、このリンクを参照して頂くとして、こちらが「教えて頂いて、ありがとうです。」という風情のなか、博多弁が聞こえる、わきあいあいとした宴の輪に加わらせて頂いた。

釜山~福岡(博多)の直線距離190キロ弱。その性ではないだろうが、隣町のようにこの異国の地を屈託なく楽しむ方々の中にいるうち、韓国スランプ(笑)に陥っていた自分にも、釜山の新たな一面と面白さが、由なく、そこはかとなくたぎってきた。

道中、長崎出身の方に、「釜山は、山や島が連なっている感じで、長崎に似ている気がするんです。」という話も聞いた。 う~ん、ますます、歴史は国境を越えて深い。

註 (写真は、送って頂いたものを、拝借^^)

食べるが、勝ち^^ 釜山、食道楽。

7月も、あっという間に、半ばです。今日は、昨日の晩からずっと降っている雨が止まず、蒸し暑くなっております。そんな時には、近くに、あるメガ・マートのパッピンス(韓国式カキ氷)。練乳と、小豆たっぷりので、ちょっと嬉しくなる2000w(200円しない・・)のラッキー・デザート。フレンチ・スタイルの凝ったデザートが、大好きな自分達も(笑)、メガに立ち寄る度に、ご用達です。(後で、写真アップします。いつも、食べるのに、夢中で、撮り忘れ^^)

ウォンも安定的に安いなか、リーズナブルに、スタミナ食もガンガン楽しめてしまう、プサンの夏の休日。で、ちょっと、省エネで、プサンに来たつもり、食べ歩きシミュレーションをアップしてみました.

海鮮も、カルビもなんでも、ござれは、釜山の特権、百聞は一見にしかず、どうぞ、舌なめずりして下さいね。

(街が、水槽だらけで、水族館化してますからね。)

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=lIBnp-p_b9U&feature=related[/youtube]

カルビだけでなく、コプチャンも、健在 ^^。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=6SnO-c9pGlI&feature=related[/youtube]

海運台には、ふぐの店が、結構あるんですよ

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=gj05OJouvtk&feature=related[/youtube]

釜山名物 こんなのも、ありか・・、でも、ゴマの風味で。チャンギルム(韓国の胡麻油)は、香りがいいんです。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=DUc5kZHPzZg&feature=related[/youtube]

このお店は、韓国に来て、すぐに、行きました。有名です・・(でも、自分はやっぱりカルビが好き)

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=mKrv9n53yjU&feature=related[/youtube]

オファー頂ければ、美味しいところに、即、お連れ致しますよ~。

「韓国・ミニ農業紀行」 エゴマ 編(密陽・ミリャン)

ここに来る前、業務とは直接関係のない事ながら、自分達が北海道の北辺の、海辺の街にいた事を、頼まれもしないのに、問わず語りに語っております。北海道といえば、農業や漁業等、第1次産業。

北海道のお土産で有名な「六花亭」のお菓子の包紙の絵柄にもなった、開拓農民であり、反骨の画家・坂本直行画伯の素朴な風合いの水彩画にも描かれている、サイロの風景。

自分達が、住んでいた家の 家の窓からの風景’北海道・オホーツクの街)

冬季には全く耕作できない環境の中で、日本の他のエリアより、広く拓かれた原野に、多頭数の牛を肥育(牧畜)する、或いは大型のトラクターで大量の作物を収穫する、北海道の農家のイメージを持たれている方も多いのではと、思います。

そんな中で、私たちが住んでいた海辺の街の郊外で、偶然・隣に、無農薬・有機野菜を作り、40頭弱の完全放牧の乳牛を飼育し、運営している農家がありました。

それが縁で、自分達は図らずも、その、本当に食べれば、口の中に滋味がほとばしる、甘みのある野菜。ジェラート(アイスクリーム)にしても、そのまま飲んでも抜けの素晴らしく良いミルク、地鶏の卵を毎日のように、味わう恩恵を受けました。

Fファームより提供して頂いていた 完全・無農薬の有機野菜 

そこで、その農家のF氏より、さまざまな農業の面白さを伝え聞いたのです。

そのひとつに、韓国での有機栽培や循環農法の話がありました。

当時、韓国の農業に興味があった訳ではありませんでしたが、北辺の大規模な耕作が常識(乳牛なら100余頭、肉牛なら500~1000頭を越える規模が当然)の環境の中で、独自の方向を模索、実践していたFファームを通して、どんどんと、人が人として生きる為の農業の魅力を感ずる事となったのです。

「韓国のミルクは、ノン・ホモだから、美味しいはずだよ。」と、よく語っていた。Fさん。その通り、韓国のミルクはたしかに、Fさんの所のミルクとそっくりな柔らかな甘みがありましたよ・・・。

今回、図らずもお客様のご依頼で、釜山よりKTXで40分弱の、アリラン祭りで知られる密陽(ミリャン)の、エゴマ農家に伺うという話になった時、お電話で、今回、お世話になったキム・ウンソプさんの物腰に触れて、Fさんのことや、お世話になった農家の方々のことを想いだしてしまいました。

