農事関連商品PR活動の通訳&釜山だから、”蟹”が旨い話(笑)

慶州 普門湖。観光ホテルが、立ち並ぶ、普門湖観光団地を眺望できる高台より
高台にあったカフェ、自家焙煎の各種のストレート・コーヒーが味わえる。
農事団体の資材販売所にて
伺ったカントリー倶楽部の、グリーン・キーパーの方がおられる事務所から
伺った農協の購買部にて

この2日間、暫く以前から、韓国の広範囲で、農事関連・およびゴルフ場に農事資材を卸されている関西の商社さまと、韓国現地で、その資材をゴルフ関連施設・農協・農事団体に営業販売されている韓国の会社が共同で、現在、その商品を使って下さっている団体さま・およびゴルフ場さまを巡って、商品のPR説明、商品に対する質問を受ける巡回販促活動に、帯同通訳させて頂いておりました。

今回は、慶尚南道エリアでのみですが、昨年行った場所と別のゴルフ場、団体さまを、1日7~8軒という強行スケジュール。朝8時に、釜山駅集合で、びっちり夜8時まで。

皆さん、くたくたで、韓国の会社の営業部長さんが、「カンさん、皆さんに何召し上がって、頂いたらいいでしょう・・。」と聞くので、「ちょっと、美味しいものを、食べてもいいですか?値は、はりますけど。」というと、「結構ですよ。」と仰るので、時季もまさにうってつけ、それに、チャガルチまで来たのだから、「蟹に、しましょう。」

チャガルチ市場で、茹でたての、蟹。時期もよく、爪の先まで、身がいっぱい。

日本から来られる皆さんは、国内でも一杯の仕事を抱えておられて、普段、あまり、こういった夜の会食でも、沢山、召し上がりません。しかし、やはり、”蟹”は偉大ですね。(笑)いつになく、皆さんの顔がほころんで、嬉しそうに、頬張られていらっしゃいました。釜山が、海の街なのを、少しは堪能して頂けたようでした。

ちなみに、2日目の夜は、ふぐ刺しメインの刺身店。

珍しいスケジュールで、土日はオフで、また週明け月・火と、今度は農協がメインの訪問です。なかなかに、専門分野に手強い農家さん、もおられるので、資料と過去帳をしっかり読み込んで、備えようと思います。

おみやげに、頂いた、芦屋のアンリ・シャルパンティエのクッキー。可愛らしくて、風味が、何ともいえない。日本のスイーツは、やっぱり、素敵です。

備忘・旧正月の3日目の、人気スポット”松亭ビーチ”の風景

センタム・シティーから、海運台へと迎う、バスより
気の海運台や、松亭へいく方面は、渋滞するので、バスの専用レーンが増えていっています。
路上にしっかりと、バス専用と、書かれています。

 

どんどん、バス停留所も綺麗に便利になってきています。待ち時間も、一目瞭然、雨よけ庇も完備。
センタム界隈の、高層マンション群

ここ韓国・釜山は、旧正月(ソルラル)気分も完全に抜けて、通常モードに入っております。

おかまいなしのメディアは、喧しく、全てが政治家や政治屋の代弁者にならなきゃ、ならないように、吹聴していますが、現場で仕事をされている方や、夫々の現実の状況や、自らの商売を遂行している方々にとっては、単なるリスク要素でしかなく、ここ釜山は図らずも槍玉にあがることになりました。ですが日常で、少なくとも私のまわりで、かの問題をあげつらう人など、ほとんどいません。

メディアやこの騒動で利する団体・先導する自称・文化人さま等を除いては、釜山の市民が先導して、かの問題を焚き付けているなどは、あまりにも現実からかけ離れている戯言と、いっても、いいすぎではないです。

つい先日も、わたしの家の近くのマクドナルドで、40代のアジョシのグループの会話が耳に入ってきました。自営業で商売をされておられる方々のようで、先輩らしき方が、少し若いほうの人に言っていたのは、「店の雰囲気づくりや、新しいトレンドなんかを、少し、日本にでも行って見てきたほうが、いいぞ、俺、名古屋に知り合いがいるから、話しとくから、行ってこいよ。」そんなことです。

この旧正月も、韓国からの渡航先、NO.1は日本であり、日本の作家の本がベストセラーになり、「君の名は」はゆうに動員数300万人越えの空前のヒットの証として、周りから、まだ見ていない私に、「なんで見にいかないんだ、早くいけ・2回は、見なきゃだめだ・・」とか、話題といえば、本当にそんなところなのです。

