2013年 新春は ”チャガルチ” で 始動 !!

東莱市場 の 布団や寝具を売っているブティックの 窓越し。「寝ているので、窓を叩かないでください。」と書いてある紙が、なければ、ぬいぐるみとしか、見えないチビ君たち。なかなか、洒落た趣向。でも、本当に可愛いかったです・・・

2013年も、1月8日。新年は、3日より・新春キャンペーンをご利用下さったお客様と、釜山の街をそぞろ歩きました^^.ここしばらくの釜山は、キリっとした冷え込みながら、淡い西日が景色を美しく照らす、散策日和の日が続きました。

1月のチャガルチ場外 市場1

で、やはり一度は必ず赴く、チャガルチ市場。その日は、いつもは開門されていない、仲買人が、せりを行う水揚げ場もオープンになっていて、ちょっとしたひとだかりができていた船着場を覗くと、ジョーズのようなホオジロサメが、無造作に捨て置かれ、その傍らでオバチャンが、入り用の部分だけを解体しながら、「見せもんじゃないよ。」と、がなっていました。

チャガルチ場外市場2 仲買競り場入口
チャガルチ場外市場3 船着場

 

ここは、やっぱり何回来ても飽きません。とにかく、意味などなく、自然の豊穣と、一日千秋のように連綿と続いてきた人々の暮らしの営みを、ビンビンと感じてきてしまいます。圧倒的な魚・いか・蛸・魚・雑魚が思わず笑いがこみ上げてくるほど溢れている中で、チゲを頬張りながら、客に声をかける売り子のオバチャン。

チャガルチ船付き場2
出港する漁船

場所がら包丁を売る露天、なぜか淡水魚の鯉やすっぽんを、生薬で煮込んで強壮エキスを売るお店、勿論、野菜を売る露天。食べる・売る・売り・食べる。

鯉やスッポンがぎっしりの、露天の金ダライ
この日、沢山水揚げされていた、1メートルを優に越える、巨大イカ。正しい名前を知っている方。教えてください^^

実はというか、釜山の正月(ソルラル)は、今年は2月10日。だから今は、日本でいえば12月の初旬。この巨大な市場は、これから、冬の寒さ、なんのその、もつともっと活気づいていきます。

人がごったがえす、場外市場とは逆側の、乾物通り。とにかく、料理好きにはたまらんエリアです。

韓国初の女性大統領が決まったら、もう2012年もクリスマス。

新世界デパートのクリスマス・ツリー

こんにちは、韓国・釜山からです。過日は、日本でも総選挙が終わり、3年余とは思えぬほど長く感じた素人政権から、世界の潮流と対峙すべく、玄人政権へと移行。そして今夜は、韓国の大統領選挙が終り、韓国初の女性大統領が誕生しました。

8月来、私たちも、仕事の性格上、二国間の関係には色々と翻弄されてきました。

今回、私どもが韓国に移って、初の大統領選挙でしたが、印象的だったのは、韓国では2大政党制を踏まえた、大統領制というものが、様々な道程を経て、収斂されてきているのだな・・ということでした。

独裁政権の宿痾を越えて、歴史の再評価が成った結実としての、朴新大統領の誕生、地域間の葛藤をなくしたいとした、釜山出身の文候補の、全羅道での得票率。

ともあれ、新たな時代に移行しぞうです。日韓関係も、追随してくれればと思うのは、虫の良い話でしょうか。

円も一気に下がりました。今度は、ここからも、沢山の人が九州をはじめ関西圏へと、渡航するはずです。

自分達も、単なる言葉の便利屋ではない、言葉の仲介以上に、ニュアンスや文化の違いを・・渉外業務的性格の強い、この通訳サポートの仕事を通じて、さりげなくも、”個人”としての2国間の小さな橋渡しのスキルを泥臭く、磨いていく所存であります。

水営(スヨン)から、センタム・シティに渡る橋の、いかにも韓国らしい、奇抜なモニュメント(笑)
上載の写真の逆サイド どんどんと、整備が進む、センタ厶の眺望。

 ところで、日本からのお客様は、主に日本人向けのパンフや、ウェブサイトの情報で、買い物を楽しんでおられるようです。でも、蛇の道は云々・・地元人情報は、刻一刻と移り変わっています。