アリラン 祭りの街 密陽 の 概観
密陽  の  概観 2

密陽(ミリャン)は、映画「密陽」http://www.youtube.com/watch?v=J4NH0dsXzug&feature=fvw(洋題 シークレット・サンシャインとして、主演女優のチョン・ドヨンが、2007カンヌ国際映画祭で、最優秀主演女優賞を獲得、共演も、実力派ソン・ガンホ)でも、知られた小都市です。

山口県から来られて、ご自身も退職後10年間、農業をされているお客様(84歳で、お一人で、来られるバイタリティ。アジアの色々な地域に行かれているそうです。)の、”エゴマ”の栽培農家を紹介して欲しいというご依頼が、今回のことの発端でありました。

釜山駅から、KTXに乗り、ほどなく、密陽駅に到着。

迎えに来て頂いた、キムさんの車で、早速、キムさんの畑へと迎いました。韓国料理では、サム(包む)例えば、ご飯や刺身をエゴマの葉にくるんで、テンジャン(韓国味噌)や、ヤンニョンを添えて、食べる。エゴマの葉を醤油漬けにして、ご飯をくるんで食べる。本当に、極、身近な食材なのです。

密陽市 キム・ウンソプさんの エゴマ菜園  1

実に、コンパクトな規模の菜園なのですが、キトサン”エゴマ”というブランドを構築し、家族のみの小規模菜園だけで、キムさんは、年間600万円弱の純収入を挙げておられるそうです。キムさん曰く、「あんまり、大きかったら、手間がかけられないし、かかりすぎる、規模はこれで充分。」

土や作法の安全性、商品へのこだわりもさることながら、インターネットの直販ショップhttp://malgun.net/(キムさんのサイト)、http://www.mirpia.kr/(キムさんのような農家が、共同で運営している、こだわり農作物の、直販モール)で固定のお客様を増やし、かた崩れしたものは、ソウルの市場に卸す。

農法の視察の為、ニュージーランドやオーストラリアにまで、行かれたりする。また、啓蒙活動にも熱心で、自分のお仲間は勿論のこと、エゴマの栽培方法についても、サイト内での丁寧な解説をされている上、問いあわせの電話が全国からあるとの事でした。

特に、印象に残っているのが、サービスの勉強の為、カリスマ・タクシーで有名な京都のMKタクシーのセミナーに参加された時の、お話で、「本当に、勉強になった・・機会があれば、あなたも行かれたらよい。」と話されていたことです。生産から、販売まで、一貫して、てがける方の佇まいに、FTAなどで喧しい農業の、ひとつのあるべき姿を垣間見た気もしました。

韓国は、もともと文献をひもとけば、農業国家であり、京都などの伝統的な野菜の保存方法と極めて似通った、食養の知恵を、これまで、ここかしこで、たびたび眼にして参りました。お昼に、キムさんがエゴマを卸している、畜産農協の飲食店で韓牛を頂きながらあらためて、その事を感じる想いがしました。

キム・ウンソプ さん の 菜園 2

夏の 香り?  暑さに、暫し思う事

韓国海洋大学校(国防省管轄・日本でいえば商船大学)のエントリー 海の街釜山ならでは。

釜山も、本当に真夏の暑さになってきました。今日、通訳担当のカンは、韓国特産のエゴマの栽培技法を求めて、ここより少しく内陸の密陽(ミリャン)というところに、快く受け入れて下さった著名な栽培農家の所へ、山口県の方と、朝早くに出向いて行った。来られるのは84歳の方、だと言う。

何かと、ネガティブな話題の多いなかで、自分のヴィジョンを見据えて、漸く海を渡ってこられる方の発想と行動力。 なんか、いいです。

少し前になるが、関西の実業家の方に、うちのサービスをご利用頂いた。かなりユニークな方だったが、まさに企業家らしく、どんな情報であっても自分が何かを感じたら、自分の眼で確認し、自分の感覚でその場所をどう活用できるかを考えておられる事が、伝わってきた。

商人の街、大阪。

北海道でも、しっかり地域に根付いて、且つ、尊敬できる関西圏(大阪)の人達に、色々なことを何気ないおつきあいの中で学ばせて頂いたが、厳しさの中にある”情”というものの所在は、国や民族の違いを越えて、机上の学習では、学べないだろうことを、ここにきて、最近はより強く感じる。

ついこの間まで、市中を埋めていた真っ赤な薔薇の花  何故か、韓国らしく感じる

人生というのは、ままならない。嘗ての人気棋士の”泥沼流”じゃないが、悪手を選択しても、それ以後で挽回するしか手はない。笑)その後に、蓮の花が咲くかどうかは、知らぬが、それを目指して、悪あがきする事で面白がる・・そんなメンタリティになれればよいなと、ここに来てみて思う訳です。

明日にでも、密陽行きの写真も含めて(カン先生に、写真を撮る余裕があったら。笑)アップしますが、時折、この異国で、図らずも、昔し目の当たりにしていたような事に、邂逅することがあります。