昔、日本にいた時、かなり型破りな営業マンの方がいて、「世の中は、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈する世界」などという、訳のわからない事を何かにつけて、枕言葉のようにして、語っていた方がおりましたが、自分の立場や眼で確認し、自分の頭や皮膚感覚で判断しないと、すぐ、誰を利するかわからない、妄言を刷り込まれてしまう。

よくよく考えてみれば、誰が好き好んで、嫌いなところに、限られた時間を使って、自腹を切って行くのかという話です。

またまた、あまりにも、横道にそれてしまいましたが、何かにつけて、韓国では、政府ではなく、そこにいる人達が、手のつけられない無法者と、化していると言った風潮を醸していますが、ここに来れば、それは、あまたある韓国の、ひとつの側面であることが、体感できるはずです。

裏をかえして、日本にいく沢山の韓国人も、単に日本好きという訳でなく、夫々が、アニメ好きだったり、温泉好きだったり、山歩き好きだったり、日本にいる友達だったり、好きなお店があったり、そういうことだと、いう、至極・当然のことを、普通に思えることの大切さを、今一度、自分にも言い聞かせる、昨今。(笑)

市中で、アパート、テナントビルが、建設されまくっています。近くにできる予定の、アパート分譲の広告。

ところで、私どもは、お客様がここに来られた時の通訳やアポ取りは勿論、非常に大事な業務ですが、普段、労力や時間をかけているのは、夫々の依頼にたいしての、リサーチ業務です。ちょこっとネットで調べて、というだけにならないのが、現実の業務です。突端は、ネットも使いますが、これまでのつてと、電話でアポ取り、現地確認・交渉・了承と、かなりアナログな仕事が介在します。

海運台・界隈
海運台を横目に、松亭方面へ
休日の、”松亭ビーチ”には、行くな!それほど、普段から人気で、道路が渋滞する、松亭への道路。この日も、車・車・・。
トンネルを、抜けると、そこは釜山のマリン・リゾート、松亭ビーチ、エリア。アッ、このフォトでは、海が見えない。
これでも、車列で、海が見えない。。

 

その一環で、過日も、旧正月の3日目に、松亭(ソンジョン・ビーチエリア)に、足を向ける事になりました。8年余前、私が釜山に戻ったときは、冬場は人も閑散として、でもビーチの何か心落ち着く風景と、機張(キジャン)に向かう海岸線の美しさに、「これから、瞬くまに開発されていくんだろうなぁ。」と思っていたそのとおりに、カフェが立ち並び、別荘が立ち並ぶ、大人気エリアに。

左へいけば、機張までの、海岸沿いの、絶景ロード。龍宮寺、東釜山ロッテモール、いわしで、有名な大辺(テビョン)港等、釜山が、海浜観光の街であることが、よくわかります。
ビーチ入り口も、この車列。でも、松亭ビーチの空気感の良さは、変わらず、健在。

ヤシの木のような木が、傍にあるのが、松亭ホテル、前に、取材した部屋付のテラスからの眺めは、絶景でした。
こんな感じの移動体販売の軽食の店も、目白押し。

飲食店のように見えますが、占いカフェ。

 

サーファイン・ウインドサーフィンを筆頭、マリン・アクティビティ関連のショップ・スクールが、並びます。
この写真ではよく見えませんが、お正月のせいか、かなりの人が親子で、凧揚げを楽しんでいました。
休日は、ファミリーが多いですが、平常日はカップルも多く、大人気のドライブ・デート、スポットでもあります。
さすがに、真冬の海岸は、肌寒く、ビーチそばのスタバに、退散。

夕方になり、釜山に戻る車で、渋滞がピークになるのを避けるため、松亭で夕食を取る事にしました。お客様をお連れする、市場調査にもなりますから。(笑)

それで、松亭に入った時から、パッと眼に入り気になった、こちらの店へ。

かじゃみ(カレイ)ミヨクの専門店。韓国伝統のワカメスープを、カレイを煮込んだベースと併せた、チョッと実際、食べてみなくては、わからない味。
他にも、釜山らしく大胆に、海鮮(あわび)をあしらったミヨク、など、貝類のオプションが。
店内は、明るく新装で、居心地よいです。
大半の人が、この定食を取っていましたが、この”かじゃみ・ミヨク”は、大当たり。ミヨクは、身体にもよく、誕生日の日には、必ずふるまわれる、縁起物でもありますが、お肉ベースだけのミヨクより、もっとマイルドで、とにかく絶品。この近くに来たときは、是非、お客様をお連れしようと、思いました。
帰り道、海運台ビーチのネオン。