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こちらに来られた時は勿論、現地からの商品発送も承っております。殊に、これからの流感の時期に、本当に素晴らしく重宝して、リーズナブルな”薬茶”。

免税店で売られている有名化粧品と、同等以上の品質の化粧品(30代後半以上の女性対象)をはるかに安価に購入できる、韓国の賢い女性なら、必ずしている、化粧品の購入ルートなどなど・・。

ご活用ください。個人輸入代行・商品発送のページ。

 

 

 

 

 

「ここは、どこですか?」

若者が、こぞって集う”西面”の ニュースタイル・カフェ

通訳 カン記

暦を見れば、もう9月も中盤。日本で言えば、旧盆の秋夕(チュソク)を間近に控えて、めっきり、秋めいてきました。

先日は、これまでミニ・バイクのレースも主催され、現在は125ccクラスのレース・イベントにも参戦されているような、タフなエンジニアの方が、大分で行われたモーターサイクルのビッグ・イベント、九州モーターサイクル・フェスティバルに参加された、その足で、”カメリア”に乗って、釜山にバイクの買い付けに来られた。

出航前の 関釜フェリー”はまゆう”

最近では、この、殺人的な交通事情の韓国で(笑)、日本から・バイク・ツーリングの愛好者の方が、ツーリング・ツアーを企画し、フェリーに乗って、楽しまれる方がおられるのは知ってはいたが。。

古くから、ポッタリチャンサのおばちゃん達が、釜山と下関を往来したのは、周知のことだが、飛行場と違い、港は、積み上げられるコンテナは圧巻だけれども、なんだか、のどかに見える。

ところが、通関となると、法律も目まぐるしく替り、情報も錯綜する。だから、通関事務所にいくと、通関できず、倉庫に、留め置かれた荷物の扱いを巡って、事務所を仕切る主査のオバチャンの怒号が、鳴り響いていたりする。(でも、不思議とそういう人が、一生懸命、仕事をしていて、困ったときに、助けてくれたりするので、皆さん、怒っていると、思わないでくださいね・・釜山まめ知識。)

タイや、いざとなったら、北米まで、バイクのことなら、飛んで行くのも厭わないという、その方と、終日駈けずり廻り、なんとか船に載せた。

※フェリーでの、バイクの搬送は、日本からの持ち込みで、必ず、持ち帰る事が確実の自家用バイク(登録済・No.プレートあり)が、一時輸入車として、搬送料金1台につき、2等船室代1名込みという、扱い。韓国からの購入バイクは、完全な単体としての、貨物になるので、注意が必要です。

バイクチームの繋ぎを着たまま、釜山に来られた、その方は、「バイクを楽しむ裾野を拡げて、みんなが、楽しんで、それがまた、エンジニアやバイク関係者の仕事につながれば、いい・・。」と、くだけた話をしておられながら、ポッと言っておられたのが、印象的でした。邪道レーシングバイクに、興味のあるかたは、是非。

そして、「いや~、ここは、どこだろうと思ってしまいますよ。字が読めないだけで、まるで、日本みたいだ。まだまだ、発展しますね、ここは。」とチョッと嬉しいことを、言ってくださいました。

Men at work in Busan as usual

確かに、街中、工事中^^。

そして、韓国からの、バイクちゃん、チューン・ナップされて、日本のサーキットで頑張れ!!

 

草食系? & 工場 &暑い夏の名残り

(通訳 カン記)

本当に、暑い夏でした。日本では、いまだ30℃の数字を、散見しますが、皆様、なんとか乗り切っておられますか?

昨日は釜山駅近辺での、短時間のビジネス通訳のあと、来週来られる予定のお客様の件で、水営、広安里、中央洞とリサーチと確認業務をして廻った。

こんな時に、ひょこっと、フックのある店や、人が繰り返し訪れている店などに、実際、入ってみたりする。

広安里ビーチサイド の 本格窯焼きクリスピーピザも 楽しめる イタリアン・レストラン
外国人比率の高まりもあって、洋風インテリアの注文家具工房 の ショールームも ちらほら・・