寒かったですが、大好きな松亭ビーチで鋭気を養い、美味しい物も頂ましたので、2月から、新規、巻きなおしで、業務にまい進(汗)しようと、思いました。

まるで貸切・今・話題の釜山”そぞろ歩き”

1月も早半ばです。昨日は、釜山での衣料品の買い付け等に、急遽、お越しになった山陰からのお客様と、久々の街中での、商談同行通訳に参りました。

最近は、枕言葉のようになってしまっていますが、「釜山、大丈夫でしょうか。」とのお尋ねから、お問い合わせが、御座いました。大使や、総領事の一時帰国や、ネットやメディアの報道からすれば、当然のこととも、思いますが、少しでも、時間に猶予があるときは、私どもでは、実地に検証してから、お客様をお連れします。

政治的懸案で作られた官製の争議(それだけに、恐ろしいのですが)と、本当の紛争とはわけが、違います。

お客様の安全(車の往来以外に、今の釜山に、普通にしていれば、どんな危険があるのか、よくわかりませんが)には、充分に配慮しつつも、それを逆手にとって、ゆったりと混み合わない、港町情緒を、感じて頂けたらと、お時間に猶予があるとのことでしたので、自由に散策させて頂きました。

たまたま、近くにようがあって下車した、地下鉄1号線「草梁」駅。 日本領事館の、最寄り駅。
そのすぐそば、在来市場、「草梁市場」の風景。
草梁市場 2
草梁市場 3
草梁市場 近くの和食の店

凡一駅下車の自由市場で、2時間ほど見て周り、運よくご入用の商品を買い付けることができたので、南浦洞界隈の衣料品店も漁りつつ、釜山観光と相成りまして。

まずは、歩いてすぐの、釜山の中華街。この界隈は、中国の方のお店は、勿論、ロシアの方、フィリピンバーなど、混成していて、夜には、歓楽街の顔も持っているところです。

草梁からちょっと歩くと、釜山の中華街、 「上海ストリート」

沢山の中華料理店が、軒を連ね、中国人学校もあったりします。

昼のランチは、その中の外観、綺麗なレストランで。点心と蝦チャーハン、坦坦麺。お味は、???中華街の美味しい店。課題は、つきぬ(苦笑)
釜山・中華街の変遷を紹介している、新設された、案内スペース

中華街を後にして、その向い側は、KTX釜山駅、なんか盛大に太鼓の音とかして、”すわ市民団体のデモか”と、身構えたのですが、さにあらず、釜山オムク(かまぼこ)祭りのイベントでした、沢山のオムク(かまぼこ)の屋台テントが、出展していました。※写真は、お客様に何かと、説明していて、漏れです。ごめんなさい。

ここからは、タクシーで、南浦洞へ、光復路ストリートを,いつものように散策。

 

ブティックや、装飾小物、カフェ、レストランが連なる、緩い坂道を歩いていきます。

この赤いお店は、ハンバーグレストラン。とんかつが、大きく先行しているお国柄ですが、ハンバーグの店も最近は増えています。日本のファミレスなどは、大うけするでしょうが、なかなか・・苦笑。
音楽が大好きな人が多いので、楽器店やライブハウスも市中に結構あります。^

坂道を上がりきって、また少し歩いて見下ろすと、国際市場の裸電球が並ぶ、小路が見えてきます。さて、国際市場へ。

ちょっと、のどが渇いたので、ロッテリアで、一休み。

暮れなずむ国際市場、こんなに空いて、のんびり見て歩くのは、本当にひさしぶり^^。

この写真では、わからずらいですが、この界隈きっての人気ホテル。

そんなこんなで、BIFF広場に出てきました。ここは、相変わらずですが、ローカルに盛りあがっていました。いつも、行列作っていた中国の人もまばら、徐徐に戻って来られていた日本の人の影はみえず・・でも、だから、貸切。(泣き笑い)

どの屋台も盛況。老若男女、屋台のおでんと、トッポキ等は、かかせません。マンドウも。(日本で、いえば餃子)
釜山といえど、そこは真冬、皆、重装備で服がかさばり、隙間がない。

屋台の喧騒を見ながら、大通りを渡ると、そこは、釜山の魂、チャガルチ市場。

郊外の工場や、企業や会社訪問が業務のメインになっていたので、実は数ヶ月ぶり。

あんこう、旬なのか、店じまい近くの時間帯でしたが、粋がよいのが、沢山。日本では、鍋でしょうが、ここでは、コチジャンのヤンニョンであえて頂く、アグチムが、メイン。韓国でも人気のある、TV「深夜食堂」の宣伝に来られた、小林薫さんが、とても気に入っておられたとか。
太刀魚(韓国名 ガルチ)も、てかてかに光って。美味しいですよ。

お客さまの携帯には、会社の同僚やご家族から、「大丈夫か??」のメールやSNSの問いが結構来ていたのですが、最後は、ここのあまりにもメディアの喧騒とは、かけ離れた風情に、かえすのも疲れてしまったようで、「本当に、ぜんぜん、何もないんですね。」と、最後は、刺身をほお張り、居合わせた地元の方とも、身振り手振りで酌を交わしたりして、夜は更けていきました。

2017年 「釜山」の現状と遅すぎる・新年のご挨拶^^。

よく利用させて頂いている、運転手さんからの、あけおめメールの、小坊主さんの写真^^。
自宅近く、温泉場のカフェストリートにある、焼肉店。

2017年、遅ればせながら、明けまして、おめでとうございます。

ここしばらく、ソウルに較べてくだんの事では、扱いが地味だった釜山の名が、年初から、かなり露出する事となり、政治が一般の人々の交流や、普通に行われている生活を、かなりいびつで偏向的なイメージにつくることに、これまでもあった事ですが、少々うんざりさせられています。中東やアフリカなど、本当に戦場となっている、大量の難民がでているといった事象ではないのに。

平和などは当たり前と思っていて、そのメンテナンスを愚弄していると、すぐ、信じられない状況になることは、私も何度もお客様をお連れした、博物館や記念館の資料でも明らかであるのに。

釜山でも、ひらがなの店名をつけて、招き猫をかざるのがブームだったり、自分が英語や日本語を教えている中高生にも、「君の名は」の上映で話題が持ちきりだったり。それが、今、普通に暮らしている韓国人の日本への認識です。

ですから、わかっておられる方には、「そんなこと、知ってるよ。」と言われることかも、しれませんが、大手のメディアのちょこっと韓国にいるだけで、或いは、日本にいっただけで、訳しり顔に語られる韓国の一面の現状を、鵜呑みにして欲しくないと、思わずにはいられません。

ところで韓国は、実際は、旧暦の正月なので、まだ本当の正月気分では、ありません。そういう意味では、韓国は以前にも書いた記憶がありますが、正月を2度味わえるところです。思い立って、冬の釜山、例えば、機張(キジャン)市場で、”茹でたての蟹を、頬張る旅”なども、良いかも知れません。

ところで去る年の瀬、甥っ子が兵役の入隊で、釜山を出立しました。先週、入隊前に励ましの意もあり、一緒に夕食を取ったのですが、「他にも入隊で暫し会えなくなるというので、仲間や友達との壮行会のスケジュールが、びっしりです。」と、笑っていました。過日、「寂しくなるね、心配だよね。」と言ったら、「皆んな、行くんだから。」と無頓着に言っていた姉も、直前になって、「今、韓国は、不安定な状況だから、なんか心配。」と、今更言い出す、始末。

甥っ子が入隊する北の江原道(カンウォンド)エリアの街へむかって、一家でスノウタイヤを装着した、4駆車で、出て行きました。韓流グループのファンの方なら、自分の好きなアイドルや俳優の入隊見送りで、そういったところまで、行かれた方もいるでしょうが、頭を丸刈りにして入隊です。

バンド活動して、ギターやドラムをやり、私の誕生日でも毎年、演奏してくれた優しい子です。「除隊したら、日本へ行ってグルメツアーしたいから、いいところ探しておいてください。」と、冗談とも本気ともつかず、話していました。少しまえからは、週一で、日本語も勉強していたけれど、一所懸命、フレーズを作って練習していました。

元気で、逞しくなって、帰ってきて欲しいです。

ところで、これも既に昨年の12月の末になりますが、夜になると零下10度の雪景色の北海道から、工業プラントほか、施設の地下埋設技術に定評のある、北海道の企業さま、御一行、総勢40余名の皆様が、韓国への旅も兼ねて、釜山現地企業の視察、面談も含めて訪問されました。