ところで、先日は久々の、工場だった。何だか、少しく懐かしい光景を、想い出してしまいました。

というのは、昨年の秋から、今年の春の間は、日本でも、韓国でも、知らない人は誰もいない、大手製菓企業の業務提携で、久しく、釜山の郊外の工場へ日参していたからだ。

起業秘密(笑)と思いながら、通い詰めた記念にパチリ・・「うちの機材は、古いから秘密でもなんでもないよ。」と、笑っていってくれた言葉が、うれしかった記憶・・

冬の時期に、アイスの製造。そこでも、日本から派遣されていた、30代そこそこの社員の方が、正月休みもほとんど無い状態で、釜山の街中をほとんど見る暇もなく、夢中になって、-40℃の倉庫にジャンバーも着ないで、韓国の規格と日本の規格の狭間で、へこたれもせず、頑張っていたのを、想い出します。(最後は、昼休みの合間に、バドミントンをして、工場で一番うまい人を、あっさり打ち負かして、女子社員のアイドルになってましたよ。。。)

飛行場の近く、金海に今回、お供した、総合資材商社の端正な出で立ちの、20代後半の若い社員の方も、「この間は、中国でした。上海は、国際都市という感じで、そうでもありませんでしたが、地方の工場のところは、ちょっと、怖かったです。」と、おだやかに、話されていました。でも、その肩には、大きな案件を抱えて。

不思議と、工場づいている私には、錆びた機器群が、想い出だったりします・・・

日本の若い人を・・・いいますが、渡航してこちらで仕事をしにくるような、若い社員の方は、本当に頑張っています。

釜山も、やっと、朝、晩は、涼しい風が吹くようになりました。私も、ビートルにでも乗って、また日本で、美味しい「刺身と天ぷらの盛り合わせ定食」でも食べたいですね。※フェリーターミナルは、日本帰りのツアーの韓国のおばちゃんで、賑やかでした。

次から、次へとできる カフェ・カフェカフェ・・ 釜山では、スタバは、肩なしです(笑)

 

ただの ”おじさん” になってしまった 日

台風15号 の 広安里 海岸(1)

日本にいた頃、そこは北海道だったので、どんなに暑い夏であっても、お盆を過ぎると、本当に不思議なほど、ス~ッと涼やかな一陣の風が、秋の到来を誘うように吹き抜け、それが夏の終焉を告げていた。

でも、ここ釜山は、韓半島の南。九州の対岸。一度、収束しかかった猛暑も、台風一過で息を吹き返したように、真夏日に逆戻り。それでも、もう暦は8月も末日を迎えている。

台風15号 の 広安里 海岸(2)

台風の日は、1日中、すべての報道は台風一色となった韓国。釜山は進路から逸れたが、それでも余波で、ビートルも飛行機も運休した。招かざる休日。

台風のまえの、雲たなびく、NZの空のような 広安里ビーチ
台風前の 広安里ビーチ (2)

 

台風前の 広安里ビーチ(3) 昼も夜も 趣向をこらしたアトラクションで、盛り上がる

世界を、夜、昼となく、飛び回るバイヤーのお客様から、「韓国、色々・大丈夫ですか?」とメールがあった。そのひとは、それこそ、仕事になるなら、戦乱の地を厭わず、物資調達に向かう人だけに、その文字の裏に潜む緊張と、真摯さを想い、恐縮した。

海雲台の 夕暮れ 前

この間も、台風を含めてキャンセルが続く中で、日本での飲食店開業のため、釜山の店をリサーチに来られた、オーナーと建築デザイナーの方がおられた。これまでも、そういう方を幾人もご案内したが、少しでも参考になるならと、海を越えてリサーチに来られる気概に感じ入った。やはり、これまでも素晴らしいコンセプトを形にされてきた方だと、お名刺に小さく刻まれているurlより、確認する事ができた。”喜助デザイン

現代と、サムソンが牽引しているように見えても、その国のブランドを決するのは、そればかりではない筈なのだ。どこから、どんな弾が飛んでくるかわからない、Web3.0と呼ばれている現況の中で、誰が何に踊らされているかだけは、立場上、きっちり把握せねばと、痛感した一連のできごとで、あります。

ところで、韓国グルメ。ひとつだけ、アドバイス。韓国に来て、焼肉を食べるのは勿論、大変結構ですが、本当に、滋味溢れる「韓定食」を食べたいなら、まず、チェーン店には入らないこと。

結構、暴論かもしれません。でも、自分達が繰り返し使うのは、やっぱり、今では無数にあるWeb上の情報に乗らない、小体な、家族で、または料理の上手なおばちゃんが家庭料理のように、さりげなく、しかも本当に低価格でふるまう、韓定食の食堂。

写真では、わからず、食べたら納得。海雲台SAVEゾーンそばの食堂の「韓定食」の佇まい

色々あった時に、広安里に行くのは、明るいビーチなのもさることながら、行きつけの、腰の曲がった、ハルモニがやっている、韓定食の店で、ジョンゴルやチゲを食べるためでもある。序々に韓国本来の味わいを感じられる店が、少なくなる中で、そういう店を発見できた時の嬉しさは、チョッとした僥倖なんです。。

取り合えず、現状として、釜山に御用のかたは、ひとまず、安心してお越しください。

通度寺(トンドサ)の弥勒菩薩さま ”日韓は 本当しゃあないなぁ・・・”

8月・釜山 あぶら蝉啼くストリート&日本の製品

あっという間に、8月です。そして、いわずもがな、ここ釜山も、熱暑の夏を迎えています。

日本でも、軒並み熱帯夜の日々の中、毎日、お仕事に、また、其々の諸業務に頑張っておられている事と、思います。”でも、この暑いさなか、周りが”だれている”間に、しっかり準備や、調査をして秋からの掻き入れに備えなければ”・・単なる、独り語りになってしまいましたが、確かにあぶらぜみが、かまびすしいこの期間が、釜山はハイ・シーズン。韓国・全土から、週末にはどっと人が、このビーチ目がけて、訪れます。(本日、8月4日は、公式発表海運台ビーチで、80万人)

8月の広安里ビーチ、平常日の昼下がり

巷では、オリンピックもスタートして、開幕直前まで、さほど盛り上がってなかった、ここいらでも、緊急避難(避暑)に駆け込む冷麺屋でさえも、メダリストの横顔、韓国版を放送するTVを見入って、盛り上がっていました。こちとらは、それを横目に、日本選手の活躍をチエックするのですが、日本選手自体は、本当に頑張っていますよね。でも、いかんせん、柔道の、殊に、指導者達の体たらくには、怒りを禁じえません。”敗軍の将、兵をかたらず”、ではないけれど、4年間、準備期間があるわけですよね。

しかも柔道は比較的、バック・アップ体制も、恵まれているはずだろうに・・。だって、指導者というかバック・アップ、スタッフの仕事って、ようは、技術・コンディショニング・そして、諜報戦のはず。きっと、民間の海外担当の経験のあるスポーツマインドを持ったビジネスマンを入れて、指導者層の意識を刷新しないと、「いつまでたっても、同じことさっ・・」てなことに、なりかねない。やれ、ルールが変わった、選手のモチベーションが・・、いいかげんにしてくださいよ。やられたら、やり返す、それだけですよ。あ~、ご託を並べて、すっきりした。(笑)

広安里ビーチから見た、ITパークのビル群

最近、時にこちらの小さな事業主の方から、緊急で、通訳の依頼を頂いたりします。「いやさ、前には日本にいって、相手もしてくれなかった日本の大きな会社から、急にコンタクトがあってさ・・。」

そうです。日本の会社は、手をこまねいて、いません。メディアの好奇の対象とは別に、日韓の現実の経済と相対して、日本のコンテンツの優位性で、韓国の市場を開拓しようとしています。

韓国の子供たちも、幼年の頃より「韓国は資源のない国だから、技術を習って、世界にものを売らなければ、ならない。」と教わっていくようですが、40代の日本人の自分達も、嘗て、そういわれてきたのを、ここにいて、思い出します。なんだかんだいって、ここには日本の通ってきた道を、今一度、繰り返し見るような場面が、そこここに溢れています。

確かに、コンテンツ・ビジネスが世界を席巻して、ファイナンスの知識や抽象化された国際戦略を頭に置くことなく、単純に物事を進めることは、為替差を考えると無謀でしょう。