今回の韓国への研修を決めたのは、特に、韓国に限らず、国内にいてはわからない、国外の状況がどんどんと変わっていることを、自社のメンバーに肌で感じて欲しいということが、趣旨だということでした。

たまたま、機縁があり今回は、韓国でといったことだったようですが、皆様、真摯に熱心に工場を見学されておりました。

こういった交流の機会を逃すことなく、積極的に有機的な関係を築いていけるか、これからの韓国にとっても、極めて大切なことだと、身をもって知らしめてられている、昨今でありますが、その橋渡しのサポートをより円滑に行うことも、自分達の重要な役割だと認識して、激動の年となるであろう、2017年に向き合って行く所存です。

頂いた、「六花亭」のお菓子

2016年版”光復路クリスマス・イルミネーション”

釜山では、毎年、この時期になると、南浦を基点とする、光復路ストリートでは、艶やかな電飾に彩られたクリスマス・イルミネーションが、いやがうえにも、冬の港町の風情を引き立てます。 事に昨晩は、寒気のせいか、雪の降らない街と思えないほど、中空に配置されたLEDの灯りが、幻想的な風情で、ここにお越しになっている、日本のお客様も、旅の気分を存分に味わえたのではないかと、思いました。

そのイルミネーションのもとでは、ストリートの両サイドに、改装されて益々、お洒落になってきている、ブティック、コスメショップ、カフェ、レストランの端整なディスプレイが連なり、それと、相対するような屋台の湯気が、なんともいえない旅情を、地元に住んでいる人間にさえ、感じさせます。

もう12月も半ばを越え、年の瀬も押し迫っていますが、年々、商店街の人々の努力で魅了的になっていっている、南浦洞の冬を、ひとりでも多くの日本の方に、満喫して頂たいと思います。

ところで、そんな中、遠く北海道の会社さまが、韓国の工場視察と交流、ビジネス商談も兼ねて、釜山に総勢40人でお越しになられる際の、面談サポートのオファーをたまわりました。会社の未来を見据えて、この釜山まで皆さんで足を運ばれる。本当に、有難いことです。今日、頂いたメールでも、「北海道はもう、零下の世界です。」と書かれておられました。

おぼろげな南浦洞の幻想的な灯りを見ていると、思い出すのはいつも、かつて知ったる北海道の雪原の夜空に輝く、満天の星の光景です。でもそんな感傷にひたることなく、技術通訳を通して、地元、釜山の企業との末永い機縁になればと、務める所存です。

ともわれ、今の釜山、最高です。^^

この時期だからこそ、韓国、いや釜山は使いどき!

ケーブルTVで、1日に一回は、NHKのニュースを見て、日本のメディアの動向も見るとはなしに、見るのですが、ここしばらくは、連日、韓国のことが、トップニュースで流れて、日本の中継で、ソウルでの大勢のデモの様子などを見る、始末でした。

釜山は、韓国第2の都市といっても、そこはある意味、地方都市というのか、また、日々を何とかすることが、何よりの優先順位というのか、普通に全てが、まわっています。身近では、20歳ちょっとの甥っ子が、兵役で入隊するので、そのまえに、何かしてやりたいなと、心づもりしているのですが、とにかく、それにも頑張らなければです。(笑)

そしてそんな中、12月の初旬に、日本の法律の改変から、新たなビジネス・チャンスを読み取った、日本の会社の方をお連れして、釜山近郊を、廻らせて頂ました。

過去にも20年、韓国の工場で資材製作され、中国でも資材製作したが問題があり、色々な兼ね合いから、韓国での製作を思い立たれ、搬送は、釜山港からできるからと、その製作先とのブッキングと、面談業務を承らせていただいたものです。

それぞれの工場に距離があり、かなりタイトな日程ではありましたが、精力的に面談されて、これから、新たなビジネスをするんだという気概を、感じられて、良い具合に進展されればと、思ってしまいました。

 

仕事のことは、納入先を競合に知られたくないとクライアントさまのご要望もあって、あまり書くのは、ご法度なのですが、手前味噌でありますが、韓国での、殊に中部から南のエリアでの、マッチング業務では、これまでの様々な経験からも、私どもは一日の長があると自負しております(笑)。