でも、韓国のような、日本のちょっと前で、しかもIT環境は日本に引けを取らない国では、生活の質を彩る、”モノ”が、日本の商品の中では、絶対的に、ここでは渇望されています。

美容室でも、ヘアダイやパーマやカラーリングの原液は、ほとんど、日本性だし、日本のファッション雑誌は、いまだに、人気です。インテリア、エクステリアまで、含めると・・これ以上は、企業秘密(笑)になりますので、ここでは書けませんが、日本企業のもつ商品力が、リテイルの分野では、絶対的に優位です。これを読んで、商品を廃棄しようとか、投売りしようとしている方がおられましたら、一度、格安航空でここに遊びがてら、様子を見に来てください。真摯に、ご案内いたします。

あと3年位は、生活の質の部分で、日本企業の商品に絶対的優位性があると思います。

トイレも、韓国では、ここにきたばかりの頃は、Daelim(デリム)が多かったのが、TOTOの文字を眼にする事が多くなりました。(現地法人化しています。)

上載は、最近、韓国に視察に来られる、日本の企業の方を必ず連れていく、広安里ビーチの気だるい昼下がりの模様^^ですが、その目の前を、”Sappro”の文字を大きく配した、ビール会社のトラックが、日本のように行き交います。アサヒは、すでに先行して、韓国でもブランド化しているところに、当然のごとく、キリン・サントリーも、参戦です。(韓国でも激戦の飲食業。そこを相手に、殊に、日本で地ビールのノウハウを持っておられるところが、イタリアンのレストラン相手に卸しても、面白いかと思いますが・・)。

やられたら、やりかえす^^。トム&ジェリーのように。 これが、2012年のテーマ?です。

とにかく、サッカー、頑張れ!!日本。

昔から伝統の、刺身センター 妖しげなのが、これまた、異国情緒。

 

2012年 ハイ・シーズン直前の 海の街” 釜山” より

 

途中では、貨物取扱い量・世界5位の釜山の コンテナ集積地なども 見る

本当に、時間が経つのは、アッという間。既に、6月も過ぎ、7月も半ばを迎えようとしている。

それでもソウルや内陸のテグなどが、軒並み30℃を越える中、ここ海の街は湿気こそ、モアッと

してきたが、海風もあり、まだ時に涼やかな夕べを迎えることも、多い。

 

先々週の日曜日には、近代五種で日本から、初めて女子選手として出場する、黒須成美選手の情熱大陸も、無事、日本で放映されたようで、釜山の鬼コーチ(笑)のインタビューに、影島(ヨンド)の体育学校まで、覇気のあるプロデューサーの方と伺った事を、思い出したりしました。

震災で、勇躍、拠点を釜山に移し、慣れない外国でハードなトレーニングを黙々と、こなす”黒須成美”さん。頑張れ~!!黒須成美選手・略歴

ここしばらくは、ある自治体の観光担当の方を伴って、釜山から、昨今、国際音楽祭の主催や南海岸観光の主要地として人気が上がっている、統営(トンニョン)へ事前視察の為、金海空港から、沙上(ササン)にある、新装なった西部バスターミナルより、高速バスで赴むいたり、釜山のセンタムでの、コンベンションに来られる日本の企業の方とのお仕事が、続きました。

閑山大捷祭りにも、使われる、亀甲船
毎週のように、お客様を伴っていく、センタム・シティー。コンベンション・センターの真横にオペラも上演できる公会堂も設置され、こけら落としは、イタリアから招聘。

今年は、LCC(格安航空)元年と言われている。以前、このブログにも残していますが、

LCCは釜山の商工会議所とアシアナが連携した、エア・プサンや、観光客が引きも切らない済州島を起点とするチェジュ空港等、稼働率も好調で、軒並み日本からの便も増便、あるいは他の航空会社の提携で、信頼感も増しているようです。

確かに、過日、ピーチから釜山行のアシアナに乗った時は、「あ~、普通に足を折り曲げられる。」(笑)「普通に機内サービスが受けられる。」と、安堵した訳ですが、一転リピートはと言えば、価格や、一度慣れればネットからも簡単に手続きができる利便性で、一気に定着する事は、間違いないでしょう。

そうなれば、陸路とでは、アクセス・タイムは問題になりません。どんなに、ネット社会で便利になったといえ、やはり人が足を運ばなければならない、観光、そしてビジネスの現場。