これまでもそうですが、中国での製造、製作を経験されている方は、リップサービスもあるかと思いますが、皆さん、その違いを口にされます。「本当に、日本と変わらないですね、中国とは、ぜんぜん違いますよ。」と。勿論、日本で長く生活した私には、それはある一側面の事と、重々、わかっていることなのですが、長らく、日本の会社の韓国での製造の中継業務をしていますと、韓国の業者の方々は、約束は守ることを、感じます。結構、愚痴はこぼしても、やりとりをする中で、実質的には、製作依頼の意図に、沿おうと努力されます。

そうだからか、一度、そのことを知った日本の会社・事業主さまも、かなり長期に渡る、おつきあいを、されております。来年は、アメリカの新体制もあり、経済のブロック化が進む兆候も多々見られ、より以上の激動の年になりそうです。

近くて、生活の水準が近く、日本の製造の規格にも慣れている、ここを、もっと活用していただければと、政治の報道ばかりが先行するメディアを見ていると、それを逆手に取って、賢く活用されている日本の方も少なくないだけに、悔しい気持ちもあるのです。

何度も、手前味噌の話で失礼ですが、そのような用向きには、韓国での目的を端的にお伝え下されば、もちろん、寄り良い面談にするため、密なやり取りは必須ですが、韓国内のことは、全て、こちらで、安価にオールインワンで、セッテイングできます。

是非とも、インバウンドの需要が益々増加する日本にあって、その企画の一環で、韓国の会社・工場を活用されることを、現場にいつも足しげく通っている人間としては、この2016年の集大成、そして、2017年のはじまりの時期に、プッシュさせて頂きました。

ところで、近時、偶然にこちらがご案内するお客様が、西面の釜田(プジョン)市場近くの、イビスアンバサダー西面(釜山シティセンター) に宿泊されることが多く、この間来られた日本の会社の方も2日目に、「早朝から、市場の灯りがいっぱいで、明日の朝、あそこでトッポギとか、韓国の屋台フードを食べたり散策してみたい。」と、言われてなにか、嬉しくなりました。

HÔTEL IBIS AMBASSADOR BUSAN CITY CENTRE
イビス西面 レストラン
Suite Room

前にイビスに取材に行った時も、広報の方が「韓国のひとより、日本のお客さまが在来市場での散策や、買い物を楽しんでくださいます。それは、嬉しいことです。」と言っていたのを、思い出したからです。

この時期、寒さのなかで、湯気が漂い、こうこうと輝く裸電球は、旅情の風情を醸します。 お仕事でも、ふと思い立った旅でも、この時節の港町・釜山。お見逃しなく^^。

釜山の卸売り市場 自由市場&平和市場

11月を迎えてここ釜山も、めっきり秋越えの風情になり、朝・晩は厚手の上着をひっぱり出すような、冴えた空気が、肌を撫ぜる気候になって参りました。韓国では、連日、政権を巡る騒動が喧しく報道されていますが、私どもは、少しずつ、また、ここに足を運んでくださっている方に、影響が出ないことを、何より望んでいます。

どんなに内需重視とはいえ、喜んで、外国からここに来ていた人を、追いやるようなことをしては、観光立国・を掲げていても、本末転倒になってしまいます。夫々の国には、夫々の事情がありながらも、それはそれ、これはこれと、現地にいる私どものような者が、きちんとリアルな情報を、ここに来られる方に、お伝えすることが、より大切になっていると思っている次第です。

さて、今週は、釜山BEXCOで明日より開かれる、2016・釜山国際シューズ・繊維ファッション展示会の機縁で、釜山でリサーチや面談に来られる、極めて熱心に専門靴&小物のモールを主宰されておられる方を、お連れするするため、こちらの靴関係の知り合いも動員(笑)して、面談先をルーティンの業務の合間に当たっておりました。

中央洞の地下鉄駅の改札の手前にいくと、「ビジネス・トリップ・Busan」 といったような、釜山市の宣伝広告を眼にします。海浜都市の風情と、360万都市の機能を使って、観光とビジネスの役に立てて頂きたい。私どもも、このキャッチを昔よく、使っていたものですが、でも、本当にそれに似つかわしい機能が、ここにはあるのです。

また話が脱線してしまいましたが、今回、お客様のリクエストもあり、地下鉄1号線凡一駅(ポミル)を出れば、広がる、自由市場&平和市場を、久々に下見してきました。感じたことは、当たり前のことでしょうが、モードも現在のトレンドを取り入れて、若い方がやっている店が増えていたこと。本日も、これから、靴製造のパーツの工場に出向いての通訳ですが、完成品の情報の最前線は、知らないことも多いので、しっかり勉強したいと、思っております。