統営の港に、停泊展示している、亀甲船内の、李舜臣像
モーター・ショウ会場での、一コマ(サムソン・ルノーのブースだったかな・・)

関空だけでなく、成田からも10月にはエア・アジアが釜山直行を飛ばします。価格のみならず、時間も国内外のラグが、なくなる事でしょう。この3年でビーチが織りなし、山海の食材に恵まれ、天変地異の被害の少ない、釜山は、”インフラが整備されれば・・・”と、申していたのですが、かなりの所にまで、環境を整備してくれました。

今頃、釜山・モーター・ショウの画像・・・備忘ですから。。トヨタのブースより

 

バスの展示も ここでは仕事柄、バスに乗ることも多いので、じっくり見てしまった・・

 

オン・シーズン直前の、広安里ビーチ

これからは、釜山から、海洋EXPOを開催している麗水も含めた、南海等への遠征も多くなりそうです。どうぞ、ハイ・シーズンで、ホテル等の確保が大変なお客様も、ご遠慮なくお問い合わせください。ハイ・シーズンの釜山の活気、圧巻ですよ。。

釜山の海の幸を、供ずる沿岸漁の漁船と、ITパークを擁する
センタム・シティーの絶妙な釜山ならではの、コントラスト

 

 

2012年 春から 初夏へ  釜山は、かまのやま

2月の福岡の、太宰府 にて
関空 釜山から、LCC・ピーチに乗り換えて、千歳行の途中で
4月上旬の札幌・中島公園。大阪は、20度越えで、札幌は吹雪だった・・
大阪 心斎橋・難波の近くが、宿。束の間・散策。。

5月も、後半を迎えました。今年に入ってから、慌ただしくではありましたが、福岡、大阪に2度、遠く札幌に出向く機会が、ありました。すべて、仕事絡みの束の間でしたが、毎日、ここで色々な方と相対しながら日々考えてきた事を、確認するに良い機会でもありました。

これまでの、仕事が一段落して、さてこれから、また、新たな一歩。

本日は、釜山での市場調査に来られた方の同行通訳のあと、影島の太宗台へ、ミニ観光。

影島へ渡る橋から 海の街 数々の入江が続く 釜山ならでは

釜山は、造船の街 影島のドックで、竣工を待つ船舶。
お椀を被せたような山が点在する、だから、”釜山”。中腹まで、びっしり家屋が軒を連なる

 

締めは、海の街、圧巻・海鮮鍋(ヘムルタン)

外国人の訪問、滞在が、急増している、釜山の近況

 

2011年 10月4日(火) 釜山国際旅客ターミナル。これから、出立するビートル、パンスター(大阪)カメリアに乗船する、日韓の旅行客

なんだ、かんだと、釜山の街をこの3年間歩いてきた。勿論、ご縁あった色々な方、或いは会社の方の、オファーをこなす為がほとんどの日々であったので、気楽な物見遊山とはいかなかった。それが為、対岸に福岡(九州)、下関(山陰)といった歴史も風情もある魅力的なエリアを、眼前にして、なかなか行く余裕がなかった。

2011年 9月より、釜山-金海軽電鉄が、運行。無人運転で、釜山郊外の風景を楽しみながら、金海国際空港から都心へと、連結。
金海空港、近辺のハウス群 インフレの中、安価に良質の野菜を、市中に、提供できるのは、これが為^^。

それでも、飛行機のみならず、海からも、日本との直線距離200キロ圏ということが、何ごとかある度の、支えだったかも知れない(笑)。しかし、その”何ごと”かある毎に、何らかの学びになっていった。地味ながら、この3年で、釜山も本当に、どんどん変わった。一連の変化のさきにあるのは、一人でも多く、釜山を訪れる人を増やそうという試みであった事は、間違いない。

2011年の、一番の変わり方は、インフラに続いて、訪問、定住外国人の数、国籍の多様性が目に見えて増えている事である。

英語・ロシア語・中国語・アラビア語・日本語etcが、とびかう、南浦の休日。

 

 

釜山の6月。夏のはじまりに、日本人の独り言・・

”夜のビーチ”から、昼間も憩えるビーチに変身中の ”広安里ビーチ”