個人のかたでも、オーダーで釜山で靴を作ってみたいとういうようなニーズにも、答えて差し上げれるように。

何せ、靴製造は時代が変遷し、昔のようではないにしても、ここ釜山を培ってきた一大業種でありましたから。

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新平工業団地と、多大浦海水浴場

昨日は、服の生地メーカーへの面談通訳で、久々の新平でした。ここは、釜山では古くからの工業団地であり、最近は、金海の新しい工業団地に行くことが多かったので、普段は仕事の最中はそんな余裕はないのですが、昼食の後、少しばかり廻りを撮ってみました。生憎の曇天でしたが、いくばくか、載せてみます。

釜山ノ古くからの工業団地・新平(シンピョン)
釜山ノ古くからの工業団地・新平(シンピョン)

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広めの規格の道路を、トラックが行き交います。
工場の業種は、さまざま、車のパーツ、土木建設のジョイント、原料材の精製バルブ関係、年季の入った佇まいが、高度成長時の韓国の面影を醸しています。

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普段は、行くことがない多大浦まで、仕事のあと、足を延ばしてみました。海水浴場前の、綺麗に整備された公園のモニュメント。
白い砂が敷き詰められた浜が、ゆったりと広がっています。上空には、金海空港に着陸する中型機が、いい感じでひっきりなしに、現れます^^。
海水浴場前に林立する、マンション群。

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もう季節はずれとなってきた海水浴場で、行く秋を惜しむかのように、寛ぐ人々。
地下鉄1号線の新平駅までは、2番、11番バスで。これだけの、人が住んでいるエリア、早く、地下鉄の開通が待たれるところです。

新平まで来ましたので、本当に、超、久しぶりに多大浦まで足を、伸ばしました。驚いたのは、年代の違う、マンションやアパートが隙間もなくびっちり建っていたこと。400万都市の割に、案外、田舎っぽい風情もある釜山ですが、内陸の新都市や副都心とは、また、違った形で、都市集積が形成されているのを、あらためて、認識しました。

最近では、皆んなが自家用車を持っているし、バスもあるので、さほどではないのでしょうが、やはり、これだけの人達が住みなしているのだから、早く、地下鉄が通ればいいだろうなと切実に、思いました。

私が見てきた、韓国の中小企業と、日本に韓国人が向かう訳。

釜山は、今、絶好の行楽シーズンを迎え、麗らかに晴渡っております。そんな中、いつものことながら、事前リサーチ。日本に商談に行く、得意先の韓国の会社のための、アポ取り等、休日などは、ありません。(笑)

釜山の金海空港の国際線ターミナルも、拡張が必要なほど、常ににぎわっており、九州から北海道まで、日本への直行便も便数を増やす現況です。大阪の得意先の方からは、「大阪は、中国人以上に、韓国の人で、びっちりだよ。」と言われたりします。

かくいう私も、今週の中日は、大阪に行って、商談、面談、リサーチです。大阪見物など、する暇もなく、びっちりの日程でしょう。地理音痴の自分。私を頼りに出向く韓国の会社を慮って、訪問ルート、ホテルどりの場所、面談スケジュールづくり、地図と首っぴきの、この数日。(苦笑)

公開しているブログには、思い切って書けないのがもどかしいですが、本当に沢山の韓国人が、日本の商品の買い付けに、日本を訪問しています。もちろん、日本の企業さまにしては、相手は、韓国だけでなく、全アジア、ロシア、etcでしょうから、日本の企業さまにコンタクトするのは、ひと苦労。担当者の出張、または多忙をかいくぐって、面談を取り付けなければいきません。

まさに、今、現在は、「隣は何をする人ぞ。」の時代が、益々、色濃い。インバウンドとか言っても、外国人を相手にしない人には、いったい、なんなのですか?といったような感じでしょう。私も、係累は、海外との遣り取りとは、全く関係がない人達なので、時折、不思議な感覚に襲われます。

話が、逸れてしまいまいましたが、ようは日本の少し後を面白い位,似かよって、韓国の消費性向は進んでいます。そして、人々の購買意欲は、相当に旺盛です。キーワードは、韓国もやはり高齢化で、高齢でも、働かなくてはならない人が増えていることです。日本と政治的に問題があっても、韓国では商売となれば、どんどん日本にいきます。それと、ひとつ、少なくない経験から、申せば、韓国の新興の会社にしても、日本の会社との取引で、※(個人商店のような会社も含めて)、私が扱ってきた範囲で、決済で問題をおこすようなところは、皆無だったということ。