ここ釜山は、6月迎え、一気に夏モードに突入しております。福岡や下関よりわずか300キロ弱の、この海のむこうの隣街から見ていても、あの災害のあと、懸命に頑張っておられる東北の方、支援しておられる全国の有志の方を尻目に、迷走する国家が、痛々しい気持ちです。

ここで生活して3年目だが、日本にいたときは、硬直的で閉鎖的だと思えた、ある種の秩序だった日本人の習俗・風習、それ自体が、カオス的な大陸の無秩序さの名残を残す、だけれども、依拠するシステムや憧れる生活の方向性が極めて、日本と変らない、この国の街で、まさに「日本ブランド」という価値なのだなと、身を持って体感しています。

とはいえ、尚更、ここにいて感じることは、間違いなく、これからさき、大勢は、本当に”アジア”の世紀。

長らく、完成途上だった高層ビルも、続々完成している”センタム”エリアの今。

その時に、きっと「日本ブランド」が、ただ汎用性(すなわち、便利で、性能がよく使いやすい)を標榜しても、”細かさ”をDNAに持つ日本人が、イニシアチブを取れる場面は、限定的だと、思われる。

もうすでに、これを読んで頂いている方は、ご存知でしょうが、汎用性については、この韓国は勿論、どこのアジア諸国の若者も、日本人を凌駕して、死ぬ思いで学習しています。おそらく、企業的な(大量・大規模生産)的な視座では、制度に関係なく、日本人(いや、人間が本来もつ)の「変りりたく」ないという習性が続く以上、”変化こそ生き延びる視座”とプログラミングされたアジア諸国の人々が、累々と侵食していく感は、既知の日本を懐かしむ方には、脅威以外の何ものでないのかも知れません。

なにさまな、おこがましいことを書いてるかと、お思いでしょうが、”貧富の差は当然”という事と、”取らなければ取られる”というのが常道、という社会で暮らしていると、かなりの”呆けもの”でも生き延びる為に、当然、肝に銘じて、微々たる己のリソースでも、何とか磨きをかけて、単なる使い捨て状態を脱し得なければ、存続さえも、ままならなくなる、と思ってしまうものです^^。

広安里大橋を、眺めながら寛ぐ 人たち。
ビーチで、寛ぐ人々 2
在プサンの外国人も、多い プサンのビーチ・リゾート

韓国では、今、現在、連日、大学で、高騰する学費をめぐって、学生がデモをしています。デモをどう捉えるかは、別にして、合理性を盾に、”怒り”を表さない美徳を、逆手に取られる愚かさだけは、もし、日本が変化し、大量生産。大量消費のスパイラルから軸をうつして、コンテンツ国家の魅力で、日本コンテンツを黙していても応援してくれる”擁護者”を創っていくことの必要性を、誰もが心の奥で、認めているとすれば、断じてかわらなければならないことだろう。

過剰なまでの上昇圧力と競争。欧米とは違い、人がひしめくアジアでは、例外なく、その軛(くびき)はついて回る。だからこそ、その必要性と闇を、アジアの中でいち早く体現した、日本人の持つ感性を、堂々と差し負けないで、提示すれば、いいと思う。ある意味では、”いいひと”と思われなくても・・・

訳のわからないことを、列記しましたが、備忘録由、お許しください。

昼下がり の ビーチで、憩う カップル達・・

ところで、サイドバーにつけている、動画。ひとつは、いわずと知れた押尾コータロー^^。韓国も、ヒップホップやガールズグループが席巻する一方で、ひそかに、ギターブーム。うちの高校生の甥っ子も、日本のアコースティックギタリストにはまり、この間は習いはじめてから2ヶ月で、見事に押尾氏の黄昏(たそがれ)を、披露してくれた。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=tCRKD1gbroI&feature=related[/youtube]

もう、ひとつは、イ・ソラ。「パラミ・ブンダ」(風が、吹く)を、はじめて聞いたとき、アイリッシュ・ミュージックマニアの自分達は、韓国の歌手の歌を聴いている気がしなかった。と、同時に、くしくも押しつぶされそうな困難に際して、懸命に怒りと悲しみを堪えて頑張っているひとと、是非、日本で聞いてみたいと思ってしまった。