私が長らく仕事をご一緒させて頂いている、韓国の会社は、中・小のオーナー企業です。いろいろトラブルに大変だと思う事例もみてきて、その社長さん達が、自分にどう考えても瑕疵がない重大なトラブルでも、激昂しないケースをみていて、その時、思わず理由を聞いたら、「喧嘩してしまったら、取引できなくなるからね。」短気な私には、身につまされる言葉でした。

財閥も大きく、横柄というイメージもあるかと思われる韓国の会社ですが、新しい時代の胎動で、中小の会社のオーナー経営者の挑戦もはじまっており、おなじような日本の企業さま(規模は、大抵、日本の企業さまがひと回り、いやふた回り大きいですが)と、ながらく取引して、いろいろな問題はありながらも、この時代に生き残りをかけて、今日も走り廻っているのを、眼前でみてきて、こっちもオーバー・サービス(泣き笑い)。でも、そういうラインが、ここそこと育っていけば、楽ではないけれど、生き残り、業務を通じても、お互い、行き来きすることで、チョッとした張りにもつながる・・かと。

韓国、国は大きくないですが、それでもかなりの数の人達がいます。そしてここでも、いろいろな意味で、日本の商品力や丁寧さは、いまこそ求められている。あやかりたいです^^。

秋の風情が、幸運を招く?釜山の秋シーズン到来!!

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日本では、台風が猛威をふるい、沢山の方が被害を被られ、普段夏季に上陸することは稀な北海道に、4度までも上陸し、かつて、飛び廻っていた道東、富良野、帯広等のエリアを濁流が押し寄せるのを、TVで見ていると、本当に日本は、自然との遣り取りのなかで、生活を培ってきたところなのを、あらためて想い起こしました。

それにしても、釜山も本当に、猛暑の夏でした。釜山は、海の街ですから、暑い夏こそ歓迎・・といいたかったところですが、さすがに暑いなかの旅程は、熱中症対策を意識せずには、いられませんでした。

その中でも、一番暑い日に来られて、ちょっとユニークなご利用をして頂いたのは、20代後半の、関西のお若い7人組みのグループ方々で、初・釜山ということで、釜山界隈をお連れしたのですが、「ここ、暑いですね。」と、ふうふう言われていたので、「関西のほうが、37度越えでお暑いでしょう。」といいながら、皆さんの服装をみていたら、長ズボンや、長袖のシャツを着ておられる方もいる。「服、厚くないですか。」というと、会社の同僚の皆さんで、カジノで腕試ししようと釜山に乗り込んだとのこと。ドレスコードを気にされて、着て来られたそうです。

「釜山のカジノは、半袖・半ズボン、ぜんぜんOKですよ。」というと、「そうなんだ~。」と、後から、現地調達で、皆さん、半袖・半ズボン、買い求められ、地下鉄の乗り方、ホテルへの戻り方をレクチャー差し上げると、武者ぶるいされて、カジノに乗り込まれていかれました。

幹事の方が、初めての街なので、こういう旅になれていないメンバーもいるので、トラブルを回避するために、ガイドをつけたと、言っておられました。皆さん、お若くて、旅の目的も含めて、「若いというのは、いいな。」と思ったのですが、そういう用途で、きちんと私どものようなサービスを活用されているのは、しっかりされているなと、感心いたしました。釜山は、危険なまちでは、ありませんが、そこは、顔を似ていても、異文化。小さな配慮が、観光のみならず、ビジネスでも、大過を避けるということを、業務で何度も経験して、参りました。

今日は、いつも荒天でも、その方の飛行機は、順延や欠航しないというジンクスを持たれていた、大阪のオーナー経営者の方が、さすがに昨日は順延にあい、予定変更で、工場廻り。秋夕・気分もすっかり抜けて、観光にしても、仕事にしても、とても動きまわりやすい季節。それにしても、やはり、海の波と海風は、いいですね^^。

あ、それと、この秋シーズンの気候のよさを、ビジネスユース、観光でも、大いに役立てて頂たいと、シーズンの特別価格を設定いたしました、ご参考にして、なさってください。観光・ビジネスサポートHP